異世界に来たんだから自分の欲望に忠実に生きる!

修ですが

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83話 連れ去られたエミリオ

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 さてと、新規獲得可能スキルの検証を始めようと脳内にスキルリストを浮かべ検証に入る。
 そして、
 直ぐに凄いスキルを見つけた。

 『経験値獲得10倍』
 『スキルポイント獲得10倍』

 両スキル共に習得ポイントは1000p

  経験値とスキルポイントが10倍になる事の魅力はゲームを遊ぶ者なら解るだろう、誰でも欲しがるスキルだ。
 今のレベルは50。上限が100なら旨味は少ないが上限が100とは限らない。
 それに早急に強くなる今の目的とも合致する。
 経験値以上に魅力的なのはスキル10倍の方だ。
 獲得スキルポイントに上限が有れば別だが無ければ無限に獲得出来る。
 つまり、時間さえ有れば全てのスキルの獲得が可能なのだ。
 このリストには載ってない隠しスキルがあるかは不明だが。

 2つのスキル習得に躊躇いは無かった。

 強力なスキルを獲得する事が出来たのでまた考える。
 ① レベル上げの観点から今の場所よりも強い魔物を探す。
 ② 経験値10倍があるのだから此処で現れる弱めの魔物でレベル上げ。
 ③ この土地を離れて出遭う魔物を全て倒す。

 ①について、王都から追って掛かる事を想定し早急に強くなる為にも強い魔物を倒していく必要がある。
 例え10倍のスキルがあったとしても俺のレベルは既に高くなっている。次のレベルに必要な経験値はレベル1から2に上がる時のような少額ではない。雑魚モンスターでは時間が掛かる。
 難点は強力な魔物が何処にいるかだ。この世界の常識が欠落している俺では探すのに時間が掛かる。街などで情報を仕入れる事も出来ない。 ゴブオ達に聞くか、知ってれば良いが。

 ② この場所で安全にレベル上げが良さそうに思える。俺には『気配察知』のスキルがあるので奇襲は受けないで済む。
 脅威を覚える魔物がいないのでレベルは兎も角スキルポイントは充分入手出来るだろう。
 難点は街からそれ程離れていない事だ。
 追っては必ず掛かると思う、上位冒険者か上級騎士辺りだと思う。
 しかし、王都の認識が魔族の手先ならもっと強力な追っ手がやって来る事があるのではないか?
 例えば勇者。勇者パーティーの存在だ。
 この世界の常識がない俺には勇者の有無は解らないが居るのではないか?
 勇者が居るなら魔王も居るのか?魔族の軍勢を虐殺したのは俺だ。
 皆殺し根絶やしには出来なかった。
 生き残りが報告したらどうなる?
 俺は勇者と魔王両方から狙われる存在になるのか。

 「②は無いな、ここは離れよう」

 ③ やはり是しかないか。街からも魔族殺害現場からも離れて移動しよう。
 難点は情報が足りてない事だ。
 先ずはゴブオ達のいる小屋を目指しゴブオ達から情報を仕入れよう。

 焼けた森はまだ続いていたが一旦離れて川で顔を洗い川沿いを歩き出した。

 川沿いを歩いていたら帽子を見つけた。

 「帽子……?」
 その帽子は昨晩拾った帽子だった。
 暗くて解らなかったが高そうな物だ。

 俺は帽子を手に持ったまま考える、何かが引っ掛かる。
 その引っ掛かりが唐突に思い出した。

 「あっ!エミリオ!」
 思い出した、エミリオの事を。

 ヤバイやばいとエミリオの元へ走り出した。
 小屋に辿り着くが『気配察知』には反応がない。
 もし、襲われて死んでいたら反応は出ない。恐る恐る小屋の中を見て回る。

 小屋は荒らされていた。
 エミリオの服は床に落ちており真っ赤なビキニアーマーも転がっていた。

 これは、多分間違いない。

 「オナニーに夢中になり過ぎて……」

 オナニーの最中に襲われたか、オナニーでイッタあと襲われたのか。

 小屋に居ないのだから連れ去られたのは間違いない。
 「ビキニアーマー外したのか」

 着けたままじゃヤリ辛いからな。

 ベッドにはエミリオ愛用のすりこ木が残されており僅かに浸めっていた。

 「エミリオの形見」
 俺はすりこ木をマジックバックに仕舞い小屋を出た。
 エミリオから言われた言葉がまだ影響しているのか喪失感はない。
 
 「ま、いっか」
 
 

 ゴブオ達の元へむかった。
 
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