サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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雨の日前の出来事-5

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やっぱり会議長引きそうと思い素早く左右を見ている僕に、
エメリーさんが黙って、パンケーキとエールを回してくれた。

{グレーテ、移住者のベッドは足りたのかな?}
{移動者全員土壁家に入りベッドも間に合いました。 
獣人族と郷士、人族も今夜と明日の朝食べる分だけのパンを
求めましたが、明日から自炊を始めるための麦やお肉野菜を求めました}

{渡すことが出来たの?}
{正確な秤は有りませんが、人数あてに5日分配れたようです}

{孤児たちは?}
{マドック市樹の宿に5千971名、マドック市の孤児206人、
独り者212人と一緒に収容し大きな者が宿経営希望者の
手伝いをして運営しています}

{良かった、人数が減ってようだけれど?}
{どうしても引き取りたいと言われ本人も強く希望した子供は養子に出しました}

{幸せになれるかな?}
{させます}
グレーテが一番望んでいる事なのかな?暇な時にグレーテの事も聞かなくては。
皆さんパンケーキをおつまみ替わりにしてエールを大量に飲んでいるけれど、
幾らアルコール度数が低くても堪(こた)えないのかな?

質問1番目予想大当たり、大勢のマスターさんの代表ヘストンさん。
「ギルドの事はギルドで決めるが、
マドック領地内に支部を作りたい理由を聞こう?」

「人口の少ない領地でしたら、作業効率や技術の伝承、
教育などを考えるとギルドは1つ以上必要ありません。
しかし人口が大きくなると異なる考え方の技術が生まれたり、
伝承される事が有ります。

偉大なマスターの下で働く弟子は、伝承に沿わない事を排除する傾向が出て、
非効率的でも残す技術が失われる可能性が多分に有りますので、
無駄でも技術の多様性を求めたいと考えました。
本部と支部の交流は小まめで大切に、互いの技術交換は技術を金貨や、
素材などで等価交換し相互技術を高めます。
マドック領地外に流失して困る技術はマドック家で買い上げ、
領内使用を認め競争力を維持し続け、革新を出来れば良いと考えました」

「新しき事を追うのか?悪しき事も生じるぞ」
「ギルドの存在理由は悪しき事を調整する事です。悪しき事はマドック家に
理由と主に売れば良いでしょう」

「本部も支部も競争だな。負ければ支部に格下げになる年寄りにはきついが
必要だな。無理な一体化よりトラブルは少ないだろう」

次はコンロイさん、予想大当たり当たりぃ~。
「サスケ様、耕作地を大々的に増やす予定ですが、
小麦の買取価格が下がり農民の生活に支障を来しませんか?」
「上手くすると、コンロイさんのお陰で2~3年買い取れますが、
長年に渡り買い取る保証は出来ません。
小麦消費を増す商品開発、販路の拡大をしますが、
農畜ギルドも状況に応じた商品の育成を求めます。

例えば、今回サンドウィッチが知られ、野菜の使用量が増えていく状況です。
薬味、香味野菜、ブドウ以外の果実、商品の多様性と新しい食べ方の提案を
料理人の協力を求め栽培の提案して下さい。
小麦単作から離れる工夫が必要です。麦しか作れぬ者、知識と資金の
足りぬ者達を指導調整するギルドであって欲しいと望みます」

「鍛冶ギルドと同じですなぁ。工夫は種から育成、食べるまで多岐に渡り研鑽と
ギルド間の競争は必要に成りますね」

「その上で、各ギルド間の技術交流を求めるのか?」
「そうです。スケイラさんの考えている様に簡単な事から始め、
男爵様の望まれる、大びっくりパーティー村を造る予定です。
手始めに辻馬車を改装して、昼は子供たちが乗りたがる派手で、
奇抜な飾り馬車、夜になると光草に照らされシックな大人の馬車に
変身する仕掛けなど、各ギルドの工夫や組み合わせ設計を考えて下さい」

「木工師の腕の見せ所だ」
スロフイさんの発言を皮切りに、不規則発言の嵐が吹き荒れ騒ぎが大きくなると、
長手でテーブルを叩き大音量を出して
「儂の耳は良く聞こえるが、1度に1人しか聞こえぬ順に話せ」

騒ぎが突然静まり物音もしなくなった
「会議後自由に検討して下さい。試作品の費用は商会が負担します。
失敗恐れず提案し、実行する。。。意見をまとめる係を必ず1人選んでから
始めて下さい。他にご意見の有る方?」

「家庭魔法ギルドは小さいので分散せず活動するが、新しい仕事は
出来るのかな?」
「樹の食器に使用している、色溶剤をもっと輝く色・光の角度で変化する色・
昼の光と光草の光で異なる色になる物・革や繊維に描き色落ちしない物・
今草木師ギルドで印刷している溶剤を他の方法でもっと多く作れる物など
工夫の余地は有ります。
又応援で家庭魔法師が使った魔法能力を貸し出してみては如何でしょうか?
獣人族や混血族の身体強化魔法をfランクで1回銅貨1枚にて売り出す予定です。
やはり他のギルドと求められる物を提案したり受け入れる検討をして下さい」

「漁師や狩師は難しいよな」
「確かにほかのギルドとは器具の工夫ぐらいですが、ギルドの内で技術の伝承、
工夫は出来ます。 狩りの仕方、漁の仕方違いも有ると思います。
各人が持ち寄り生産効果を上げる方法が見つかると考えます」

他のギルドもそれぞれの立場から意見を述べ、マドック市ギルドと第2マドック市
支部ギルドを作る事となり、後でギルド間調整する事に決まった。

ギルド支部は第2マドック市に作り、狩師と漁師はマドック市ギルドに全員
参加して支部は作らないことに成った。

第2マドック市ギルド支部の資金はマドック市ギルドが応援する事が決り、
支部長など後日決める事になる。

コンロイさんから各村長と役務所に、雨の日が終わり耕作地の移住に目途が
付き次第、南から順に農民と手伝える者で遅まき麦まきと野菜の種まきを
したいと希望が出され満場一致で賛成された。
全員が声を合わせ
「男爵様新しく1セテドの共同作業場を作って下さい」
「分かった、10でも20でも作ってやるぞ」

「ギルドに1つで十分です!有難う御座います」
「細かな決まりはギルドにお任せください。
マドック男爵家とサスケ様のご命令に全ギルド従います。
新しいマドック領の為に明日から頑張ろう、今夜は家でお祝いだぁ!」

あの男爵が煽(あお)られていた。
大筋の話が決まりこれで解散と安心したら、男爵爆弾投下!
「今日王宮で、掛け金でもめているバカ子爵どもの領地を買えと、
国王陛下から命じられた。

賭け屋に金貨24万枚賭け金貨3万5千枚しか支払えず、王宮調停人に持ち
込まれ、建て替える寄り親貴族が支払わないと、領地取り上げ、爵位返上と
決まる予定だ。

まったく、領地が増える事は好ましくないが仕方あるまい、
5日後に正式決定して6日後に引き継ぎの予定だ。

ダリルが戻ると旧子爵領地を引き継ぎダリル・マドック子爵家の叙爵と決まった。
爵位などいらぬがサスケ頼んだぞ。
「会議は終了とする、食べ物は残さず持って帰れ!」

ギルドマスター、村責任者、村長が次々挨拶と共に帰りだし、クメロ村の
村長さんから、大量の魚をアイテム袋に送り込まれ、網上げが間に合わず
遅れたと、援助の遅れを詫びられる。

狩師マスターのヘイケルさんから、羽根付き矢柄セット、デ・カラス羽根
各10セットをアイテム袋に送り込まれる。
ヘイケルさんが羽根付き矢柄のランク付けをしてくれた、
他の羽根付き矢柄各50セット計1千500本はヘストンさんに渡して
新素材の鏃を付けた矢にして明日中に出来上がる予定と言わる。

今後移住狩師の腕前を確認してから矢の制作に加えると言ってくれた。
ドーラさんからフォーマルドレス靴をプレゼントされ、戦闘靴は6日後から
大量に出来ると伝えられる。

コンロイさんから、アイテム袋越しに麦80万シラ、大麦40万シラ、
カラス麦13万シラ、栗、クルミ各1万シラ、菜種搾りかす5900袋
アイテム袋に送り込まれる

「サスケ様、麦25万シラ、大麦10万シラ、カラス麦3万シラ、金貨
12万6千枚、お預かりしています、麦は種と困窮者に使う予定です」
「足りない時は何時でも言ってください。任せます」

「厳しい税を掛けた貴族家は、今回の事で震え上がっています。
マドック家に敵対する家は少なくなりました」
「怪我の功名、気持ちを引き締めて動きます」

エリサさんから解体の魔物が残っているので、最後まで解体するけど、
お肉以外の素材はギルドで扱う許可を求められ、お願いする。
男爵が雨避けリングを気休めと笑いながら1個ずつ挨拶して帰る人達に
渡していた。



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