サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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仕事は続くよぉ 何処までも えぇっ?? -12

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セシルさんに言われ僕たちはホールに戻り、残って廊下に出て来た
エドガーさん、エリスさん、ドリウスさんは手分けして硬貨の整理を
手伝うことになった。

「ただ今硬貨の確認作業中で,どこまで皆さんの期待に応える事が出来るか
不明ですので、確認出来次第できる範囲の約束を果たします。
奴隷の件から進めましょう、金貨何枚必要ですか?」
「1人平均銀貨5枚で銀貨3万2千715枚です」
「金貨で無く銀貨ですか?」

「金貨327枚と銀貨15枚です」
口惜しさと、あきらめの混じった声で答え、詳しい話をしてくれる。

農民は大麦やライ麦を作り生計を立てていたが
王都から戻らぬブルーノ公爵の替わりに、ニドック卿が領政を取り始めた
去年から物納を禁止されお金で支払う命令をされた。

公爵領農畜ギルドで他の領地ギルドの応援を受け
買える限りの麦を買い付けたが去年までの税を支払うのがやっとで、
今年の税を払う金貨が集められなくなった。
貧しい農家には売れる物は既に何もなく今年取れた麦で物納を請願したが
拒否され、請願に加わった村人を見せしめに僅か銀貨5枚の奴隷としたが、
何処にも売れずに街の外周農地に閉じ込められている。

家族も奴隷の身分として住む家を追われ食べる物も無く困窮極めている所に、
さらに15日前から冒険者を集めだし、冒険者の住まいとして市内に住む者で
滞納した家族を家から追い出し、売れる物を無理やり商人に押し付け売りし、
奴隷家族と一緒に放置されている。
近郊の各ギルドから食べ物やお金の応援を受けているが不足しているので、
麦を買い集めているコンロイさんに頼み込んだ

「鍋、釜家庭用品、農具までも取り上げられたのですか?」
「そうです。買取りを渋る商業ギルドに無理やり運び込み、金貨を出させました」

「粥ぐらい与えてくれるのですか?」
「奴隷にした時から何も与えられず、街のギルドで粥の炊き出しを
していますがとても足りません」

「奴隷を買い取ると公爵領外に出られるのですか?他の家族はどうなるのです?」
「徴税奴隷を買った時から奴隷身分の家族も買ったことになります。そして
奴隷が物納した物も持ち主のものになります。
家を追い出された家族も銀10枚納め移動民として領外に出られます」

「商業ギルドに押し付けられた、鍋などの生活品は幾らぐらいですか?」
「街の者総て合わせ、金貨135枚です。
お許しが頂けるのでしたら、あと3500家族受け入れお願いいたします」

「金貨何枚必要ですか?金貨の手持ち少なく少額硬貨になりますが
大丈夫ですか?」
「金貨1630枚お預かりし、奴隷の持ち主の変更を済ませ、各ギルドに売られた
生活用品を買い戻し出来ます。少額硬貨の方が疑いを受けません」

「奴隷、移動民のマドック家に忠誠を捧げた者には領民として保護します。
敵対しないと誓約を交わした者には住む事を許します。・・以上を伝えた上で
マドック領内に来るものは総て受け入れます」
「必ず伝え、連れてきます」

「領外に出る時妨害されるのでは、ルートは?」
「狩人ギルドの応援が有ります。
街の門と領地境に猟師が集まり、圧力をかけた上で領兵に金貨を掴ませ
隣の男爵領から西のマドック領に伸びている3級国道を使い、
28ヤルの道を歩いて来ます」

「国道沿いの貴族家の妨害は無いのですか?」
「途中の貴族家から積極的に応援は頂けませんが、ブルーノ公爵家から
嫌がらせを受け優柔な2人の領兵を失いました。隣の男爵家は特に領地境の
多少の事は問いません」

「領兵はバリトルさんとベログルさんですか?」
「そうです、よくご存じで・・・」

「僕の下で協力して貰っています、2人を派遣しましょう。
応援してくれる猟師が武具を必要でしたら小量ですが応援致します」
「ぜひお願い致します」
坑道のアイテム袋から、槍と剣やロングナイフを
各200本空の中容量アイテム袋に入れて公爵領農畜ギルドマスターさんに渡し

「槍ら剣などの武具を猟師さんに渡して下さい、返却無用のお礼です。
次に建築師や建築関係経験者のグループを1000人単位にして家族は後から
来る様な手配をして下さい。
先行するグループはマドック領内まで少しの休息で走りながらパンを食べ、
走り続け移住者の為にテントでも仮小屋でも雨を逃れるところを造ります。

次に料理の出来走れる者を鍛冶、木工師と一緒に1000人単位で出し、
3番目に身体の弱い者、歩けない者、子供、妊婦さんと先行するグループの
家族を30人単位に分け20グループごとに出す。
それ以外の家族は1000人づつに分かれマドック領に向かい
戦えるものは最後に出発させて下さい。

明るく成り次第移動民は領境に集め、待機してマドック家の援助を
待っていて下さい。。。
領境の男爵領に入った所で全員に回復藥ランク f 藥を飲ませ、
もう1つ f 藥を配り移動の助けにして途中に給水場を置きます。
動けなくなった者はそこで援助を受けて下さい。
28マル1日半休まず歩いて、マドック領に来られる準備をして待っています」

空の大容量アイテム袋に、小金貨3袋、銀貨200袋、銅貨1千袋、パン500本
ランク f 藥5千個、E藥2千個入れて公爵領農畜ギルドマスターさんに
渡して必要な時使う様に指示を出した。
公爵領から持ち込まれたフレンズに、僕のライフカードを入れ、全奴隷の
登録を同行したブルーノ公爵家役務所員が行った。

「ブルーノ公爵家役務所員の忠誠は返したのですか?」
「今日役務所員のほとんどが忠誠を返して移動者に成っています、フレンズと
金貨を届けギルドマスターさん達や奴隷にされた家族と一緒にマドック家に
移住いたします」
「マドック家に忠誠を誓うのでしたら、役務所員か商会従業員として、
雇いますので協力して下さい」  3名いた役務所員はその場で忠誠を誓った。

「パルチェ伯爵領のマスターさんがいると尋ねますが、パルチェ市内で当商会を
開設出来ますか?」
「パルチェ市ギルドを代表して歓迎いたします」

「繁華街から外れた場所で構いませんので、30~40人直ぐ住める状態の
商店を2軒2日以内に借りるか、或いは、買う手伝いをして頂きたい」
「幾らでもあります。貸し手は多いので1年金貨4枚で足ります。
買うのでしたら金貨30枚必要です」
「急ぐので、お任せします」

金貨80枚手渡してから全員に追加でお願いをした。

「皆さん全員にお願いが有ります。今後商会に狩師から屑魔核を買うときは、
金貨の重さの4倍で家庭魔法師に売る時は金貨の重さで取引します。
その代わり家庭魔法師ギルドは家庭魔法石を銅貨8枚以下で売る
条件をつけての取引に成ります。
差額は商会が持ちます。また狩師が売れなくて困っているお持ちの魔核も
買い取ります。協力して頂けますか?」
「サスケ様、ここに集待っている以外の領地の狩師もその様な協力でしたら
喜んで協力してお取引して頂きます」

「さて、コンロイさんご希望金額はお幾らですか?」
「6万8千枚です」

「他には?」
「北方辺境地区の余剰麦、困窮農家のほとんどは買い付けました。
残るは領主様の物納品だけです。サスケ様にお買い上げ頂き金貨で納め
喜んで頂くだけです」

「分かりました。お金を入れる袋が無くなって今作っています。待ってください。
どなたか、ヤギの乳を持っていませんか?」
パルチェ市ギルドマスターさんが、2000桶持ち、銀貨180枚で買い取り、
セシリアさんがアイテム袋越しに受け取ってから、
パンケーキ種作りをエメリーさんと始める。

パルチェ市ギルドから毎日ヤギ乳1000桶銀貨80枚で購入契約を交わして、
桶を返し、20日分先払いで銀貨1780枚支払い大喜びされた。

エリスさんが役務所の人を連れ金貨4万枚持ってきてくれたが、
必要金額が1桁少なかったとその場で返金して謝った。
セシルさんが、現れ取りあえず作った分として銅貨2千袋・小銀貨2千袋・
銀貨1千袋・小金貨500袋・金貨50袋アイテム袋越しに送ってくれ
「まだ片付きません?」
「申し訳有りません、これで十分足りました」

コンロイさんに金貨50袋・小金貨700袋・銀貨1千袋・小銀貨2千袋・
銅貨2千袋、送り込み
「魔核の買取りもコンロイさんに任せます。報告だけお願いします」

ギルドマスター全員深々と頭を下げ退室してくれた。
完了。
明日朝から準備で大変だ。
取りあえず ご・飯・だ~~!


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