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第一話 「シャチと呼ばれた男」
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「今日はいい天気だなー」
防波堤から海を眺めながらつぶやく、
ここからの景色はお気に入りで毎週ここに来た時は一服しながら海を眺めるのが習慣になっていた。
「ま、中に入ろうとは思わないけどな。」
つい口に出てしまった。
海で泳ぐのは嫌いではない。むしろ泳ぐのは大好きだった。
子供の頃からスイミングスクールに通い中学も水泳部だった。2年の時に出会ったフィンスイミングにハマり、高校はわざわざ県外のフィンスイミングが出来るところを受けて上京もした。才能と運に恵まれたのか、持ち味の瞬発力を活かした泳ぎは評価され、何度も表彰台にあがり日本代表の強化選手にも選ばれた。名前をもじって「鯱(シャチ)」と呼ばれ水泳界では一目置かれる存在であった。
俺、魚澄 虎の人生は輝いていた。
「それが今や冴えない配達員とはね。っとヤバイ、のんびりしすぎたか、、、ん?」
そう、今は配達の途中。つまり絶賛サボりタイム中だったのだ。
トラックに戻ろうと踵を返した瞬間に、目の端に何かを捉えた。振り返って海を見つめる、、、
防波堤から海を眺めながらつぶやく、
ここからの景色はお気に入りで毎週ここに来た時は一服しながら海を眺めるのが習慣になっていた。
「ま、中に入ろうとは思わないけどな。」
つい口に出てしまった。
海で泳ぐのは嫌いではない。むしろ泳ぐのは大好きだった。
子供の頃からスイミングスクールに通い中学も水泳部だった。2年の時に出会ったフィンスイミングにハマり、高校はわざわざ県外のフィンスイミングが出来るところを受けて上京もした。才能と運に恵まれたのか、持ち味の瞬発力を活かした泳ぎは評価され、何度も表彰台にあがり日本代表の強化選手にも選ばれた。名前をもじって「鯱(シャチ)」と呼ばれ水泳界では一目置かれる存在であった。
俺、魚澄 虎の人生は輝いていた。
「それが今や冴えない配達員とはね。っとヤバイ、のんびりしすぎたか、、、ん?」
そう、今は配達の途中。つまり絶賛サボりタイム中だったのだ。
トラックに戻ろうと踵を返した瞬間に、目の端に何かを捉えた。振り返って海を見つめる、、、
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