サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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ギルド巡りー4

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冒険者ギルドの受付に、出店のことでご相談に伺ったと話すと
応接室に案内され待つように言われた。
すぐにギルドマスターのエリサさんが入室したので、
挨拶とギルドのホール脇で簡単な食事を出来る出店を計画している説明と
協力をお願いした。

「出店は歓迎するが、マドック家からタダで土地を借りているので、
家賃を取れないのが困る。」
ホールのテーブル、椅子を利用するので管理料として売り上げの15%を
支払い、店の広さは後で決めることになった。
冒険者が持ち込んだ、壊れたリ、古い武器はどうしているか尋ねると、
奥に屑として置いて有ると聞き、
冒険者ギルドが必要ないのでしたら譲って欲しいと頼むと。
金貨1枚で全部引き取ってくれと逆に頼まれ、
魔物を置いていくように言われたので、
デ・串焼き4匹をプラス金貨2枚と交換する事で了承された。

エリスさんに喜んで案内された解体場は流石に広い、
4匹アイテム袋から出し、小額貨が必要なので支払いは小額貨でお願いした。
差額の金貨2枚分の少額貨を用意している間に
古い武器を引き取る様に言われ武器置き場に案内された。
倉庫の一角が仕切られ、武器防具が大量に積み上げられ放置されていて
「値打ちもの、魔道具は売れるので取り置くが、
他は冒険者も邪魔なので置いて行く、本当に引き取ってくれるのか?」
「喜んで、今すぐ頂きます」
4人に手伝いされながらアイテム袋の中に全部入れ終わると倉庫が
広々として綺麗に感じた。
応接室に戻ると、銅貨8万枚、小銀貨4万2千枚、銀貨3千枚、
床に千枚ずつ袋に入れて積まれていた。
エリサさんも知らなかったお金らしく、運んできた3人の経理担当尋ねていた。

冒険者の多くは嵩張る少額貨は嫌い、小金貨、金貨に交換していく、
又経理の人に銅貨、小銀貨をチップで置いて行くが、
経理係はチップを受け取れないので、両替予備金として使用している。
溜まった銅貨小銀貨は手の空いている日に、役務所で両替していたが
銀貨1000枚運ぶのがやっとで、銅貨が滞留してしまった。
銅貨を運ぶ人手が無かったので非常に有りがたいので、袋を用意出来次第、
残りの銅貨、小銀貨を整理しおくので、また両替をお願いしたいと頼まれた。

アイテム袋から金貨80枚テーブルに出し、
小銀貨・銅貨・銀貨の山に圧倒されながら、アイテム袋に仕舞いこんだ。
すると経理係は、そこから金貨1枚取り経理課一同の感謝ですので
2枚の金貨と一緒に受け取ってくれと言われ理由を聞いた。

倉庫の武具は帳簿上銅貨1枚価値の在庫であっても
正規の監査を受けるときは、全部数を数えるのが決まりだが、
今まで誰も数えたことが無く、廃棄品一式銅貨1枚で処理していた。
マスター引き継ぎ時に数え直しを命令されると、経理は開店休業になり
ギルドを閉めることになる、帳簿上ギルドに存在しない金貨を
僕に渡すことは、経理課一同の結論として罪にならないと答えられた。

袋の小銀貨、銅貨は数を数えず、天秤ばかりで計っているので、
両替時混乱しない様に、101%の重さにしてある
誤差は許して欲しいと言われた。
ギルドマスターのエリサさん、一礼し退室した経理員を茫然として見送って
「えへん、当ギルドの経理は優秀である証明を確認できました。
報奨にデ・串焼きの肉を4リラ背負って家に帰そう、サスケさん今後も
経理課の相談に応じてください」

予想外の収穫に喜びながら、冒険者ギルドの皆さんに挨拶して、
急いで市場と領兵訓練所の間に作られた辻馬車ギルドの事務所に行くと、
ギルドマスターと経理兼務の老人に出迎えられた。
ギルドマスターさんは元領兵中隊主計参謀で、セシリアさん、エメリーさん、
アベル君を、良く知っていて少しの間昔話をした後用件に入り、
先に新しい運送馬車の創立を説明する。

領兵退職者を使用する条件で協力も惜しまないと大賛成されて両替の話になった。
有りがたいが毎季節の50日が決算で現在銅貨を2千枚交換できるだけと言われ、
小金貨2枚と両替を済ませ、辻馬車システムの話を聞かせて貰った。

出資者は100%男爵で、現在馬35頭、馬車20台、御者30名、
下働き30名のギルドで馬の飼葉は男爵家より支給され、
運搬は領兵中隊が休みの時、運搬馬を預かることで、
代わりに領兵が自分の飼葉と一緒に運ぶことになっている。

子供の乗車札は、2日ごとに役務所の係が回収に来て決済日前日に、
銀貨小金貨で清算する。
給料は決算日に、御者小金貨7枚、下働き小金貨5枚支払され、
余剰金は男爵20%と厩屋の管理費30%で残りはギルド全員で分ける。
初めのころ男爵が給与を支払っていたが、
翌々年から黒字で男爵の持ち出しが減って皆喜んでいる。
決算日に男爵が銅貨、小銀貨を両替回収していくので、
ギルド事務所にあまり多くの銅貨は残らない。

街で事故とか変な問題が有ったときはどう対応しているか聞くと、
交通整理している領兵に連絡するが、その後の対応は聞いたことが無い。

無理でしたら断わっても構わないので聞いて欲しいと話を切り出して
片手で目と耳話触りながら、他領から多くの人が街を訪れていますが、
中に問題者がいることが有るので、気づいたら教えて欲しいと頼んだ。

特に3~4人集まって胡散臭いグループなど見つけた時
又マドック領民以外の者が、マドック家を貶める噂話をしている者など
教えてくれると有りがたいと話すと、喜んで協力するが連絡方法を質問された。
後日正式に決まるが、定時の連絡は子供の乗車札回収日を毎日に変更、
緊急時は馬車に白い旗を掲げる、白い旗だけ掲げると不審に思われるので、
反対側に辻ルートごと色を決めた旗を常時掲げておく提案をして賛成された。

領民と混じり合い話の出来る退職主計、従兵など人当たりの良い方がいたら、
給与はあまり高く出せないが商会に多くの方を紹介する様に依頼してから、
館の作業場に戻ることにした。

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