8 / 54
一章:話の始まりはこうだった
8
しおりを挟む
五分も経たないうちに、ラスがユーグさんを連れて戻ってきた。
ユーグさんは大きな盥を背中に括りつけていた。無造作に羽織ったフード付きのロングローブはいかにも魔法使いという感じで格好いいのに、背中からはみ出た特大サイズの盥が全てを台無しにしている。
「ごめんね、ミカ。私もただびとが夜に入浴すること、すっかり忘れてた。これ、私が作った魔法具なんだ。設置したいから、部屋に入っていい?」
「はい。あの、大丈夫です」
「んじゃ、行ってくる」
ユーグさんは盥を背負ったまま、あっさり居間を出て行く。
……魔法具?
まさか、あの盥のことだろうか。
「うちの盥にお湯張って欲しいって言ったんだけど、家で使ってるやつがあるから貸すってさ」
「あら。それだとユーグが困るんじゃない?」
「簡単に作れるし、また自分用のやつは別に作るって」
ラスがベネッサさんに事の成り行きを説明する。
ベネッサさんは「それならいいわ」と頷いた。
「色々とすみません……」
初っ端から多大な面倒をかけてしまった。
申し訳なさに身が縮まる。
「謝るなよ、ミカ。誰かに何か出来るのって、すごく楽しいし幸せなことなんだ。世話焼かせてくれてありがとう、って俺らが言いたいよ」
ラスはごく自然な調子でそう言った。
捩じくれた心にもスッと染みるような言い方だった。
「そうよ。世話を焼かれるばかりだと心苦しくなるのも分かるけど、今は甘えてちょうだい」
ベネッサさんも柔らかく微笑んでくれる。
自分の人生はツイてないことの連続だと思っていたけど、そうでもないのかな、と初めて思った。
異世界に落ちた後、よからぬ人に拾われる可能性だってあった。
ラスとベネッサさんに出会えたことは、私にとってあり得ないほどの幸運だ。
「本当にありがとうございます」
心の底から感謝が湧いてくる。
混じりけのない純粋な気持ちに癒されたのは、他でもない私自身だった。
三人で顔を見合わせ、ほっこり和んでいるところへ、ユーグさんが戻ってくる。
「出来たよ。上手く起動するかどうか確認したいから、私がいるうちに入ってくれる?」
「あ、はい。分かりました」
ベネッサさんから未使用の下着と頭からかぶるタイプのシンプルな長袖ワンピース、そして大判の布と固形石鹸を借り、部屋に戻る。
洋服ダンスの前に、例の盥が置いてあった。
「服を脱いで、盥の真ん中に立ってみて。お湯が湧いてきたら、座って髪と身体を洗ってね。扉の外で待ってるから、何かあったら呼んで」
ユーグさんがてきぱきと指示をする。
座れるほどの広さがあるようには見えないが、膝立ちで洗えばいけるかもしれない。
「ゆっくり入っていいんだからな」
そう付け加えてくれたラスに頷き、扉を閉じる。
本当は鍵をかけたかったが、それらしきものは見当たらなかった。
何の断りもなしに突然入ってくることはないだろうけど、やはり落ち着かない。
さっと洗って、さっと出よう。
私は急いで服を脱ぎ、布で前を隠して盥の中に足を踏み入れた。
途端、がくん、と床が沈む感覚に襲われる。
ひっ、と息を呑んだ直後、私は盥の縁の高さが変わっていることに気がついた。
ふくらはぎまでしかなかった高さが、太腿の上まで来ている。
足裏がじわりと温かくなったと思ったら、盥の底からお湯がかなりの勢いで湧き出してきた。
「うわぁ……なにこれ、すごい……!」
どんな仕組みになっているのか、透明なお湯が汚れで濁る気配はない。
気づけば盥の中も、人一人がゆっくり足を伸ばせる広さに変わっていた。
お湯はあっという間で膝上までくると、そこで静かに止まった。
そうっと腰を下ろし、たぷたぷと揺れる水面に胸までつかる。
ちょうどいい温度のお湯が、疲れ切った身体をゆらりと包んだ。
「はぁ……――」
思わず声が出てしまう。
久しぶりのお風呂は、これ以上ないほど気持ちよかった。
簡単に済ませて出ようと思っていたのに、いつまでも浸かっていたくなる。
しばらくぼうっとした後、このまま眠ってしまいたい気持ちと戦いながら髪を濡らし、石鹸を泡立てた。
なかなか泡立たない固い石鹸を使って、頭皮を中心に擦る。身体も丁寧に擦って、汚れを落とした。
盥の中に広がっていく泡は何故かすぐに消えていき、また底から新たなお湯が湧いてくるのが分かる。
これはまさしく『魔法の盥』だ。
小説や映画の中にしか存在しなかった空想世界が、現実となって表れたのだ思うと非常に感慨深い。
無意識のうちに何度も「すごいな」と呟いてしまった。
ひと通り洗い終わったので、盥の外に置いておいた大判のタオルを取り、軽く髪を拭いて立ち上がる。
たぷん、と水面が揺れたのと同時に、みるみるうちにお湯が減っていくのが見えた。
いつの間にか、盥の大きさも元に戻っている。
これ、後片付けも不要なの?
私はただ驚嘆するしかなかった。
「ミカ、大丈夫?」
身体を拭いて盥の外に出たところで、見計らったようにユーグさんの声がかかった。
「はい! あの、今着替えるので、もう少し待って下さい」
「おい、ユーグ。ミカを急かすなよ」
ラスの不満げな声が聞こえる。
少女だと勘違いしていた時はひたすら可愛く感じたのに、少年だと分かった今は何だか少しくすぐったい。
老若を問わず、ラスのように過保護に接してくれる異性が今までいなかったせいだろう。
慣れないことには、きっと誰だってどぎまぎする。
「急かしてないよ。ただ、ちゃんと使えたかな? って――」
「大丈夫です、ばっちりでした」
急いで着替えを済ませ、扉を開ける。
三人は扉の前でじっと私を待っていた。
「あら、まだ髪がちゃんと拭けてないわ。布を貸して、ミカ」
ベネッサさんが布を取り上げて、私の髪を拭いてくれる。
ユーグさんは右手を持ち上げ、人さし指を軽く振った。
するとたちまち温風が巻き起こり、私の濡れた髪を布ごとぶわりと包み込む。
「はい、おしまい」
彼が指を下ろすと、風も止んだ。
ドライヤーで乾かした後のように、肩過ぎまである髪はしっかり乾いている。
「これも魔法ですか?」
「ああ。初歩の風魔法だよ。ミカは、魔法に興味があるの?」
「興味っていうか……すごく便利だな、と思って」
感嘆の眼差しをユーグさんに向けると、ラスが視界の端で面白くなさそうにふん、と鼻を鳴らした。
「俺の翼だって、便利だぞ」
「そうなんだ。すごいね!」
とりあえず褒めてみる。私の語彙はとても少なく、素晴らしいことは何でも「すごい」だ。
ラスはすぐに機嫌を直し、「成人したら、色んなところに連れていってやるよ」と胸を張る。
「まあ、魔法も確かに便利だけどな」
寛容なところを見せたラスに、ユーグさんは苦笑した。
そして小声でぽつりと零す。
「――便利なばかりじゃないけどね」
「……え?」
「なんでもない。じゃあ、私は帰るね。また、明日」
ユーグさんはひらひらと手を振り、来た時と同じ飄々とした態度で帰っていった。
ユーグさんは大きな盥を背中に括りつけていた。無造作に羽織ったフード付きのロングローブはいかにも魔法使いという感じで格好いいのに、背中からはみ出た特大サイズの盥が全てを台無しにしている。
「ごめんね、ミカ。私もただびとが夜に入浴すること、すっかり忘れてた。これ、私が作った魔法具なんだ。設置したいから、部屋に入っていい?」
「はい。あの、大丈夫です」
「んじゃ、行ってくる」
ユーグさんは盥を背負ったまま、あっさり居間を出て行く。
……魔法具?
まさか、あの盥のことだろうか。
「うちの盥にお湯張って欲しいって言ったんだけど、家で使ってるやつがあるから貸すってさ」
「あら。それだとユーグが困るんじゃない?」
「簡単に作れるし、また自分用のやつは別に作るって」
ラスがベネッサさんに事の成り行きを説明する。
ベネッサさんは「それならいいわ」と頷いた。
「色々とすみません……」
初っ端から多大な面倒をかけてしまった。
申し訳なさに身が縮まる。
「謝るなよ、ミカ。誰かに何か出来るのって、すごく楽しいし幸せなことなんだ。世話焼かせてくれてありがとう、って俺らが言いたいよ」
ラスはごく自然な調子でそう言った。
捩じくれた心にもスッと染みるような言い方だった。
「そうよ。世話を焼かれるばかりだと心苦しくなるのも分かるけど、今は甘えてちょうだい」
ベネッサさんも柔らかく微笑んでくれる。
自分の人生はツイてないことの連続だと思っていたけど、そうでもないのかな、と初めて思った。
異世界に落ちた後、よからぬ人に拾われる可能性だってあった。
ラスとベネッサさんに出会えたことは、私にとってあり得ないほどの幸運だ。
「本当にありがとうございます」
心の底から感謝が湧いてくる。
混じりけのない純粋な気持ちに癒されたのは、他でもない私自身だった。
三人で顔を見合わせ、ほっこり和んでいるところへ、ユーグさんが戻ってくる。
「出来たよ。上手く起動するかどうか確認したいから、私がいるうちに入ってくれる?」
「あ、はい。分かりました」
ベネッサさんから未使用の下着と頭からかぶるタイプのシンプルな長袖ワンピース、そして大判の布と固形石鹸を借り、部屋に戻る。
洋服ダンスの前に、例の盥が置いてあった。
「服を脱いで、盥の真ん中に立ってみて。お湯が湧いてきたら、座って髪と身体を洗ってね。扉の外で待ってるから、何かあったら呼んで」
ユーグさんがてきぱきと指示をする。
座れるほどの広さがあるようには見えないが、膝立ちで洗えばいけるかもしれない。
「ゆっくり入っていいんだからな」
そう付け加えてくれたラスに頷き、扉を閉じる。
本当は鍵をかけたかったが、それらしきものは見当たらなかった。
何の断りもなしに突然入ってくることはないだろうけど、やはり落ち着かない。
さっと洗って、さっと出よう。
私は急いで服を脱ぎ、布で前を隠して盥の中に足を踏み入れた。
途端、がくん、と床が沈む感覚に襲われる。
ひっ、と息を呑んだ直後、私は盥の縁の高さが変わっていることに気がついた。
ふくらはぎまでしかなかった高さが、太腿の上まで来ている。
足裏がじわりと温かくなったと思ったら、盥の底からお湯がかなりの勢いで湧き出してきた。
「うわぁ……なにこれ、すごい……!」
どんな仕組みになっているのか、透明なお湯が汚れで濁る気配はない。
気づけば盥の中も、人一人がゆっくり足を伸ばせる広さに変わっていた。
お湯はあっという間で膝上までくると、そこで静かに止まった。
そうっと腰を下ろし、たぷたぷと揺れる水面に胸までつかる。
ちょうどいい温度のお湯が、疲れ切った身体をゆらりと包んだ。
「はぁ……――」
思わず声が出てしまう。
久しぶりのお風呂は、これ以上ないほど気持ちよかった。
簡単に済ませて出ようと思っていたのに、いつまでも浸かっていたくなる。
しばらくぼうっとした後、このまま眠ってしまいたい気持ちと戦いながら髪を濡らし、石鹸を泡立てた。
なかなか泡立たない固い石鹸を使って、頭皮を中心に擦る。身体も丁寧に擦って、汚れを落とした。
盥の中に広がっていく泡は何故かすぐに消えていき、また底から新たなお湯が湧いてくるのが分かる。
これはまさしく『魔法の盥』だ。
小説や映画の中にしか存在しなかった空想世界が、現実となって表れたのだ思うと非常に感慨深い。
無意識のうちに何度も「すごいな」と呟いてしまった。
ひと通り洗い終わったので、盥の外に置いておいた大判のタオルを取り、軽く髪を拭いて立ち上がる。
たぷん、と水面が揺れたのと同時に、みるみるうちにお湯が減っていくのが見えた。
いつの間にか、盥の大きさも元に戻っている。
これ、後片付けも不要なの?
私はただ驚嘆するしかなかった。
「ミカ、大丈夫?」
身体を拭いて盥の外に出たところで、見計らったようにユーグさんの声がかかった。
「はい! あの、今着替えるので、もう少し待って下さい」
「おい、ユーグ。ミカを急かすなよ」
ラスの不満げな声が聞こえる。
少女だと勘違いしていた時はひたすら可愛く感じたのに、少年だと分かった今は何だか少しくすぐったい。
老若を問わず、ラスのように過保護に接してくれる異性が今までいなかったせいだろう。
慣れないことには、きっと誰だってどぎまぎする。
「急かしてないよ。ただ、ちゃんと使えたかな? って――」
「大丈夫です、ばっちりでした」
急いで着替えを済ませ、扉を開ける。
三人は扉の前でじっと私を待っていた。
「あら、まだ髪がちゃんと拭けてないわ。布を貸して、ミカ」
ベネッサさんが布を取り上げて、私の髪を拭いてくれる。
ユーグさんは右手を持ち上げ、人さし指を軽く振った。
するとたちまち温風が巻き起こり、私の濡れた髪を布ごとぶわりと包み込む。
「はい、おしまい」
彼が指を下ろすと、風も止んだ。
ドライヤーで乾かした後のように、肩過ぎまである髪はしっかり乾いている。
「これも魔法ですか?」
「ああ。初歩の風魔法だよ。ミカは、魔法に興味があるの?」
「興味っていうか……すごく便利だな、と思って」
感嘆の眼差しをユーグさんに向けると、ラスが視界の端で面白くなさそうにふん、と鼻を鳴らした。
「俺の翼だって、便利だぞ」
「そうなんだ。すごいね!」
とりあえず褒めてみる。私の語彙はとても少なく、素晴らしいことは何でも「すごい」だ。
ラスはすぐに機嫌を直し、「成人したら、色んなところに連れていってやるよ」と胸を張る。
「まあ、魔法も確かに便利だけどな」
寛容なところを見せたラスに、ユーグさんは苦笑した。
そして小声でぽつりと零す。
「――便利なばかりじゃないけどね」
「……え?」
「なんでもない。じゃあ、私は帰るね。また、明日」
ユーグさんはひらひらと手を振り、来た時と同じ飄々とした態度で帰っていった。
1
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
〖完結〗終着駅のパッセージ
苺 迷音
恋愛
過去、使用人に悪戯をされそうになった事がきっかけとなり、分厚い眼鏡とひっつめた髪を編み帽で覆い、自身の容姿を隠すようになった女性・カレン。
その事情を知りながらも夫ローランは、奇妙で地味な姿の妻を厭い目を逸らし続けた。
婚姻してからわずか三日後の朝。彼は赴任先の北の地へと旅立ちその後、カレンの元へと帰省してきたのは、片手で数えるほどだった。
孤独な結婚生活を送る中。
ある冬の日に、ローランの上官であり北の地を治める領主ハルシオン公爵が、カレン夫妻の邸にやってきた。
始まりは、部下の家族を想う上司としての気遣いだった。
他愛もない会話と、節度を守ったやり取り。ほんの僅かな時間を重ねていく。
そのうちに、お互いに灯り始めた小さな心の想い。
だが二人は、それを決して明かさず語ることはなかった。
それから一年ほどたった冬の夜。
カレンから届いた手紙に、たった一度だけハルシオンは返事を書く。
そこには彼の想いが書かれてあった。
月日は流れ、カレンとローランが婚姻して三年目の冬の日。
カレンはひとつの決意と想いを胸に、北へ向かう汽車に乗った。
※微さまぁか、もしくはざまぁになっていないかもしれないです。
※舞台は近世・産業革命初頭を基にした架空世界だと思っていただけましたら有難いです。
稚拙な作品ではありますがご覧くださいましたら凄く嬉しいです。よろしくお願い致します。
【完結】断頭台で処刑された悪役王妃の生き直し
有栖多于佳
恋愛
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。
【完結】母になります。
たろ
恋愛
母親になった記憶はないのにわたしいつの間にか結婚して子供がいました。
この子、わたしの子供なの?
旦那様によく似ているし、もしかしたら、旦那様の隠し子なんじゃないのかしら?
ふふっ、でも、可愛いわよね?
わたしとお友達にならない?
事故で21歳から5年間の記憶を失くしたわたしは結婚したことも覚えていない。
ぶっきらぼうでムスッとした旦那様に愛情なんて湧かないわ!
だけど何故かこの3歳の男の子はとても可愛いの。
赤貧令嬢の借金返済契約
夏菜しの
恋愛
大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。
いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。
クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。
王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。
彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。
それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。
赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
枯渇聖女は婚約破棄され結婚絶対無理ランキング1位の辺境伯に言い寄られる
はなまる
恋愛
らすじ
フレイシアは10歳の頃母と一緒に魔物に遭遇。その時母はかなりの傷を負い亡くなりショックで喋れなくなtったがその時月の精霊の加護を受けて微力ながらも魔法が使えるようになった。
このニルス国では魔力を持っている人間はほとんどいなくて魔物討伐でけがを負った第二王子のジェリク殿下の怪我をほんの少し治せた事からジェリク殿下から聖女として王都に来るように誘われる。
フレイシアは戸惑いながらも淡い恋心を抱きジェリク殿下の申し出を受ける。
そして王都の聖教会で聖女として働くことになりジェリク殿下からも頼られ婚約者にもなってこの6年フレイシアはジェリク殿下の期待に応えようと必死だった。
だが、最近になってジェリクは治癒魔法が使えるカトリーナ公爵令嬢に気持ちを移してしまう。
その前からジェリク殿下の態度に不信感を抱いていたフレイシアは魔力をだんだん失くしていて、ついにジェリクから枯渇聖女と言われ婚約を破棄されおまけに群れ衣を着せられて王都から辺境に追放される事になった。
追放が決まり牢に入れられている間に月の精霊が現れフレイシアの魔力は回復し、翌日、辺境に向かう騎士3名と一緒に荷馬車に乗ってその途中で魔物に遭遇。フレイシアは想像を超える魔力を発揮する。
そんな力を持って辺境に‥
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。少し間が開いてしまいましたがよろしくです。
まったくの空想の異世界のお話。誤字脱字などご不快な点は平にご容赦お願いします。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。他のサイトにも投稿しています。
契約結婚の相手が優しすぎて困ります
みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる