サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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仕事は続くよぉ 何処までも えぇっ?? -8

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見事に頭の割れた大型魔物7千匹をアイテム袋に送り込んで貰い
見逃した魔物を探して歩いたが、エメリーさんたちが見逃さず集めた様で
探知に掛からなかった。
岩攻撃で魔物退治を簡単に済ませた2人は威張っていたが仕方が無い。
僕たちは壁にしかなっていなかったから、、、移送術どこまで進化するの?
櫓から降りて来たセシリアさん達にセシルさんが岩爆弾魔法を聞いている

「貴方たちの魔法は、どうやって発動しているの?」
「館の樹様と黒い樹様から教えられました。黒い樹様の所で始めはゆっくり
アイテム袋のフィールドを広げる事を教えられて土を運ぶ事から始め、
次に必要なだけ運ぶ物を魔力で覆い移動でアイテム袋まで運びました。
2回目に黒い樹様に教えられなくても1セテ立方(500㎥)とか2セテ、
3セテ立方や逆に1セテ立方を半分から100分の1まで探知イメージに従い
魔力を纏わせて動かせるようになりました。
その時は1セテ立方を何十万回も繰り返して色々試していましたので、
探知イメージは1セテ立方から考える事が簡単になりました」

「岩攻撃はどうやって?」
「エメリーが、アイテム袋越しでなくサスケさんが畑にアイテム袋から
薄くした堆肥を蒔いてから土と混ぜていたのを見て、運んで入れるなら
出して運べると言い出して小さな岩で試しました」

「櫓の上から見た魔物は探知で正確に判っても頭を正確に見えないでしょう?」
「はじめは出来ませんでした。ここに来る前に北の森で魔物を見つけた時に、
デ・バッタは小さかったので全体を魔法で包んで魔核の近くに石を飛ばしました。
デ・サイのときは魔法で包るむと魔核から先に薄く集まった魔力の流れが
探知でき、そこに岩を通すと頭に当たりました。
小さな魔物や頭を区別しにくい時は魔核の近くに当てる様にしています」

「人は移動を使えますが、物に移動は使えないと言われていました。
今夜にでも教えて。それにしても魔力を使わないのかしら?」
「魔力は大量に使います。側にサスケさんかイシュタルさんがいないと、
10回で魔力は無くなります。手を繋がなくてもいる時は幾らでも動かせます」

「私達では無理ね、いつの間にかセシリア達はサスケさんと魔力連結が
出来上がっている様ね」

「お母様私も、ですか?」
「そうです。手を繋がなくても魔力循環できているのでしょう」

「そんなぁー!」
エメリーさんが突然悲鳴で叫んでいた。
男爵はバトルアックスを僕に振りかざして、ぼくは無意識に遠くまで逃げていた。

「サスケさんを虐めると、2人から嫌われますよ」
セシルさんの優しい声かけになごむことが出来た・・・まてよ
・・・・・・
・・・
魔法循環は確か婚約!
婚約!!! えぇっ?
ヤバすぎる!!
少し離れて知らんぷりすることにした。
エメリーさんたちを視ない様にして森を探知で調べていたが、
ニヤニヤしながらアベル君とイシュタルが側に来て
「嬉しいお知らせでしょ。おめでとうございま~す」
「嫌味かぁー」

「お兄様、私めが姉たちに嫌味とお知らせ致しましょうか?」
「やめてくれ、僕の心構えも出来ないうちは、アンタッチャブルお願い」
2人は笑いを堪えた顔で了承してくれる。

深呼吸3回、落ち着かないまま森を再探知で調べる。
小型魔物が所々で探知できる程度で、奥深く大森林近くまで大型魔物の
探知は出来なかった。
僕たち3人は森縁から広がり、エメリーさんたちは両翼と砦方面から
狩りをした全員で草地を囲み浄化クリーン魔法を掛けて清めて、
丘の森の魔物狩りは完了した。

櫓もアイテム袋に片付けて、僕は男爵から少し離れた所から
「小型魔物が少なかったが、森にいた間に大型魔物に食べられたのかな?
男爵奥にいる小型魔物はどうしますか?」
「あの位はいつもの量より少ない、暫く探知で領兵が見張れば良い。
全員砦に戻るぞ」

セシルさん、セシリアさん、アベル君エメリーさん、エリスさん、ダリウスさん、
イシュタルまで回収した魔物をアイテム袋越しに送り込んで寄越した。
「サスケ、受け取れ」
巨大なデ・ツノクマを男爵は僕に向かって投げつけると砦に帰っていく。
セシルさんとエリスさんも僕に笑いかけて帰っていった。

「アベル君少し待って、皆さんお先にお帰り下さい」
第2イベント開始だな。
「アベル君卒業試験です!残ってください」
予想していたらしく、がっかりした顔で頷くアベル君に
「試験は真剣です。移動を使って逃げても良いのですが落第でお勧めしません。
本気で切り付けますよ。短槍で魔物を倒す僕を見たと思います。
動きが甘いと簡単に切られるので注意してください!」

驚いているアベル君を置いたまま広場の中央に向かいながら山刀を抜いて後ろに隠し
「開始位置はそこで良いですか?」
頷いたアベル君に向かって、山刀正眼に構え突進する。
抜くのが遅い、右手に切り込む。
左後ろに跳び避けるが戦闘服が切り裂けチェーンメイルが覗く。
動揺しているアベル君に向かい足を止め上段に構え、
全身殺気の塊と化しにじり寄って行く。。。
剣を両手で構えているアベル君を気合もろとも切降ろす。
剣で受け流した心算だろうが、剣は刃が当たった所から切り落とされ、
左肩がチェーンメイルごと薄く切られ血が流れ始める。
初めてアベル君の気が変化した。
素早くアイテム袋から山刀を取り出し、気合を返してくる。

正眼に構え必殺の突きを狙うアベル君の切っ先に殺気が満ちて来る。
僕は上段に剣を構えた。
ジリ、ジリ、にじり寄り間合いを詰め、互いに飛び込んだ。

グサ。
ザク。
左脇腹をアベル君に刺され、アベル君は左腕を切られて浅い傷を負う。

すれ違い、背を向けあった瞬間、口に含んだ回復藥ランクAを左脇腹に
半分に吹きかけの残りを飲み込み、素早く新しいA藥を出して口に含んだ。
もう一度正眼に構え向き合う、さらに気合を込めた殺気を送る。
血の止まっている左脇腹を見たアベル君は回復藥を使ったことを気付いた様で
顔が歪み、気配が冷たく変わり全身殺気を走らせ飛び込んで来た。

ザク、
ズボ、
心臓をかすめ背中に抜ける突きを食らった。
無理やり回復藥を飲み込んだが間に合うかな??

僕の血で汚れた山刀を構えたアベル君が見える。止めに来るかな?
来た。体当たりで腹を刺し、止めを取る気だ。
僕は山刀を刺されたまま全身の力でアベル君の首筋に峰打ち込み。
相打ち。
アベル君卒業です。
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