58 / 70
番外編①
5 カレンデュラ宰相の独白
しおりを挟む
――とまあそんなこんなでエヴァと会って、ハイドと運命的な出会いを果たして……ああ、ついでにジョーとも。
あれから私は勉強して……それこそ生前以上に勉強して、ハイドランジアの女宰相になったわ。これからバンバン私が生きやすい法律を作りまくってやるんだから。
もうレスタニアに対する未練はないし、両親も……まあ、向こうで仲良く元気に暮らしてくれたら良いんじゃあないかしら。
唯一、孫を抱かせてあげられそうにないってことだけは、申し訳なく思うけれどね。でも相手がハイドじゃあ、例え私の「旦那」にできたとしても子供はムリだもの。
――ってか最近 全くハイドを見かけないんだけど、またエヴァが隠してるのかしら? 本当に生意気な王女……いや、女王様だわ!
それにしても、私ってばなんでこんなにハイドの事が好きなのかしら? 自分でも不思議なのよね。
別に生前、同性が好きだった訳じゃあないし……前にも言ったけど私、枯れ専なの。
ちなみに何で枯れ専になったかって言うと、いくつか理由があって……まず、生前の私には父親が居なかったから。浮気だか何だかで母親と私を置き去りにして逃げたらしいわ。
私を育てるために仕事で忙しい母親とはあまり思い出がなくて、優しいお爺ちゃんお婆ちゃんに可愛がられて育った。
思えば私、前世でも大人に叱られずに育ったのね。そりゃあ傲慢にもなるわよ、育った環境が悪いもの。
それで何となくだけど、「大人の男性」に対する憧れみたいなものが芽生えて……でも、くたびれたおじさんに興味はないわよ? 私メンクイだから!
それで「格好いいおじさま」を求めた先が、舞台俳優だったのよね。
同じ大学で仲のいい子がとある俳優のファンで、舞台のチケットが余ったから一緒に行かないかって誘われて――そこで見た俳優さんの格好良かったこと! おじさまって言うか、もう還暦前の俳優さんだったんだけどさ。
舞台メインで活躍してるからテレビには映らなくて、一般の人からしたら知名度なんてゼロみたいなものだったと思う。
でも本当に格好良くて、渋くて……悲しい事に既婚者だったな。しかも孫まで居るって話だった、まあ年齢を考えれば当然よね。
俳優として役を演じている時も最高に格好良かったんだけど、私が一番惚れ込んだのは「人間性」かな。
当時の私は女子大生で、ちょっと浮ついた部分があった。
しかも大人に叱られずに伸び伸び育ったから……禁止されてたのに、一度友達と舞台終わりに出待ちしちゃったのよ。
どうしても俳優さんを近くで見たかったし、好きって言いながら心のどこかで「舞台俳優なら握手くらいしてくれるかも」なんて下に見てたのかも知れない。
劇場の裏手で何時間も待って……ただでさえ夜だし、灯りも少なくて気味が悪い場所だった。
そのうち友達は音をあげて「てか誰も出てこないし、明日も学校だし」なんて言って先に帰っちゃって、私は気味の悪いところに1人きりよ。
若い女子大生が夜中に1人佇んでいたらどうなると思う? ……そりゃあ酔っ払いか不良に絡まれるわよね。今なら分かるわよ、当時の私 頭悪すぎだって。
べろんべろんに酔っぱらったサラリーマンに絡まれてなす術もなく裏路地に連れ込まれそうになった時、偶然だったのかそれとも劇場から様子を見てたのか……私の好きだった俳優さんが出てきて助けてくれたの。
まるで何かの役を演じているみたいに怖い顔をして、「何してるんだ」って……そうして酔っ払いを追い払った後に「大丈夫?」なんて優しく声を掛けてくれた――――訳はなくて。
俳優さんは私のこともメチャクチャに怒ったわ、「若い女性が1人で何してるんだ」「危ない」「そもそも出待ちは禁止だ、いい年してルールひとつ守れないのか」って。
ファン相手にきつく怒鳴って、そんなことしてファンが減ったらとか、SNSに悪い噂を流されたらとか、たぶんひとつも考えてなかったのよね。
「何かあってからじゃ遅い、こんなしょうもない目的で親御さんを泣かせるような真似をするな」って言われた時に涙が出たわ、この人ただ私のためを想って叱ってくれてるんだって。
出待ちはそれ以来辞めたけど、でもファンは辞めなかった。だってもっと好きになっちゃったから。
身内でさえ私を叱らなかったのに、あの人は臆面もなく他人の小娘を本気で叱ったんだもの。
父親が居たらこうだったかしら、こんな人が私の旦那さんだったら最高じゃない? なんて思いながら追いかけ続けたわ……私が事故で死ぬまでね。
――でもあんなに好きだったのに、もう名前が思い出せないわ。やっぱり前世の記憶って、段々と薄れていくのかしら。
きっとハイドの事も同じ理由で好きになっちゃったんだろうな。
あの頃は本気で男だと思ってたし、この世界で私を叱ってくれる唯一の大人だったから。……それに何かハイドって見た目はともかく中身がちょっと枯れてる感じがするのよ、達観してるというか。
私達の事なんて子供どころか孫、ひ孫に見えてるんじゃないかって思うぐらい穏やかな目で見るでしょう?
立ち居振る舞いもなんか役者っぽいのよね、姿勢がよくて声もよく通るし……まあ実際ずっと「騎士役」を演じていた訳だけどさ。
ハイドももっとハッキリ「私と結婚はしたくない」って言ってくれれば諦めがつくんだけど……「したくない」とは言わないから、追わずにはいられないわよね。
なんか「逃げれば逃げるほど優秀になる」なんて言って掌の上で転がされてる感あるけど、まだまだ人生これからだし! 私は私の幸せのために邁進し続けるわよ。
だって、私は乙女ゲーのヒロインだから!
あれから私は勉強して……それこそ生前以上に勉強して、ハイドランジアの女宰相になったわ。これからバンバン私が生きやすい法律を作りまくってやるんだから。
もうレスタニアに対する未練はないし、両親も……まあ、向こうで仲良く元気に暮らしてくれたら良いんじゃあないかしら。
唯一、孫を抱かせてあげられそうにないってことだけは、申し訳なく思うけれどね。でも相手がハイドじゃあ、例え私の「旦那」にできたとしても子供はムリだもの。
――ってか最近 全くハイドを見かけないんだけど、またエヴァが隠してるのかしら? 本当に生意気な王女……いや、女王様だわ!
それにしても、私ってばなんでこんなにハイドの事が好きなのかしら? 自分でも不思議なのよね。
別に生前、同性が好きだった訳じゃあないし……前にも言ったけど私、枯れ専なの。
ちなみに何で枯れ専になったかって言うと、いくつか理由があって……まず、生前の私には父親が居なかったから。浮気だか何だかで母親と私を置き去りにして逃げたらしいわ。
私を育てるために仕事で忙しい母親とはあまり思い出がなくて、優しいお爺ちゃんお婆ちゃんに可愛がられて育った。
思えば私、前世でも大人に叱られずに育ったのね。そりゃあ傲慢にもなるわよ、育った環境が悪いもの。
それで何となくだけど、「大人の男性」に対する憧れみたいなものが芽生えて……でも、くたびれたおじさんに興味はないわよ? 私メンクイだから!
それで「格好いいおじさま」を求めた先が、舞台俳優だったのよね。
同じ大学で仲のいい子がとある俳優のファンで、舞台のチケットが余ったから一緒に行かないかって誘われて――そこで見た俳優さんの格好良かったこと! おじさまって言うか、もう還暦前の俳優さんだったんだけどさ。
舞台メインで活躍してるからテレビには映らなくて、一般の人からしたら知名度なんてゼロみたいなものだったと思う。
でも本当に格好良くて、渋くて……悲しい事に既婚者だったな。しかも孫まで居るって話だった、まあ年齢を考えれば当然よね。
俳優として役を演じている時も最高に格好良かったんだけど、私が一番惚れ込んだのは「人間性」かな。
当時の私は女子大生で、ちょっと浮ついた部分があった。
しかも大人に叱られずに伸び伸び育ったから……禁止されてたのに、一度友達と舞台終わりに出待ちしちゃったのよ。
どうしても俳優さんを近くで見たかったし、好きって言いながら心のどこかで「舞台俳優なら握手くらいしてくれるかも」なんて下に見てたのかも知れない。
劇場の裏手で何時間も待って……ただでさえ夜だし、灯りも少なくて気味が悪い場所だった。
そのうち友達は音をあげて「てか誰も出てこないし、明日も学校だし」なんて言って先に帰っちゃって、私は気味の悪いところに1人きりよ。
若い女子大生が夜中に1人佇んでいたらどうなると思う? ……そりゃあ酔っ払いか不良に絡まれるわよね。今なら分かるわよ、当時の私 頭悪すぎだって。
べろんべろんに酔っぱらったサラリーマンに絡まれてなす術もなく裏路地に連れ込まれそうになった時、偶然だったのかそれとも劇場から様子を見てたのか……私の好きだった俳優さんが出てきて助けてくれたの。
まるで何かの役を演じているみたいに怖い顔をして、「何してるんだ」って……そうして酔っ払いを追い払った後に「大丈夫?」なんて優しく声を掛けてくれた――――訳はなくて。
俳優さんは私のこともメチャクチャに怒ったわ、「若い女性が1人で何してるんだ」「危ない」「そもそも出待ちは禁止だ、いい年してルールひとつ守れないのか」って。
ファン相手にきつく怒鳴って、そんなことしてファンが減ったらとか、SNSに悪い噂を流されたらとか、たぶんひとつも考えてなかったのよね。
「何かあってからじゃ遅い、こんなしょうもない目的で親御さんを泣かせるような真似をするな」って言われた時に涙が出たわ、この人ただ私のためを想って叱ってくれてるんだって。
出待ちはそれ以来辞めたけど、でもファンは辞めなかった。だってもっと好きになっちゃったから。
身内でさえ私を叱らなかったのに、あの人は臆面もなく他人の小娘を本気で叱ったんだもの。
父親が居たらこうだったかしら、こんな人が私の旦那さんだったら最高じゃない? なんて思いながら追いかけ続けたわ……私が事故で死ぬまでね。
――でもあんなに好きだったのに、もう名前が思い出せないわ。やっぱり前世の記憶って、段々と薄れていくのかしら。
きっとハイドの事も同じ理由で好きになっちゃったんだろうな。
あの頃は本気で男だと思ってたし、この世界で私を叱ってくれる唯一の大人だったから。……それに何かハイドって見た目はともかく中身がちょっと枯れてる感じがするのよ、達観してるというか。
私達の事なんて子供どころか孫、ひ孫に見えてるんじゃないかって思うぐらい穏やかな目で見るでしょう?
立ち居振る舞いもなんか役者っぽいのよね、姿勢がよくて声もよく通るし……まあ実際ずっと「騎士役」を演じていた訳だけどさ。
ハイドももっとハッキリ「私と結婚はしたくない」って言ってくれれば諦めがつくんだけど……「したくない」とは言わないから、追わずにはいられないわよね。
なんか「逃げれば逃げるほど優秀になる」なんて言って掌の上で転がされてる感あるけど、まだまだ人生これからだし! 私は私の幸せのために邁進し続けるわよ。
だって、私は乙女ゲーのヒロインだから!
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる