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一章:話の始まりはこうだった
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ラスはすぐに二人を連れて戻ってきた。
ベッドに腰掛けている私を見て、二人は深々と安堵の息を漏らした。
「ああ、よかった……! もうダメかと心配していたんだよ」
真っ先に近づいてきたのは、三十過ぎに見える男性だ。
背中まである金色の髪を片側で束ねたその人は、とても端整な顔をしていた。
美しい切れ長の瞳を潤ませ、「よかった、本当によかった」と繰り返す。
おそらく彼が魔法使いだ。ズボンが同じだから、多分そう。
「ルフとお水を持ってきたわ。口に合うといいのだけど……」
ベネッサ、と名乗った女性が私の傍にお盆を置く。
この人がラスのお母さん、だよね?
私の隣に戻ってきたラスを見上げると、「遠慮しないで早く飲めよ。喉、乾いてるんだろ?」と促される。
「急に詰め込んだら駄目だよ、体が弱ってるんだから。ちょっとずつ何回にも分けて食べるんだ」
三人の視線が私に集まっている。
こんなに注目されたら、緊張して上手く食べられない。
どうしたものかと思っていたら、ラスがちょこんと小首を傾げて私の顔を覗き込んできた。
「どうしたの、ミカ。俺が食べさせようか?」
青い瞳がやけに大人っぽく見えて、ドキリとした。
「いや、大丈夫!」
そんなことされたら、余計に食べにくい。
私は慌てて木皿の上に乗っているリンゴに手を伸ばした。
一口食べて、ぴきりと固まる。
リンゴそっくりのそれは、バナナ味だった。
視覚と味覚の情報が一致しないせいで、美味しいのか不味いのか分からない。
だがちびちび齧っているうちに、次第に味に慣れてきた。
一切れを時間をかけて咀嚼し、合間に水を少しずつ飲み込む。
とりあえず、この程度にしておこう。断食していたも同然なのだから、急な食事は身体に悪い。
私がお盆をベッド脇のテーブルに戻すと、魔法使いが「そろそろ説明してもいいかな?」と切り出した。
「ラスとベネッサはもう分かるね? 君を保護したこの家の住人だ。私はユーグ。近所に住んでる」
こくりと頷き、続きを待つ。
「君は3日間、眠りっぱなしだった。何度か私もベネッサも様子を見に来たんだが反応はなくて、このまま衰弱死するんだろうと半分諦めてた。こっちの世界では、君みたいに異世界から落ちてくる人間を『ただびと』って呼ぶんだけど、そのただびとの半分以上はこの世界に適応できず亡くなってしまうんだ。……ここまでは、分かる?」
やはり『ただびと』は異世界人を指す言葉だった。
君みたいに、ということは、今までも同じような事例があったのだろう。
先人がいるというだけで一種の安心感を覚えたが、半分以上が亡くなるという事実に胸が重くなる。
「私みたいな人間は、こちらの世界ではそう珍しくないってことですか?」
「いや、しょっちゅう落ちてくるわけじゃないから、稀有な存在であることには変わらないよ。でも、ただびとを知らない者はいないし、もし出会ったら大切に保護しなければならないと教わっている」
迫害対象じゃなくてよかった。
少なくとも、そこは安心できる。
胸を撫で下ろした私は、生存率の低さについても尋ねてみた。
「適応できないというのは……?」
世界に馴染めない、という意味だろうか。
いきなり、翼持ちの人間や魔法使いが当たり前に暮らしている世界に放り込まれたら、誰だって動転する。己の正気を疑い、次第に狂っていってしまうというのはありそうに思えた。
「えーと……」
ユーグさんは困ったように口籠った。
「……色んなパターンがあるから、上手く説明出来ないな。ここに来た時の君みたいに、異世界に落ちたという事実を受け入れられなくてダメになる子もいるし、身体がこの世界に合わずにダメになる子もいる」
後半部分はやけに早口だった。
身体が合わない、というくだりにぞくりと背筋が震える。
それは、私も馴染めなければ死ぬ、という意味だろうか?
蒼褪めた私を見て、ユーグさんは「そんな顔しないで!」と慌てた。
「君は大丈夫だよ。気持ちさえしっかりしていれば、弱ることはないはずだから」
「そうなんですか?」
知らずと語尾が上がってしまう。
嘘をつかれた、とまでは言わないが、何かを隠されている気はした。
「ああ。そこは安心していい」
ユーグさんはきっぱり言い切り、話を変えた。
「この世界は、魔法を使える『サリムの民』が住む東の島と、翼を持つ『タリムの民』が住む西の島の二つに分かれている。基本的にただびとは、東の島に落ちてくるんだ。西の島に落ちたなんて話、私は聞いたことがない。東の島の方が全体的に進んでいるし便利だから、こちらに落ちてしまったことは君にとって不運かもしれない」
彼が何を言っているのか、上手く理解出来ない。
東の島と西の島? サリムの民とタリムの民?
えーと、とにかくこの世界には二つの島しかないってことでいいのかな。
混乱する私の頭に残ったのは『不運』という単語だけだった。
やっぱり、とどこか諦めに似た気持ちが生まれる。私は異世界でもとことんツイていないらしい。
「いきなりあれこれ言われても、すぐには呑み込めないよね……」
ユーグさんの溜息交じりの呟きに、こくりと頷く。
「私もダンも、ミカにはゆっくり馴染んでいってもらいたいと思っているけど、『雨』までそんなに時間がないわ。一体どうするのがいいのかしら」
それまで黙って聞いていたベネッサさんがそんなことを言う。
また新たに出てきた知らない言葉に、私はすっかり参ってしまった。
ダンというのは誰だろう。雨、って?
「俺が傍にいるよ。ミカはうちの子なんだ、誰にも触らせない」
隣に座ったラスが、ぎゅ、っとしがみついてくる。
出会って間もないのに、すっかり懐かれてしまった。
うちの子、という言い方が嬉しくて、私もしっかり抱き返す。
施設にも年下の子は沢山いたが、こんな風に何のてらいもなく触れ合ったことは一度もなかった。
悲しい思い出が脳裏を過ぎる。
私は急いで記憶に蓋をし、ラスの温もりに心を傾けた。
「……ラス。言っておくけど、その子は君のものじゃないよ」
ユーグさんが眉を顰め、注意してくる。
ラスは不思議そうに目を丸くし、「なんで?」と問い返した。
「ただびとは、助けた人のものだろ? 東ではみんなそうしてるって」
「そのくだらないしきたりのせいで、多くのただびとがダメになってる。それに、助けたのは君じゃなくてダンだ」
「そうだけど、父さんにはもう母さんがいる! だったら――」
言い募ろうとするラスを止めたのは、ベネッサさんだった。
「ラスティン」
大きな声ではなかったが、私もラスもびくりと震えた。
底光りのする怖い目で、ベネッサさんはラスを見据えた。
「タリムの男は、番をしきたりで縛るような真似はしない」
ベネッサさんの言葉に、ラスは身を縮めた。
しょんぼりと肩を落とし、私からゆっくり離れる。
「私達はそんな了見でミカを助けたわけじゃないわ。何より大切なのは、ミカの自由よ。今みたいな台詞、二度と口にしないで」
「……分かった。ごめん、母さん。ミカも、ごめん」
ラスが素直に謝罪してくる。
彼女の頬は羞恥に染まっていた。
私はといえば、完全にキャパオーバーで何故ラスが叱られたのかさっぱり分からない。
「大丈夫、気にしてないよ。そんなに落ち込まないで」
すっかりへこんでしまったラスが気の毒で、よしよしと頭を撫でてやる。
ユーグさんは呆れたようにこめかみを押さえた。
「……駄目だ。やっぱり知識は早急に入れないと」
「そうね。何も知らないままだと、ミカが可哀そうだわ」
ベネッサさんもユーグさんの呟きに同意する。
「ねえ、ミカ。私の魔法で、私が持っている知識を丸ごと君に移すことが出来るんだけど、やってもいい?」
「魔法で、ですか?」
「そう。情報共有の感知魔法だよ。すぐに終わるし、痛みはない。ただ、魔法をかけた後はしばらく眠ってしまうことになる。起きたばかりの君には酷な話だけど、知識を入れてしまえば精神的にはすごく楽になるはずだ。……どうする?」
精神的に楽になる、という言葉はとても魅力的だった。
彼らの話がさっぱり理解出来ない現状から、脱出できるってことだよね?
それに、魔法ならもうかけてもらっている。
言葉が通じる魔法も、知識を共有する魔法も、そう変わらないように思えた。
「ユーグさんに負担がないなら、お願いしたいです」
「私が対価を払う種類の魔法じゃないから、大丈夫だよ。じゃあ、明後日また来るね。それまでにもう少し食べれるようになっておいて」
ユーグさんはそう言うと、ベネッサさんを伴って部屋を出て行った。
一人残ったラスに、他の気になることを質問してみる。
「ダン、ってラスのお父さんなの?」
「そうだよ。ミカを最初に見つけたのも、崖から落ちたミカを助けたのも、父さんなんだ」
……――ということは?
あの巨大な鳥が、ダンさん?
盛大に頬が引き攣ってしまう。
「お、お父さんって、鳥なの?」
「え? みんな鳥だよ」
「みんなって……で、でもラスは人でしょ?」
「それでいったら、父さんも人だよ」
鳥だけど、人とはこれいかに。
頭の中は疑問符で埋め尽くされたが、もう考えるのは止めよう、と諦める。
ユーグさんの魔法で、きっとその辺りのことも分かる筈だ。
ベッドに腰掛けている私を見て、二人は深々と安堵の息を漏らした。
「ああ、よかった……! もうダメかと心配していたんだよ」
真っ先に近づいてきたのは、三十過ぎに見える男性だ。
背中まである金色の髪を片側で束ねたその人は、とても端整な顔をしていた。
美しい切れ長の瞳を潤ませ、「よかった、本当によかった」と繰り返す。
おそらく彼が魔法使いだ。ズボンが同じだから、多分そう。
「ルフとお水を持ってきたわ。口に合うといいのだけど……」
ベネッサ、と名乗った女性が私の傍にお盆を置く。
この人がラスのお母さん、だよね?
私の隣に戻ってきたラスを見上げると、「遠慮しないで早く飲めよ。喉、乾いてるんだろ?」と促される。
「急に詰め込んだら駄目だよ、体が弱ってるんだから。ちょっとずつ何回にも分けて食べるんだ」
三人の視線が私に集まっている。
こんなに注目されたら、緊張して上手く食べられない。
どうしたものかと思っていたら、ラスがちょこんと小首を傾げて私の顔を覗き込んできた。
「どうしたの、ミカ。俺が食べさせようか?」
青い瞳がやけに大人っぽく見えて、ドキリとした。
「いや、大丈夫!」
そんなことされたら、余計に食べにくい。
私は慌てて木皿の上に乗っているリンゴに手を伸ばした。
一口食べて、ぴきりと固まる。
リンゴそっくりのそれは、バナナ味だった。
視覚と味覚の情報が一致しないせいで、美味しいのか不味いのか分からない。
だがちびちび齧っているうちに、次第に味に慣れてきた。
一切れを時間をかけて咀嚼し、合間に水を少しずつ飲み込む。
とりあえず、この程度にしておこう。断食していたも同然なのだから、急な食事は身体に悪い。
私がお盆をベッド脇のテーブルに戻すと、魔法使いが「そろそろ説明してもいいかな?」と切り出した。
「ラスとベネッサはもう分かるね? 君を保護したこの家の住人だ。私はユーグ。近所に住んでる」
こくりと頷き、続きを待つ。
「君は3日間、眠りっぱなしだった。何度か私もベネッサも様子を見に来たんだが反応はなくて、このまま衰弱死するんだろうと半分諦めてた。こっちの世界では、君みたいに異世界から落ちてくる人間を『ただびと』って呼ぶんだけど、そのただびとの半分以上はこの世界に適応できず亡くなってしまうんだ。……ここまでは、分かる?」
やはり『ただびと』は異世界人を指す言葉だった。
君みたいに、ということは、今までも同じような事例があったのだろう。
先人がいるというだけで一種の安心感を覚えたが、半分以上が亡くなるという事実に胸が重くなる。
「私みたいな人間は、こちらの世界ではそう珍しくないってことですか?」
「いや、しょっちゅう落ちてくるわけじゃないから、稀有な存在であることには変わらないよ。でも、ただびとを知らない者はいないし、もし出会ったら大切に保護しなければならないと教わっている」
迫害対象じゃなくてよかった。
少なくとも、そこは安心できる。
胸を撫で下ろした私は、生存率の低さについても尋ねてみた。
「適応できないというのは……?」
世界に馴染めない、という意味だろうか。
いきなり、翼持ちの人間や魔法使いが当たり前に暮らしている世界に放り込まれたら、誰だって動転する。己の正気を疑い、次第に狂っていってしまうというのはありそうに思えた。
「えーと……」
ユーグさんは困ったように口籠った。
「……色んなパターンがあるから、上手く説明出来ないな。ここに来た時の君みたいに、異世界に落ちたという事実を受け入れられなくてダメになる子もいるし、身体がこの世界に合わずにダメになる子もいる」
後半部分はやけに早口だった。
身体が合わない、というくだりにぞくりと背筋が震える。
それは、私も馴染めなければ死ぬ、という意味だろうか?
蒼褪めた私を見て、ユーグさんは「そんな顔しないで!」と慌てた。
「君は大丈夫だよ。気持ちさえしっかりしていれば、弱ることはないはずだから」
「そうなんですか?」
知らずと語尾が上がってしまう。
嘘をつかれた、とまでは言わないが、何かを隠されている気はした。
「ああ。そこは安心していい」
ユーグさんはきっぱり言い切り、話を変えた。
「この世界は、魔法を使える『サリムの民』が住む東の島と、翼を持つ『タリムの民』が住む西の島の二つに分かれている。基本的にただびとは、東の島に落ちてくるんだ。西の島に落ちたなんて話、私は聞いたことがない。東の島の方が全体的に進んでいるし便利だから、こちらに落ちてしまったことは君にとって不運かもしれない」
彼が何を言っているのか、上手く理解出来ない。
東の島と西の島? サリムの民とタリムの民?
えーと、とにかくこの世界には二つの島しかないってことでいいのかな。
混乱する私の頭に残ったのは『不運』という単語だけだった。
やっぱり、とどこか諦めに似た気持ちが生まれる。私は異世界でもとことんツイていないらしい。
「いきなりあれこれ言われても、すぐには呑み込めないよね……」
ユーグさんの溜息交じりの呟きに、こくりと頷く。
「私もダンも、ミカにはゆっくり馴染んでいってもらいたいと思っているけど、『雨』までそんなに時間がないわ。一体どうするのがいいのかしら」
それまで黙って聞いていたベネッサさんがそんなことを言う。
また新たに出てきた知らない言葉に、私はすっかり参ってしまった。
ダンというのは誰だろう。雨、って?
「俺が傍にいるよ。ミカはうちの子なんだ、誰にも触らせない」
隣に座ったラスが、ぎゅ、っとしがみついてくる。
出会って間もないのに、すっかり懐かれてしまった。
うちの子、という言い方が嬉しくて、私もしっかり抱き返す。
施設にも年下の子は沢山いたが、こんな風に何のてらいもなく触れ合ったことは一度もなかった。
悲しい思い出が脳裏を過ぎる。
私は急いで記憶に蓋をし、ラスの温もりに心を傾けた。
「……ラス。言っておくけど、その子は君のものじゃないよ」
ユーグさんが眉を顰め、注意してくる。
ラスは不思議そうに目を丸くし、「なんで?」と問い返した。
「ただびとは、助けた人のものだろ? 東ではみんなそうしてるって」
「そのくだらないしきたりのせいで、多くのただびとがダメになってる。それに、助けたのは君じゃなくてダンだ」
「そうだけど、父さんにはもう母さんがいる! だったら――」
言い募ろうとするラスを止めたのは、ベネッサさんだった。
「ラスティン」
大きな声ではなかったが、私もラスもびくりと震えた。
底光りのする怖い目で、ベネッサさんはラスを見据えた。
「タリムの男は、番をしきたりで縛るような真似はしない」
ベネッサさんの言葉に、ラスは身を縮めた。
しょんぼりと肩を落とし、私からゆっくり離れる。
「私達はそんな了見でミカを助けたわけじゃないわ。何より大切なのは、ミカの自由よ。今みたいな台詞、二度と口にしないで」
「……分かった。ごめん、母さん。ミカも、ごめん」
ラスが素直に謝罪してくる。
彼女の頬は羞恥に染まっていた。
私はといえば、完全にキャパオーバーで何故ラスが叱られたのかさっぱり分からない。
「大丈夫、気にしてないよ。そんなに落ち込まないで」
すっかりへこんでしまったラスが気の毒で、よしよしと頭を撫でてやる。
ユーグさんは呆れたようにこめかみを押さえた。
「……駄目だ。やっぱり知識は早急に入れないと」
「そうね。何も知らないままだと、ミカが可哀そうだわ」
ベネッサさんもユーグさんの呟きに同意する。
「ねえ、ミカ。私の魔法で、私が持っている知識を丸ごと君に移すことが出来るんだけど、やってもいい?」
「魔法で、ですか?」
「そう。情報共有の感知魔法だよ。すぐに終わるし、痛みはない。ただ、魔法をかけた後はしばらく眠ってしまうことになる。起きたばかりの君には酷な話だけど、知識を入れてしまえば精神的にはすごく楽になるはずだ。……どうする?」
精神的に楽になる、という言葉はとても魅力的だった。
彼らの話がさっぱり理解出来ない現状から、脱出できるってことだよね?
それに、魔法ならもうかけてもらっている。
言葉が通じる魔法も、知識を共有する魔法も、そう変わらないように思えた。
「ユーグさんに負担がないなら、お願いしたいです」
「私が対価を払う種類の魔法じゃないから、大丈夫だよ。じゃあ、明後日また来るね。それまでにもう少し食べれるようになっておいて」
ユーグさんはそう言うと、ベネッサさんを伴って部屋を出て行った。
一人残ったラスに、他の気になることを質問してみる。
「ダン、ってラスのお父さんなの?」
「そうだよ。ミカを最初に見つけたのも、崖から落ちたミカを助けたのも、父さんなんだ」
……――ということは?
あの巨大な鳥が、ダンさん?
盛大に頬が引き攣ってしまう。
「お、お父さんって、鳥なの?」
「え? みんな鳥だよ」
「みんなって……で、でもラスは人でしょ?」
「それでいったら、父さんも人だよ」
鳥だけど、人とはこれいかに。
頭の中は疑問符で埋め尽くされたが、もう考えるのは止めよう、と諦める。
ユーグさんの魔法で、きっとその辺りのことも分かる筈だ。
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