9 / 84
第二章 お見合い
伝説の冒険者
しおりを挟む
ゲームの中に転生して数日。宿屋の主人の厚意にて寝泊まりをさせてもらったが、ずっと甘えてはいられない。
アリサは自分で部屋を借りるため、町の不動産屋に足を運んだ。
転生した時にポケットに入っていた多少の小銭と、ローザとハリー達から払われた金額しか持っていないため、ほとんど手持ちがなく、借りられる部屋は限られていた。
町の一番端、ギルドまで徒歩二十分以上あるその部屋は、埃っぽくボロボロの下宿だった。
窓はひび割れて隙間風が吹き込み、ランプはチカチカと点滅している。
扉を開けると軋む音がして、床を虫が這って逃げていくのが見えた。
(はあ……相談所を軌道に乗せて、もっといい生活できるよう頑張ろう!)
当初の目標はまず、まともな暮らしができるようにすること。
異世界とはいえ世知辛い現実を目の当たりにして、アリサはため息をついた。
ギルドの開店は十時。
その一時間前には出勤し、カウンターの水拭き、床の埃を掃き、庭の草木に水をやる。
窓を拭き、書類の整理をし、客を呼び込むため店の前の看板に字を書いていたら、ケビンがやってきた。
「おはようございます、ケビンさん!」
「……おはよう。
開店準備万端で、俺が遅刻したみたいだな」
まだ開店二十分前なので問題はないのだが、コーヒーを片手にあくびを噛み殺し、気まずそう頭を掻いているケビン。
「結婚相談所は雰囲気が命です。
華やかな植物などの置かれた清潔な空間で、礼儀正しいコンサルタントがお出迎えすれば、成婚率もアップするんです!」
ほうきを片手に笑うアリサに、無理はしないでくれよ、とケビンが声をかける。
二人でギルド内の準備をし、開店時間となり、店の扉にかけられている看板を「CLOSE」から「OPEN」に裏返した。
すぐに、一人の男性が店内に入ってきた。
「よおケビン。
ギルドで結婚相談所やらを開いたんだって?
伝説の冒険者がおかしなことを始めたって話題だぜ」
大柄で筋肉質な男性は、ケビンの知り合いのようだ。
片手を挙げ、気さくにカウンター内のケビンに声をかけてきた。
「俺は場所を貸してるだけだ」
腕を組んだまま、首を横に振るケビン。
「伝説の冒険者?」
「ああ、こいつは誰も倒せなかった最奥の森のドラゴンを一人で倒したんだ。
この町の冒険者でケビンを知らない奴はいないよ。みんな憧れているんだ」
不思議そうに聞き返したアリサに、丁寧に説明するジョン。
最奥の森のドラゴンは、レベルがだいぶ上がった中盤以降にしか倒せない、ボス並みのモンスターだったはずだ。
「よせ、昔の話だ」
「二年前に急に引退して、ギルドを開いたんだよな」
ジョンに褒められても、謙遜して目を伏せるケビン。
(ケビンさんってすごい強い冒険者だったのね。
ゲームのキャラにそんな裏設定があったとは……。
確かに、ギルドを訪れる人たちからの人望も厚いみたい)
ゲームをかなりやりこんでいるアリサだが、ケビンは序盤から出てくるギルドの説明要因キャラだと認識していたので、実は元冒険者で引退しギルドを開いたとは知らなかった。
「今日は何の用だジョン。
いい剣が入っているぞ。それともパーティメンバー募集か?」
本題に入ろうとケビンが用件を問うと、
「いや実は、俺は結婚相談所に用があるんだ。
恥ずかしながら、俺もいい歳だしよぉ」
冷やかしに来たのかと思いきや、意外にもジョンの目的は結婚相談所だったようだ。
「わあ、ぜひご相談ください!」
アリサが喜び声をかけると、照れて頬を掻きながらジョンはカウンターの席へと座った。
(よし、今回も相談がうまくいけば成婚報酬をもらえるから、あのボロくて虫だらけの部屋ともおさらばできる!
お金は大事よ、頑張らなきゃね!)
早速プロフィールカードを書いてもらおうと、紙とペンを手渡す。
スラスラと書き終わったので、アリサが内容を読む。
そこには、タイプの女性の欄に「可愛い子」と書いてあった。
「ジョンさん、このタイプの女性のところですが……」
可愛い子、の詳しい意味を知りたくてアリサが問いかけると、ジョンはそこは大事だ、とでも言うように意気揚々と語り出した。
「ああ、相手は若くて可愛くて、スタイルのいい子がいいな!
酒も飲めるとなお良し!
巨乳の踊り子の彼女が欲しいぜ」
悪い予感は的中した。
ジョンは目を輝かせて理想の女性像を語っている。
踊り子というのは、主に酒場などで水着のように肌の露出の多い衣装を着て、ダンスショーを開催している女性のことだ。
前世だと、ショーモデルやコンパニオンの類だろうか。
(て、典型的な女性の見た目しか見ていないタイプね……。
彼女は欲しいけど、結婚願望はまだ無さそう)
よくいるのだ。結婚相談所に来ているのに、実際にお付き合いをし結婚するというよりは、憧れや推しの対象となる相手を挙げるような人が。
一応、アリサは手元の会員一覧のファイルを読み返してみたが、踊り子の女性はモテるため、そもそも結婚相談所の登録者がいない。
(まあ、そりゃいないわよね。
でも大丈夫、こういう男性も前世にはよくいたわ。
キャバクラや飲み会に行く方が気楽な人が、結婚相談所に足を運んでくれたことが、すでに良い傾向。
現実的な女性を紹介すれば、意外ととんとん拍子にうまくいくのよね)
本人も、もういい歳だしだと多少危機感を持っているようだった。
散々遊んだ人の方が、気持ちが切り替わるとすぐ結婚するのも、経験上多く見てきた。
アリサは自分で部屋を借りるため、町の不動産屋に足を運んだ。
転生した時にポケットに入っていた多少の小銭と、ローザとハリー達から払われた金額しか持っていないため、ほとんど手持ちがなく、借りられる部屋は限られていた。
町の一番端、ギルドまで徒歩二十分以上あるその部屋は、埃っぽくボロボロの下宿だった。
窓はひび割れて隙間風が吹き込み、ランプはチカチカと点滅している。
扉を開けると軋む音がして、床を虫が這って逃げていくのが見えた。
(はあ……相談所を軌道に乗せて、もっといい生活できるよう頑張ろう!)
当初の目標はまず、まともな暮らしができるようにすること。
異世界とはいえ世知辛い現実を目の当たりにして、アリサはため息をついた。
ギルドの開店は十時。
その一時間前には出勤し、カウンターの水拭き、床の埃を掃き、庭の草木に水をやる。
窓を拭き、書類の整理をし、客を呼び込むため店の前の看板に字を書いていたら、ケビンがやってきた。
「おはようございます、ケビンさん!」
「……おはよう。
開店準備万端で、俺が遅刻したみたいだな」
まだ開店二十分前なので問題はないのだが、コーヒーを片手にあくびを噛み殺し、気まずそう頭を掻いているケビン。
「結婚相談所は雰囲気が命です。
華やかな植物などの置かれた清潔な空間で、礼儀正しいコンサルタントがお出迎えすれば、成婚率もアップするんです!」
ほうきを片手に笑うアリサに、無理はしないでくれよ、とケビンが声をかける。
二人でギルド内の準備をし、開店時間となり、店の扉にかけられている看板を「CLOSE」から「OPEN」に裏返した。
すぐに、一人の男性が店内に入ってきた。
「よおケビン。
ギルドで結婚相談所やらを開いたんだって?
伝説の冒険者がおかしなことを始めたって話題だぜ」
大柄で筋肉質な男性は、ケビンの知り合いのようだ。
片手を挙げ、気さくにカウンター内のケビンに声をかけてきた。
「俺は場所を貸してるだけだ」
腕を組んだまま、首を横に振るケビン。
「伝説の冒険者?」
「ああ、こいつは誰も倒せなかった最奥の森のドラゴンを一人で倒したんだ。
この町の冒険者でケビンを知らない奴はいないよ。みんな憧れているんだ」
不思議そうに聞き返したアリサに、丁寧に説明するジョン。
最奥の森のドラゴンは、レベルがだいぶ上がった中盤以降にしか倒せない、ボス並みのモンスターだったはずだ。
「よせ、昔の話だ」
「二年前に急に引退して、ギルドを開いたんだよな」
ジョンに褒められても、謙遜して目を伏せるケビン。
(ケビンさんってすごい強い冒険者だったのね。
ゲームのキャラにそんな裏設定があったとは……。
確かに、ギルドを訪れる人たちからの人望も厚いみたい)
ゲームをかなりやりこんでいるアリサだが、ケビンは序盤から出てくるギルドの説明要因キャラだと認識していたので、実は元冒険者で引退しギルドを開いたとは知らなかった。
「今日は何の用だジョン。
いい剣が入っているぞ。それともパーティメンバー募集か?」
本題に入ろうとケビンが用件を問うと、
「いや実は、俺は結婚相談所に用があるんだ。
恥ずかしながら、俺もいい歳だしよぉ」
冷やかしに来たのかと思いきや、意外にもジョンの目的は結婚相談所だったようだ。
「わあ、ぜひご相談ください!」
アリサが喜び声をかけると、照れて頬を掻きながらジョンはカウンターの席へと座った。
(よし、今回も相談がうまくいけば成婚報酬をもらえるから、あのボロくて虫だらけの部屋ともおさらばできる!
お金は大事よ、頑張らなきゃね!)
早速プロフィールカードを書いてもらおうと、紙とペンを手渡す。
スラスラと書き終わったので、アリサが内容を読む。
そこには、タイプの女性の欄に「可愛い子」と書いてあった。
「ジョンさん、このタイプの女性のところですが……」
可愛い子、の詳しい意味を知りたくてアリサが問いかけると、ジョンはそこは大事だ、とでも言うように意気揚々と語り出した。
「ああ、相手は若くて可愛くて、スタイルのいい子がいいな!
酒も飲めるとなお良し!
巨乳の踊り子の彼女が欲しいぜ」
悪い予感は的中した。
ジョンは目を輝かせて理想の女性像を語っている。
踊り子というのは、主に酒場などで水着のように肌の露出の多い衣装を着て、ダンスショーを開催している女性のことだ。
前世だと、ショーモデルやコンパニオンの類だろうか。
(て、典型的な女性の見た目しか見ていないタイプね……。
彼女は欲しいけど、結婚願望はまだ無さそう)
よくいるのだ。結婚相談所に来ているのに、実際にお付き合いをし結婚するというよりは、憧れや推しの対象となる相手を挙げるような人が。
一応、アリサは手元の会員一覧のファイルを読み返してみたが、踊り子の女性はモテるため、そもそも結婚相談所の登録者がいない。
(まあ、そりゃいないわよね。
でも大丈夫、こういう男性も前世にはよくいたわ。
キャバクラや飲み会に行く方が気楽な人が、結婚相談所に足を運んでくれたことが、すでに良い傾向。
現実的な女性を紹介すれば、意外ととんとん拍子にうまくいくのよね)
本人も、もういい歳だしだと多少危機感を持っているようだった。
散々遊んだ人の方が、気持ちが切り替わるとすぐ結婚するのも、経験上多く見てきた。
0
あなたにおすすめの小説
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ@『桜の嫁入り』発売中です
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
【完結】成り上がり令嬢暴走日記!
笹乃笹世
恋愛
異世界転生キタコレー!
と、テンションアゲアゲのリアーヌだったが、なんとその世界は乙女ゲームの舞台となった世界だった⁉︎
えっあの『ギフト』⁉︎
えっ物語のスタートは来年⁉︎
……ってことはつまり、攻略対象たちと同じ学園ライフを送れる……⁉︎
これも全て、ある日突然、貴族になってくれた両親のおかげねっ!
ーー……でもあのゲームに『リアーヌ・ボスハウト』なんてキャラが出てた記憶ないから……きっとキャラデザも無いようなモブ令嬢なんだろうな……
これは、ある日突然、貴族の仲間入りを果たしてしまった元日本人が、大好きなゲームの世界で元日本人かつ庶民ムーブをぶちかまし、知らず知らずのうちに周りの人間も巻き込んで騒動を起こしていく物語であるーー
果たしてリアーヌはこの世界で幸せになれるのか?
周りの人間たちは無事でいられるのかーー⁉︎
枯れ専モブ令嬢のはずが…どうしてこうなった!
宵森みなと
恋愛
気づけば異世界。しかもモブ美少女な伯爵令嬢に転生していたわたくし。
静かに余生——いえ、学園生活を送る予定でしたのに、魔法暴発事件で隠していた全属性持ちがバレてしまい、なぜか王子に目をつけられ、魔法師団から訓練指導、さらには騎士団長にも出会ってしまうという急展開。
……団長様方、どうしてそんなに推せるお顔をしていらっしゃるのですか?
枯れ専なわたくしの理性がもちません——と思いつつ、学園生活を謳歌しつつ魔法の訓練や騎士団での治療の手助けと
忙しい日々。残念ながらお子様には興味がありませんとヒロイン(自称)の取り巻きへの塩対応に、怒らせると意外に強烈パンチの言葉を話すモブ令嬢(自称)
これは、恋と使命のはざまで悩む“ちんまり美少女令嬢”が、騎士団と王都を巻き込みながら心を育てていく、
――枯れ専ヒロインのほんわか異世界成長ラブファンタジーです。
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる