【R18】神様はいつもきまぐれ+番外!!

テキイチ

文字の大きさ
25 / 198
神様はいつもきまぐれ

025 のぞむところだ! ①

しおりを挟む
 一度目が合ったら、もう、止まることなんてできなかった。何かを身に纏っているのは、不自然だ。キスをしながら、互いのボタンを少しずつ外しあう。

「これ、自分で脱いだ方が、早いかな」
「んー、でも、脱がせたいし、脱がせてほしいよ、俺」
「ちょっともどかしい」
「まあ、会ってなかった時のこと考えたら、それもまたよし」

 確かに、そうかもしれない。

「俺、身体目当てにされるとか、初めてだよ」

 祥が笑いながら言う。

「うっそだあ。あんなにいっぱいさわったり、いろいろしてきたくせに」
「ほんと淡泊な方だったんだって。一、二か月しないとかザラで浮気疑われたりしたし、逆に寝取られたりもしたし」
「え? そうなの?」
「思わず言っといてアレだけど、普通は聞きたくないもんなんじゃないの? そういうの」
「普通だったら、まあ、そうなんだけど。今までの行動と全然違うから、想像がつかなくて、気になる方が勝った」
「うーん、あんまり印象に残ってないな、今までの。それより休日は疲れてるから眠ってたかったし」
「最低」

 忘れるなよ。でも、それくらい、そういう行為に今まで執着なかったことはわかったし、私に対する態度がいかに特別なのかも実感はする。

「付き合う時もいつも向こうからだったから、付き合い始めのイメージが今一つ」
「それは納得。だからあんな……」

 と、祥の顔を見ると思いの外真剣な表情を浮かべていて、どきっとする。

「俺にとっては、大変ドラマティックな始まり方だったんだけど」
「私にとっても、今はそうだけど」
「遥とは、今までで一番ロマンティックな感じにしたいんだけど」
「のぞむところだ」
「全然ロマンティックじゃないよ、それ」

 そう言って祥は大笑いする。



 話をしながらようやくお互い下着だけになったので、ベッドの中に入ることにする。ベッドに入ったらソッコーでブラを外された。

「手早い」
「下着姿堪能する余裕はもうない」
「さよか」

 と言ってる間にショーツも引き下ろされる。

 お返しに私も脱がそうと思い、祥の下着に手を掛ける。

「もう、ガチガチだね」

 そう言って、下着の上から一度そっとなで、人差し指で祥の下着を下げる。少し手で優しく扱いてみると、祥が目を細めた。

「これ、口でした方が、気持ちいいのかな」
「フェラ、嫌いなんじゃないの?」
「私、わりと好きだよ、フェラ。女はどうしても受け入れる側だから、仕掛けられることって限られてるし」

 そう言って祥の先端をぺろりと舐める。

「いろんな愛情表現できる方が、楽しいじゃない」
「これまでしてこなかったから、嫌いなんだとばっかり思ってた……」
「ん……」

 これまであえてフェラはしなかった。祥に気持ちがないなら、どうしても性的に搾取されているように感じてしまうだろうと思ったから。
 でも、今、そんなことは全然感じない。いろいろしたい。好きな男の身体を愛でたい。手で、口で、身体全てを使って。

「いっぱい舐めたい。好きなとこ教えて」

 そう言うと、祥は少し追いつめられた表情になり、息使いが荒くなった。

「あ、ますますおっきくなった」
「そりゃ、そんな潤んだ目で上目使いされて、ぐっとこないやつはいないだろ」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!

satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。 働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。 早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。 そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。 大丈夫なのかなぁ?

苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」 母に紹介され、なにかの間違いだと思った。 だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。 それだけでもかなりな不安案件なのに。 私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。 「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」 なーんて義父になる人が言い出して。 結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。 前途多難な同居生活。 相変わらず専務はなに考えているかわからない。 ……かと思えば。 「兄妹ならするだろ、これくらい」 当たり前のように落とされる、額へのキス。 いったい、どうなってんのー!? 三ツ森涼夏  24歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務 背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。 小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。 たまにその頑張りが空回りすることも? 恋愛、苦手というより、嫌い。 淋しい、をちゃんと言えずにきた人。 × 八雲仁 30歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』専務 背が高く、眼鏡のイケメン。 ただし、いつも無表情。 集中すると周りが見えなくなる。 そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。 小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。 ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!? ***** 千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』 ***** 表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101

一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。

青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。 その肩書きに恐れをなして逃げた朝。 もう関わらない。そう決めたのに。 それから一ヶ月後。 「鮎原さん、ですよね?」 「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」 「僕と、結婚してくれませんか」 あの一夜から、溺愛が始まりました。

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~

雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」 夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。 そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。 全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

交際マイナス一日婚⁉ 〜ほとぼりが冷めたら離婚するはずなのに、鬼上司な夫に無自覚で溺愛されていたようです〜

朝永ゆうり
恋愛
憧れの上司と一夜をともにしてしまったらしい杷留。お酒のせいで記憶が曖昧なまま目が覚めると、隣りにいたのは同じく状況を飲み込めていない様子の三条副局長だった。 互いのためにこの夜のことは水に流そうと約束した杷留と三条だったが、始業後、なぜか朝会で呼び出され―― 「結婚、おめでとう!」 どうやら二人は、互いに記憶のないまま結婚してしまっていたらしい。 ほとぼりが冷めた頃に離婚をしようと約束する二人だったが、互いのことを知るたびに少しずつ惹かれ合ってゆき―― 「杷留を他の男に触れさせるなんて、考えただけでぞっとする」 ――鬼上司の独占愛は、いつの間にか止まらない!?

雨はまだ降り続いている…〜秘密の契約結婚〜

和泉 花奈
恋愛
主人公の観月 奈緒(25)は、ある日突然仕事に行けなくなり、ずっとお家の中に引きこもっている。 そんな自分を変えたくて足掻き苦しんでいるが、なかなかあと一歩が踏み出せずにいる。 勇気を出して家から出た奈緒は、たまたまぶつかった須藤 悠翔という男に出会い、運命が大きく揺れ動く。 ※突然で申し訳ないのですが、投稿方式を変えました。 これまで1〜3話をまとめて1話にしておりますが、各話1話ずつそれぞれで公開することにしました。 急な変更に伴い、読者の皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ございません。 これからも引き続き作品の応援をよろしくお願い致します。                   2025/10/21 和泉 花奈

腹黒上司が実は激甘だった件について。

あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。 彼はヤバいです。 サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。 まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。 本当に厳しいんだから。 ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。 マジで? 意味不明なんだけど。 めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。 素直に甘えたいとさえ思った。 だけど、私はその想いに応えられないよ。 どうしたらいいかわからない…。 ********** この作品は、他のサイトにも掲載しています。

処理中です...