女子アナ緊縛レポート

ごろつき

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女子アナの憂鬱

薫の悩み

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人気女子アナの早乙女薫はロケバスの中で浮かない顔をしていた。
(はぁ、本当に嫌だ・・・)
薫を乗せたロケバスは深夜バラエティー番組の撮影の為に縄師の仕事場に向かっていた。
縄師の仕事場に潜入しインタビューや仕事場を見せてもらうという番組の企画だった。
(なんで私が・・・)
薫は縄師の仕事場に行くのが嫌な訳ではない、その企画の中の1つのコーナーが嫌で仕方がなかった。

そのコーナーとは女子アナ緊縛体験という薫が縄師に縛られるというコーナーだった。
人気女子アナがカメラの前で縛られるのだ、嫌がらない方が珍しいだろう。

だが薫はただ単に縛られる事が嫌なだけではなかった。


それは1ヶ月前の事だった。

薫はこの番組の企画を聞かされてからネットで緊縛の事を調べ、緊縛写真を複数見た。
写真を見たとたん薫は目が釘付けになり雷に打たれたような衝撃を受けた。

写真を見ただけで興奮し、身体が反応したのだ。
下半身がムズムズし何かいてもたってもいられないような感覚に襲われた。

鼻息が荒くなり、写真を見る手が止まらずそれからと言うもの薫は毎日緊縛写真を漁っては興奮していた。

薫の頭には(私もされてみたい)という思いが自然に湧いて来た。
(私ってMなんだ・・・)
薫は確信した。

もしかしたら今日の撮影でカメラの前で縛られて感じてしまうかもしれない、薫は撮影が不安で仕方がなかった。

(縛られて感じちゃったらどうしよう・・・)

(我慢すればバレないかな?でも顔に出るよね・・・)

そんな事を考えている内にロケバスは現場に到着した。
バスから降りた薫が浮かない顔をしているのを見かねて、ディレクターが話し掛けて来た。
「早乙女さん、今日はTV用に軽く縛るだけだからさ、安心してよ」
薫はそれを聞いて少しほっとした。
「え、ええ・・・」
(TV用かぁ、まぁそうよね・・・)
薫はほっとすると同時に心のどこかで残念に思っている自分がいる事に気付いた。
(やだ、私ったらこれじゃ縛られたいみたいじゃない)
薫は自分の顔をパンパンと叩いて気合いを入れ直し、撮影に臨んだ。
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