悪役令嬢の早死にする母親に転生したらしいので、幸せ家族目指して頑張ります。

百尾野狐子

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モブは弱し、然れど母は強し

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「……ナ…っ…んっ」
硬く熱い体に強く抱き締められ、蕩けるような舌で口腔内を掻き回されて、私の体はパブロフの犬のように濡れ始めました。
爽やかなナハト様自身の香りと、熱い唾液の甘美な味に状況を忘れそうになってしまいます。ああ、駄目よ、セラフィナイト。今は流されてはいけないわ。でも、どうしましょう、私の全部がナハト様の存在を悦んでおります。
口腔内に溜まった唾液が、互いの舌が絡み合う度にグチュグチュとかき混ぜられ、内側から鼓膜を刺激します。淫靡な音によって更に悦びが増す私の淫らな体を、ナハト様は激情を持って抱き締めて下さいます。
溜まった唾液を喉を鳴らして嚥下する私の唇は、飲みきれなかった唾液が溢れて濡れております。ナハト様は濡れた唇に構わず、更に私の口腔を貪ります。
「ん…ふっ、んっ、ん……」
興奮が呼吸を乱し、息苦しさに酸欠を自覚致します。けれど、苦しくてもナハト様と離れたくない私は、拒む事など致しません。
口付けだけで何度も体の奥が痛む程に収斂を繰り返して、私の体は甘い痺れに侵されおります。ナハト様の唾液は媚薬のようです。ドロワーズは粗相をした子供のように水分を吸って重くなっております。
ああ、困りました、体の奥が疼いて堪りません。ナハト様の情熱を奥で受け止めたくて堪りません。
「ナ…ハト…さま…」
ナハト様の舌に吸い付きながら、意志に反して腰がくねるのが止まりません。
「セラ…っ…私のセラ…っ」
「ふぁっ!」
視界が揺れて、背中に寝台の感触が致します。正に電光石火の早業で脚を割り開かれてナハト様の硬く漲った熱情を濡れたドロワーズ越しに感じて頭が沸騰しそうです。
角度を変えて何度も口付けを交わしながら、互いの下半身を擦り合わせます。布越しでも互いの熱を感じます。グチュグチュと捏ねられる花園の蜜がナハト様のトラウザーズを濡らしてしまいます。
ナハト様の激情は纏われている衣服を押し上げ、布越しに私の花園を穿つように割り開き、浅い入り口を抉ります。既に充血し、今にも開きそうな芽が、ナハト様の激情に擦られる度に甘いと云うには鋭い快感を脳髄に走らせます。
体が制御を失ったようにビクビクと弾み、脳内にオキシトシンやらドーパミンやらエンドルフィンやら、有りとあらゆる幸せ悦び物質が溢れたのでしょうか。体の奥で繋がってもいませんのに、白い世界に押し上げられて私の意識は暫く揺蕩っておりました。
「……………」
遠くで何かの音が聞こえてまいります。けれど意識はまだ甘い世界に揺蕩っており、その音が何なのか判別出来ずにおりました。
「……」
「……、……」
違う音色が交互に鳴り、それが音では無く声だと判別出来た時、揺蕩っていた意識は急激に明瞭になって意識が戻ってまいりました。けれど体は絶頂から戻って来られず、全く力を入れる事が出来ません。私はナハト様の胸の中に包まれたまま、ぐったりとした状態です。
「…セラフィナイトの体に仕込んだ魔法は黒魔法だな?」
「……」
ゲルブ様の冷静なお言葉を、ナハト様は無言でスルーなさいます。正直、立場を考えましたら、かなり不敬な態度と申せます。
「魔法省に探知されたら厄介な事くらいお前なら知っているだろう」
「…そんな間抜けではない」
「私が垂れ込んだらどうする気だ?ただでさえ、お前は魔法省の誘いを断った要注意人物だ」
「セラが哀しむ事を、お前がする筈はないだろう」
「……その私に、彼女が嫌悪を抱く程の事をさせたんだ。本当に、お前は嫌な奴だ」
ゲルブ様の歯噛みする音が聞こえて来そうな程、忌々し気にゲルブ様は言葉を吐き捨てられました。
ええ。そうですね。確かに私の体はゲルブ様を完全に拒否しておりました。
下腹にゲルブ様の口付けを受けた時には発動しなかった魔法が、嫌悪を感じた状態で触れられて発動した事を鑑みれば、魔法の発動条件は私自身のナハト様以外の方への嫌悪感や忌避感と私に触れる方の劣情だったのだと思われます。
恐らく、ゲルブ様はそれに気付かれたからこそ、あのような振る舞いをされたのだと思うのです。流石ゲルブ様ですわ。
「こんな間男のような間抜けな役割りをさせてくれて…お前には感謝して貰いたいね」
「…すまなかった…、恩に着る」
「……、まさか本当に言うとはね。それほどの相手だったのか?」
「…ああ」
「魔力は封印されたままか…、厄介だな。その刻印はポーションでは治せないか」
「無理だな。フランメの黒魔法だ」
「フランメか…。あの国は秩序を乱す」
「元より彼の国は好戦的で、瘴気を生みやすい」
「しかし、フランメごときに出し抜かれたわけではあるまい?黒幕は誰だ」
「精霊王」
「せ……っ」
小気味良い会話の流れを聞きながら、ナハト様の胸に抱き締められていた私は、信じられない名を聞いて思わず息を詰めてしまいました。
流石のゲルブ様でさえ絶句する程の存在です。
精霊王は、その名の通り、この世界の精霊の頂点に立つ存在です。
精霊は、前世のアミニズムに近い存在で、人が信じるから精霊は存在出来ると云われております。人が生きる人間界とは違う次元に生きる精霊は、時に人間界に甚大な影響を及ぼす神に近い存在でもあります。
力の強い精霊は実体化する事ができ、人間と婚姻する事もあり、精霊人と云われる方々がおられます。基本的には人間よりも魔力が強く長寿な為、精霊と婚姻を結びたい王族や貴族は多いようです。
王立魔法学院が建立されたガイスト王国は永世中立国で、ガイスト王国の王族は精霊王の血を継いでいると云われております。彼の国には魔法省も在り、世界の秩序を護る最大にして最高の機関です。各国の優秀な人材が所属している魔法省はどの国の支配にも降らず、ある種の独立国のような機関と云われおります。
ガイスト王国と精霊王の関係は深く、ゲームのヒーロー候補にもなっているガイスト王国の国王と精霊王の存在が、まさか今のタイミングで身近に聞くようになるとは想像した事さえございません。
それにしても、何故精霊王がナハト様を害する立場にいるのでしょうか。分からない事だらけです。
「…セラ」
私が覚醒した事に気付かれたナハト様は、優しい声で私の名を呼んで下さいました。
私は閉じていた目蓋を開け、ナハト様の麗しいお顔を見上げました。
「…っ!」
改めて見たナハト様の麗しい白皙のお顔に、禍々しい刻印がある事に気付き、私は息を飲みました。
艶やかな金の髪はいつも通りに後ろに流され、一つに結ばれております。けれど、以前には無かったナハト様の秀でた額に、赤黒い文字が一列刻まれていたのです。文字は恐らく神代文字です。
「酷い……」
許せません。私のナハト様に、このような傷を刻むなんて。
赤黒い文字は直接肌に刻まれており、触れるとざらざらしていて凹凸がございました。鋭い針のような物で皮膚に文字を刻んだのでしょう。
「セラ…泣くな…」
「ひっ…っ…うっ…」
震える私の指を優しく掴み、指先に口付けを落として微笑まれるナハト様を見て、益々瞳に涙の膜ができてしまいます。
ああ、何て事でしょう。これ程の怒りを感じるのはいつぶりでしょうか。本当に、許せません。
「……フフ、泣くセラフィナイトに敵う者などいないな」
寝台の脇に立つゲルブ様が腰に手を充てながら苦笑されました。
ああ、何て事。私ったら、ゲルブ様がいらしたのにナハト様とあのように淫らな抱擁をして、絶頂までしてしまっていたのですわ。怒りと羞恥でどうにかなってしまいます。
「良いだろう。他ならぬセラフィナイトのためだ。協力してやる」
「ゲルブ…」
「魔力を封印されていては使い物にならないな。先ずはそれを何とかしよう」
「アテはあるのか?」
「ある。我が国の魔の森に」
ゲルブ様のお言葉で、ゲームの情報が思い出されました。モーント王国の王城の裏庭の奥にある深い森に、ゲームのアイテムである魔法の木の実があるのです。
魔法の木の実は、神出鬼没な魔法の樹木の実です。樹木そのものが意思を持ち、移動出来るのです。魔法の樹木の実は幻の実と云われ、極めて入手困難な奇跡を起こす実なのです。
この『闇乙』の世界にはポーションやエリクサーが存在しますが、治癒魔法はございません。病や怪我を治すのは、薬草を使用した薬が一般的に知られている現在唯一の方法なのです。
その昔、まだ神代魔法が生きていた時代には存在していた治癒魔法は、現在では古の幻の魔法と云われているのです。
幻の実と云われている魔法の木の実は、エリクサーの主原料となっており、それだけでどれ程入手困難なのかお分かりいただけるかと思います。魔力の高い者が精製した実は良質なポーションにもエリクサーにもなるのです。
恐らくゲルブ様は幻の実を手にいれるおつもりなのだと思われますが、果たして直ぐに入手できるのでしょうか。ゲーム上でも、経験値を上げなければ入手は困難でした。
「…幻の実は入手困難なのではないですか?」
私の問いにゲルブ様は優しい笑みを返して下さいました。
「おや、よく分かったね。そう、幻の実だ。セラフィナイトの心配は最もだ。確かに手に入れるのは難しい。魔の森は魔と云われているが、真実は魔物さえ入り込む事が出来ない所謂聖域なんだ。モーント王族の選ばれた者のみ、森に入る事が出来る。それ以外の者が入れば、無事に戻れる保証の無い場所だ。だから魔の森と云われている」
「まさか…ゲルブ様が」
「私が行きたいのはやまやまだが、公務があるため難しい。私の代わりに息子に探して貰う」
「それは…っ」
ゲルブ様のお言葉に私は言葉を詰まらせました。
「ブラウ様はまだ四歳ですわ」
「まぁ、そうだね。だが、あの子は優秀だ。リヒトと比べても劣らぬ知性と魔力がある」
ブラウ様はモーント王国の王太子です。ヒーロー候補の一人でもあります。けれど、どれ程優秀でも四歳の子供に魔の森と云われている場所で、当ての無い宝探しなどさせられません。
「わ、私が参ります!」
私の発言にゲルブ様もナハト様もぎょっとした顔をなさいました。お二人とも端正な顔をなさっておりますから、そんな表情は逆に親しみが湧いて素敵です。
「セラ、何を言っている。させられるわけがない」
ナハト様は私の体を強く抱き込んで、私の顔を凝視しております。
「…確かに、セラフィナイトなら魔の森に入る資格はあるかもしれないな」
そうなのです。私のお祖母様がモーント王家の姫でしたから、私にも王家の血が流れているのです。
「しかし、森に選ばれるかは分からないよ?」
「はい。けれど、行ってみなければ分かりませんわ」
「セラフィナイト。私がそんな事を許すと思うか?森に入って発作を起こしたらどうする気だ」
「ナハト、過保護も過ぎれば毒にしかならない。セラフィナイトは私が護るから、お前は大人しく待っていろ」
「面白くない冗談だな」
「モーント王家の血が流れていないお前は、森には入れないだろう。つまり、この件に関してはお前は完全に役立たずだ」
「ゲルブ…お前…っ」
ポーカーフェイスのナハト様のお顔に、忌々し気な表情が乗っています。なんてレアでしょう。素敵です。私はついついナハト様の滑らかな頬に指を伸ばし、うっとりと撫でてしまいました。
「セラ…っ」
「ナハト様…」
絡み合う視線に自然と熱がこもります。ああ、いつ見ても綺麗なナハト様の淡青色の瞳です。吸い込まれてしまいそうです。
「……私も共に行く」
私を見つめながらナハト様は宣言されました。
ナハト様の存在にメロメロなお間抜けな表情をした私の顔がナハト様の瞳に写っているのが見え、それを注視しておりましたからナハト様のお言葉を深く理解する前に私は反射的に頷いておりました。
「…セラフィナイト」
ゲルブ様が呆れたような溜め息を吐きながら私の名を呼ばれました。
ナハト様は口角を微かに上げて、確信犯的な笑みを浮かべております。
あら?あらら?私、もしかしなくても、やらかした状態かもしれません。
「……まったく。三人同時に移動するのは骨なんだが…仕方あるまい。この借りは必ず返して貰うからな」
「無論だ」
「あ…、え?あら…?」
戸惑う私の頬に軽いキスを下さったナハト様は、私の体を横抱きにして寝台から降りられました。
「湯を使ったら直ぐに出発する。悪いが、暫く待ってろ」
ナハト様が尊大に言いながら、ゲルブ様の返事も待たずに浴室へと向かわれてしまいます。
「ハイハイ…、仕方ない奴だな…まったく」
ゲルブ様は疲れたような溜め息を今度は長く深く吐きながら、虫を払うように手を動かしました。
ナハト様とゲルブ様の関係性がいまいち私には分かりませんが、少なくとも、ゲルブ様がナハト様の味方である事は二人のやり取りを見ていれば分かります。
ゲームの設定には無かった新たなナハト様の情報を得られて、私の凹みそうになっていた気持ちは持ち直しました。
ナハト様に抱かれながら浴室に入り、恥ずかしい分泌液で汚れた衣服を素早く剥ぎ取られ、シャワーを使って丁寧に洗われました。
「や、あ、あの、ん、待って、ナハト様…っ」
頭上から降り注ぐ温かな湯と、柔らかな石鹸の泡を纏ったナハト様の手の感触に、私は息を乱されてしまいます。
「セラ…、セラ…っ」
ゲルブ様と相対していた冷静なナハト様とは違い、今のナハト様は私の存在に飢えた子犬のように切実でした。
「貴女の中に入りたい…っ…、セラ…お願いだ…」
白いシャツと黒いトラウザーズのシンプルな服装だったナハト様も今は生まれたままのお姿です。久方ぶりの逞しくも美しいナハト様の裸体にクラクラしながら、お腹に押し当てられるナハト様自身の熱を直に感じて、我慢していた私の理性があっと言う間に溶けてしまいました。
ゲルブ様をお待たせしていると頭の片隅では分かっておりましたが、ナハト様の存在に酔った私は操られるように体を開きます。
「…セラ…ああ、本当にすまない…、こんなに隠れてしまう程、貴女を一人にしてしまった…」
ナハト様は浴室の大理石の床に両膝を突いて私の花園に口付けを落とします。
花園を護る白金の茂みを指で掻き分けながら入り口を露出させると、長い舌を伸ばして既に腫れた花の芽を舐られました。
「ううっ!あ…っ、ん、んふ…っ」
溢れる蜜に濡れた私の花園をナハト様は音を立てて貪ります。お湯より熱い舌が花弁を擦り、指が奥を攻め立てます。
重く切ない痺れに腰が何度も跳ね、奥の入口が痙攣するのが自分でも分かりました。
「や、あ、駄目、ナハト様が欲しいの…っ、ナハト様が…っ」
シャワーのお湯が口に入って、言葉を吐き出す度に唾液も流れ、俯瞰でみましたら目を背けたくなるほど醜悪な私の痴態に、ナハト様は呆れる事も無く欲望の滾った熱い瞳で私を見上げて下さいました。
本来ならば焦らされ、幾度も舌と指で極めさせられてから与えて下さるナハト様自身を、今日のナハト様は直ぐに与えて下さいました。
「ああ!」
「ぐ…っ」
濡れた壁に背を預け、駅弁スタイルでナハト様に貫かれた私は、まるでトコロテンのように挿入された瞬間に透明な飛沫を撒き散らせました。
「あ、あ、あ…」
視界がチカチカ致します。頭が快楽に染まって行くのが分かります。体の奥の痙攣が止まらず、硬くて熱いナハト様の欲望の形を幾度もトレース致します。
ナハト様は息を詰まらせ、波をやり過ごすように眉間に皺を寄せられました。私の体の奥で幾度も欲望が跳ねているのが分かります。
「ナハトさまぁ…あ、愛してます…っ」
「セラ…」
唇を重ねられ、舌を吸い合いながら腰を揺らし合います。
「セラ…っ、セラ…っ、貴女は私が…っ、私が護る…っ」
「はぁっ!ひっ、あ、あ……ー」
子宮の奥を突き破られたような激しい快感に、私は再び歓喜の極みに達しました。ナハト様の滾った奔流を奥で受け止める悦びに更に極みは深くなり、意識を飛ばしました。
愛の営みで失神するのは何度も経験しておりますが、恥ずかしさに慣れる事はございません。
盛大に達した私の腰は案の定立たず、ナハト様にお世話されながら身支度を整える羽目になりました。ゲルブ様の生暖かい視線に耐えながら、幻の実を得る為にモーント王国へと向かいます。
「…では、行くよ。しっかり掴まって」
ナハト様に横抱きにされながらゲルブ様の手を握ります。ゲルブ様はナハト様の肩を掴み、移動魔法の詠唱をされました。流石に三人同時の移動魔法はゲルブ様にも負担なのでしょう。
何だかゲームのヒロインになったような気分です。
魔物やカオスや精霊王までが私の日常に関わりつつあるのです。今の状況が何なのか私には全く分かりませんが、ラブラブハッピーライフを得る為には問題解決に努力するしかございませんわ。
それにしても、精霊王。謎です。謎過ぎます。
王都に魔物が出没し、人が襲われる状況を作り、最終的にナハト様の魔力を封印したのは一体どのような目的があっての事なのでしょうか。
魔力を封印され、自力で逃げられないようにされたナハト様は恐らく精霊王に拐かされたのでしょう。
精霊王の目的は何なのでしょうか?
分かりません。分かりませんが、もしも精霊王がナハト様を始めとした私の大切な方々に危害を加える存在なのだとすれば断固として戦います。
モブ以下の私ですが、私は悪役令嬢の母設定です。モブは弱し、然れど母は強しなのです。
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