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第一章 初恋
第八話 告白
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8月の半ば頃。私とまな香と冬也で、最寄りの駅でみんなを待った。私は、まな香に服の最終確認と髪型を見てもらっていた。冬也はずっと、そんなに気にしなくてもいいんじゃないかと言っていた。でも、まな香が勝負の日に中途半端な恰好ができるのかと、注意していた。琴美からもう着くと連絡がありすぐに、電車が来て琴美と合流した。それから5分後、細田君からもすぐ着くと連絡が来て、向かい側のホームに着くのが見えた。栞ちゃんも一緒だった。細田君のバックについているストラップと、栞ちゃんのケータイについてるストラップが少し似てる気がしたけど、遠かったから気のせいだと思った。
みんな揃ったので、電車に乗った。まな香が、全員で回るのもいいけど、今回はくじ引きで半分に分かれようと提案した。みんな、賛成で夕方のイルカショーの時間に集合して、イルカショーを見て帰ることになった。ケータイのアプリで、くじを引いてグループを決めた。私とまな香、そして細田君のグループ。琴美、栞ちゃんと冬也のグループに決まった。
水族館について、チケットを買って入場した。そこから琴美たちとは別れて行動した。私は、深海魚やクラゲを見たいと言った。細田君は、意外にもペンギンが見たいと言っていた。まな香は、特にこれが見たいというものはないから、任せると言ってくれた。順路的に、私の希望のほうが先に見れるため、そこを見に行った。クラゲコーナーに行くといろんな種類のクラゲがいた。すごく楽しく興奮して、まな香にも細田君にもそれぞれのクラゲの特徴を説明してしまった。まな香はいつものことで慣れていてるが、細田君は少し驚いていた。私も全くしゃべらないような性格ではないものの、ここまでずっと話し続けることもなかったため、意外だったらしい。
ペンギンのコーナーに向かって歩いているとき、私の生物に関する知識の話になった。
「花沢って、あんなに生き物好きなんだな」
「そうだね。結構昔からだから、私は慣れてたけど改めて考えると結構すごいよね」
「母親の影響かな。水中も陸上も、地球上の生物全部が研究対象だって昔から言ってたし。いろんな図鑑が書斎にあったり、模型とかあったりしてたから」
「かっこいいな。そりゃ詳しくなるな」
そんな話をしていたら、もうペンギンのコーナーに着いた。細田君も、私に負けず劣らずペンギンの知識が多くてびっくりした。途中からは、私と細田君との知恵比べになっていた。まな香が時間に気づいて止めてくれなかったら、イルカショーに間に合わなかったかもしれなかった。
「私、飲み物買ってくるね。どっかで座って待ってて」
「わかった」
これは、私たちが決めた合図。2人っきりになって、告白するタイミングを作ってくれた。まな香が、飲み物を買いに行った後、近くにあったベンチに座った。正直そこまで体力に自信がないから、イルカショースタジアムまで、このまま行くのはきつかった。ものすごく緊張したけど、いつまでもこのままではいられない。まな香が帰ってきてしまう。腹をくくらなければ。
「あのさ、ちょっと聞いてほしい話があるんだけどいいかな」
俺たちは、主に2人が順路通りゆっくり見たいというのでひとつづつ見て回った。多分、雪菜たちは行きたい場所に行って、そこを他人より4倍ぐらいの時間をかけて見てるんだろうと思っていた。横山は結構話したことあったけど、佐久間とは雪菜たちと一緒にいるときに少し話したりこの前の勉強会の時に、初めてまともに話した。すごくおとなしくて、あの2人とは正反対ともいえるような感じだった。
佐久間が、回ってる途中人が多くて体調を崩したため、近くのベンチに座って休憩をしていた。俺は、飲み物を買いに行って戻ってくると、佐久間がトイレに行ったところだった。横山がついていくか聞いたが、歩けるぐらいではあるから大丈夫だと言って1人で行ったらしい。
「あのさ、都だから言うんだけどさ。誰にも言わないでね」
「ん?何の話」
「私ね。勇利と付き合うことになったの」
「え?」
「どうした?改まって」
「私ね、細田君のことが好きなの。細田君が良ければ、付き合ってほしい」
「そっか。
でも、ごめん。俺、実はさ...」
みんな揃ったので、電車に乗った。まな香が、全員で回るのもいいけど、今回はくじ引きで半分に分かれようと提案した。みんな、賛成で夕方のイルカショーの時間に集合して、イルカショーを見て帰ることになった。ケータイのアプリで、くじを引いてグループを決めた。私とまな香、そして細田君のグループ。琴美、栞ちゃんと冬也のグループに決まった。
水族館について、チケットを買って入場した。そこから琴美たちとは別れて行動した。私は、深海魚やクラゲを見たいと言った。細田君は、意外にもペンギンが見たいと言っていた。まな香は、特にこれが見たいというものはないから、任せると言ってくれた。順路的に、私の希望のほうが先に見れるため、そこを見に行った。クラゲコーナーに行くといろんな種類のクラゲがいた。すごく楽しく興奮して、まな香にも細田君にもそれぞれのクラゲの特徴を説明してしまった。まな香はいつものことで慣れていてるが、細田君は少し驚いていた。私も全くしゃべらないような性格ではないものの、ここまでずっと話し続けることもなかったため、意外だったらしい。
ペンギンのコーナーに向かって歩いているとき、私の生物に関する知識の話になった。
「花沢って、あんなに生き物好きなんだな」
「そうだね。結構昔からだから、私は慣れてたけど改めて考えると結構すごいよね」
「母親の影響かな。水中も陸上も、地球上の生物全部が研究対象だって昔から言ってたし。いろんな図鑑が書斎にあったり、模型とかあったりしてたから」
「かっこいいな。そりゃ詳しくなるな」
そんな話をしていたら、もうペンギンのコーナーに着いた。細田君も、私に負けず劣らずペンギンの知識が多くてびっくりした。途中からは、私と細田君との知恵比べになっていた。まな香が時間に気づいて止めてくれなかったら、イルカショーに間に合わなかったかもしれなかった。
「私、飲み物買ってくるね。どっかで座って待ってて」
「わかった」
これは、私たちが決めた合図。2人っきりになって、告白するタイミングを作ってくれた。まな香が、飲み物を買いに行った後、近くにあったベンチに座った。正直そこまで体力に自信がないから、イルカショースタジアムまで、このまま行くのはきつかった。ものすごく緊張したけど、いつまでもこのままではいられない。まな香が帰ってきてしまう。腹をくくらなければ。
「あのさ、ちょっと聞いてほしい話があるんだけどいいかな」
俺たちは、主に2人が順路通りゆっくり見たいというのでひとつづつ見て回った。多分、雪菜たちは行きたい場所に行って、そこを他人より4倍ぐらいの時間をかけて見てるんだろうと思っていた。横山は結構話したことあったけど、佐久間とは雪菜たちと一緒にいるときに少し話したりこの前の勉強会の時に、初めてまともに話した。すごくおとなしくて、あの2人とは正反対ともいえるような感じだった。
佐久間が、回ってる途中人が多くて体調を崩したため、近くのベンチに座って休憩をしていた。俺は、飲み物を買いに行って戻ってくると、佐久間がトイレに行ったところだった。横山がついていくか聞いたが、歩けるぐらいではあるから大丈夫だと言って1人で行ったらしい。
「あのさ、都だから言うんだけどさ。誰にも言わないでね」
「ん?何の話」
「私ね。勇利と付き合うことになったの」
「え?」
「どうした?改まって」
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「そっか。
でも、ごめん。俺、実はさ...」
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