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神様の色
アイルファル国に入ってから、目当ての相手であるアルフェイ様に出会えるなんて、ツイているなんて思っていたが、国王様のイモータルへの信頼度というか、傀儡化しているのを聞いてゲンナリした。僕の行動や言葉一つでシフォンの首まで飛ぶかもしれないのだ。怖すぎるよ! 子供なんだから、手加減してほしいものだ。そう思っていると、乗っている馬車がアイルファル国の城に着いたようだ。馬の鳴き声と、ガタンと馬車が停まる音がした。
「アルフェイ様、いろんな情報ありがとうございます」
「アルフォン様とシフォン様もどうぞ、お気をつけてください」
「はい、アルは俺がしっかり守りますから大丈夫です!」
「婚約者が一番など、素晴らしいですね」
アルフェイ様はそう言って、笑顔で馬車から降り、僕とシフォンも続けて馬車を降りた。その後に護衛の人達が降りてくる。城は真っ白と言っていい色をしている。真っ白だけど綺麗すぎてなんだか違和感を感じる。この国では白は神の象徴とされている。白いという色は、汚れをしらない事を指す。そして、それは汚れを知らない赤ん坊が神の使いとされ、5歳まで大事に育てられ、6歳から義務教育を受けていくが、そこで少しでも法律に背くと処罰される。殺されはしないが、汚れているとレッテルを貼られると将来は潰される。それを決めるのは王族だった。この国は何処までも、民ではなく、王族の国なのだ。
「それでは、俺はこれで失礼します」
アルフェイ様が頭を軽く下げた。
「また、話ができる機会があったら、宜しくお願いします!」
僕も頭を下げる、シフォンもだ。
「あぁ、宜しくな」
僕は笑顔でアルフェイ様を見送った。
シフォンは面白くなさそうな顔をしている。
「どうしたんだよ、シフォン?」
「浮気されて喜ぶ男はいないんだが」
「浮気! 誰が!」
「アルの心が浮気した!」
「そんなの、無理だろうが! 感謝位させてくれよ!」
「ふん! 今回は見逃すよ」
「はぁー」
「あの、宜しいでしょうか?」
僕とシフォンは驚きながら後ろを振りかった。
「ようこそ、アイルファル国へ。私は第三王子のイグナルと申します。お見知りおきを」
「あぁ、宜しく」
「案内役かな、ありがとう」
僕もシフォンも人の気配には敏感な方だが、このイグナルからは気配がしなかった。
だから思ったのだ。この国で気を緩めたら、首がスグに飛ぶと。敵か味方か分からない国の中で人の気配が分からないのは死に直結するだろう。イグナルの黒い笑みが怖い。
「はい、どうぞ、こちらへ。父上がお待ちしています」
「あぁ、ありがとう」
「え?」
シフォンがイグナルに返事をすると、左手を僕に差し出してきた。
「エスコートさせてくれ」
「あぁ、ありがとう」
「うん」
僕が不安だと気づいて、気にかけてくれたのだろう。
シフォンがモテるのが分かる。
「お二人とも仲が良いのですね」
優しく笑うイグナルだが、やはりその笑みが胡散臭いのだ。
「では、どうぞこちらへ」
イグナルは手を城の入り口に向け、メイドが二人、頭を下げながら両方の扉を開けて待っていた。僕とシフォンはイグナルの背を追って歩く。様々な絵画が飾られている廊下だった。
そのまま真っ直ぐ青い絨毯を踏みながら歩く。すると、大きな黄金の扉が目の前に見えてくる。多分、あの部屋の中に王様がいる。そして、イモータルも。
覚悟と気合をいれてその扉に向かっている。
手を繋いでいる手に力が入ると、シフォンが優しくまた握り返してくれる。
この手があれば、いやシフォンがいれば!
僕はやれる!
さぁ、イモータル勝負だ!
「アルフェイ様、いろんな情報ありがとうございます」
「アルフォン様とシフォン様もどうぞ、お気をつけてください」
「はい、アルは俺がしっかり守りますから大丈夫です!」
「婚約者が一番など、素晴らしいですね」
アルフェイ様はそう言って、笑顔で馬車から降り、僕とシフォンも続けて馬車を降りた。その後に護衛の人達が降りてくる。城は真っ白と言っていい色をしている。真っ白だけど綺麗すぎてなんだか違和感を感じる。この国では白は神の象徴とされている。白いという色は、汚れをしらない事を指す。そして、それは汚れを知らない赤ん坊が神の使いとされ、5歳まで大事に育てられ、6歳から義務教育を受けていくが、そこで少しでも法律に背くと処罰される。殺されはしないが、汚れているとレッテルを貼られると将来は潰される。それを決めるのは王族だった。この国は何処までも、民ではなく、王族の国なのだ。
「それでは、俺はこれで失礼します」
アルフェイ様が頭を軽く下げた。
「また、話ができる機会があったら、宜しくお願いします!」
僕も頭を下げる、シフォンもだ。
「あぁ、宜しくな」
僕は笑顔でアルフェイ様を見送った。
シフォンは面白くなさそうな顔をしている。
「どうしたんだよ、シフォン?」
「浮気されて喜ぶ男はいないんだが」
「浮気! 誰が!」
「アルの心が浮気した!」
「そんなの、無理だろうが! 感謝位させてくれよ!」
「ふん! 今回は見逃すよ」
「はぁー」
「あの、宜しいでしょうか?」
僕とシフォンは驚きながら後ろを振りかった。
「ようこそ、アイルファル国へ。私は第三王子のイグナルと申します。お見知りおきを」
「あぁ、宜しく」
「案内役かな、ありがとう」
僕もシフォンも人の気配には敏感な方だが、このイグナルからは気配がしなかった。
だから思ったのだ。この国で気を緩めたら、首がスグに飛ぶと。敵か味方か分からない国の中で人の気配が分からないのは死に直結するだろう。イグナルの黒い笑みが怖い。
「はい、どうぞ、こちらへ。父上がお待ちしています」
「あぁ、ありがとう」
「え?」
シフォンがイグナルに返事をすると、左手を僕に差し出してきた。
「エスコートさせてくれ」
「あぁ、ありがとう」
「うん」
僕が不安だと気づいて、気にかけてくれたのだろう。
シフォンがモテるのが分かる。
「お二人とも仲が良いのですね」
優しく笑うイグナルだが、やはりその笑みが胡散臭いのだ。
「では、どうぞこちらへ」
イグナルは手を城の入り口に向け、メイドが二人、頭を下げながら両方の扉を開けて待っていた。僕とシフォンはイグナルの背を追って歩く。様々な絵画が飾られている廊下だった。
そのまま真っ直ぐ青い絨毯を踏みながら歩く。すると、大きな黄金の扉が目の前に見えてくる。多分、あの部屋の中に王様がいる。そして、イモータルも。
覚悟と気合をいれてその扉に向かっている。
手を繋いでいる手に力が入ると、シフォンが優しくまた握り返してくれる。
この手があれば、いやシフォンがいれば!
僕はやれる!
さぁ、イモータル勝負だ!
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