もう一度あの場所で

第六話 想い出の場所へ

うぅ…。何分経ったろ、そう思ったその時。ｶﾞﾀｯ
へ？怜君が足を押さえながら痛がっていた。「もしかして寝てた？」怜君は真っ赤になって「しょ、しょうがないだろ！最近寝てなくて」「え？寝てないって大丈夫なの？」私が心配すると「大丈夫だよ。それより、君が覚えている俺のことを教えてよ」真剣な顔で私の目を見てくる。思い出したいんだ、事故に遭う前の記憶を…。「分かった。」あれは…。私は昔のことを話し出した。少し怜君は辛そうな顔をしていた、私は心配して話を止めてしまった、怜君は続けてと言って、黙って聞いてくれた。
「想い出の場所で私達はある約束をしたの、でもその約束が私でもわからないの」黙って聞いてた怜君が「じゃあ明日、その想い出の場合に行こう」突然だったから私はびっくりしていた「大丈夫なの！頭が痛くなるんでしょ？」怜君は頷くと「行きたいんだ」しばらく見つめ合って私は「分かった…。行こう！想い出の場所へ」