マウンティングがウザイ妹に婚約者を寝取られて婚約破棄された!婚約者もマウンティングがウザかったから、お似合いカップルですね。

ねお

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最終話 落ち武者ヘアの老婆ルック令嬢、発見される。そしてその後。

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 2人が山で遭難してから数日後。

 天候が回復した雪で覆われたヌーミル山を、地元の村人達が散策していた。
 彼らは善良だった。
 数日前にあれほど自分達を罵った貴族の若者達を心配したのだ。

 2人はあれから、村に姿を見せていない。状況から見て遭難したに違いない。

 そう思った彼らは、天候が回復してから捜索したのだ。


 そして、その結果、女性のほうの貴族を奇跡的に救助することができたのである。

「この服装は、あんの貴族の娘っ子だぁ」
「ありゃああ、よくあの吹雪の中で助かったべなぁ」
「んだども、顔が別人のようになってんべ。よっぽど怖い思いすたんだろうなぁ」

 彼らは、ガクガクと震えるジュリーを村へと連れ帰った。

 彼女はまるで別人のように変貌していた。

 美女と形容される彼女の見た目は、今や亡者のようだった。
 プラチナプロンドの艶やかな髪はすっかりとカサカサの白髪になってしまい、しかも、頭頂部の大部分は抜け落ちてしまった。ハゲ散らかされた彼女の頭は、まるで落ち武者のようだった。
 そして、ハリのある肌も今やすっかりひび割れ、皺だらけになってしまった。

 その姿は、彼女の祖母よりも年齢が高く見えるほど老婆然としていた。

 総合的に彼女の姿を評すると、落ち武者ヘアの老婆ルック、というのがピンときた。

 彼女はこの数日の恐怖体験により、精神的にもすっかり衰えてしまったが、献身的に世話をした村人によって彼女が王都で暮らすマチュー子爵家の令嬢、ジュリーであることが判明した。

 そして、その知らせが、いつまで経っても娘が帰ってこず、慌てふためくマチュー子爵へと届くのだった。











 あれから、1年が過ぎました。

 変わり果てた姿で帰ってきた妹は、すっかり別人のようになってしまい、今は修道院で暮らしています。恐らく、心が壊れてしまったので、もう長くは生きられないでしょう。せめて最後だけは心安らかに過ごしてほしいです。

 また、妹の話で、ローラン様が遭難したことを知った伯爵家ですが、ローラン様のバカさ加減に呆れ果てて、勘当してしまったようです。

 一応、雪が解けた春に、ヌーミル山を捜索したところ、彼の遺体をそこで発見したそうです。そして、それを人知れず火葬したのだと聞きました。
 私を捨てた元婚約者のこととはいえ、私も何とも言えない気分になりました。


 しかし、私も前を向かなければいけません。


 今は私は、子爵令息とお付き合いをさせていただいています。彼はとても優しく、私や周りの方々を思いやってくれる、とても良いお人柄です。
 私は悲惨な末路をたどってしまった2人の分まで、しっかり幸せに生きるつもりです。


 そして、将来、私に子供ができたらこう言い聞かせるつもりです。


「人を見下すのではなく、人を思いやれる人になりましょう」と。
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みんなの感想(2件)

オラトリオ
2020.12.29 オラトリオ

最終話、天候を転校と間違えてます。

2020.12.29 ねお

ご指摘ありがとうございます!
直しました♪

解除
さえりんこ
2020.12.29 さえりんこ

般若ジェリーかっこいい😂 この彼女だったら友達になりたいのにもったいない!

2020.12.29 ねお

感想ありがとうございます!
般若状態だったら彼女も好かれていたかもしれませんね♪

解除

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