サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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領地引き継ぎー5

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お茶室の席に着いて、エールを持った途端・・・
「朝から買い取った3家の王都館に債権者が押し寄せ、
王宮立会人が門外で押し止めたが、主なものはどこかに消え、
残されたのは従者やメイドなど下の者だけだった。
困った立会人がマドック館に助けを求めて来たので、商会のメイドと
従者を向かわせ、後日サスケ商会が責任を持つと言った途端騒ぎが
収まった。
商人にサスケ商会は絶大な力が在るな。ついでに3館とも商会が使え!」

「えぇっ!サスケ商会? 男爵だめですよ呼び方が悪いです」
「遠慮するな!マドック領内では商会、王都ではサスケ商会と
呼ばれているぞ」
「そうよ、サスケさん今の呼び名よりサスケ商会の方が呼び易いし
解りやすいわ」
「エメリーに賛成~。決まりぃ。明日からサスケ商会ね」

「マドック商会ではだめなの?」
「貴族家の名前は出せません。本来王都館の商館も貴族間では
評判が悪くなるので、早めにダリル館として商館は引越ししましょう」

「ダリルさんは他の3邸から選ばなくていいの?」
「お兄様はめんどくさがり屋さんです。奥様をお迎えしてから
お好きなように王都新邸を造ればいいの」

「3邸も館が有るから本商館は選び放題だなぁ」
「向かいの商館を本館にして使えばいいのよ」
セシリアさんのめちゃくちゃ発言に同意するしかないか・・
「早めに対処いたします、男爵様」

「アベルが、入学式後の授業前の間に卒業生も混じった生徒170人に
襲われ、全員叩きのめし、何人かは訓練木剣で腕を切り落としたそうだ。
学校側が問題視して明日、母上とダリウスが学校に行く事になり、
館はエリスが守るが、明日の戦力が2人減ってしまった」

「アベル君に怪我は無かったのですか?」
「見ていた者達から聞いた話では、一撃で剣を持ち抜いて仕掛けた者は
腕を切り落とされ、入学試合と違い全員打ち身では無く骨を折られたと
聞いている」

「ローゼリアさんの報告ですか?」
「いや、ローゼリアの友人で商家の寄子と言っていた」

「ダリウスさんには、護衛分隊指揮官を期待していたのですが・・」
「エドガーにさせる。問題有るまい?」

「お任せください。問題は御座いません」
エドガーさんの弾んだ声が返って来た。

「エドガーも共に戦った戦士だ、安心して任せることが出来るぞ。
サスケ、明日の敵は1万か?」
「護衛に領兵全員連れて行って欲しいのですが?」

「立ち合い人が、何故か少ない人数で済ませたいと言い張っている。
護衛部隊は2個中隊がやっとだな」
「立ち合い人の馬車に護衛を2個小隊付け、絶対に離れぬ命令を
出した上で、馬車の前後左右に護衛を配置させます。
中隊の残りは後ろからくる敵に備え、持ち場を離れない命令も
お願いします」

「ポコラル市で見た新素材の武具の使い方を中隊訓練したところ、
剣は1~3本しか飛ばせなかったが、槍は3~8本飛ばすことが出来た。
訓練した領兵の中で6名魔力が弱いと分かり入れ替えた」
「状況に寄りますが、半円陣を組み初めは一斉攻撃、
2回目からは2段時間差攻撃で魔力を持たせてください」

「時間稼ぎすれば良いのだな?」
「はい。敵の両側にレギオン1万体配置させ、押し潰し蹂躙します」

「問題は、村人か?」
「敵意を持っていると、区別が出来ません」

「馬車回りの家は、儂が壊そう」
「反対側は僕が壊します」

「お父様、道筋を変えれば済む事でしょう?」
「視えぬ敵を倒すには、危険だがまとまった時に潰す方が手っ取り早い。
雑魚でも長く相手にしていると足をすくわれることも有る。
敵がはっきりしているならばエメリーの言う通りにする」

「領兵に、回復藥B・C・Dを2個ずつ持たせ、矢ぐらいで倒れない様に
して下さい」
「矢を集め、返すまで倒れぬ様に命じよう。。ワッハッハ」

「サスケさん、どうしても戦うの?」
「セシリアさん、逃げると、次はもっと多く死にます」

「家も壊すのでしょう」
「敵味方、区別出来ん。。。逃げてくれる様祈るだけだ」
「悲・・・」
声に出来ず、セシリアさん、下を向いてしまった。
「戦だ!明日の話はここ迄。明日は手傷を負わぬ様に注意しろ!休もう」
お茶室から移動。

クィ。
部屋の前に4人で移動、
エメリーさん、いきなり抱き着いて
「サスケさん、怖いのイヤ、怖くないサスケさん・・・でいて」
胸に顔をうずめて言ったと思うと、消えた。

首に手を回され、頬を当てられ、
「私も同じよ」
セシルさん、消えた。

イシュタルはニヤッと笑いを浮かべ、自分の指を唇に当ててから、
僕に当て、消えた。

エッ!えっエッ~!!
混乱した頭でお風呂に入り、
なんだ。なん?なんだ??

落ち着いてからグレーテに、
「矢を落とせる敏捷な護衛をつけて、背後の物陰を注意させ、
敵に毒矢があれば、回復藥の使用をためらわず使う命令をだせ」

セシリアさんもエメリーさんも敵を斃(たお)す事を嫌がっていたけど、
任せられた以上ぼくが殺(やる)しかないよな。
まだまだ先に進むほど敵は増えるだろうし、魔族ってなんだ??
ピュロス王家に公爵家3家、大小伯爵家33家に大小子爵家53家
それに大小男爵家166家に王騎士家が450家個の内のどの家が
エメリーさんたちの希望を聞いてくれるのかな?

700家潰すまでダメなのかな?
パトリオ家もポコラル家も小麦は無かったけれど大麦やライ麦は3年分
持っていた。領兵にも配っていない?

今日の戦闘に巻き込まれて死んだ役務所員か従者のアイテム袋の大麦は
100シラしか入っていなく魚やワインだった。
役務所に残されたアイテム袋は開けられなくなった?
まさか!
両家のアイテム袋を預かった最後の人間が分からなくなり、
開けられなくなった?
うぅ~ん、マーサぁーかぁーだよな。。。
僕の考えも混乱しているけれど敵も混乱して、い過ぎだよなぁ。

{敵が多すぎる}
{だいじょうぶ}

{リーフにじゃないよ、独り言}
{だいじょうぶよ}
{分かった、寝るよ}

ベッドに入り、
{お休みなさい、光草さんお休み}
・・・
・・
{おやすみ}
・・・
{待機中}
・・・
{だいじょうぶ}
・・・
{待機中}
・・・
{だいじょうぶよ}

{待機解除}


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