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14_魔物と魔王
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やっぱり俺が聞き取れないエルの声は魔物の言葉なんだろうか。
魔物の言葉も分かるって事なんだろうか。
驚いてエルの顔をじっと見ると、何だか複雑そうな顔で笑った。いつの間にか黒に戻ってた目が俺を探るみたいに視線を寄越してくる。
「…………気味が悪いか」
「ムカつく」
心の中でムカつくムカつく連呼しすぎて、つい反射で言葉が転がり落ちてしまった。
少し間が空いて「は?」ってエルの呆気に取られたような声が聞こえてきたけど。ムカつくお気持ちはもう止められない。
「剣士で魔法使えてテイマーなのズルいだろ! どれか一つにしろよ!!」
俺なんか回復魔法一個なのに。何でエルだけそんな何個もスキル持ってんだ、一個ぐらいくれてもいいんじゃないか。
どうせ殆ど使えないんだから魔法スキル寄越せちくしょう!
「ていまー……?」
「魔物を仲間に出来る職業のこと!」
「そんなものはないが」
不思議そうなエルの顔を見てハッと我に返る。うっかり別ゲームの話持ち出してたんだって、今更やっと認識した。
だってテレビゲームとかネットゲームで出てくるやつあるし。アライアンスレイドがあるならネトゲ寄りのシステムだと思ってたから……てっきりテイマーも当然あるものだと。
エルの反応的に、テイマーとかサモナーとか魔物使い的な職業はキミツナの世界には無いらしい。
「お前は何を言っているんだ。魔物を使役する人間など居ない」
じ、と不審者でも見るような顔でこっちを見てくる。どうやって誤魔化そうか考えるほど空回って、背中を変な汗が伝っていく。
「い、居たけど言えなかっただけかもじゃん! だからエルだって黙って一人で来たんだろ!」
これは良い感じのワードじゃないか!?
職業が無いなら他人に魔物と話せるなんて人には話さないだろうし! もしかしたらキミツナ2で新職業としてこれから発見される展開かもだし!
心の中で自画自賛しながら向こうの出方をじっとうかがう。
「……それもそうだな」
少し間が空いた後、エルはそうポツリと呟いて魔物に向き直った。
「 」
何かを言ったと思ったら魔物の群れが森の奥の方へ移動していく。獅子型はじゃれつきながら名残惜しそうにクゥンと鳴いて、去っていく群れの後を追いかけていった。
……いや、犬じゃん。獅子っていうかライオンは確かネコ科なのに。仕草も鳴き声もモロに犬じゃん。
影みたいな魔物も俺の影からずるっと抜け出してエルにペコリとお辞儀をして。なんと俺にも手を振って滑るように去っていく。エルと俺の扱いの差は若干引っ掛かるけど、まぁ、言葉が通じるかどうかの差ということにしておこう。
一行が森の中に消えていくのを見届けて、ふと疑問が浮かぶ。
「なぁ、アイツら何処行くの」
「森の奥だ。この先は地形が険しくて人間は入れないからな」
「なるほど」
人間が来れなきゃ戦闘にはならないもんな。もしかしたら襲ってきた突獣型の魔物はこの巣みたいな場所を守ってたのかもしれない。
木の根元にぽっかり開いた穴を覗き込んでみた。入口もでかいけど中も広い。奥の方が全然見えなくて、木の根っこが入口の洞窟を塞いでたみたいだ。
「ていうか、そもそも何でこんな所に居たんだろ」
色々いた魔物の中には、森に住むのは変じゃないかって奴も居たし。ドッス……えーと、上から落ちてくる岩みたいな奴とか、明らかに建物のブロックみたいな形だったから森にあると少し不自然だ。
アイツらも俺達みたいに訳アリだったのかな。
「……魔王が討たれた後の残党狩りから逃れたようだ。人間が勝利したことで活動域が拡大し、鉢合うようになったと言っていた」
珍しく口数の多いエルに、ちょっとビックリする。
公式サイトに載ってた記憶はないけど、ひょっとしてコイツ主人公と関わりのあるキャラクターなんじゃないだろうか。世界の出来事を伝える的なサブキャラ的な。
見るからに訳アリだし、特撮のブラックっぽいし。
そんな事を思いつつ、せっかく話し始めたことだし流れに乗ることにする。
「ざんとうがり、って?」
「魔王に与した魔物の掃討作戦だ。知能のある魔物を逃せば逆襲に遭う可能性があるからな」
おおう、アイツらもめちゃくちゃ訳アリだった。
「でも魔王って魔物の王様だろ。それが居ないなら逆襲なんて」
「……魔王は魔王として生まれる訳ではない。魔王の影が人間に取り憑いて成るものだ」
あれ、そういうもんなの。
由緒正しき魔物界の高貴な一族とかじゃないのか。しかも人間に取り憑くとかタチ悪くないか。
「影って、あの魔物の上位版みたいな?」
「まぁ、その様なものだな。影魔は影に取り憑き操るが、魔王の影は取り憑いた人間を操るどころか魔物に変質させる」
「えっ、じゃあ倒されたっていう魔王も元は人間ってこと?」
エルは少しだけ考えて、小さく頷いた。
……少しだけ空気が重たくなった気がする。
「魔王の影はかつて存在した魔物の国の王が討たれ成ったものだと聞く。それからというもの宿敵である人間から器を選び、魔物を率いる王を作り出して戦争を起こす」
「なんだそれ、迷惑な幽霊だな……」
魔王にされた人間にだって家族とか友達とか、恋人だっていたかもしれないのに。急に居なくなっても心配だし悲しいし、魔王になる所を見てもショッキングすぎだろ。最悪じゃん。
「魔物は失ったものを取り返す。人間は持つものを守る。片方が勝てば立場が入れ替わる。それだけだ」
魔物と話が出来るからなのか、淡々と言う言葉とは裏腹にエルの横顔が少し悲しそうだった。
さっき居た奴らは懐いてるみたいだったけど、もしかしたら最初は人間だからって何か言われたりしたのかもしれない。
思わず肩に触れようと伸ばした手は宙を切った。エルはそのまま無言で歩いていく。
「エル?」
「長話が過ぎた。そろそろ戻るぞ」
「……うん」
振り返った表情も声も、元に戻っていた。
いつも通りのエルにホッとしたような、さっきの表情が気になるような。もやもやとしてる違和感の正体を突き詰めて良いのか、迷ってしまう。
「薬草」
「なに。……じゃねぇよコータだッッ!」
気を抜いてたせいで、急に呼ばれてうっかり返事をしてしまった。そもそも薬草=俺って認識してる時点で負けてる気がするけど。
くそ、しつこく呼ばれすぎて慣れてきてる。物凄く複雑なお気持ち……。
進みかけた道を戻って近付いてくるエルの腕が俺の肩を掴んだ。引き寄せられたと思ったら視界からエルが消えて。
「え、なに!? ちょっ、くるし」
気がついたらぎゅうっと抱き締められていた。力加減に容赦がなくてちょっと苦しい。
「怖い思いをさせてすまなかった」
何の事だと言いかけたけど、多分あれだ。獅子型に散々追いかけ回された時の事なんじゃないだろうか。
「エルのせいじゃないじゃん」
だって、あの時エルは前衛近くに居たんだから対応出来るわけない。
誰も後ろの崖から一気に魔物が雪崩れ込んでくるなんて思ってなかった。たまたま俺が魔物の体力ゲージに気付いただけで、それを見落としてたら俺だって分からなかった。
「守ってやると言ったのに」
「ちゃんと助けてくれたじゃん」
間一髪でデカイ魔物の脚に潰されそうだった俺を引き戻してくれた。前衛の近くに居たのに、大破した馬車から引き離されてた俺の所まで駆けつけてくれた。
俺を置いてったのも、状況が落ち着くのを見計らってからだ。
守ってやるから薬草になれって台詞、馬鹿にしてんのかって思ってたけど……結構真面目に言ってたのかもしれない。意外と良い奴なのかも。
「謝るなんて何か変だぞ。何か変なもんでも食ったのかよ」
困ったようにエルが笑う。そのまま顔が近付いてきて、鼻先とおでこに軽く唇が触れた。しばらく何が起きたのか分からなくて固まって。
理解が追い付いたのは数秒経ってからだった。
「っな、な、なにすっ……!」
「魔物避けの呪いだ。気休め程度のものだが」
「それちゅーする意味あったか!?」
「口付ける方がそれっぽいだろう」
つーことは全然しなくてもよかったヤツだよなそれ!
からかうように笑う表情に、良い奴かもって言葉はこっそり撤回することにした。
人が見直してやろうとしてたのにからかいやがって!
ムカつく! やな奴! このキザ助!!
魔物の言葉も分かるって事なんだろうか。
驚いてエルの顔をじっと見ると、何だか複雑そうな顔で笑った。いつの間にか黒に戻ってた目が俺を探るみたいに視線を寄越してくる。
「…………気味が悪いか」
「ムカつく」
心の中でムカつくムカつく連呼しすぎて、つい反射で言葉が転がり落ちてしまった。
少し間が空いて「は?」ってエルの呆気に取られたような声が聞こえてきたけど。ムカつくお気持ちはもう止められない。
「剣士で魔法使えてテイマーなのズルいだろ! どれか一つにしろよ!!」
俺なんか回復魔法一個なのに。何でエルだけそんな何個もスキル持ってんだ、一個ぐらいくれてもいいんじゃないか。
どうせ殆ど使えないんだから魔法スキル寄越せちくしょう!
「ていまー……?」
「魔物を仲間に出来る職業のこと!」
「そんなものはないが」
不思議そうなエルの顔を見てハッと我に返る。うっかり別ゲームの話持ち出してたんだって、今更やっと認識した。
だってテレビゲームとかネットゲームで出てくるやつあるし。アライアンスレイドがあるならネトゲ寄りのシステムだと思ってたから……てっきりテイマーも当然あるものだと。
エルの反応的に、テイマーとかサモナーとか魔物使い的な職業はキミツナの世界には無いらしい。
「お前は何を言っているんだ。魔物を使役する人間など居ない」
じ、と不審者でも見るような顔でこっちを見てくる。どうやって誤魔化そうか考えるほど空回って、背中を変な汗が伝っていく。
「い、居たけど言えなかっただけかもじゃん! だからエルだって黙って一人で来たんだろ!」
これは良い感じのワードじゃないか!?
職業が無いなら他人に魔物と話せるなんて人には話さないだろうし! もしかしたらキミツナ2で新職業としてこれから発見される展開かもだし!
心の中で自画自賛しながら向こうの出方をじっとうかがう。
「……それもそうだな」
少し間が空いた後、エルはそうポツリと呟いて魔物に向き直った。
「 」
何かを言ったと思ったら魔物の群れが森の奥の方へ移動していく。獅子型はじゃれつきながら名残惜しそうにクゥンと鳴いて、去っていく群れの後を追いかけていった。
……いや、犬じゃん。獅子っていうかライオンは確かネコ科なのに。仕草も鳴き声もモロに犬じゃん。
影みたいな魔物も俺の影からずるっと抜け出してエルにペコリとお辞儀をして。なんと俺にも手を振って滑るように去っていく。エルと俺の扱いの差は若干引っ掛かるけど、まぁ、言葉が通じるかどうかの差ということにしておこう。
一行が森の中に消えていくのを見届けて、ふと疑問が浮かぶ。
「なぁ、アイツら何処行くの」
「森の奥だ。この先は地形が険しくて人間は入れないからな」
「なるほど」
人間が来れなきゃ戦闘にはならないもんな。もしかしたら襲ってきた突獣型の魔物はこの巣みたいな場所を守ってたのかもしれない。
木の根元にぽっかり開いた穴を覗き込んでみた。入口もでかいけど中も広い。奥の方が全然見えなくて、木の根っこが入口の洞窟を塞いでたみたいだ。
「ていうか、そもそも何でこんな所に居たんだろ」
色々いた魔物の中には、森に住むのは変じゃないかって奴も居たし。ドッス……えーと、上から落ちてくる岩みたいな奴とか、明らかに建物のブロックみたいな形だったから森にあると少し不自然だ。
アイツらも俺達みたいに訳アリだったのかな。
「……魔王が討たれた後の残党狩りから逃れたようだ。人間が勝利したことで活動域が拡大し、鉢合うようになったと言っていた」
珍しく口数の多いエルに、ちょっとビックリする。
公式サイトに載ってた記憶はないけど、ひょっとしてコイツ主人公と関わりのあるキャラクターなんじゃないだろうか。世界の出来事を伝える的なサブキャラ的な。
見るからに訳アリだし、特撮のブラックっぽいし。
そんな事を思いつつ、せっかく話し始めたことだし流れに乗ることにする。
「ざんとうがり、って?」
「魔王に与した魔物の掃討作戦だ。知能のある魔物を逃せば逆襲に遭う可能性があるからな」
おおう、アイツらもめちゃくちゃ訳アリだった。
「でも魔王って魔物の王様だろ。それが居ないなら逆襲なんて」
「……魔王は魔王として生まれる訳ではない。魔王の影が人間に取り憑いて成るものだ」
あれ、そういうもんなの。
由緒正しき魔物界の高貴な一族とかじゃないのか。しかも人間に取り憑くとかタチ悪くないか。
「影って、あの魔物の上位版みたいな?」
「まぁ、その様なものだな。影魔は影に取り憑き操るが、魔王の影は取り憑いた人間を操るどころか魔物に変質させる」
「えっ、じゃあ倒されたっていう魔王も元は人間ってこと?」
エルは少しだけ考えて、小さく頷いた。
……少しだけ空気が重たくなった気がする。
「魔王の影はかつて存在した魔物の国の王が討たれ成ったものだと聞く。それからというもの宿敵である人間から器を選び、魔物を率いる王を作り出して戦争を起こす」
「なんだそれ、迷惑な幽霊だな……」
魔王にされた人間にだって家族とか友達とか、恋人だっていたかもしれないのに。急に居なくなっても心配だし悲しいし、魔王になる所を見てもショッキングすぎだろ。最悪じゃん。
「魔物は失ったものを取り返す。人間は持つものを守る。片方が勝てば立場が入れ替わる。それだけだ」
魔物と話が出来るからなのか、淡々と言う言葉とは裏腹にエルの横顔が少し悲しそうだった。
さっき居た奴らは懐いてるみたいだったけど、もしかしたら最初は人間だからって何か言われたりしたのかもしれない。
思わず肩に触れようと伸ばした手は宙を切った。エルはそのまま無言で歩いていく。
「エル?」
「長話が過ぎた。そろそろ戻るぞ」
「……うん」
振り返った表情も声も、元に戻っていた。
いつも通りのエルにホッとしたような、さっきの表情が気になるような。もやもやとしてる違和感の正体を突き詰めて良いのか、迷ってしまう。
「薬草」
「なに。……じゃねぇよコータだッッ!」
気を抜いてたせいで、急に呼ばれてうっかり返事をしてしまった。そもそも薬草=俺って認識してる時点で負けてる気がするけど。
くそ、しつこく呼ばれすぎて慣れてきてる。物凄く複雑なお気持ち……。
進みかけた道を戻って近付いてくるエルの腕が俺の肩を掴んだ。引き寄せられたと思ったら視界からエルが消えて。
「え、なに!? ちょっ、くるし」
気がついたらぎゅうっと抱き締められていた。力加減に容赦がなくてちょっと苦しい。
「怖い思いをさせてすまなかった」
何の事だと言いかけたけど、多分あれだ。獅子型に散々追いかけ回された時の事なんじゃないだろうか。
「エルのせいじゃないじゃん」
だって、あの時エルは前衛近くに居たんだから対応出来るわけない。
誰も後ろの崖から一気に魔物が雪崩れ込んでくるなんて思ってなかった。たまたま俺が魔物の体力ゲージに気付いただけで、それを見落としてたら俺だって分からなかった。
「守ってやると言ったのに」
「ちゃんと助けてくれたじゃん」
間一髪でデカイ魔物の脚に潰されそうだった俺を引き戻してくれた。前衛の近くに居たのに、大破した馬車から引き離されてた俺の所まで駆けつけてくれた。
俺を置いてったのも、状況が落ち着くのを見計らってからだ。
守ってやるから薬草になれって台詞、馬鹿にしてんのかって思ってたけど……結構真面目に言ってたのかもしれない。意外と良い奴なのかも。
「謝るなんて何か変だぞ。何か変なもんでも食ったのかよ」
困ったようにエルが笑う。そのまま顔が近付いてきて、鼻先とおでこに軽く唇が触れた。しばらく何が起きたのか分からなくて固まって。
理解が追い付いたのは数秒経ってからだった。
「っな、な、なにすっ……!」
「魔物避けの呪いだ。気休め程度のものだが」
「それちゅーする意味あったか!?」
「口付ける方がそれっぽいだろう」
つーことは全然しなくてもよかったヤツだよなそれ!
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