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回想4 ~僕と先輩と自己紹介~
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すっかり京子さんは、先輩だと思い込んでいた。
「京子さん、一年生だったんですか?」
思わず尋ねた。
「そうだが。
ん?同級生だと言ってなかったか?」
言ってないですよ。
もう既に、敬語を使っている相手に今更タメ口は使いづらい。
「こちらの京子ちゃんが、先輩達が不在の間、私達が右往左往してた所に入部してくれて、提出期限ある書類とか手伝ってくれたんです。
ほんとにありがとねー。」
二年生が京子さんを褒めちぎる。
「いえいえ、先輩方、こちらこそすみません。
入って数日の一年が出しゃばってしまって。」
話をまとめると、この部活は
・三年生2人 (部長と副部長)
・二年生5人
・一年生3人
・部長と副部長は昨日まで交換留学で不在
・長がいないので困っていた二年生の所へ新入部員達が登場
というような状況だったらしい。
二年生の先輩方はどの方も優しいそうだが、気が弱そうだ。
話を聞いている限りだと、お互いに譲り合って、話が進まなかったらしい。
納得したが、すっかり溶け込んでいる京子さんに驚きだ。
自己紹介の後、文化祭の話し合いにそのまま突入した。
文化祭には一人一点以上出品する必要があるとの事だった。
明日から構想を練り始めよう。
その日も部活は結構楽しくて、居心地が良くて、ようやくくつろげる場所を見つけたような気がした。
家に帰ると、珍しく母さんが僕より先に帰っていた。
久し振りに話をしよう。
部活の話を聞いてもらおう。
僕が口を開く前に、母さんが話し出した。
「お父さんの就職決まったのよ。
取り敢えず知り合いの絵画教室に週三で行くことになったわ。」
母さんは、嬉しそうに言った。
それは僕としても、ありがたい話だ。
父さんは、一応芸大を出ている。
気難しい性格ではあるが、好きな絵の仕事が出来る方がきっと前の仕事よりも向いているだろう。
この頃は、全てが好転に向かっていた。
「京子さん、一年生だったんですか?」
思わず尋ねた。
「そうだが。
ん?同級生だと言ってなかったか?」
言ってないですよ。
もう既に、敬語を使っている相手に今更タメ口は使いづらい。
「こちらの京子ちゃんが、先輩達が不在の間、私達が右往左往してた所に入部してくれて、提出期限ある書類とか手伝ってくれたんです。
ほんとにありがとねー。」
二年生が京子さんを褒めちぎる。
「いえいえ、先輩方、こちらこそすみません。
入って数日の一年が出しゃばってしまって。」
話をまとめると、この部活は
・三年生2人 (部長と副部長)
・二年生5人
・一年生3人
・部長と副部長は昨日まで交換留学で不在
・長がいないので困っていた二年生の所へ新入部員達が登場
というような状況だったらしい。
二年生の先輩方はどの方も優しいそうだが、気が弱そうだ。
話を聞いている限りだと、お互いに譲り合って、話が進まなかったらしい。
納得したが、すっかり溶け込んでいる京子さんに驚きだ。
自己紹介の後、文化祭の話し合いにそのまま突入した。
文化祭には一人一点以上出品する必要があるとの事だった。
明日から構想を練り始めよう。
その日も部活は結構楽しくて、居心地が良くて、ようやくくつろげる場所を見つけたような気がした。
家に帰ると、珍しく母さんが僕より先に帰っていた。
久し振りに話をしよう。
部活の話を聞いてもらおう。
僕が口を開く前に、母さんが話し出した。
「お父さんの就職決まったのよ。
取り敢えず知り合いの絵画教室に週三で行くことになったわ。」
母さんは、嬉しそうに言った。
それは僕としても、ありがたい話だ。
父さんは、一応芸大を出ている。
気難しい性格ではあるが、好きな絵の仕事が出来る方がきっと前の仕事よりも向いているだろう。
この頃は、全てが好転に向かっていた。
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