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本編・きっかけはどうでも
44 Repeat Playback ③
「可愛いなあ……」
あまりにもしみじみ言われるので、ものすごく照れくさい。
「僕の腕の中に律さんがいるし、僕は律さんの中にいるし」
もう一度軽くくちづけて尚さんは続ける。
「ああ、すごく幸せだ」
なんだろう、この、蜂蜜みたいに甘い雰囲気。ガンガン動かれるより、よっぽどどきどきする。
「……しゃべりすぎる?」
「そんなことは、ないけど」
「ん?」
じいっと見つめられるから、どうしていいかわからなくなる。思わず顔をそむけると、両手でゆっくり元の角度に戻されて、やっぱり見つめられる。
「な、なんなの……」
「うーん、律さんなんだかすごく……」
「……だからなんなのぉ……」
尚さんは耳元に口を寄せ、囁く。
「発情してるように、見えるんだけど」
予想外の言葉に、思わずこう返してしまう。
「うっさいなあ……」
「すごく砕けた」
尚さんがくすくす笑うので、私はやけになって続けた。
「だって、こんな甘い感じ……知らないんだもん……」
「僕とはこんな感じだって、覚えてもらわないと」
尚さんはゆっくり腰を使った。昨夜は勢いよく貪られた気がしたけれど、今朝は、じっくりと、何一つ残さないように、丹念にしゃぶりつくされているようで。
「だ、だめ……」
「駄目?」
「だめ……」
「昨日も思ったけど、律さん、気持ちいいと駄目って言うね」
「え……」
尚さんは私の頬をちょんちょんとなで、昨夜見た少し悪い笑みを浮かべた。
「いっぱい、駄目なことしよう」
「た、尚さ……」
尚さんは私の「駄目」なところをじっくり攻めた。
「んぁあぁん!」
動物めいた声が止まらない。動きが激しい訳ではないのに、どうしてこんな風になってしまうんだろう。
「気持ちよさそうな声。……今まで知らなかったんでしょう? こんなの」
「んぅ! も、もっと……」
「ん……」
尚さんが動くたびに響くぐちゅりぐちゅりという音が、恥ずかしくて、気持ちよくて。
「こんなぐちゃぐちゃな律さん……知ってるのは僕だけだと思うと……ぞくぞくする」
尚さんは息を荒げ、少しずつ動きを速めていく。お互い高まっていくのがわかる。もう少しというところで、尚さんが抜こうとするので、思わず声が出た。
「あ……」
「何? 僕はもう……」
切羽詰まった、苦しそうにさえ見える表情。彼の行動は正しい。正しいんだけど……。
思わず縋るように抱きついてしまう。
「律さん……?」
「おねがい、このまま……」
どうしても離れるのが嫌で、私は気づくとこう口にしていた。尚さんは小さく息を飲み、そのまま腰を動かし続け、私の中で果てた。
あまりにもしみじみ言われるので、ものすごく照れくさい。
「僕の腕の中に律さんがいるし、僕は律さんの中にいるし」
もう一度軽くくちづけて尚さんは続ける。
「ああ、すごく幸せだ」
なんだろう、この、蜂蜜みたいに甘い雰囲気。ガンガン動かれるより、よっぽどどきどきする。
「……しゃべりすぎる?」
「そんなことは、ないけど」
「ん?」
じいっと見つめられるから、どうしていいかわからなくなる。思わず顔をそむけると、両手でゆっくり元の角度に戻されて、やっぱり見つめられる。
「な、なんなの……」
「うーん、律さんなんだかすごく……」
「……だからなんなのぉ……」
尚さんは耳元に口を寄せ、囁く。
「発情してるように、見えるんだけど」
予想外の言葉に、思わずこう返してしまう。
「うっさいなあ……」
「すごく砕けた」
尚さんがくすくす笑うので、私はやけになって続けた。
「だって、こんな甘い感じ……知らないんだもん……」
「僕とはこんな感じだって、覚えてもらわないと」
尚さんはゆっくり腰を使った。昨夜は勢いよく貪られた気がしたけれど、今朝は、じっくりと、何一つ残さないように、丹念にしゃぶりつくされているようで。
「だ、だめ……」
「駄目?」
「だめ……」
「昨日も思ったけど、律さん、気持ちいいと駄目って言うね」
「え……」
尚さんは私の頬をちょんちょんとなで、昨夜見た少し悪い笑みを浮かべた。
「いっぱい、駄目なことしよう」
「た、尚さ……」
尚さんは私の「駄目」なところをじっくり攻めた。
「んぁあぁん!」
動物めいた声が止まらない。動きが激しい訳ではないのに、どうしてこんな風になってしまうんだろう。
「気持ちよさそうな声。……今まで知らなかったんでしょう? こんなの」
「んぅ! も、もっと……」
「ん……」
尚さんが動くたびに響くぐちゅりぐちゅりという音が、恥ずかしくて、気持ちよくて。
「こんなぐちゃぐちゃな律さん……知ってるのは僕だけだと思うと……ぞくぞくする」
尚さんは息を荒げ、少しずつ動きを速めていく。お互い高まっていくのがわかる。もう少しというところで、尚さんが抜こうとするので、思わず声が出た。
「あ……」
「何? 僕はもう……」
切羽詰まった、苦しそうにさえ見える表情。彼の行動は正しい。正しいんだけど……。
思わず縋るように抱きついてしまう。
「律さん……?」
「おねがい、このまま……」
どうしても離れるのが嫌で、私は気づくとこう口にしていた。尚さんは小さく息を飲み、そのまま腰を動かし続け、私の中で果てた。
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