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恋愛至上主義の異世界でJKがハッピーエンド!イケメンに婚約破棄されたのに溺愛!・・・一方、現代では悪役令嬢がすれ違い学園生活を送るのだった。
・・・知らない天井だ。
天井っていうか、なにこれ?天蓋?
気づいたら、私はすごく豪華なベッドに寝ていた。
「もしかして、私の願い・・・届いた?・・・痛っ!」
その時、私は激しい頭痛に襲われた。
私は山田ハナコ。
学校でイジメられてるJK。
高校に入学してまだ3か月なんだけど、気が弱くて周りに誰も知り合いがいない状況だったから、誰とも仲良くなれなかった。
気が付いたら、クラスでイジメの標的に・・・。
もうヤダ。こんな生活、耐えられないよ・・・。
だから私は引きこもった。
たしか、引きこもって2週間だったはずだ。
もうあまりにも病んでたから、ベッドでこう願ったんだ。
「異世界に転移させてください!悪役令嬢でもいいです!」って。
私は頭痛から解放された。
そして、全てを知った。
どうやら私は、本当に異世界に転移してしまったみたい。
でも、普通の転移じゃない。入れ替わりだ。
私が入れ替わったのは「エリザベス・レイジョー」という名の伯爵令嬢だ。
私と同じ、15歳。
どうやら、エリザベスの方は現代の私と入れ替わってるみたい。
でも、精神の入れ替わりじゃない。
身体毎入れ替わってるの。
鏡を見てみたんだけど、その姿は黒目黒髪の山田ハナコのままだった。
私の頭の中に流れ込んできたエリザベスの記憶では、エリザベスは緑目金髪縦ロールのお嬢様。
しかもすっごく美人なの!女の私が羨むくらい・・・。
で、身体毎入れ替わってるんだけど、どうやら立場はレイジョー家の娘と認識されてるみたいなの。
私はこの世界では「ハナコ・レイジョー」という伯爵令嬢。
メイドさんからハナコお嬢様って呼ばれた時にはびっくりしちゃった!
その後も、食事の時にレイジョー伯爵さんや伯爵夫人さんからも娘っていう扱いをされたから間違いないはず。
とりあえず、私はこの世界で生きて行かなきゃいけないんだ・・・!
そう思ったのね。
だけど、一つ問題があったの。
エリザベスがね、この国の王子様と婚約してたのよ。
名前はジョアン様。
エリザベスの記憶だとすっごいイケメンなの!
でもね、どうやらエリザベスが2週間前に、ジョアン様に婚約破棄されちゃったみたいなのね。
美男美女でお似合いだと思うんだけど、ジョアン様はエリザベスの高飛車な態度が気に食わなかったみたい。
どうもエリザベスは、貴族の子達が通ってる学園で我儘に振舞ってたらしいの。
それで我慢の限界がきちゃったみたいね。
当然、王子と伯爵令嬢の婚約破棄で大騒ぎ!
さすがのエリザベスも凹んじゃったみたい。
たぶんそれで、何かの拍子で私達が入れ替わっちゃったのかもね。
で、このままだと、伯爵家も色々立場がマズイみたいなの。
だから、私がジョアン様に謝りに行くことにしたのね。
私がこの世界で生きていくためには、必要なことだもん。
怖いけど、私、頑張る・・・!
*
・・・見知らぬ天井ね。あら?天蓋がないわ?
ずいぶん簡単なベッドだこと。
・・・はっ!
「もしかして、わたくしの願い・・・届いたのかしら?・・・痛っ!」
その時、わたくしは激しい頭痛に襲われましたの。
庶民の皆様、ごきげんよう。
わたくしはエリザベス・レイジョー。
伯爵令嬢ですのよ。おーほっほっほ!
・・・でもねわたくし、お慕いしていたジョアン様から婚約破棄を言い渡されてしまいましたの。
わたくしは伯爵令嬢という高貴な身分ですから、それに相応しい振舞いをしていただけですのに・・・。
それが、ジョアン様のお気に召さなかったみたいなの・・・。
もうね、ショックですのよショック!
あまりのショックにわたくしは枕を濡らしたわ。
枕、ビショビショになりましたのよ。毎日。
メイドに毎日枕を替えてもらいましたわ。
それでね、わたくし、こう望んでしまったの。
「もうわたくし、生きてゆけないわ・・・どこか遠くに行ってしまいたい」 と。
そしたらこうなったのよ。もうびっくりしてしまいましたわ。
先ほど激しい頭痛に襲われてしまったのだけれど、それで色々とわかりましたの。
どうやら、わたくしはこの世界の「山田ハナコ」という少女と入れ替わってしまったようなのですわ!
身体毎ね。
そして、どうやらわたくしは、この山田家の娘「山田エリザベス」としてハナコさんのお父様やお母さまに認識されているようなの。
もう、驚きよね。びっくら仰天してしまいましたわ。
でもね、わたくし、自分で言うのもなんだけど、かなり前向きな性格なのよ。
この世界で生きていく、そう決めたのですから。
そして、わたくし、とーーーっても負けず嫌いなの。
だからハナコさんが学校でイジメられていると知って、これはなんとかしなければ!そう思いましたのよ。
わたくしをイジめるなんてどれほど身の程知らずなのか、思い知らせてやりますわよ!
おーーほっほっほ! おーーーほっほっほ! おーーっ・・げほげほ!
*
「ハナコ・・・僕は君を、僕のものにしたい・・・」
わ、私、山田ハナ・・・いや、ハナコ・レイジョーは今、この国の王子であるジョアン様から情熱的な目を向けられている。
トゥンク
こ、こんなイケメンに情熱的な目を向けられちゃうなんて・・・どうしよう!
・・・私がお父様を通じて、ジョアン様に面会させてもらい、誠心誠意謝罪の言葉を口にした結果。
「ハナコ・・・君はそんなにもいじらしかったのかい?」
「まるで、私は幻を見ているかのようだよ・・・まるで今までとは、別人に感じるよ」
「ああ、ハナコ・・・君と婚約破棄をしてしまった、愚かな僕を許してほしい」
最初は険しかったジョアン様の表情と口調が徐々に変わっていった。
そして最後は、こんな調子で愛の告白までされてしまったの。
私、今顔真っ赤にしちゃってる。
心臓もバクバクいっちゃってるし。
は、恥ずかしいよぉ・・・。
「ああ、ハナコ。どうか僕に・・・返事を聞かせてはくれないか?」
「は・・・はい・・・♡」
*
「おーーほっほっほ。このお茶菓子はとっても美味しゅうございますわね!シホ様、褒めて差し上げますわよ!」
「エリザベスありがとー♪美味しゅうございますとかウケルwww」
「山田さんがこんなに面白い人だったなんて知らなかったよ!おーーほっほっほってw」
「エリったらこの前、2年のあの怖い先輩に啖呵切ってて超かっこよかった!高笑いがこんなに似合う人、他にいないよ!」
「あらいやだ、あなた見てらしたの?ちょっと軽いご挨拶をしただけですのよ!おーーーーほっほっほ!」
ざわざわ・・・がやがや・・・
わたくしはエリザベス・レイ・・・いえ、山田エリザベス。
今わたくしはクラスメート達に囲まれて楽しくおしゃべりしていますの。
あの日、わたくしは朝目が覚めてからそのまま学校に登校したんですのよ。
言ったでしょ?わたくし、負けず嫌いだって。
そんなわたくしが、クラスの庶民達にイジメられている現状なんて、許せるはずがないでしょう?
・・・まあ、今のわたくしの立場も庶民ですけどね。
それはそれ!これはこれよ!
登校したわたくしを見て、クラスメート達は驚いていたわ。
そして、ハナコさんをイジメていたクラスメート達がわたくしに近寄ってきたんですのよ。
「あ、山田さんおひさー♪ねぇねぇ、ごめんなんだけどー私今お小遣い少なくて―5千円貸してくんない?」
「あーあたしもー♪山田さんお小遣い持ってても使い道ないでしょ?あたしらが有効活用してあげるから一人5千円ずつお願いね♪」
「あなたたちに支払うお金など、1円たりともありませんわよ」
わたくしの言葉でその場の空気が変わりました。
たかってきた蠅どもが喚きだしましたのよ。
「あ!?オメーなめてんのかよ!いいから金だせよ!ブス!」
「ざけた口きいてんじゃねーぞ!てめー殺すぞ!」
それに対して、わたくしも少しばかり本気をお見せしたのよ。
「ブス・・・?殺す・・・・?」
トーンを下げて、わたくしはお二人のお顔の至近距離まで近づきましたの。
「あなた方は、言ってはならない言葉を言いましたわ」
「ブス?厠にたかる蠅風情が身の程を知りなさいな」
「殺す?あなたがわたくしを?御冗談を。そういう言葉を口にしていいのは覚悟がある者だけですのよ。わたくしと本気でやり合う覚悟がおありだと、受け取ってよろしいのかしら?」
わたくし、とびっきりの笑顔でお二人に言って差し上げましたの。
そうしたらお二人とも、びくびく震えて泣き出しちゃったんですのよ。
わたくし、笑ってしまいましたわ。
おーーほっほっほっほ!
・・・伊達に伯爵令嬢として、社交界や王宮の貴族社会を生きてきた訳じゃありませんのよ。
こんな小娘ども、それに比べたら屁みたいなものですわ。
あらやだ!わたくし屁だなんて口にしちゃって・・・
おーーほっほっほっほ!おーーーーほっほっほっほ!
その日を境に、わたくしを取り巻く環境は大きく変わりました。
わたくしに嫌がらせをしてくるような方もいなくなりましたし、他の方に嫌がらせをする方も、わたくしは徹底的にお灸をすえて差し上げたのよ。
その結果が今の状態ですのよ。
・・・なんだかちょっと笑いものにされているような気がしないでもないですが、きっと気のせいですわよね。
おーーーーほっほっほ!
・・・しかし、貴族学園でも同じように振舞っていたはずでしたのに、他の性悪貴族の令嬢達のせいで、ジョアン様に勘違いされてしまったのが残念ですわね。
ま!こうなったらジョアン様よりももっと、もーっといい男を掴まえてわたくしのものにしてみせますわよ!
なんたってわたくしは・・・山田エリザベスなんですからね!
おーーーーーーーーほっほっほっほっほ!
こうして異世界転移で入れ替わった二人は、それぞれの人生を歩み始めたのでした。
おしまい。
天井っていうか、なにこれ?天蓋?
気づいたら、私はすごく豪華なベッドに寝ていた。
「もしかして、私の願い・・・届いた?・・・痛っ!」
その時、私は激しい頭痛に襲われた。
私は山田ハナコ。
学校でイジメられてるJK。
高校に入学してまだ3か月なんだけど、気が弱くて周りに誰も知り合いがいない状況だったから、誰とも仲良くなれなかった。
気が付いたら、クラスでイジメの標的に・・・。
もうヤダ。こんな生活、耐えられないよ・・・。
だから私は引きこもった。
たしか、引きこもって2週間だったはずだ。
もうあまりにも病んでたから、ベッドでこう願ったんだ。
「異世界に転移させてください!悪役令嬢でもいいです!」って。
私は頭痛から解放された。
そして、全てを知った。
どうやら私は、本当に異世界に転移してしまったみたい。
でも、普通の転移じゃない。入れ替わりだ。
私が入れ替わったのは「エリザベス・レイジョー」という名の伯爵令嬢だ。
私と同じ、15歳。
どうやら、エリザベスの方は現代の私と入れ替わってるみたい。
でも、精神の入れ替わりじゃない。
身体毎入れ替わってるの。
鏡を見てみたんだけど、その姿は黒目黒髪の山田ハナコのままだった。
私の頭の中に流れ込んできたエリザベスの記憶では、エリザベスは緑目金髪縦ロールのお嬢様。
しかもすっごく美人なの!女の私が羨むくらい・・・。
で、身体毎入れ替わってるんだけど、どうやら立場はレイジョー家の娘と認識されてるみたいなの。
私はこの世界では「ハナコ・レイジョー」という伯爵令嬢。
メイドさんからハナコお嬢様って呼ばれた時にはびっくりしちゃった!
その後も、食事の時にレイジョー伯爵さんや伯爵夫人さんからも娘っていう扱いをされたから間違いないはず。
とりあえず、私はこの世界で生きて行かなきゃいけないんだ・・・!
そう思ったのね。
だけど、一つ問題があったの。
エリザベスがね、この国の王子様と婚約してたのよ。
名前はジョアン様。
エリザベスの記憶だとすっごいイケメンなの!
でもね、どうやらエリザベスが2週間前に、ジョアン様に婚約破棄されちゃったみたいなのね。
美男美女でお似合いだと思うんだけど、ジョアン様はエリザベスの高飛車な態度が気に食わなかったみたい。
どうもエリザベスは、貴族の子達が通ってる学園で我儘に振舞ってたらしいの。
それで我慢の限界がきちゃったみたいね。
当然、王子と伯爵令嬢の婚約破棄で大騒ぎ!
さすがのエリザベスも凹んじゃったみたい。
たぶんそれで、何かの拍子で私達が入れ替わっちゃったのかもね。
で、このままだと、伯爵家も色々立場がマズイみたいなの。
だから、私がジョアン様に謝りに行くことにしたのね。
私がこの世界で生きていくためには、必要なことだもん。
怖いけど、私、頑張る・・・!
*
・・・見知らぬ天井ね。あら?天蓋がないわ?
ずいぶん簡単なベッドだこと。
・・・はっ!
「もしかして、わたくしの願い・・・届いたのかしら?・・・痛っ!」
その時、わたくしは激しい頭痛に襲われましたの。
庶民の皆様、ごきげんよう。
わたくしはエリザベス・レイジョー。
伯爵令嬢ですのよ。おーほっほっほ!
・・・でもねわたくし、お慕いしていたジョアン様から婚約破棄を言い渡されてしまいましたの。
わたくしは伯爵令嬢という高貴な身分ですから、それに相応しい振舞いをしていただけですのに・・・。
それが、ジョアン様のお気に召さなかったみたいなの・・・。
もうね、ショックですのよショック!
あまりのショックにわたくしは枕を濡らしたわ。
枕、ビショビショになりましたのよ。毎日。
メイドに毎日枕を替えてもらいましたわ。
それでね、わたくし、こう望んでしまったの。
「もうわたくし、生きてゆけないわ・・・どこか遠くに行ってしまいたい」 と。
そしたらこうなったのよ。もうびっくりしてしまいましたわ。
先ほど激しい頭痛に襲われてしまったのだけれど、それで色々とわかりましたの。
どうやら、わたくしはこの世界の「山田ハナコ」という少女と入れ替わってしまったようなのですわ!
身体毎ね。
そして、どうやらわたくしは、この山田家の娘「山田エリザベス」としてハナコさんのお父様やお母さまに認識されているようなの。
もう、驚きよね。びっくら仰天してしまいましたわ。
でもね、わたくし、自分で言うのもなんだけど、かなり前向きな性格なのよ。
この世界で生きていく、そう決めたのですから。
そして、わたくし、とーーーっても負けず嫌いなの。
だからハナコさんが学校でイジメられていると知って、これはなんとかしなければ!そう思いましたのよ。
わたくしをイジめるなんてどれほど身の程知らずなのか、思い知らせてやりますわよ!
おーーほっほっほ! おーーーほっほっほ! おーーっ・・げほげほ!
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「ハナコ・・・僕は君を、僕のものにしたい・・・」
わ、私、山田ハナ・・・いや、ハナコ・レイジョーは今、この国の王子であるジョアン様から情熱的な目を向けられている。
トゥンク
こ、こんなイケメンに情熱的な目を向けられちゃうなんて・・・どうしよう!
・・・私がお父様を通じて、ジョアン様に面会させてもらい、誠心誠意謝罪の言葉を口にした結果。
「ハナコ・・・君はそんなにもいじらしかったのかい?」
「まるで、私は幻を見ているかのようだよ・・・まるで今までとは、別人に感じるよ」
「ああ、ハナコ・・・君と婚約破棄をしてしまった、愚かな僕を許してほしい」
最初は険しかったジョアン様の表情と口調が徐々に変わっていった。
そして最後は、こんな調子で愛の告白までされてしまったの。
私、今顔真っ赤にしちゃってる。
心臓もバクバクいっちゃってるし。
は、恥ずかしいよぉ・・・。
「ああ、ハナコ。どうか僕に・・・返事を聞かせてはくれないか?」
「は・・・はい・・・♡」
*
「おーーほっほっほ。このお茶菓子はとっても美味しゅうございますわね!シホ様、褒めて差し上げますわよ!」
「エリザベスありがとー♪美味しゅうございますとかウケルwww」
「山田さんがこんなに面白い人だったなんて知らなかったよ!おーーほっほっほってw」
「エリったらこの前、2年のあの怖い先輩に啖呵切ってて超かっこよかった!高笑いがこんなに似合う人、他にいないよ!」
「あらいやだ、あなた見てらしたの?ちょっと軽いご挨拶をしただけですのよ!おーーーーほっほっほ!」
ざわざわ・・・がやがや・・・
わたくしはエリザベス・レイ・・・いえ、山田エリザベス。
今わたくしはクラスメート達に囲まれて楽しくおしゃべりしていますの。
あの日、わたくしは朝目が覚めてからそのまま学校に登校したんですのよ。
言ったでしょ?わたくし、負けず嫌いだって。
そんなわたくしが、クラスの庶民達にイジメられている現状なんて、許せるはずがないでしょう?
・・・まあ、今のわたくしの立場も庶民ですけどね。
それはそれ!これはこれよ!
登校したわたくしを見て、クラスメート達は驚いていたわ。
そして、ハナコさんをイジメていたクラスメート達がわたくしに近寄ってきたんですのよ。
「あ、山田さんおひさー♪ねぇねぇ、ごめんなんだけどー私今お小遣い少なくて―5千円貸してくんない?」
「あーあたしもー♪山田さんお小遣い持ってても使い道ないでしょ?あたしらが有効活用してあげるから一人5千円ずつお願いね♪」
「あなたたちに支払うお金など、1円たりともありませんわよ」
わたくしの言葉でその場の空気が変わりました。
たかってきた蠅どもが喚きだしましたのよ。
「あ!?オメーなめてんのかよ!いいから金だせよ!ブス!」
「ざけた口きいてんじゃねーぞ!てめー殺すぞ!」
それに対して、わたくしも少しばかり本気をお見せしたのよ。
「ブス・・・?殺す・・・・?」
トーンを下げて、わたくしはお二人のお顔の至近距離まで近づきましたの。
「あなた方は、言ってはならない言葉を言いましたわ」
「ブス?厠にたかる蠅風情が身の程を知りなさいな」
「殺す?あなたがわたくしを?御冗談を。そういう言葉を口にしていいのは覚悟がある者だけですのよ。わたくしと本気でやり合う覚悟がおありだと、受け取ってよろしいのかしら?」
わたくし、とびっきりの笑顔でお二人に言って差し上げましたの。
そうしたらお二人とも、びくびく震えて泣き出しちゃったんですのよ。
わたくし、笑ってしまいましたわ。
おーーほっほっほっほ!
・・・伊達に伯爵令嬢として、社交界や王宮の貴族社会を生きてきた訳じゃありませんのよ。
こんな小娘ども、それに比べたら屁みたいなものですわ。
あらやだ!わたくし屁だなんて口にしちゃって・・・
おーーほっほっほっほ!おーーーーほっほっほっほ!
その日を境に、わたくしを取り巻く環境は大きく変わりました。
わたくしに嫌がらせをしてくるような方もいなくなりましたし、他の方に嫌がらせをする方も、わたくしは徹底的にお灸をすえて差し上げたのよ。
その結果が今の状態ですのよ。
・・・なんだかちょっと笑いものにされているような気がしないでもないですが、きっと気のせいですわよね。
おーーーーほっほっほ!
・・・しかし、貴族学園でも同じように振舞っていたはずでしたのに、他の性悪貴族の令嬢達のせいで、ジョアン様に勘違いされてしまったのが残念ですわね。
ま!こうなったらジョアン様よりももっと、もーっといい男を掴まえてわたくしのものにしてみせますわよ!
なんたってわたくしは・・・山田エリザベスなんですからね!
おーーーーーーーーほっほっほっほっほ!
こうして異世界転移で入れ替わった二人は、それぞれの人生を歩み始めたのでした。
おしまい。
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