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イモータルの欲望
「まだ、みつからないのですか?」
俺はイライラを表面に出していた。仮面で顔は見えないが声で態度で伝わっているだろう。情報を報告しに来た部下の女性はビクリと肩を揺らし、顔を青くする。その様子も俺はイライラした。
「申し訳ございません、まだ指名手配した姫様と他国の王子とその婚約者は捕まえられていません」
俺はその言葉に更にイライラしていた。俺が指示しないと動けない部下ばかりで本当に使えない。
「森の中を探したら、夜に焚火をしていた形跡はありましたが、それだけで。誰かが匿っているんでしょうか?」
それを俺が知りたいんだ。
「はぁー、いい。また新しい情報が入ったら連絡してくれ」
「はっ!」
部下の一人がそう言って俺に頭を下げて俺の部屋から出て行った。
今日も俺の占いを求めて、他の国との同盟が進んでいる。
まずは、地盤を固めてからだ。
アルフォン・ガゼン、アイツの瞳をみて思った。俺と同類だと。
自分の願いを叶えるためなら悪魔にだって魂を売るだろうという所や、敵だと思ったら死んだらマシだと思わせる気満々な所や、大事な者を傷つけたら地獄を見せる所が。
だが、一つだけ盲点だったのは最後の一つが対称的だったからだ。
俺と彼は大事にすると守ろうとする。だがそこに差があった。
彼、アルフォンは守りながら心も救うそんな姿は神の御使いの天使の様だ。
そして、俺は守りながらも心を俺に依存させて逃がさないようにする、クスリや弱み使って、落とすその姿は悪魔だと言ってもいい。
さて、地下では溺れ死んでいると思って時間がたって地下に見に行くと、水はたっぷりと入っていたが、死体がなかった。
「おい、此処にあった死体を誰が処理した?」
部下の一人に聞くが、部下も不思議そうに話してきた。
「誰も水に浮かんでいませんでした。逃げられるわけがないはずですが」
「誰も死体を見ていない? 俺に嘘ついたら地獄見るけど、誓える?」
ここの管理をしていた部下達に、俺はそう聞くと見な頭を上下させた。
「あー、そんなに怒っちゃったら委縮しちゃうじゃん、あ、仕事終わったよ、ただいま!」
力が抜けそうな聞きなれた声。赤い髪が腰まであり、服はメイド風にかため、小顔で整った顔をした女性だ。
アリーナ・グリスは火属性の天才と言われている。攻撃力では世界で5本の指に入るだろう。俺の軍隊の幹部で若いながらもなかなか出来る奴だ。
さて、なんで此処にいるんだ?
他の仕事を複数割り振ったはずだが。こんなに早く終わるのか?
「早かったな、いつもならのんびり温泉浸かっているのに」
俺が笑顔で言うと、アリーナは悪だくみをしている顔をしてきた。
「だって、面白そうなんだもん」
「地獄耳だな」
「情報は大事だよ~、イモータルのために私がそいつらを削除しようか?」
俺はふと思った。
リジュ姫よりも魅力的なのはシフォン王子の婚約者のアルフォンだ。
諦めの悪さに、勝負運もあり、闘気のある瞳は目を放せなかった。
何より、逆境からの思考回転は目を見張るものがある。
先ほどのカードゲームがいい例だ。
俺のものにしたら面白そうだな。
「イモータルは最後のラスボスになってズッシリと椅子に座って待っていな。私がアルフォン君を連れてきてあげるよ。欲しんでしょう?」
確かにアリーナの言う通り、俺はアルフォンが欲しい。
シフォン王子にだけ暗示をかけたのは幻滅されて、別れたらと狙っていたが上手く行かなかった。
―――――ピリリリリッ!
電話が鳴った、俺はその電話に出る。俺は口元の笑みを隠せない程舞い上がった。
今の電話では、アルフォン達は逃げていたら盗賊に捕まれ、闇オークションに出品されるという情報だった。
天は俺に味方したと思った。
あぁ、早く俺まで落ちて来てくれ、アルフォン・ガゼン。
この欲望をどうか、受け止めてくれ。
俺はイライラを表面に出していた。仮面で顔は見えないが声で態度で伝わっているだろう。情報を報告しに来た部下の女性はビクリと肩を揺らし、顔を青くする。その様子も俺はイライラした。
「申し訳ございません、まだ指名手配した姫様と他国の王子とその婚約者は捕まえられていません」
俺はその言葉に更にイライラしていた。俺が指示しないと動けない部下ばかりで本当に使えない。
「森の中を探したら、夜に焚火をしていた形跡はありましたが、それだけで。誰かが匿っているんでしょうか?」
それを俺が知りたいんだ。
「はぁー、いい。また新しい情報が入ったら連絡してくれ」
「はっ!」
部下の一人がそう言って俺に頭を下げて俺の部屋から出て行った。
今日も俺の占いを求めて、他の国との同盟が進んでいる。
まずは、地盤を固めてからだ。
アルフォン・ガゼン、アイツの瞳をみて思った。俺と同類だと。
自分の願いを叶えるためなら悪魔にだって魂を売るだろうという所や、敵だと思ったら死んだらマシだと思わせる気満々な所や、大事な者を傷つけたら地獄を見せる所が。
だが、一つだけ盲点だったのは最後の一つが対称的だったからだ。
俺と彼は大事にすると守ろうとする。だがそこに差があった。
彼、アルフォンは守りながら心も救うそんな姿は神の御使いの天使の様だ。
そして、俺は守りながらも心を俺に依存させて逃がさないようにする、クスリや弱み使って、落とすその姿は悪魔だと言ってもいい。
さて、地下では溺れ死んでいると思って時間がたって地下に見に行くと、水はたっぷりと入っていたが、死体がなかった。
「おい、此処にあった死体を誰が処理した?」
部下の一人に聞くが、部下も不思議そうに話してきた。
「誰も水に浮かんでいませんでした。逃げられるわけがないはずですが」
「誰も死体を見ていない? 俺に嘘ついたら地獄見るけど、誓える?」
ここの管理をしていた部下達に、俺はそう聞くと見な頭を上下させた。
「あー、そんなに怒っちゃったら委縮しちゃうじゃん、あ、仕事終わったよ、ただいま!」
力が抜けそうな聞きなれた声。赤い髪が腰まであり、服はメイド風にかため、小顔で整った顔をした女性だ。
アリーナ・グリスは火属性の天才と言われている。攻撃力では世界で5本の指に入るだろう。俺の軍隊の幹部で若いながらもなかなか出来る奴だ。
さて、なんで此処にいるんだ?
他の仕事を複数割り振ったはずだが。こんなに早く終わるのか?
「早かったな、いつもならのんびり温泉浸かっているのに」
俺が笑顔で言うと、アリーナは悪だくみをしている顔をしてきた。
「だって、面白そうなんだもん」
「地獄耳だな」
「情報は大事だよ~、イモータルのために私がそいつらを削除しようか?」
俺はふと思った。
リジュ姫よりも魅力的なのはシフォン王子の婚約者のアルフォンだ。
諦めの悪さに、勝負運もあり、闘気のある瞳は目を放せなかった。
何より、逆境からの思考回転は目を見張るものがある。
先ほどのカードゲームがいい例だ。
俺のものにしたら面白そうだな。
「イモータルは最後のラスボスになってズッシリと椅子に座って待っていな。私がアルフォン君を連れてきてあげるよ。欲しんでしょう?」
確かにアリーナの言う通り、俺はアルフォンが欲しい。
シフォン王子にだけ暗示をかけたのは幻滅されて、別れたらと狙っていたが上手く行かなかった。
―――――ピリリリリッ!
電話が鳴った、俺はその電話に出る。俺は口元の笑みを隠せない程舞い上がった。
今の電話では、アルフォン達は逃げていたら盗賊に捕まれ、闇オークションに出品されるという情報だった。
天は俺に味方したと思った。
あぁ、早く俺まで落ちて来てくれ、アルフォン・ガゼン。
この欲望をどうか、受け止めてくれ。
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