サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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ブルーノ大作戦  開始-5

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「獣人族?」
「獣人族と狩師は表向き交流は有りませんが、北の大森林縁で狩りをするために
郷士と獣人族の協力は欠かせません。 イシュタル様の呼び掛けに獣人族も答え、
お側に移住したいと私に協力を求めてきました」

「獣人族に混血族は居るのですか?」
「狩師の中にも、郷士の中にも混血族は居ます」

「移動希望人数は?」
「狩師5千200人獣人族は混血族合わせて2万8千人です」

「ブルーノ領内に残る者は?」
「1家族もいません」

「マドック家に移住する希望条件は有りますか?」
「マドック領内の魔物狩りの許可と、農地を与えて下さい」

「狩師や獣人族の皆さんに、魔物狩りの許可はマドック市狩師ギルドや獣人族長と
相談しなければ返事が出来ません。
農地も与える事は出来ません。マドック男爵様が農地の収穫が出来るまで
無税、以後借地として半セテド年銀貨20枚、4分の1セテド銀貨10枚、
16分の1セテド銀貨1枚、住居地144セド小銀貨5枚と人頭税は
14才以上銀貨5枚と決めています。
従えないようでしたら他の領地を望んで下さい、お送りします。」             

「狩師は、狩が出来なければ農民程上手に作物を作れません。日々の糧を十分に
得ることが出来ません」
「森近くの砦に移住して頂けるのでしたら、男爵様の魔物狩り手伝いが出来ます。
税を支払いますが、緊急時に領兵の補助として働く条件で、年金貨1枚支給され、
動員時は、1日銀貨1枚支給され農地を借用できます。
獣人族と混血族はマメリカ村の族長会議が受け入れると別の条件になりますが
人族と同じ条件で良ければ自由に決められます」

「人頭税銀貨5枚以外に税は無いのですか?」
「取引に王税5%と子供は学校に出すだけです、緊急依頼は出来るだけ
1日大人は銀貨1枚出したいと考えています」

「緊急依頼とはどのような事ですか?」
「魔物狩りや戦争と災害救助と今回の様な緊急事態の時です。
既に先行して一時避難所にして有る第7開拓村に着いたブルーノ領の方達も
休憩を済ませ次第、銀貨1枚1日3交代で避難する家造りを手伝っています」

3人とも納得してブルーノ領に戻り移住を速める事になり、郷士に僕が疑問に
思う質問をした。

「郷士の皆さんをマドック領内に迎える事は歓迎をします。
王家やブルーノ家に対した忠誠の扱いはどうしているのですか?」
「郷士はピュルス王家と敵対しない約束はしたが忠誠はイシュタル様以外に
捧げていない」

「イシュタルやイシュタルの養父がブルーノ家に捕らえられた時
何もしなかったのはどうしてですか?」
「イシュタル様の養父は第1戦闘指揮者で郷士のリーダーです。
命令は王家と敵対するな、ブルーノ家と争ってはいけない手出しするなと
命令されています。
今日までイシュタル様の確定が出来ませんでしたので命令に逆らえません」

「現在のリーダーはあなたですか?」
「いえ違います。第1戦闘指揮者のテイロンがリーダーです。
イシュタル様がマドック領にいる事が分かり、公爵領総ての郷士が誓約
返しをフレンズに纏めましたので第1戦闘指揮者のテイロンが残り、
明日ブルーノ市にまとめたフレンズを届けに行きます」

「届けに行った後捕らえられるのでは?」
「捕らえられ斬首ですが、恐らく枷(かせ)を付け解放(ときはな)し
弓で射かけ殺すでしょう」

「遺体はどうしますか?」
「そのまま、放置しています」

「導師を矢で殺した後、多くの郷士も同じ方法で殺されています」
「オガワ君、テイロンを助けて!」

郷士とブルーノ家の統治状況をもっと詳しく知りたかったが、明日以降
ギルドマスターや郷士のリーダーに教えて貰う事にして
「郷士で腕利きの12名を4チームにしてテイロンさんを運んできてください」

サンドと串焼肉エールと回復藥ランクA藥2個とB、Eランク各10個入れた
小容量アイテム袋4個と小形人荷車4台を預ける

「郷士、狩師、獣人族全員にお願いが有ります。移動途中に人族の村が有り
移動希望者を連れて来てください。移動途中困っている移住者も助けて下さい」

60個の各容量アイテム袋に回復藥Eランク5千個、f ランク1万個と大麦や
串焼肉を僕のアイテム袋越しに入れ大型人荷車20台入れて救援を依頼した。

3人は必ず応えて見せますと身体魔法を2重にエメリーさんに掛けて貰い
ブルーノ領に戻って行った。
見送り終わるとイシュタルが嫌な気配を感じると言い出し5人で輪になり
探知を開始する。

移動民の流れは順調、回復藥テーブルも80列に増えてフル回転して
嬉しそうな人の列が速足で流れていく。

拡大探知、もう一段拡大探知ブルーノ領の端まで探知を広げる
東から北の大森林側から南から人が国道に向かい動いていた。

探知をブルーノ市からこちらに向けるとピーターが、

{サスケ様魔物です}
{みるのよ}
領地境までまだだいぶ遠いが、公爵領国道に集まった移動民を目指している。
大型の魔物10匹と中型小型の魔物を多数探知した。
アベル君が留守番してくれることに成り4人で移動。

{ピーター}
クィ。

魔物の手前に跳ぶ。
探知と深探知をして移動。
クィ。

魔物の斜め後ろに跳び、
深探知で確認したトカゲ型の大型魔物5頭目がけ短槍を突き出す。
ビッグアイス・ランス、胴体の魔力が集まる部分に突き出し。

僕の隣でイシュタルも光輝く槍を5本飛ばしている。セシリアさんと
エメリーさんは10頭のトカゲの頭に大岩を投げつけ破壊して手伝いをしている。

トカゲの探知が暗く消えた確認をしていると、イシュタルは短い光の矢を飛ばし、
セシリアさんとエメリーさんは石投げをしていて、クモ型の魔物その数9千匹と
砦で見たデ・シシワニは2千匹と砦より今回は少ないが次々地面に縫とめられている。  
魔物に投げつけた大石や大岩をまた回収して投げつけている、
回収方法が良く解らない、印でもつけているのかな?
頭に銃口を突き付けられて狩られていく魔物に逃げるチャンスはない。

3美姫のアクションが大きくなるにつれ生きている魔物は少なくなっている。
僕の仕事はアイテム袋に倒された魔物を回収する事、トカゲは大きい足が8本生えて
デ・水竜を1回り小さくしたくらいだ、惨い頭が両側から大岩で潰されて
大型魔物も中型魔物も関係なく殲滅される、殲滅の3美姫で決定だ。      

「サスケさんアイテム袋を構えて」
ワオッ!
慌てて広げたアイテム袋に向かって胸や頭を潰された魔物が飛び込んでくる。
わざと正面の顔を見せて飛ばしてくる、少し怖いかも。

しかしこんなにブルーノ市に近い南の草原に魔物が急に現れる?
魔族がいて基地が有るのかな?

{リーフ手伝って}
探知、拡大探知、草原は小型の魔物や中型の魔物の探知も出来ず
遠く離れた所に点々と疎らに探知出来ただけで基地は見つけられない。

「サスケさんブルーノ領の人に見つかるとまずいわ。帰りましょう」
エメリーさんに注意され移動。

クィ。
領境のテント横に飛び出した。
留守番のアベル君にトカゲの話とクモ型の魔物を見せて説明すると、
やはり見たことが無い魔物の様で僕の名付けた石投げ殲滅の3美姫を
同意してくれた。

イシュタルの頼みで5人輪になってイシュタルの願いを強化して送りだす。
ブルーノ領内全域に行き渡っているだろう。

5人で輪になってもう一度領境に集まっている人達に身体強化魔法を掛ける。

僕はテントで休み、4人は樹の館に戻り明日朝ここに集合として、
セシリアさんは朝早く身体強化魔法を掛けに来ることに決まり
僕は作り出した土ベッドに毛皮を拡げ寝る事にする。

探知で受付付近を確認。
光草の明かりの中であくびが出るほど、のどかに感じる人の流れ。

住んだ家から逃れた人たちなのに。

イシュタルの願いはぼくの・・

うと、うと、眠くなって来た。

おやすみなさい
・・・・・・・・

{みんなできるの}
・・・・・・
{だいじょうぶ}
・・・・
{待機中。}
{だいじょうぶ。}
・・・・
{待機解除}
・・・・
・・





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