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第4章。バルデラン公爵 Vol-4-4。
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❤️天翔るリアの女王第2部 Vol-4-4❤️
第4章。バルデラン公爵 Vol-4-4。
AG4.3紀元630年11月10日。~AG4.3紀元630年11月15日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
(天空の女神)
❣️ティアラ・ラハム・ライフマザー。
(天空の女神直系の子孫)
❣️ティア・ラハム・リア。
リアリアン銀河連合帝国初代女王。
リア種族統一女王。
❣️ティアラ。
超絶集合精神知性体。
❣️8身合体融合超越知性脳ミロティシア。
(バルデラン暗黒ウォール)
💚アドルフ・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵。ミロルとミロナの伯父。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長女。
💚マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長男。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。
💚ロペス・ナブ・ドガル。
バルデラン連邦執政官。
💚ハル・メドラ・ヤブダン。
バルデラン連邦軍事司令長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第4章。バルデラン公爵 Vol-4-4。
惑星宇宙母船バルダンは完全制圧が完了し、ダガロ・メデロ・デラン第1公子等幹部全員を逮捕拘束する。
ミロナ等最高幹部が待つ尋問室に、保安隊員にエスコートされダガロ・メデロ・デラン第1公子が入室して来た。
着席したダガロ第1公子は、双子の姉妹を見て不可思議感情が芽生える。2人瓜二つで、今まで見た事が無い気品と美しさに心が同様する。
「アルフ・メデロ・デラン男爵の第一公子で、惑星宇宙母船バルダンの支配者であるダガロ・メデロ・デラン第1公子で有るな❗️」双子の姉妹の一人が問いかけ。
透き通る様な瞳に見詰められたダガロは、瞬間的に嘘は付けないと悟る。其の上、何故か心が引かれ好きになってしまう。「其の通りです。父上の命令で、バルデラン公爵一派を殲滅する為に出撃して来ました❗️」と、素直に答える。
「何の為にバルデラン公爵一派を殲滅する。親族同士の殺し合いに違和感は抱かないのか❗️」人間の本質を抉りだす様な問い掛けをする。
「今まで考えた事が有りません。私から質問しても良いですか」と、ダガロ第1公子。
微笑んで「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️左隣にいるのは私の双子の妹、ミロル・ラハム・リア神聖女王代理兼ラレン銀河連合帝国統轄女王です❗️」と、紹介してから、列席している幹部全員を紹介する。
「紹介頂き有難う御座います。何故か心が軽くなります」と、ダガロ第1公子。
「恐らく、偽りの歴史を刷り込まれていたのだろう❗️」と、へラル・レム・ヴァル。
「私達は、親族同士の戦いをする意思は全く有りません。寧ろ、少ない親族と親交を深めて平和共存を願っているのです」と、ミロル。
「陛下等の思いは充分過ぎる程理解しました❗️極秘星系から飛び出して、今まで何も考えず行動していたのだと気が付きました。で、私は何をすれば良いのですか」と、率直に答える。
「アルフ・メデロ・デラン男爵と会見出来れば良いのだが、其れは非常に難しいだろう❗️せめて母船バルダン内の忠実な皇帝一派が解れば良いのだが❗️」と、ララ・ラハム・リア副摂政。
「マロン・メデロ・デラン統轄大元帥は父上の側近の一人ですが、忠実な配下かどうかは解りません」と、答えるダガロ第1公子。
「正直答えてくれて有難う。では、今から真実の歴史を理解して頂く為、ヒュプノ教育しますので同行して下さい」と、ラレイル・ラハム・リア統轄大元帥。
次にマロン・メデロ・デラン統轄大元帥が保安隊員のエスコートで入室してきた。
最初に質問したのは、クリスタルレーネ防衛艦隊統合司令長官のへラル・レム・ヴァルで有る。
「マロン・メデロ・デラン統轄大元帥で有るな。貴公は、アルフ・メデロ・デラン皇帝の側近で有り、バルデラン銀河帝国のナンバースリーの立場で有る事は間違いないな❗️」と、問い掛ける。
「色々と調べているのだろうから、嘘は通じないだろう❗️其の通りです」と、答える。
「では、貴公は皇帝を崇拝しているのか❗️」
微笑んで「まさか、其れは有り得ない。 互いに隙有らば出し抜いて、頂点を目指す輩の集まりだ❗️」と、答える。
「で、貴公もそうなのか」
「私は違う。そう言う輩を見つけだし排除する立場にいる。で、私はデスキラーと囁かれ恐れられている❗️」
「真実の様だな。何故、其所までする」と、ミロナ。
「可能なら、何時までも独裁制を維持したいからだ」
「なるほど。では、反乱分子或いは反皇帝派が存在しているのだな」と、ミレル・ラハム・リア母船長。
「貴公は皇帝に忠実なのだな❗️」と、ローラ・ラーム・マダン。
「親族で友人だからな」と、答える。
「なるほど。我々も親族なのだが。バルデラン公爵もだか❗️」と、ミロル。
「隠蔽された狭い宙域で、外の世界の事は全く解らなかった」
「で、有ろうな」と、ローラ・ラーム・マダン。
「我々はバルデラン銀河帝国第2母星系を無傷制圧し、7MDバリアで封印し、共和制を布令した。可能ならば争いたく無い」と、ミロナ。
「可能なら我々はアルフ・メデロ・デラン皇帝と対談し、話し合いで解決したいと願っています。とは言え、貴方は皇帝を裏切る事は無いでしょうね❗️」と、ミロル。
「まるで私の心を読んでいる様だな。残念ながら外の通りです」正直答える。
「有難うマロン・メデロ・デラン統轄大元帥閣下❗️貴方の誠実な答えに感謝します❗️」と、ミロナ。軽く頭を下げる。
次に、バルダンの母船長のバルデ・メデロ・デランの尋問が始まる。
「バルダンの母船長のバルデ・メデロ・デランで有るな。貴公は皇帝に忠誠を誓った皇帝一派の幹部で有ろう❗️」ストレートに問い掛けるララ・ラハム・リア副摂政。
「はい、排除されないために忠誠を誓いました❗️」
「なるほど。では、自分の本音を隠し皇帝に従っていたのだな」と、ララ・ラハム・リア副摂政。ココロを抉る要な質問をする。
「親族で有り、半ば強制的に従うしか生き残る術は無いと判断したからです❗️」
「苦しい立場であったのだな。貴方の心情は良く解りました。では、皇帝からの呪縛から解放されたいのだな」同情して話し掛けるロレイン・ラハム・リア副摂政。
「正直答えてくれて有難う❗️貴方の望みは必ず叶えて上げます。私達の仲間になって下さい。私達は親族同士なのだから❗️」と、ミロナは優しさを込めて話し掛ける。
最後にバルダン艦隊統轄元帥のナグル・メデロ・デランが入室して来る。
ナグルが着席すると直ぐに「バルダン艦隊統轄元帥のナグル・メデロ・デランで有るな。貴公は皇帝に忠実な配下なのであろう❗️」いきなり抉る様な質問をするロレイン・ラハム・リア副摂政。
ナグルはいたって冷静だ。何が起こっても動じないタイプの様だ。ロレインは一目で彼の性格を見抜いた。真正リア人は全員能力者で有る。最低3種類の能力を持つ。思念波、念動力、瞬間移動の3種類で有る。其れブラス2、3種類の能力を持っている。因みにロレインは、原子変換能力と、ヒュプノ能力を持っている。
「皇帝に忠実な配下は極僅かで有ろう。何故なら皇帝は疑り深く、信じているのは極側近の数名だけだろう❗️残りの大多数は恐怖と強制で従わされている」と、答える。
「どうやら真実を話している様だ。では、皇帝から離れて我々の仲間に加わりなさい。供に協力して皇帝を排除しましょう」と、説得する。
「解りました。しかし、極秘星系には愛する家族がいる。私の裏切りを知れば殺されるかも知れない」と、告白するナグル・メデロ・デラン。
「心配なさらないで、今まで通り皇帝に忠実な振りを続け罠に掛ける。今から関係者と作戦を練りますので、場所を変えます❗️」と、ミロナ。
10数分後。第1作戦室に移動する。
参加者は、ミロナ等最高級幹部と、ダガロ・メデロ・デラン第1公子、バルデ・メデロ・デラン母船長、ナグル・メデロ・デラン統轄元帥等で有る。
「作戦会議の前に何か要望は有りますか❗️」と、ララ・ラハム・リア副摂政が問い掛ける。
「我が妹を連れ出したい。妹は義理の母と敬遠の中で迫害されているので」と、ダガロ・メデロ・デラン第1公子。
「可能なら家族を連れ出したい」と、ナグル・メデロ・デラン。
「バルデ・メデロ・デラン、何か要望があれば話しなさい❗️」と、ロレイン・ラハム・リア。
「はい❗️では同じく家族の連れ出したい」と、話す。
「解りました。では連れ出し作戦を考えます」と、ミロル。
「ダガロ、妹は現在何かしているですか」と、問い掛けるミロナ。
「ティルは、超次元物理学者。高次通信学者です❗️」と、ダガロ第1公子。
「では、一旦極秘星系に戻り、バルデラン公爵のシュプールを探しだす矯めにティルの力を借りたいので同行させたいと申告すれば良い。
2人は、此れから長い旅になるので、家族と面会したいのでバルダンに来てもらいたいと申告し呼び寄せれば良いだろ。後は替え玉を贈り返す」と、ミロルが提案する。
「しかし、マロン統轄元帥がいるので其の作戦は難しいと考えます」と、ダガロ第1公子。
「では、マロン統轄元帥から皇帝に申告させれば良いだろ❗️」と、ロレイン副摂政。
「エッ❗️」と、驚くダガロ第1公子。
微笑んで「大丈夫、其の件は私がコントロールする」と、ロレイン副摂政。
数時間に渡る作戦会議が終わり、惑星宇宙母船バルダンは、マザーシップ・クリスタルレーネから飛び出して行った。
AG4.3紀元630年11月10日。惑星宇宙母船バルダンはバルデラン暗黒ウォールに進入し、極秘星系に戻る。
皇帝に緊急ダイレクトコンタクトを付け「陛下、重大話が有ります」と、マロン・メデロ・デラン。
「何事じゃ❗️」
「外宇宙は広すぎて方向感覚さえ失いそうで不安です。殿下より聞いたのですが、王女殿下は其の方面のスペシャリストだと伺っております。ですので、王女殿下を航法担当として同行させたいのです❗️」
「承知した。私から話しておく」
「有難う御座います陛下❗️もうひとつお願いがあります」
「次は何じゃ❗️」
「はい、陛下❗️バルデとナグルの2人が、遠征が長くなりそうなので、5、6時間程一家団らんの時を過ごしたいと要望しておりまして❗️」
「許可してやれ❗️所でマロンは良いのか」
苦笑いをして「陛下❗️私は家族の嫌われ者ですから、いない方が良いと思ってるでしょう❗️」と、答える。
「他に要望は無いのか❗️」
「では、王女殿下の研究グループも同行させて頂きたいのです。其れと、万が一にバルデラン公国傘下の戦艦と遭遇し、2、3拿捕出来た場合に備えて、 調査研究グループも必要になるかと考えられますので、手配頂ければ我が軍の戦力強化になります」と、正論を話す。
「なるほど。マロンの言う通りだ。早々に手配する」
「有難う御座います陛下❗️」深々と一礼する。
数時間後。惑星宇宙母船バルダンは、極秘星系から抜け出し、大宇宙に飛び出した。AG4.3紀元630年11月13日。バルダンはマザーシップ・クリスタルレーネに戻った。
保安隊員のエスコートで、ティル・メデロ・デラン王女と、研究グループの各リーダー10名がクリスタルパレス統合司令センター第1会見室に入室して来た。
入室直後。ティルは兄ダガロを見て驚く。裏事情を全く知らないので無理も無いことで有る。
「お兄様、どうして此処にいるの❗️」
ダガロは微笑んで「すまん、ティル❗️極秘作戦だから真実は言えなかった」と、謝罪する。
「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️ティル王女並びにバルデ・メデロ・デラン母船長
、ナグル・メデロ・デラン統轄元帥の家族親族を救いだす為に、私が作戦を立案し全作戦を指揮しました」と、説明する。
ティルは双子の姉妹を見て非常に驚いた。「貴女方伝説の女神ティアラ・ラハム・ライフマザー直系の子孫で、リア帝国初代女王ティア・ラハムリアの2女神・・・❗️」
「古代史には詳しい様じゃ❗️確かに我々真正リア人は神々直系の一族です。しかし、私とミロルは万能では有りません。ティルと同じ人間です。只、人依り少しだけ能力者だと言うだけです」と、ミロルは優しく説明する。
「此処は、直系50億キロメートルのマザーシップ・クリスタルレーネ中枢部自然エリア内のクリスタルパレス第1会見室です❗️」と、ララ・ラハム・リア。続けて、い並ぶ神聖リア帝国の最高幹部を紹介する。
紹介終了後。「ティル、私も科学なので気が合いそうだわ❗️」と、フランソファ。
「私も科学者よ❗️」と、エリル・ラハム・バルデラン公女。
「私達は数少ない親族同士なのだから、友愛と共栄共存しなければと考えています。ティルも親族の1人です。階級の上下関係、諸々の利害関係等全てを捨てて、此からは友達として友好関係を築きましょう❗️」と、ミロル。
「はい、感謝します❗️」と、ティル。
「そうだ、フランソファ❗️エリルとティルを連れてクリスタルレーネ内を案内すれば良いだろう」と、ミロナ。
「では私は、マリエルとバルデとナグルとドゴル達を連れてクリスタルレーネ内を案内しますわ❗️」と、ラブリナ。
数時間後、会見が終了し其々に別れて行く。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ミロナは時間かけて、マザーシップ・クリスタルレーネを知って貰う事を提案し、2、3日間を友好期間と定める。其の最終日、AG4.3紀元630年11月15日午後2時。科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部から報告が届く。
「科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹のホナミ・ラハム・リアです。円盤型母船器械脳の分析が完了しました。詳細な報告をする為緊急頂上会議開催を要請します❗️」
報告を受け取ったクリスタルレーネ科学技術部局長のソフラ・ラハム・リアは、ミロナ神聖女王に報告する。「承知した。では、1時間後にクリスタルパレス第1評議室にて」と、答えてコンタクトを切る。
第4章。バルデラン公爵 Vol-4-4。
AG4.3紀元630年11月10日。~AG4.3紀元630年11月15日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
(天空の女神)
❣️ティアラ・ラハム・ライフマザー。
(天空の女神直系の子孫)
❣️ティア・ラハム・リア。
リアリアン銀河連合帝国初代女王。
リア種族統一女王。
❣️ティアラ。
超絶集合精神知性体。
❣️8身合体融合超越知性脳ミロティシア。
(バルデラン暗黒ウォール)
💚アドルフ・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵。ミロルとミロナの伯父。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長女。
💚マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長男。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。
💚ロペス・ナブ・ドガル。
バルデラン連邦執政官。
💚ハル・メドラ・ヤブダン。
バルデラン連邦軍事司令長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第4章。バルデラン公爵 Vol-4-4。
惑星宇宙母船バルダンは完全制圧が完了し、ダガロ・メデロ・デラン第1公子等幹部全員を逮捕拘束する。
ミロナ等最高幹部が待つ尋問室に、保安隊員にエスコートされダガロ・メデロ・デラン第1公子が入室して来た。
着席したダガロ第1公子は、双子の姉妹を見て不可思議感情が芽生える。2人瓜二つで、今まで見た事が無い気品と美しさに心が同様する。
「アルフ・メデロ・デラン男爵の第一公子で、惑星宇宙母船バルダンの支配者であるダガロ・メデロ・デラン第1公子で有るな❗️」双子の姉妹の一人が問いかけ。
透き通る様な瞳に見詰められたダガロは、瞬間的に嘘は付けないと悟る。其の上、何故か心が引かれ好きになってしまう。「其の通りです。父上の命令で、バルデラン公爵一派を殲滅する為に出撃して来ました❗️」と、素直に答える。
「何の為にバルデラン公爵一派を殲滅する。親族同士の殺し合いに違和感は抱かないのか❗️」人間の本質を抉りだす様な問い掛けをする。
「今まで考えた事が有りません。私から質問しても良いですか」と、ダガロ第1公子。
微笑んで「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️左隣にいるのは私の双子の妹、ミロル・ラハム・リア神聖女王代理兼ラレン銀河連合帝国統轄女王です❗️」と、紹介してから、列席している幹部全員を紹介する。
「紹介頂き有難う御座います。何故か心が軽くなります」と、ダガロ第1公子。
「恐らく、偽りの歴史を刷り込まれていたのだろう❗️」と、へラル・レム・ヴァル。
「私達は、親族同士の戦いをする意思は全く有りません。寧ろ、少ない親族と親交を深めて平和共存を願っているのです」と、ミロル。
「陛下等の思いは充分過ぎる程理解しました❗️極秘星系から飛び出して、今まで何も考えず行動していたのだと気が付きました。で、私は何をすれば良いのですか」と、率直に答える。
「アルフ・メデロ・デラン男爵と会見出来れば良いのだが、其れは非常に難しいだろう❗️せめて母船バルダン内の忠実な皇帝一派が解れば良いのだが❗️」と、ララ・ラハム・リア副摂政。
「マロン・メデロ・デラン統轄大元帥は父上の側近の一人ですが、忠実な配下かどうかは解りません」と、答えるダガロ第1公子。
「正直答えてくれて有難う。では、今から真実の歴史を理解して頂く為、ヒュプノ教育しますので同行して下さい」と、ラレイル・ラハム・リア統轄大元帥。
次にマロン・メデロ・デラン統轄大元帥が保安隊員のエスコートで入室してきた。
最初に質問したのは、クリスタルレーネ防衛艦隊統合司令長官のへラル・レム・ヴァルで有る。
「マロン・メデロ・デラン統轄大元帥で有るな。貴公は、アルフ・メデロ・デラン皇帝の側近で有り、バルデラン銀河帝国のナンバースリーの立場で有る事は間違いないな❗️」と、問い掛ける。
「色々と調べているのだろうから、嘘は通じないだろう❗️其の通りです」と、答える。
「では、貴公は皇帝を崇拝しているのか❗️」
微笑んで「まさか、其れは有り得ない。 互いに隙有らば出し抜いて、頂点を目指す輩の集まりだ❗️」と、答える。
「で、貴公もそうなのか」
「私は違う。そう言う輩を見つけだし排除する立場にいる。で、私はデスキラーと囁かれ恐れられている❗️」
「真実の様だな。何故、其所までする」と、ミロナ。
「可能なら、何時までも独裁制を維持したいからだ」
「なるほど。では、反乱分子或いは反皇帝派が存在しているのだな」と、ミレル・ラハム・リア母船長。
「貴公は皇帝に忠実なのだな❗️」と、ローラ・ラーム・マダン。
「親族で友人だからな」と、答える。
「なるほど。我々も親族なのだが。バルデラン公爵もだか❗️」と、ミロル。
「隠蔽された狭い宙域で、外の世界の事は全く解らなかった」
「で、有ろうな」と、ローラ・ラーム・マダン。
「我々はバルデラン銀河帝国第2母星系を無傷制圧し、7MDバリアで封印し、共和制を布令した。可能ならば争いたく無い」と、ミロナ。
「可能なら我々はアルフ・メデロ・デラン皇帝と対談し、話し合いで解決したいと願っています。とは言え、貴方は皇帝を裏切る事は無いでしょうね❗️」と、ミロル。
「まるで私の心を読んでいる様だな。残念ながら外の通りです」正直答える。
「有難うマロン・メデロ・デラン統轄大元帥閣下❗️貴方の誠実な答えに感謝します❗️」と、ミロナ。軽く頭を下げる。
次に、バルダンの母船長のバルデ・メデロ・デランの尋問が始まる。
「バルダンの母船長のバルデ・メデロ・デランで有るな。貴公は皇帝に忠誠を誓った皇帝一派の幹部で有ろう❗️」ストレートに問い掛けるララ・ラハム・リア副摂政。
「はい、排除されないために忠誠を誓いました❗️」
「なるほど。では、自分の本音を隠し皇帝に従っていたのだな」と、ララ・ラハム・リア副摂政。ココロを抉る要な質問をする。
「親族で有り、半ば強制的に従うしか生き残る術は無いと判断したからです❗️」
「苦しい立場であったのだな。貴方の心情は良く解りました。では、皇帝からの呪縛から解放されたいのだな」同情して話し掛けるロレイン・ラハム・リア副摂政。
「正直答えてくれて有難う❗️貴方の望みは必ず叶えて上げます。私達の仲間になって下さい。私達は親族同士なのだから❗️」と、ミロナは優しさを込めて話し掛ける。
最後にバルダン艦隊統轄元帥のナグル・メデロ・デランが入室して来る。
ナグルが着席すると直ぐに「バルダン艦隊統轄元帥のナグル・メデロ・デランで有るな。貴公は皇帝に忠実な配下なのであろう❗️」いきなり抉る様な質問をするロレイン・ラハム・リア副摂政。
ナグルはいたって冷静だ。何が起こっても動じないタイプの様だ。ロレインは一目で彼の性格を見抜いた。真正リア人は全員能力者で有る。最低3種類の能力を持つ。思念波、念動力、瞬間移動の3種類で有る。其れブラス2、3種類の能力を持っている。因みにロレインは、原子変換能力と、ヒュプノ能力を持っている。
「皇帝に忠実な配下は極僅かで有ろう。何故なら皇帝は疑り深く、信じているのは極側近の数名だけだろう❗️残りの大多数は恐怖と強制で従わされている」と、答える。
「どうやら真実を話している様だ。では、皇帝から離れて我々の仲間に加わりなさい。供に協力して皇帝を排除しましょう」と、説得する。
「解りました。しかし、極秘星系には愛する家族がいる。私の裏切りを知れば殺されるかも知れない」と、告白するナグル・メデロ・デラン。
「心配なさらないで、今まで通り皇帝に忠実な振りを続け罠に掛ける。今から関係者と作戦を練りますので、場所を変えます❗️」と、ミロナ。
10数分後。第1作戦室に移動する。
参加者は、ミロナ等最高級幹部と、ダガロ・メデロ・デラン第1公子、バルデ・メデロ・デラン母船長、ナグル・メデロ・デラン統轄元帥等で有る。
「作戦会議の前に何か要望は有りますか❗️」と、ララ・ラハム・リア副摂政が問い掛ける。
「我が妹を連れ出したい。妹は義理の母と敬遠の中で迫害されているので」と、ダガロ・メデロ・デラン第1公子。
「可能なら家族を連れ出したい」と、ナグル・メデロ・デラン。
「バルデ・メデロ・デラン、何か要望があれば話しなさい❗️」と、ロレイン・ラハム・リア。
「はい❗️では同じく家族の連れ出したい」と、話す。
「解りました。では連れ出し作戦を考えます」と、ミロル。
「ダガロ、妹は現在何かしているですか」と、問い掛けるミロナ。
「ティルは、超次元物理学者。高次通信学者です❗️」と、ダガロ第1公子。
「では、一旦極秘星系に戻り、バルデラン公爵のシュプールを探しだす矯めにティルの力を借りたいので同行させたいと申告すれば良い。
2人は、此れから長い旅になるので、家族と面会したいのでバルダンに来てもらいたいと申告し呼び寄せれば良いだろ。後は替え玉を贈り返す」と、ミロルが提案する。
「しかし、マロン統轄元帥がいるので其の作戦は難しいと考えます」と、ダガロ第1公子。
「では、マロン統轄元帥から皇帝に申告させれば良いだろ❗️」と、ロレイン副摂政。
「エッ❗️」と、驚くダガロ第1公子。
微笑んで「大丈夫、其の件は私がコントロールする」と、ロレイン副摂政。
数時間に渡る作戦会議が終わり、惑星宇宙母船バルダンは、マザーシップ・クリスタルレーネから飛び出して行った。
AG4.3紀元630年11月10日。惑星宇宙母船バルダンはバルデラン暗黒ウォールに進入し、極秘星系に戻る。
皇帝に緊急ダイレクトコンタクトを付け「陛下、重大話が有ります」と、マロン・メデロ・デラン。
「何事じゃ❗️」
「外宇宙は広すぎて方向感覚さえ失いそうで不安です。殿下より聞いたのですが、王女殿下は其の方面のスペシャリストだと伺っております。ですので、王女殿下を航法担当として同行させたいのです❗️」
「承知した。私から話しておく」
「有難う御座います陛下❗️もうひとつお願いがあります」
「次は何じゃ❗️」
「はい、陛下❗️バルデとナグルの2人が、遠征が長くなりそうなので、5、6時間程一家団らんの時を過ごしたいと要望しておりまして❗️」
「許可してやれ❗️所でマロンは良いのか」
苦笑いをして「陛下❗️私は家族の嫌われ者ですから、いない方が良いと思ってるでしょう❗️」と、答える。
「他に要望は無いのか❗️」
「では、王女殿下の研究グループも同行させて頂きたいのです。其れと、万が一にバルデラン公国傘下の戦艦と遭遇し、2、3拿捕出来た場合に備えて、 調査研究グループも必要になるかと考えられますので、手配頂ければ我が軍の戦力強化になります」と、正論を話す。
「なるほど。マロンの言う通りだ。早々に手配する」
「有難う御座います陛下❗️」深々と一礼する。
数時間後。惑星宇宙母船バルダンは、極秘星系から抜け出し、大宇宙に飛び出した。AG4.3紀元630年11月13日。バルダンはマザーシップ・クリスタルレーネに戻った。
保安隊員のエスコートで、ティル・メデロ・デラン王女と、研究グループの各リーダー10名がクリスタルパレス統合司令センター第1会見室に入室して来た。
入室直後。ティルは兄ダガロを見て驚く。裏事情を全く知らないので無理も無いことで有る。
「お兄様、どうして此処にいるの❗️」
ダガロは微笑んで「すまん、ティル❗️極秘作戦だから真実は言えなかった」と、謝罪する。
「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️ティル王女並びにバルデ・メデロ・デラン母船長
、ナグル・メデロ・デラン統轄元帥の家族親族を救いだす為に、私が作戦を立案し全作戦を指揮しました」と、説明する。
ティルは双子の姉妹を見て非常に驚いた。「貴女方伝説の女神ティアラ・ラハム・ライフマザー直系の子孫で、リア帝国初代女王ティア・ラハムリアの2女神・・・❗️」
「古代史には詳しい様じゃ❗️確かに我々真正リア人は神々直系の一族です。しかし、私とミロルは万能では有りません。ティルと同じ人間です。只、人依り少しだけ能力者だと言うだけです」と、ミロルは優しく説明する。
「此処は、直系50億キロメートルのマザーシップ・クリスタルレーネ中枢部自然エリア内のクリスタルパレス第1会見室です❗️」と、ララ・ラハム・リア。続けて、い並ぶ神聖リア帝国の最高幹部を紹介する。
紹介終了後。「ティル、私も科学なので気が合いそうだわ❗️」と、フランソファ。
「私も科学者よ❗️」と、エリル・ラハム・バルデラン公女。
「私達は数少ない親族同士なのだから、友愛と共栄共存しなければと考えています。ティルも親族の1人です。階級の上下関係、諸々の利害関係等全てを捨てて、此からは友達として友好関係を築きましょう❗️」と、ミロル。
「はい、感謝します❗️」と、ティル。
「そうだ、フランソファ❗️エリルとティルを連れてクリスタルレーネ内を案内すれば良いだろう」と、ミロナ。
「では私は、マリエルとバルデとナグルとドゴル達を連れてクリスタルレーネ内を案内しますわ❗️」と、ラブリナ。
数時間後、会見が終了し其々に別れて行く。
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ミロナは時間かけて、マザーシップ・クリスタルレーネを知って貰う事を提案し、2、3日間を友好期間と定める。其の最終日、AG4.3紀元630年11月15日午後2時。科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部から報告が届く。
「科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹のホナミ・ラハム・リアです。円盤型母船器械脳の分析が完了しました。詳細な報告をする為緊急頂上会議開催を要請します❗️」
報告を受け取ったクリスタルレーネ科学技術部局長のソフラ・ラハム・リアは、ミロナ神聖女王に報告する。「承知した。では、1時間後にクリスタルパレス第1評議室にて」と、答えてコンタクトを切る。
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