163 / 213
駆引
百六十三.遺言の信孝
しおりを挟む
天正十一年四月二十九日 申の刻
信孝が岐阜で降伏して二日後、越中の佐々内蔵助成政は秀吉の大軍勢には勝てまいと悟り、抗うことなく秀吉に降った。これにて越前・越中は秀吉に平定され、残るは伊勢・長島だけとなる。岐阜を連れ出された信孝は捕縛されたまま早速船に乗せられ、長良川を下り、尾張・野間庄の内海大御堂寺まで護送される。信孝を世話する供はもはや十名ほどで、信雄の護衛に逆らう気迫など微塵もない。坊内で縛られたまま信孝はそこで一晩過ごすが、もう次の日には信雄自らが雨の大御堂寺に訪れる。
「何じゃっ、わしを嘲笑いに来たのかぁ・・・。」
いつもの通り信雄を茶化す信孝だが、今日の信雄は静かに受け流す。それがまた信孝の癪に障る。信雄は信孝の前に立ち、見下ろす。信雄の背後には少なくとも左に三人、右に三人の護衛がいる。信孝の背後にも板戸越しに何人かいて、信孝を睨みつけている。信孝の家臣たちは完全に退けられている。
「おぇっ、口があるなら何か申せば良かろう。」
すると信雄は最右翼の家臣に眼で合図を送り、その小兵が信孝の背後に周り、縄を小刀で斬る。縄を解かれた信孝は左右の手首を交互に曲げ伸ばしする。
「今度はここで蟄居せぇというんかぁ・・・。ふううぅんっ、まぁ悪くないのぉ。」
信雄は呆れた溜息一つ吐く。
「もはや其方に次はない。ここで腹を召されよっ・・・。」
「何じゃとぉっ・・・、わしは大殿の御曹司であるぞぉっ・・・。何故、わしが腹を切らねばならんのじゃぁ。」
信雄は再び呆れた溜息一つ吐く。
「確かに其方は大殿の血を嗣いでおる。だからこそ長者名代のわしが其方に切腹を申し付ける。命ずるがわしであることをせめてもの救いと思えぃっ・・・。」
そう云って、信雄は脇差を腰から抜き取り、信孝の手前に投げ付ける。信孝は苦笑いしながら脇差をしばらく見つめる。しばらく間があると思いきや、信孝は突然脇差を拾い、抜こうとする・・・。しかしその刹那、信雄の右側の護衛が太刀を抜き、途端に信孝に迫り寄り、信孝の左手をばちと撃つ。
「がぁぁっ・・・。」
峰打ち・・・といっても信孝の左手はすぐに真っ青になる。脇差は抜かれぬまま手元から落ち、信孝は左肩から倒れ込み、妙な汗が額から噴き出す。
「見苦しぃぞぉっ、三七ぃっ・・・。」
信孝は倒れたまま、右手で左肘あたりを押さえて痛みに抗う。
「おっ、おっ、おのれぇっ・・・。」
「御前は織田家分断を謀った。一度は許されたものの、二度目となればもはや容赦はせん。亡き大殿も同じようにされるであろう。いやっ、亡き大殿も織田家分断を謀った弟君を一度は許し、二度目に罰した。御前もそうなる道を選んだのだ。潔く腹を斬れぇっ。」
「くっ、なるほどぉっ・・・、わしは織田家分断を謀ったというのじゃなっ。じゃが御前はあの忌まわしい猿の織田家滅亡に加担しておるのじゃぞぉっ。わしとどっちが罪が重いのかのぉ・・・。」
いつもの信雄ならその言葉にかっときて我を失うのだが、今日の信雄は至って落ち着いている。信孝は右手で身体を起こすと、また右手を左肘あたりに当てがい、息荒いまま座し直そうとする。
「この後どうなるかぁっ、教えてやろうっ・・・。次は御前が猿に殺され、その次は三法師ぃっ・・・、最後は於次じゃぁ・・・。はっ、はっ、はっ、そんな猿の目論見も分からんのじゃからのぉっ、織田家は終わりじゃぁ・・・。」
脂汗に塗れる信孝は必死に信雄を煽ろうとするが、今日の信雄は全く乗ってこない。すると信雄の口から意外な言葉が発せられる。
「御前の云う通りかもなっ。筑前は織田を潰そうとしとるのかもしれん・・・。」
信孝は唖然とする。
「確たるものはないっ。わしは筑前の出自を蔑む御前と違って、これから筑前の思惑を見極めようと思うておる。場合によっては、わしと筑前が戦うことになるかもしれんな。」
信孝の呆気ぶりは笑いに変わりつつある。
「まっ、まさか御前がそんなことを云うとは思うてもみなんだぞぃっ・・・。てっきり御前は筑前に唆されとると思うておったがぁ・・・、なんじゃぃ・・・、わしと同じことを考えとったんじゃねぇかぁ・・・。」
信雄は溜息一つ吐くが、信孝は止まらない。
「ならばぁっ・・・、ここはわしを生かせよっ・・・。そして然るべき刻が来たら、共に立ち上がって筑前を討とうではないかぁっ・・・。」
信孝はいつの間にか笑顔になっている。それを見て信雄はますます唖然となる。
「はぁぁっ、この後に及んでぇっ・・・。今日ほど御前を馬鹿と思った日はねぇわぃ。」
「えっ・・・。」
「織田家の中で筑前をどう使うかはわしが決めるっ。御前が生き延びたところで、わしにとっては邪魔者以外の何物でもねぇっ。」
「おっ、おいっ、そんな言い方はなかろう。義兄弟でねぇかぁ・・・。共に父の・・・。」
信雄は信孝の言葉を遮り、両翼の家臣たちに信孝の両腕を取り押さえさせる。
「待てぇっ、待てぇっ、三介兄ぃっ・・・、考え直せぇっ・・・。」
信雄は歩み寄り、信孝の前に落ちた脇差を拾いあげる。そして脇差を鞘から抜き取り、信孝を前にして跪く。
「織田はわしが嗣ぐぅっ・・・。」
信雄は脇差を横にして信孝の腹を刺す。信孝が喚こうとすると家臣の一人が首を締め上げ、声を発せないようにする。信孝のささやかな震える抵抗がしばらく続くが、やがて力尽き、白目を剥いたまま絶命する。同時に寺内の信雄の家臣たちにも合図が送られ、信孝の供らもあっという間に殺害される。信雄が立ち上がると、寺内の信雄の家臣たちが全て信雄の元に集結する。信孝の遺骸を見下ろしながら、信雄は家臣たちに念を押す。
「皆の衆、三七はここで見事に腹を斬って命を絶ったぁ。誰に訊かれてもそう応えよ。」
織田三七郎信孝、尾張・野間庄にて切腹。
信孝が岐阜で降伏して二日後、越中の佐々内蔵助成政は秀吉の大軍勢には勝てまいと悟り、抗うことなく秀吉に降った。これにて越前・越中は秀吉に平定され、残るは伊勢・長島だけとなる。岐阜を連れ出された信孝は捕縛されたまま早速船に乗せられ、長良川を下り、尾張・野間庄の内海大御堂寺まで護送される。信孝を世話する供はもはや十名ほどで、信雄の護衛に逆らう気迫など微塵もない。坊内で縛られたまま信孝はそこで一晩過ごすが、もう次の日には信雄自らが雨の大御堂寺に訪れる。
「何じゃっ、わしを嘲笑いに来たのかぁ・・・。」
いつもの通り信雄を茶化す信孝だが、今日の信雄は静かに受け流す。それがまた信孝の癪に障る。信雄は信孝の前に立ち、見下ろす。信雄の背後には少なくとも左に三人、右に三人の護衛がいる。信孝の背後にも板戸越しに何人かいて、信孝を睨みつけている。信孝の家臣たちは完全に退けられている。
「おぇっ、口があるなら何か申せば良かろう。」
すると信雄は最右翼の家臣に眼で合図を送り、その小兵が信孝の背後に周り、縄を小刀で斬る。縄を解かれた信孝は左右の手首を交互に曲げ伸ばしする。
「今度はここで蟄居せぇというんかぁ・・・。ふううぅんっ、まぁ悪くないのぉ。」
信雄は呆れた溜息一つ吐く。
「もはや其方に次はない。ここで腹を召されよっ・・・。」
「何じゃとぉっ・・・、わしは大殿の御曹司であるぞぉっ・・・。何故、わしが腹を切らねばならんのじゃぁ。」
信雄は再び呆れた溜息一つ吐く。
「確かに其方は大殿の血を嗣いでおる。だからこそ長者名代のわしが其方に切腹を申し付ける。命ずるがわしであることをせめてもの救いと思えぃっ・・・。」
そう云って、信雄は脇差を腰から抜き取り、信孝の手前に投げ付ける。信孝は苦笑いしながら脇差をしばらく見つめる。しばらく間があると思いきや、信孝は突然脇差を拾い、抜こうとする・・・。しかしその刹那、信雄の右側の護衛が太刀を抜き、途端に信孝に迫り寄り、信孝の左手をばちと撃つ。
「がぁぁっ・・・。」
峰打ち・・・といっても信孝の左手はすぐに真っ青になる。脇差は抜かれぬまま手元から落ち、信孝は左肩から倒れ込み、妙な汗が額から噴き出す。
「見苦しぃぞぉっ、三七ぃっ・・・。」
信孝は倒れたまま、右手で左肘あたりを押さえて痛みに抗う。
「おっ、おっ、おのれぇっ・・・。」
「御前は織田家分断を謀った。一度は許されたものの、二度目となればもはや容赦はせん。亡き大殿も同じようにされるであろう。いやっ、亡き大殿も織田家分断を謀った弟君を一度は許し、二度目に罰した。御前もそうなる道を選んだのだ。潔く腹を斬れぇっ。」
「くっ、なるほどぉっ・・・、わしは織田家分断を謀ったというのじゃなっ。じゃが御前はあの忌まわしい猿の織田家滅亡に加担しておるのじゃぞぉっ。わしとどっちが罪が重いのかのぉ・・・。」
いつもの信雄ならその言葉にかっときて我を失うのだが、今日の信雄は至って落ち着いている。信孝は右手で身体を起こすと、また右手を左肘あたりに当てがい、息荒いまま座し直そうとする。
「この後どうなるかぁっ、教えてやろうっ・・・。次は御前が猿に殺され、その次は三法師ぃっ・・・、最後は於次じゃぁ・・・。はっ、はっ、はっ、そんな猿の目論見も分からんのじゃからのぉっ、織田家は終わりじゃぁ・・・。」
脂汗に塗れる信孝は必死に信雄を煽ろうとするが、今日の信雄は全く乗ってこない。すると信雄の口から意外な言葉が発せられる。
「御前の云う通りかもなっ。筑前は織田を潰そうとしとるのかもしれん・・・。」
信孝は唖然とする。
「確たるものはないっ。わしは筑前の出自を蔑む御前と違って、これから筑前の思惑を見極めようと思うておる。場合によっては、わしと筑前が戦うことになるかもしれんな。」
信孝の呆気ぶりは笑いに変わりつつある。
「まっ、まさか御前がそんなことを云うとは思うてもみなんだぞぃっ・・・。てっきり御前は筑前に唆されとると思うておったがぁ・・・、なんじゃぃ・・・、わしと同じことを考えとったんじゃねぇかぁ・・・。」
信雄は溜息一つ吐くが、信孝は止まらない。
「ならばぁっ・・・、ここはわしを生かせよっ・・・。そして然るべき刻が来たら、共に立ち上がって筑前を討とうではないかぁっ・・・。」
信孝はいつの間にか笑顔になっている。それを見て信雄はますます唖然となる。
「はぁぁっ、この後に及んでぇっ・・・。今日ほど御前を馬鹿と思った日はねぇわぃ。」
「えっ・・・。」
「織田家の中で筑前をどう使うかはわしが決めるっ。御前が生き延びたところで、わしにとっては邪魔者以外の何物でもねぇっ。」
「おっ、おいっ、そんな言い方はなかろう。義兄弟でねぇかぁ・・・。共に父の・・・。」
信雄は信孝の言葉を遮り、両翼の家臣たちに信孝の両腕を取り押さえさせる。
「待てぇっ、待てぇっ、三介兄ぃっ・・・、考え直せぇっ・・・。」
信雄は歩み寄り、信孝の前に落ちた脇差を拾いあげる。そして脇差を鞘から抜き取り、信孝を前にして跪く。
「織田はわしが嗣ぐぅっ・・・。」
信雄は脇差を横にして信孝の腹を刺す。信孝が喚こうとすると家臣の一人が首を締め上げ、声を発せないようにする。信孝のささやかな震える抵抗がしばらく続くが、やがて力尽き、白目を剥いたまま絶命する。同時に寺内の信雄の家臣たちにも合図が送られ、信孝の供らもあっという間に殺害される。信雄が立ち上がると、寺内の信雄の家臣たちが全て信雄の元に集結する。信孝の遺骸を見下ろしながら、信雄は家臣たちに念を押す。
「皆の衆、三七はここで見事に腹を斬って命を絶ったぁ。誰に訊かれてもそう応えよ。」
織田三七郎信孝、尾張・野間庄にて切腹。
1
あなたにおすすめの小説
マルチバース豊臣家の人々
かまぼこのもと
歴史・時代
1600年9月
後に天下人となる予定だった徳川家康は焦っていた。
ーーこんなはずちゃうやろ?
それもそのはず、ある人物が生きていたことで時代は大きく変わるのであった。
果たして、この世界でも家康の天下となるのか!?
そして、豊臣家は生き残ることができるのか!?
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
憂国の艦隊
みにみ
歴史・時代
1936年2月26日 東京にて二二六事件が発生 首謀した陸軍青年将校らは捕縛されるも
その考えは日本陸軍だけではなく海軍にも広がっていた
その頃、ライバルの消えた吉田善吾連合艦隊司令長官を筆頭とする連合艦隊司令部は南進論を展開し有利に進めていた
これに異議を呈したが連合艦隊司令部から駆逐艦長に飛ばされたのが主人公である菅野峯昌大佐である
彼は乗艦した試製嚮導駆逐艦眞風の乗員たちとともに翌年の連合艦隊演習で連合艦隊司令部ごと日本海軍の誇りである長門を物理的に撃沈せしめようとする 長門撃沈は成功するのか この世界の日本が歩む道は
久遠の海へ ー最期の戦線ー
koto
歴史・時代
ソ連によるポツダム宣言受託拒否。血の滲む思いで降伏を決断した日本は、なおもソ連と戦争を続ける。
1945年8月11日。大日本帝国はポツダム宣言を受託し、無条件降伏を受け入れることとなる。ここに至り、長きに渡る戦争は日本の敗戦という形で終わる形となった。いや、終わるはずだった。
ソ連は日本国のポツダム宣言受託を拒否するという凶行を選び、満州や朝鮮半島、南樺太、千島列島に対し猛攻を続けている。
なおも戦争は続いている一方で、本土では着々と無条件降伏の準備が始められていた。九州から関東、東北に広がる陸軍部隊は戦争継続を訴える一部を除き武装解除が進められている。しかし海軍についてはなおも対ソ戦のため日本海、東シナ海、黄海にて戦争を継続していた。
すなわち、ソ連陣営を除く連合国はポツダム宣言受託を起因とする日本との停戦に合意し、しかしソ連との戦争に支援などは一切行わないという事だ。
この絶望的な状況下において、彼らは本土の降伏後、戦場で散っていった。
本作品に足を運んでいただき?ありがとうございます。
著者のkotoと申します。
応援や感想、更にはアドバイスなど頂けると幸いです。
特に、私は海軍系はまだ知っているのですが、陸軍はさっぱりです。
多々間違える部分があると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる