18 / 23
本編
18 冬の僥倖 ③
しおりを挟む
先走りまみれになった下着を脱ぎ、ゴムを着け、宣言通り美羽の中に身体を沈めた。イッたばかりだから、簡単にずぶずぶ挿れられる。
「んんっ! ……ちょ……っと、イッたばっかり……」
「しばらく動かないから」
ゆるゆるに弛緩してるはずなのに、ひくんひくんと蠕動して、熱くて。イカせた達成感と一緒に美羽の身体を堪能する。
「ごめん。ちょっと寒かったんだろ。身体冷えてる」
温めるように抱きしめると、膣がもう一度ひくんと動いた。
「イッちゃった美羽の中、気持ちいい」
「……もう……や……」
「セックスしたかった?」
「……う」
「結構頻繁にしてるつもりだったけど、我慢できなかった?」
羞恥で赤くなっている美羽が可愛い。
つながったまま、何度もくちづける。美羽と出会うまで、キスを自発的にしたことはほとんどなかったから、セックスよりもむしろどきどきする。キスは、温かくて、甘くて、可愛い。俺の中の憧れが詰まっている。
「我慢しなくて、いいよ」
耳元で囁いて、薄い耳たぶをそっと唇で食む。
瞼に、頬に、喉に、鎖骨に、胸元に。キスの雨を降らせるうちに、美羽の身体がもう一度反応しだした。俺のものをやわらかく扱くように、美羽の中が絡みついてくる。
「動いて、い?」
「ん……」
小さく頷かれたので、おもむろに腰を使う。美羽の顔を見ながら、ゆっくりするのが好きだ。じっくり味わいたい。
「あ……んっ……はぁ……ん……」
美羽の声音が吐息交じりになり、色っぽい。最近、美羽の反応は、ずいぶん女っぽい、艶めいたものに変わったと思う。
「気持ちい?」
俺が訊ねると、美羽は小さくこくりと頷く。頬を染め、瞳を潤ませて。
「翼が動くと……気持ちよくて……身体、溶けちゃいそうで……たまんないの……」
美羽の中がぎゅうぎゅう締めつけてくる。こっちがたまらない。
「すごく、したかったの……翼と……翼じゃなきゃ、やだ……」
俺に甘えるように抱きついて、脚を腰に絡めてきて。動きにくいはずなのに、腰を使わずにおれない。
「あっ……あっ……イキたい……お願いイカせて……」
「ん……一緒がいい……」
容赦なくガツガツ攻める。俺はもう、一緒にイクことしか考えられない。
「美羽……!」
「あぁ……んっ!」
思わず射精したのは、最奥を突いた瞬間でも、一際ぎゅっと締めつけられた瞬間でもなかった。
美羽の感じてる顔が、声が、すごく可愛くて、我慢できなかった。
「気持ちよかった……」
どちらからともなく同じ言葉を発し、思わず笑ってしまう。
美羽の半開きになった唇の端から唾液がこぼれた。舌で舐め取り、そのままゆっくりくちづける。美羽の唇は、なによりも甘い。
ゆるく抱き合い、幸せな気持ちで眠りに就いた。
翌朝、カーテンの隙間から光が入って目が覚めた。美羽を起こさないように、そっと、ベランダに出る。
冬はつとめて。冬の夜明けの空が好きだ。暁光が綺麗で。
美羽と初めて関係を持った翌朝も同じように空を眺めたけれど、あまりにも美しすぎて、なんだか苦しかった。
あの日の虚しい気分はもうどこにもない。
美羽の寝顔を見るのが好きだ。以前よりも幸せそうに熟睡している。
もう一度布団に入ると、美羽がゆっくり俺に抱きついてきた。寒かったのか、温めようとしてくれたのか。夢か、うつつか。
そっと唇を奪う。美羽はやっぱり幸せそうに眠っていて、思わず口の端が上がってしまうのが自分でわかる。今度は俺の方から、美羽をそっと抱きしめた。
腕の中に愛おしい存在がある、僥倖。
「んんっ! ……ちょ……っと、イッたばっかり……」
「しばらく動かないから」
ゆるゆるに弛緩してるはずなのに、ひくんひくんと蠕動して、熱くて。イカせた達成感と一緒に美羽の身体を堪能する。
「ごめん。ちょっと寒かったんだろ。身体冷えてる」
温めるように抱きしめると、膣がもう一度ひくんと動いた。
「イッちゃった美羽の中、気持ちいい」
「……もう……や……」
「セックスしたかった?」
「……う」
「結構頻繁にしてるつもりだったけど、我慢できなかった?」
羞恥で赤くなっている美羽が可愛い。
つながったまま、何度もくちづける。美羽と出会うまで、キスを自発的にしたことはほとんどなかったから、セックスよりもむしろどきどきする。キスは、温かくて、甘くて、可愛い。俺の中の憧れが詰まっている。
「我慢しなくて、いいよ」
耳元で囁いて、薄い耳たぶをそっと唇で食む。
瞼に、頬に、喉に、鎖骨に、胸元に。キスの雨を降らせるうちに、美羽の身体がもう一度反応しだした。俺のものをやわらかく扱くように、美羽の中が絡みついてくる。
「動いて、い?」
「ん……」
小さく頷かれたので、おもむろに腰を使う。美羽の顔を見ながら、ゆっくりするのが好きだ。じっくり味わいたい。
「あ……んっ……はぁ……ん……」
美羽の声音が吐息交じりになり、色っぽい。最近、美羽の反応は、ずいぶん女っぽい、艶めいたものに変わったと思う。
「気持ちい?」
俺が訊ねると、美羽は小さくこくりと頷く。頬を染め、瞳を潤ませて。
「翼が動くと……気持ちよくて……身体、溶けちゃいそうで……たまんないの……」
美羽の中がぎゅうぎゅう締めつけてくる。こっちがたまらない。
「すごく、したかったの……翼と……翼じゃなきゃ、やだ……」
俺に甘えるように抱きついて、脚を腰に絡めてきて。動きにくいはずなのに、腰を使わずにおれない。
「あっ……あっ……イキたい……お願いイカせて……」
「ん……一緒がいい……」
容赦なくガツガツ攻める。俺はもう、一緒にイクことしか考えられない。
「美羽……!」
「あぁ……んっ!」
思わず射精したのは、最奥を突いた瞬間でも、一際ぎゅっと締めつけられた瞬間でもなかった。
美羽の感じてる顔が、声が、すごく可愛くて、我慢できなかった。
「気持ちよかった……」
どちらからともなく同じ言葉を発し、思わず笑ってしまう。
美羽の半開きになった唇の端から唾液がこぼれた。舌で舐め取り、そのままゆっくりくちづける。美羽の唇は、なによりも甘い。
ゆるく抱き合い、幸せな気持ちで眠りに就いた。
翌朝、カーテンの隙間から光が入って目が覚めた。美羽を起こさないように、そっと、ベランダに出る。
冬はつとめて。冬の夜明けの空が好きだ。暁光が綺麗で。
美羽と初めて関係を持った翌朝も同じように空を眺めたけれど、あまりにも美しすぎて、なんだか苦しかった。
あの日の虚しい気分はもうどこにもない。
美羽の寝顔を見るのが好きだ。以前よりも幸せそうに熟睡している。
もう一度布団に入ると、美羽がゆっくり俺に抱きついてきた。寒かったのか、温めようとしてくれたのか。夢か、うつつか。
そっと唇を奪う。美羽はやっぱり幸せそうに眠っていて、思わず口の端が上がってしまうのが自分でわかる。今度は俺の方から、美羽をそっと抱きしめた。
腕の中に愛おしい存在がある、僥倖。
1
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】ゆるぎとはな。
海月くらげ
恋愛
「せんせえ、もうシよ……?」
高校生の花奈と、聖職者であり高校教師の油留木。
普段穏やかで生徒からも人気のある油留木先生。
そんな男が花奈にだけ見せる表情がある。
教師×生徒 禁断TL小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる