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そのなな
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ぐるぐると身体の中を掻き回されるような不快感はようやく去った。
ゆっくりと目を開き、苦しいくらいに抱き締めていた腕を緩めると、「ママ」と小さく呼ばれた。
「聖、大丈夫? 変なところはない?」
「うん、大丈夫だけど、ちょっと苦しい」
「あ、ごめんね」
慌てて腕を解いて、聖の顔を覗き込んだ。
けほけほと小さくむせているけれど、特に異常はなさそうでホッとする。それから、周囲を見回して……。
「え?」
窓の外はそろそろ日が暮れる時分だった。
夕闇で薄暗くなった室内は、石を組んだ壁に板張りの床で、天井には大きな太い梁が横切っている。
何より、置いてある調度品は……。
「う、そ」
「ママ、ここ、どこ? おうちは?」
「――あのね。聖とママ、女神に呼ばれたみたい」
「女神様?」
「そう。だって、ここ、女神の神殿だもの」
間違いなく、ここは神殿だった。建物にも調度にも見覚えがあるし、何よりこの部屋自体をよく覚えている。
は、と小さく息を吐く。
前回も今回も、女神が何を思ってわたしをここに寄越したのかわからない。そもそも、女神の仕業だという確証もないのだけど。
「じゃあ、パパがいるの?」
「そう。パパがいるの。でも、今は日暮れでお祈りの時間だから、ちょっと待たないとだめかな。おいで」
「うん」
戸惑う聖の手を引いて、長椅子に腰を下ろさせた。少々暗すぎるからと、卓上に置かれたランプに火を灯す。
ゆらゆらと揺らめく明かりが、ぼんやりとあたりを照らす。
それから、聖のマフラーや上着を全部脱がせ、上はシャツ一枚にした。
靴を脱がせて靴下も脱がせて……さすがに気候が違いすぎて暑いのだ。わたしも着込んでいた上着をさっさと脱いで、ようやく落ち着いた。
それから、ふと、テーブルの籠に置かれた果物を見る。晩御飯が近いのに何も食べずに来てしまったのだ。ひとつ拝借しよう。
「聖、お腹空いたでしょ? 果物もらおうね。これ、甘くて美味しいんだよ」
「いいの?」
「大丈夫。ここ、たぶんパパの部屋だから」
「パパの?」
果物を取って、壁際に掛けてあった短剣を勝手に拝借し、皮を剥く。
たしか、これはマンゴーによく似た食感で、だけど、マンゴーよりさっぱりした甘さの果物だったはずだ。
種を取り、ひと口大に切り分けて、聖の前に置いた。フォークは見当たらないから、手で摘むしかない。
「晩御飯遅くなっちゃうかもしれないから、これを食べておこうね」
「うん」
果汁でベタベタにしながら果物を平らげた後、ここがエセキエルの部屋で良かったと思う。彼の部屋なら勝手知ったるなんとやらだ。トイレも何もかも、場所も使い方も知っている。
手を洗い、汗を拭いて、少し身綺麗にして……小ざっぱりしたところで、緊張と疲れからか、とうとう聖が船を漕ぎ始めた。
「――誰だ?」
薄く開いた扉越しに鋭く誰何する声は、久しぶりに聞くエセキエルの声だった。もう、あれから七年くらい過ぎている。
「ええと……ひさしぶり?」
「ストー!?」
聖に膝枕をしながら、身体を捻ってエセキエルを振り向いた。
大きく扉を開いて立ち尽くすエセキエルは、さすがに驚いているようだ。
「わたし、また女神に呼ばれたみたい。戻ってきちゃった」
「ということは、もしやトウキョにいたのか?」
こくんと頷くと、エセキエルは大きく息を吐いて大股に寄ってきた。
「君が消えた朝、マチェイ司祭が魔法の残滓のようなものを感じたから、転移か何かで消えてしまったのではないかと騒いでいたんだ」
「わたし、魔法なんて使えないんだけど」
困った顔になるわたしに、エセキエルはわかっていると頷いた。
女神に呼ばれたり返されたり……あの変な陽炎みたいなものは魔法だったのか。たしかに、魔法でもなきゃ異なる世界を行ったり来たりは無理か。
「だから、誰かが攫ったのではないかと一時期は大騒ぎだったという話だ」
「なんか、悪いことしたみたい」
「いや。司祭長の占術ですぐにそうでないことはわかったから問題ない」
そんな騒ぎになってたなんてと青くなるわたしに、エセキエルは笑う。
「ところで、その子は?」
すっかり寝入ってしまった聖に気がついたのか、背凭れ越しに覗き込んだエセキエルは首を傾げる。
「君のような、きれいな黒髪だね」
「わたしの子。聖って言うの。あっちの言葉で、“聖なる”って意味よ」
「なるほど。では、結婚を?」
わずかに目を瞠るエセキエルにふるふると頭を振って、にっこりと笑い返す。
「結婚はしてないわ。だって、この子の父親はエセキエルだもの」
「――え?」
「目の色があんまりそっくりだから、生まれた時つい笑っちゃった」
ぽかんと口を開けたまま呆気にとられるエセキエルの顔を見られる機会なんて、たぶんこれが最初で最後なんじゃないか。
見事なくらい言葉を無くした彼に、笑いが止まらない。
「それは……」
何か言葉を返そうとして、やっぱり何も浮かばなかったのか、エセキエルは口元を手で覆ったまま、ぐるぐると視線を彷徨わせた。
「大丈夫よ、別に結婚を迫りに来たわけじゃないから」
「いや、それは……」
「だって、エセキエルが女神に誓った使命は、求める者に愛を与えることなんでしょう? エセキエルが誰かと結婚するとこなんて、想像できないもの」
「けれど、君は」
「わたしも、別に結婚したいわけじゃないの」
エセキエルが、また驚いたように目を見開いた。
わたしはそんなエセキエルの表情に、ずっと笑いどおしだ。
「わたしも、誰かひとりに決めて結婚するってピンと来ないんだよね。聖のことは可愛いし、この子が父親が欲しいって言い出したらわかんないなとは思ってたけど、なんかちょっと、ひとりだけに縛られるのってピンと来ないっていうか」
すうすうと寝息を立てる聖に上着をかけながら、「そうね」と思い出す。
「髪が短くなったわたしも魅力的だって、エセキエルの言うとおりだったのよ。聖っていうコブが付いててもいいってアプローチも受けたことがあったんだけど……なんていうか、その、ね」
「うん?」
「寝てみたら、合わなくて。なんかもう、すごく自分勝手で、こいつダメだって思っちゃって、結婚とか付き合うとか以前の問題だった」
ぷっとエセキエルが噴き出した。
「だって、愛はあるはずなのに、肝心の愛を交わす行為がダメって致命的じゃない? たぶん、そういうところに本当の本音の性格って出るんだと思うのよ。肝心なところで相手を尊重できないって相当ダメでしょ?」
「まったく、ストーらしい」
「そう?」
「だって、君はいつでも貪欲だったじゃないか。いつでも相手に高い水準を要求していただろう? こんなもので、私が満足すると思うのかと」
「そう、かな?」
今度はエセキエルが笑いどおしになってしまう。
いつまでも止まらない笑いに、今度はわたしの納得がいかない。
どうしてくれようかと考えて、それから唐突に「あっ」と声を上げる。
「何?」
「あの、言わなきゃって思ってたこと思い出したんだけど、“ストー”って、わたしの家の名前なの」
「え?」
「“葵”っていうのが、わたし自身の名前で、フルネームは、こっち風に言うと、アオイ・ストーかな。訂正しなきゃって思ってたのに、すっかり忘れてた」
「アオイ」
噛み締めるように呟くエセキエルに、わたしも頷いた。
「ん、まあ、とにかく、エセキエルにお願いしたいのは結婚がどうこうじゃなくて、この子に“父親の愛”を与えて欲しいってことだけ。
その他は、今まで通りでいいわ」
「わかったよ」
エセキエルは目を細めてすやすやと眠る聖を見つめる。それから、そっと伸ばした手で聖の頭を撫でて、「父親か」と呟いた。
ゆっくりと目を開き、苦しいくらいに抱き締めていた腕を緩めると、「ママ」と小さく呼ばれた。
「聖、大丈夫? 変なところはない?」
「うん、大丈夫だけど、ちょっと苦しい」
「あ、ごめんね」
慌てて腕を解いて、聖の顔を覗き込んだ。
けほけほと小さくむせているけれど、特に異常はなさそうでホッとする。それから、周囲を見回して……。
「え?」
窓の外はそろそろ日が暮れる時分だった。
夕闇で薄暗くなった室内は、石を組んだ壁に板張りの床で、天井には大きな太い梁が横切っている。
何より、置いてある調度品は……。
「う、そ」
「ママ、ここ、どこ? おうちは?」
「――あのね。聖とママ、女神に呼ばれたみたい」
「女神様?」
「そう。だって、ここ、女神の神殿だもの」
間違いなく、ここは神殿だった。建物にも調度にも見覚えがあるし、何よりこの部屋自体をよく覚えている。
は、と小さく息を吐く。
前回も今回も、女神が何を思ってわたしをここに寄越したのかわからない。そもそも、女神の仕業だという確証もないのだけど。
「じゃあ、パパがいるの?」
「そう。パパがいるの。でも、今は日暮れでお祈りの時間だから、ちょっと待たないとだめかな。おいで」
「うん」
戸惑う聖の手を引いて、長椅子に腰を下ろさせた。少々暗すぎるからと、卓上に置かれたランプに火を灯す。
ゆらゆらと揺らめく明かりが、ぼんやりとあたりを照らす。
それから、聖のマフラーや上着を全部脱がせ、上はシャツ一枚にした。
靴を脱がせて靴下も脱がせて……さすがに気候が違いすぎて暑いのだ。わたしも着込んでいた上着をさっさと脱いで、ようやく落ち着いた。
それから、ふと、テーブルの籠に置かれた果物を見る。晩御飯が近いのに何も食べずに来てしまったのだ。ひとつ拝借しよう。
「聖、お腹空いたでしょ? 果物もらおうね。これ、甘くて美味しいんだよ」
「いいの?」
「大丈夫。ここ、たぶんパパの部屋だから」
「パパの?」
果物を取って、壁際に掛けてあった短剣を勝手に拝借し、皮を剥く。
たしか、これはマンゴーによく似た食感で、だけど、マンゴーよりさっぱりした甘さの果物だったはずだ。
種を取り、ひと口大に切り分けて、聖の前に置いた。フォークは見当たらないから、手で摘むしかない。
「晩御飯遅くなっちゃうかもしれないから、これを食べておこうね」
「うん」
果汁でベタベタにしながら果物を平らげた後、ここがエセキエルの部屋で良かったと思う。彼の部屋なら勝手知ったるなんとやらだ。トイレも何もかも、場所も使い方も知っている。
手を洗い、汗を拭いて、少し身綺麗にして……小ざっぱりしたところで、緊張と疲れからか、とうとう聖が船を漕ぎ始めた。
「――誰だ?」
薄く開いた扉越しに鋭く誰何する声は、久しぶりに聞くエセキエルの声だった。もう、あれから七年くらい過ぎている。
「ええと……ひさしぶり?」
「ストー!?」
聖に膝枕をしながら、身体を捻ってエセキエルを振り向いた。
大きく扉を開いて立ち尽くすエセキエルは、さすがに驚いているようだ。
「わたし、また女神に呼ばれたみたい。戻ってきちゃった」
「ということは、もしやトウキョにいたのか?」
こくんと頷くと、エセキエルは大きく息を吐いて大股に寄ってきた。
「君が消えた朝、マチェイ司祭が魔法の残滓のようなものを感じたから、転移か何かで消えてしまったのではないかと騒いでいたんだ」
「わたし、魔法なんて使えないんだけど」
困った顔になるわたしに、エセキエルはわかっていると頷いた。
女神に呼ばれたり返されたり……あの変な陽炎みたいなものは魔法だったのか。たしかに、魔法でもなきゃ異なる世界を行ったり来たりは無理か。
「だから、誰かが攫ったのではないかと一時期は大騒ぎだったという話だ」
「なんか、悪いことしたみたい」
「いや。司祭長の占術ですぐにそうでないことはわかったから問題ない」
そんな騒ぎになってたなんてと青くなるわたしに、エセキエルは笑う。
「ところで、その子は?」
すっかり寝入ってしまった聖に気がついたのか、背凭れ越しに覗き込んだエセキエルは首を傾げる。
「君のような、きれいな黒髪だね」
「わたしの子。聖って言うの。あっちの言葉で、“聖なる”って意味よ」
「なるほど。では、結婚を?」
わずかに目を瞠るエセキエルにふるふると頭を振って、にっこりと笑い返す。
「結婚はしてないわ。だって、この子の父親はエセキエルだもの」
「――え?」
「目の色があんまりそっくりだから、生まれた時つい笑っちゃった」
ぽかんと口を開けたまま呆気にとられるエセキエルの顔を見られる機会なんて、たぶんこれが最初で最後なんじゃないか。
見事なくらい言葉を無くした彼に、笑いが止まらない。
「それは……」
何か言葉を返そうとして、やっぱり何も浮かばなかったのか、エセキエルは口元を手で覆ったまま、ぐるぐると視線を彷徨わせた。
「大丈夫よ、別に結婚を迫りに来たわけじゃないから」
「いや、それは……」
「だって、エセキエルが女神に誓った使命は、求める者に愛を与えることなんでしょう? エセキエルが誰かと結婚するとこなんて、想像できないもの」
「けれど、君は」
「わたしも、別に結婚したいわけじゃないの」
エセキエルが、また驚いたように目を見開いた。
わたしはそんなエセキエルの表情に、ずっと笑いどおしだ。
「わたしも、誰かひとりに決めて結婚するってピンと来ないんだよね。聖のことは可愛いし、この子が父親が欲しいって言い出したらわかんないなとは思ってたけど、なんかちょっと、ひとりだけに縛られるのってピンと来ないっていうか」
すうすうと寝息を立てる聖に上着をかけながら、「そうね」と思い出す。
「髪が短くなったわたしも魅力的だって、エセキエルの言うとおりだったのよ。聖っていうコブが付いててもいいってアプローチも受けたことがあったんだけど……なんていうか、その、ね」
「うん?」
「寝てみたら、合わなくて。なんかもう、すごく自分勝手で、こいつダメだって思っちゃって、結婚とか付き合うとか以前の問題だった」
ぷっとエセキエルが噴き出した。
「だって、愛はあるはずなのに、肝心の愛を交わす行為がダメって致命的じゃない? たぶん、そういうところに本当の本音の性格って出るんだと思うのよ。肝心なところで相手を尊重できないって相当ダメでしょ?」
「まったく、ストーらしい」
「そう?」
「だって、君はいつでも貪欲だったじゃないか。いつでも相手に高い水準を要求していただろう? こんなもので、私が満足すると思うのかと」
「そう、かな?」
今度はエセキエルが笑いどおしになってしまう。
いつまでも止まらない笑いに、今度はわたしの納得がいかない。
どうしてくれようかと考えて、それから唐突に「あっ」と声を上げる。
「何?」
「あの、言わなきゃって思ってたこと思い出したんだけど、“ストー”って、わたしの家の名前なの」
「え?」
「“葵”っていうのが、わたし自身の名前で、フルネームは、こっち風に言うと、アオイ・ストーかな。訂正しなきゃって思ってたのに、すっかり忘れてた」
「アオイ」
噛み締めるように呟くエセキエルに、わたしも頷いた。
「ん、まあ、とにかく、エセキエルにお願いしたいのは結婚がどうこうじゃなくて、この子に“父親の愛”を与えて欲しいってことだけ。
その他は、今まで通りでいいわ」
「わかったよ」
エセキエルは目を細めてすやすやと眠る聖を見つめる。それから、そっと伸ばした手で聖の頭を撫でて、「父親か」と呟いた。
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