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ローズさんに下されたざまぁ?が、結果的に修道院行きだった事が不思議だったようで、今回答え合わせが出来たことで納得されたとの事です。
「あたしが希望したらしい国外追放にならなくて、僻地の修道院だもんね。寒くてマジ辛いけど。たまにクッキー焼いて喰わせてくれんの。素朴過ぎてこんなに上等じゃないけどさ」
紅茶を啜るローズさんをエミリーが睨んでますけど、紅茶位差し上げてもよろしいと思うのですが。
毒を盛らないよう注意したので大丈夫と思いますが、ローズさんは治癒魔法を使えるので何とかなるでしょう。
「色々、協議したとは聞いております。国外追放の件は他国にご迷惑をお掛けして戦争の火種になる事を防ぐ為に却下されました」
アスキア国のライフォード王子が騒動に巻き込まれ、ローズさんが国外追放になった理由を調べられたら国交に亀裂が入りますからね。
「ローズさんが逃げなければ王都寄りの修道院になっていたようですわよ」
犯した不敬罪も学園生活の中だけですし、ローズさんを利用した点もあるので、一応妥当な刑罰?になったようです。
元々、残念な方との認識でしたので、問題を起こしてもローズさんだからで済まされた人格が功を奏したのでしょう。
修道院を刑務所のように言うのは不適切ですけれど。
ただ、あの後ガドウィン様とアーシェス様と共に逃げるとは思いませんでした。
あの二人がそこまで考えが足りない方とは思ってもみませんでしたわ。・・・でもガドウィン様は有り得ますか。
腐っても側近候補と思っていたレオンハルト様も呆れるほど。
父親が有力な力を保持しているからこそ、自分達は罰せられないと思っていたのでしょうか。
「あー、ガドウィンとアーシェスがどちらかの領地まであたしを逃がして、ほとぼりが覚めたら迎えにくるって言うし、あたしもあんたが悪役令嬢と思ってたから国外追放でも上手くいくか分かんなくてさ。とりあえず匿ってもらってアスキアまで行けたらいいなって思って逃げた。シルヴェストは途中で自分は関係ないとか言い始めてあいつマジで最悪」
ご自分がやらかしていた行動が失態だとお気づきになられたのか保身に走ったシルヴェスト様は婚約者のアメリア様の邸宅の前で、アメリア様が帰宅するのを待って謝罪してきたそうです。
アメリア様は、馭者に命じて馬車で轢いてやろうとしたのですけど逃げられましたわと、後に悔しそうに仰られておりましたが。
「そう言えば、あの三人はどうなったの?速攻捕まってからずっと閉じ込められて、外に出されたと思ったら此処に連れて来られてさ。ゲームのバットエンディングは、卒業パーティーでぼっちで終了するだけで。今となってはあの三人に悪いことしたなとは思ってるんだよね。あたしの現状から酷い状況にはなってないと思うけどさ」
「とりあえず、廃嫡ですわね。今は三人共に強制労働中ですわ」
「え?は?嘘でしょ」
「嘘を吐く理由があるとでも?ローズさんと違い彼等は高位貴族なの。役割を放棄し、婚約者と彼等の家に泥を塗る行いをしたのよ。両家の怒りは凄まじかったらしいの。いくらその時学生だったと言えど、側近候補としてもありえない行為でしたわ」
ローズさんにはお伝えしませんが、ローズさんの嘘を丸ごと信じてわたくしを一方的に責め冤罪を作り出してしまったのも悪手でしたようですの。
然るべき確証も取らず、仕えるべきレオンハルト様の婚約者であるわたくしを他の貴族達の目の前で貶した事が、未来の王族に害を成したと捉えられて彼等のお父上の逆鱗に触れ、そちらの処理の方が大変だったそうです。
「あたしが希望したらしい国外追放にならなくて、僻地の修道院だもんね。寒くてマジ辛いけど。たまにクッキー焼いて喰わせてくれんの。素朴過ぎてこんなに上等じゃないけどさ」
紅茶を啜るローズさんをエミリーが睨んでますけど、紅茶位差し上げてもよろしいと思うのですが。
毒を盛らないよう注意したので大丈夫と思いますが、ローズさんは治癒魔法を使えるので何とかなるでしょう。
「色々、協議したとは聞いております。国外追放の件は他国にご迷惑をお掛けして戦争の火種になる事を防ぐ為に却下されました」
アスキア国のライフォード王子が騒動に巻き込まれ、ローズさんが国外追放になった理由を調べられたら国交に亀裂が入りますからね。
「ローズさんが逃げなければ王都寄りの修道院になっていたようですわよ」
犯した不敬罪も学園生活の中だけですし、ローズさんを利用した点もあるので、一応妥当な刑罰?になったようです。
元々、残念な方との認識でしたので、問題を起こしてもローズさんだからで済まされた人格が功を奏したのでしょう。
修道院を刑務所のように言うのは不適切ですけれど。
ただ、あの後ガドウィン様とアーシェス様と共に逃げるとは思いませんでした。
あの二人がそこまで考えが足りない方とは思ってもみませんでしたわ。・・・でもガドウィン様は有り得ますか。
腐っても側近候補と思っていたレオンハルト様も呆れるほど。
父親が有力な力を保持しているからこそ、自分達は罰せられないと思っていたのでしょうか。
「あー、ガドウィンとアーシェスがどちらかの領地まであたしを逃がして、ほとぼりが覚めたら迎えにくるって言うし、あたしもあんたが悪役令嬢と思ってたから国外追放でも上手くいくか分かんなくてさ。とりあえず匿ってもらってアスキアまで行けたらいいなって思って逃げた。シルヴェストは途中で自分は関係ないとか言い始めてあいつマジで最悪」
ご自分がやらかしていた行動が失態だとお気づきになられたのか保身に走ったシルヴェスト様は婚約者のアメリア様の邸宅の前で、アメリア様が帰宅するのを待って謝罪してきたそうです。
アメリア様は、馭者に命じて馬車で轢いてやろうとしたのですけど逃げられましたわと、後に悔しそうに仰られておりましたが。
「そう言えば、あの三人はどうなったの?速攻捕まってからずっと閉じ込められて、外に出されたと思ったら此処に連れて来られてさ。ゲームのバットエンディングは、卒業パーティーでぼっちで終了するだけで。今となってはあの三人に悪いことしたなとは思ってるんだよね。あたしの現状から酷い状況にはなってないと思うけどさ」
「とりあえず、廃嫡ですわね。今は三人共に強制労働中ですわ」
「え?は?嘘でしょ」
「嘘を吐く理由があるとでも?ローズさんと違い彼等は高位貴族なの。役割を放棄し、婚約者と彼等の家に泥を塗る行いをしたのよ。両家の怒りは凄まじかったらしいの。いくらその時学生だったと言えど、側近候補としてもありえない行為でしたわ」
ローズさんにはお伝えしませんが、ローズさんの嘘を丸ごと信じてわたくしを一方的に責め冤罪を作り出してしまったのも悪手でしたようですの。
然るべき確証も取らず、仕えるべきレオンハルト様の婚約者であるわたくしを他の貴族達の目の前で貶した事が、未来の王族に害を成したと捉えられて彼等のお父上の逆鱗に触れ、そちらの処理の方が大変だったそうです。
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