~前世の知識を持つ少女、サーラの料理譚~

あおいろ

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2話 一章 オムパスタ

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 ※※※

 それから時間が過ぎていく。
 空は夕闇に暮れていき、彼方此方で村人達が家路を急いでいる姿がある。
 ガチャ、ーー
 すると、再びサーラ達の家の玄関が開き、二人の男が扉を潜って部屋に入ってくると、元気良く挨拶してきた。
 「ただいま~。」
 「邪魔するぜぇ。」
 一人は、ひ弱そうな優男である。名前をロンドと言う。因みにサーラの父親で、害獣駆除のハンターだ。
 もう一人は、厳つい髭面の大男である。渾名は「親方」と呼ばれており、ロンドの上司である。
 彼等が居間に赴いて、テーブルの椅子に腰かける。
 「おとうちゃん、おかえり。…親方もいらっしゃい。…どうしたの?」
 とサーラは言い、アリサを抱きながら側へ寄ってきて出迎えると、すかさず質問する。
 「サーラちゃん、アリサちゃん。…パパだよ~!」
 「こいつになぁ、仕事帰りに晩飯を誘われたんだ。…急に来て悪いな。」
 と親方も状況を説明しながら、少し申し訳なさそうに謝罪する。
 対してサーラは快く受け入れていた。
 「…いいよ。美味しいの作るね。」
 「おぉ、楽しみにするぜ。」
 「それで、サーラちゃん達は、今日は何をしてたんだい?…」
 すると、今度はロンドが質問をしてきた。
 サーラは懐の内ポケットから手紙を取り出すと、目の前に差し出してきた。昼間にジョンドから渡された物である。
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