異世界で生きていく。

モネ

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第四章の話

回復後の新たな依頼

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すっかり体調も良くなり、そろそろ依頼を受け用と思いギルドに行くとレンさんがギルマスと話していた。
「おはようございます、ギルマス、レンさん!」
「おう!モエちゃん。体調崩してるって聞いたけど大丈夫か?」
「はい、もうすっかり。ゆっくりしてたので元気になりました!今日は依頼を見にきました。」
「おはよ。」
「おう!そうか!それはグッドタイミングだな!」
「ん?」
「今ちょうど依頼の話してたところだ。」
「実はな、この近くの島に依頼なんだよ。レンに頼んでたんだがよかったらモエちゃんも。」
「島?」
「あぁ、国内なんだが小さな島があって村もある、そこに魔物討伐だ。」
「なるほど、島っていったことないから行ってみたいです!」
「なかなか良い島だよ。観光地にもなってるところだしな。依頼もあるが楽しんでおいで。」
「はい!ありがとうございます!」
ニッコリとギルマスが笑ってくれた。
「おい、ヴァン。モエには優しいな。他の野郎には見せない顔だな。」
「そうか?気のせいだろ。」
「いや、んな顔してっから周りの奴らが見てたぞ。」
「気のせいだろ。」
「たくっ。まぁとりあえず早めに行って来るよ。困ってんだろ?」
「あぁ、よろしくな。島の奴らがやかましくてな。」
「頑張ってきます!」

ギルドの食堂でレンさんとランチをしながら話し合いをした。
まず、急ぎだということで早く出発をということで明日出発となった、島には船で数時間で着くのでそのまま魔物討伐となる。
なのでこっちで買い出しは済ませることにした。
今から買い出しだ。
「レンさん、野営準備も必要ですよね?」
「あぁ、食材も買っていこう。」
「はい!」

2人で必要な物を買って、夕方に宿に戻った。
「おかえりなさいませ。あれ?レンも。」
「戻りました、ケイさん。明日レンさんと依頼へ行ってきます。」
「モブ島にな。魔物討伐だ。急ぎ案件らしくて急遽な。」
「モブ島に。それはまた急だね。まぁ依頼のあとは楽しめるね。観光地だしね。」
「まぁ結構やっかいな魔物らしいがな。ケイ、ビールくれ」
「そうなんだね。モエさんもビールで?」
「あっ、はい!お願いします。」

カウンターに座りビールを出してもらった。
「モブ島はマリンの街の島バージョンみたいな感じなんだよ。マリンの街よりも観光地って感じの南の島だね。海は透けて見えて綺麗だし、宿も素敵ですよ。」
「そうなんですね!楽しみです。でもその観光地で魔物が出るって怖いですよね。」
「まだ人が集まるところには出てきてないらしい、森や山の中で出没してると聞くがいつ来てもおかくねぇから急ぎみたいだな。」
「頑張りましょう!」

宿での美味しい料理をおつまみに旅の前の夜を楽しんだ。

次の日朝早めに起きて宿を出た。
港の船着場に行くと見たことある人がいた。
「シーさん!」
「おぅ、モエさん。久しぶりだね。」
「ベンツくんも。」
「おはようございます!」
「シーさん、ベンツ。よろしくな。」
今回の行き来はシーさんが船を出してくれるのだ。
朝早くからありがたい。

「よし!行くか!」
「はい!」
船が出発して海へ出た。
今日も日差しが強くて暑くなりそうだ。
「モエ、2時間ほどで着くだろう。」
「はい!そしたら討伐ですよね!頑張ります!」

そしてしばらくして、島が見えてきた。
確かに観光地って感じだ。
海に浮かぶ建物もある。
素敵だな。
依頼後も楽しみがあるから頑張らないと!
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