1 / 3
序章
しおりを挟む
目を開くと、そこは、物語に出てくるような太陽のオレンジ色が広がる場所。何も無いのに、何故か安心してしまう場所。
最近、何度も同じ夢を見ている。
温かくて、いつの間にかオレンジ色の空間の中にいて、丸まっている。その時だけは、なんだか泳いでいるような、プカプカと浮かんでいるような、不思議な気持ち。
背中には、誰かの背中がくっついているような感触と、そこから伝わる温かさ。
会ったことは無いのに、何故か懐かしく感じて、毎回涙が出そうになる。胸が締め付けられて、淋しいような気持ちになる。
貴方は誰なの? どうして、こんなにも懐かしく感じてしまうの?
知りたいのに、一言も答えてくれない。
なのに、決まって貴方は、最後にいつもこう言って消えてしまう。私だけを置いて。
『道を開く鍵は、君の胸の中にあるよ』
貴方は笑顔で答えるけど、いつも顔だけが滲んでいて、よく見えない────。
最近、何度も同じ夢を見ている。
温かくて、いつの間にかオレンジ色の空間の中にいて、丸まっている。その時だけは、なんだか泳いでいるような、プカプカと浮かんでいるような、不思議な気持ち。
背中には、誰かの背中がくっついているような感触と、そこから伝わる温かさ。
会ったことは無いのに、何故か懐かしく感じて、毎回涙が出そうになる。胸が締め付けられて、淋しいような気持ちになる。
貴方は誰なの? どうして、こんなにも懐かしく感じてしまうの?
知りたいのに、一言も答えてくれない。
なのに、決まって貴方は、最後にいつもこう言って消えてしまう。私だけを置いて。
『道を開く鍵は、君の胸の中にあるよ』
貴方は笑顔で答えるけど、いつも顔だけが滲んでいて、よく見えない────。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
妻を蔑ろにしていた結果。
下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。
主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。
小説家になろう様でも投稿しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
「本当に僕の子供なのか検査して調べたい」子供と顔が似てないと責められ離婚と多額の慰謝料を請求された。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア伯爵令嬢は、公爵位を継いだ恋人で幼馴染のジャックと結婚して公爵夫人になった。何一つ不自由のない環境で誰もが羨むような生活をして、二人の子供に恵まれて幸福の絶頂期でもあった。
「長男は僕に似てるけど、次男の顔は全く似てないから病院で検査したい」
ある日、ジャックからそう言われてソフィアは、時間が止まったような気持ちで精神的な打撃を受けた。すぐに返す言葉が出てこなかった。この出来事がきっかけで仲睦まじい夫婦にひびが入り崩れ出していく。
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
逃した番は他国に嫁ぐ
基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」
婚約者との茶会。
和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。
獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。
だから、グリシアも頷いた。
「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」
グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。
こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる