強がりなままでいさせて...

ひろとまと

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強がりなままでいさせて...

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芽唯めいー!さっき言ってたでっかい報告ー!彼女できてん!」

そう嬉しそうに話す幼馴染の君は、私がこの世で一番好きな人。

家が隣で、生まれてからずっと一緒に育ってきた。

幼・小・中まではもちろん同じ。高校は同じ学校に進学したくて、一緒に勉強したね。

いつも私の視線の先には君がいて、これからもずっと変わらないと思っていたのに。

この気持ちは伝わらないし、伝えられない。

その幸せそうな顔は、私が一番好きなあなたの表情だから。

「そういえば、芽唯も話したいことあるって言ってなかった?」

『あぁ、健がそんなでっかい報告するから飛んでもた笑 忘れるってことは大したことじゃなかったんやわ』

なんて、作った笑顔でごまかして。

本当は今まで隠してた、病気のことを言おうとしてたの。

もうそんなに長くは君と過ごせないこと、伝えようとしてたのに。

そんな嬉しそうな顔してるあなたに余計なことは言えない。

隠し事はなしって約束、破っちゃってごめんね。

私の強くて優しいところが好きだ、といつの日かあなたは言ってくれたけど、本当の私はこんなに弱いの。

いなくなったら、絶対に嫌いになってね。

生きているうちは好きでいてもらいたいから、強くいられるように頑張るよ。
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一輝かずき「健、おはよー!昨日彼女出来たんやろー!?」
「おん!ええやろ!」
愛妃いつき「小島!芽唯まだ来てないねんけど、なんか聞いてる?」
「え?今日家来んかったから置いて行かれたと思ってたけど、来てへんの?」
先生「大事な話あるから、全員席ついて!」ザワザワ
先生「えー、非常に残念なお知らせです。このクラスの、桃野芽唯もものめいさんが先ほど、亡くなりました。」

_________健、ありがとう 大好きだよ_________|
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