ドゥームレジスター

バルッ!!

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ザレクとの初対決で大地たちは苦戦を強いられた。黒い本に隠されたさらなる力を解き明かさなければ、ザレクの闇の調和に立ち向かうことはできないと理解した一行は、砦に戻り次の手を考えることにした。

しかし、砦へ戻る途中、大地は異様な光景に遭遇する。村の一部が黒い霧に包まれ、住民たちが怯えながら逃げ惑っていた。村の中央には巨大な黒い柱がそびえ立ち、その柱からは低い唸り声が響いていた。

「これもザレクの仕業か……!」
フィーネが剣を抜き、霧の中を見つめる。

「間違いない。彼が闇の調和の力を使って村そのものを支配しようとしているんだ。」
エリオットが険しい表情で言った。

「行こう。これ以上、被害を出すわけにはいかない。」
大地が剣を握りしめ、霧の中へと足を踏み入れた。


霧の中を進むと、周囲の空気が重くなり、視界がほとんど効かなくなった。その中から、住民と思われる人々が現れるが、その瞳は赤く光り、不気味な笑みを浮かべている。

「住民たちが操られているのか……!」
ロイクが驚愕の声を上げる。

「戦うしかないのか?彼らを傷つけずに止める方法は……!」
フィーネが剣を構えながら躊躇する。

エリオットが魔法で住民たちを一時的に眠らせ、進む道を切り開いた。
「操られているだけなら、魔法で気絶させるしかない。黒い柱を破壊しない限り、彼らは解放されない!」

一行は黒い柱を目指して進むが、柱の周囲にはザレクが召喚した黒い獣たちが待ち構えていた。それらは前回の戦いで見たものよりもさらに凶暴で、大地たちの進行を妨げた。


「こいつら……前よりも強い!」
ロイクが盾で獣の爪を受け止めながら叫ぶ。

「柱が力を供給しているんだ。この柱を止めないと、戦いは終わらない!」
エリオットが魔法で獣を足止めしながら叫ぶ。

大地が剣を握りしめ、柱に向かって突進した。しかし、柱に近づくと、突如柱が黒い光を放ち、大地を弾き飛ばした。その衝撃で周囲の地面が揺れ、一行は立て直しを余儀なくされる。

「柱そのものが意思を持っている……ザレクがこれを操っているに違いない!」
フィーネが剣を振るいながら叫ぶ。


その時、黒い柱からザレクの声が響いた。
「愚かな者どもよ。貴様らがどれだけ足掻こうと、世界は闇の調和に染まる運命だ。この柱はその始まりに過ぎない。」

「黙れ!こんなやり方で世界を支配するなんて許されるものか!」
大地が叫ぶ。

ザレクは冷笑しながら言葉を続けた。
「原初の力は世界そのもの。私が手にすれば、新たな秩序が生まれる。貴様らの調和など、脆弱な幻想に過ぎん。」


「ザレクの声に耳を貸すな。あいつを止めるために、柱を破壊するんだ!」
エリオットが叫ぶ。

大地は「時の輪廻」の力を解放し、柱の動きを一時的に封じた。その隙にフィーネとロイクが全力で攻撃を仕掛ける。柱は激しく揺れながら黒い霧を放つが、エリオットの魔法がそれを抑え込む。

「これで終わりだ!」
大地が剣を高く掲げ、「調和の断片」の力を解き放った。その光が柱を貫き、柱は崩壊し始めた。

黒い霧が晴れ、操られていた住民たちも次々と正気を取り戻した。


柱が消滅した後、その跡地に奇妙な黒い結晶が残されていた。大地がそれを手に取ると、黒い本が微かに反応を示した。

「この結晶……ザレクが使った力の核かもしれない。」
エリオットが慎重に観察しながら言った。

「これを使って、奴がどんな計画を進めているのか解き明かせるかもしれない。」
フィーネが結晶を見つめた。

大地は結晶を握りしめ、決意を新たにした。
「ザレクを止めるための鍵がこれにあるなら、何としても使い方を見つけ出す。奴に好き勝手させるわけにはいかない。」


ザレクが残した影と新たな力の秘密に迫るため、一行は結晶を手にさらなる旅を続ける決意を固めた。世界の調和を守るため、彼らは希望を胸に未来へと進む。
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