サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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精霊と館の樹 2

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着替えなくては、、隣の部屋にはいると10着服が棚に置いてある。
棚下に靴も2足揃えてある。
仕事着らしい服と編み上げの靴を履くと丁度合っている!
昨日のメイドさんの仕事かな、優秀だな。

リーフから、シャツの下にチェーンメイルを着け、王の武器アイテム袋から
好きな武器を装備し、鉄器はすぐ出せる様にアイテム袋を入れ直す様に
教えられた。
小剣と投げ斧を腰に装備、靴にナイフを2本差し、腰のアイテム袋に苦無
手裏剣を入れ着替え完了。
部屋を出ると、セシリアさん、エメリーさんが廊下に部屋の光草を
花瓶ごと出している。
急いで僕も部屋を周り、光草花瓶を廊下に出した。

「サスケさんおはよう、早いわね」
2人から声をかけられ、エメリーさんが傍に来た。
「エメリーさんおはようございます。 昨夜はお騒がせしました。
今日も宜しくお願いします」

「サスケさんもう話せるの?」
「初めて自分の声で話しています」

「本当に早い、良かった。魔力循環のせいかしら」

「本当に有難う。館の樹の精霊がお話ししたいようです」
「お姉さま一緒に聞いてください」
2人とも壁に向かい耳を澄ませる様に手を当て、
暫くするとセシリアさんが、
「朝食前に草木師は私が集めるから、エメリーはサスケさんと一緒にいて」
と言い残して、サッサと下に降りて行った。

「エメリーさんお願いがあるんだ」
「どうぞ、なに事?」

「土魔法と水魔法の出来る人で泉の近くに1セテド(500mX500m)の
畑を2枚作りたいのです、朝一番で」
「私一人では無理ね、お母様に手伝ってもらうわ。少しここで待っていて」
階段から右手の廊下に消えた。
直ぐにセシルさんと2人が戻り、、、

「サスケさん、何を育てるの?今は作物の収穫終わり休耕の季節に
なっています」
「実は光草を増やそうと思いまして・・廊下に出ている光草から、畑で育てる
苗を、198本ほど頂けませんか?今日種を作り明日畑に種まきして育てます」

「お母様でも種作りは大変です。1日で育つ草木魔法をご存知ですか?」
「樹の精霊が進めてくれています。避難してくる方のためにと・・」

セシルさんは3人で下に降り近くに居たメイドさんに、
「エリカ朝食前に泉近くに畑を作ります。光草係と耕せる者10名ほど
来るようにエドガーに伝えて」
「さあ、始めましょう」
僕とエメリーさんの手を繋ぎ、館の農地に魔法移動した。
1ヤル(5Km)離れた館の裏は農地が広がり、右奥に泉が涌いて池を作り、
館に向かって小川になって流れている。
さらに1ヤル向こうに高い樹が館を取り巻く様にそびえていた。

「此処から館まで薬草畑です。この先に見える木の所まで畑にしています。
此処から畑を作りましょう」

セシルさんは僕にどんな畑にするか尋ね、精霊の説明をそのまま伝えると、
「エメリー木の葉の堆肥持って来て、無理なら従者を使って」
「大丈夫4往復で運べます」
エメリーさんは、身体強化魔法をかけて、走っていた。

セシルさんはいきなり土を、空中に巻き上げ、、、
2セチの道を残し2個の土山を作り、40セチ先の道両側に、
深さ2プテ巾1プテ(50cm)長さ20セチの溝を掘り固め、
「次は水ね」
池から大きな水球を2個運んできて、水を注ぎこんでいると・・
エメリーさんが従者メイドさん達と一緒に、大きな堆肥を球にして4個
運んできた。
「エメリーそのまま風の魔法で、堆肥を2イチ(1cm)に分け隙間を
開けた球に出来る?」
「2つは無理です。。1つで試しますね」

エメリーさんは畑予定地に右手の堆肥を置くと、右手と左手を捏ねる様に
しながら少しずつ手を広げていく。
堆肥の山球も段々大きく広がり堆肥の置いていない畑の土山から、
セシルさんは土球を拡げ堆肥球と合わせた。

「エメリーそのまま半分の大きさにぃ!エメリーそのままで魔法を弱く
しながら解いて」   土球も半分より大きい畑に半球状で置かれた。

「まだできる?」
「要領掴めました。始めます!」
簡単に2個ずつ畑に土山が出来て、畑1枚は次の種まき用に作る。
僕は、光草を取りに行かず残った人に、4プテの畝と
2プテの畔を畑に作り、水を撒いて置くよう頼むと。。。
アイテム袋から水筒を取り出しキャプ3分の1ほど両溝にたらし、
大苦無で精霊から許可の出るまで掻き混ぜ、運んで来た光草196本溝淵に
等間隔で根が水に浸かる様に土で抑える様に置いてもらった。

エメリーさんに溝の水を桶2杯取り置きしたいと言うと、
セシルさんがアイテム袋から革の水袋を取り出し
魔法で一杯に汲んで僕に渡してくれた。

「有難うございます、袋は使い終わりましたらお返しいたします」
「皆さん大変ですが、植え付け、いつ頃終わりますか?」と
従者さんに尋ねると、皆様の朝食が終わる頃出来上がりますと答えられた。
「はぁ~、驚いた」
小さく心につぶやき、宜しくお願いしますと挨拶をして
館に戻ろうとしてエェッ!! 見たぁ見てしまった??
ギャー!
館の大きさが昨日の3倍になっているぅ~。
「エ、エメリーさん、館見た?」
「堆肥を持ってくる時、見ました」
本当かよ、一晩で横に120セチ(600m)太さに、
真ん中の高さは1セテ(500m)になる樹とは?

{よるこまったのちから、やかたのちから、あさごはんよ}
訳の分からないリーフの話に混乱しながら館を見ている僕を、
セシルさんがクリーン魔法を掛けてくれ、
早速3人移動の魔法で食堂の前に跳んだ。
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