50 / 94
06 忍び寄る悪魔
050 魔術科学園の図書館で。
しおりを挟む
次の日の朝、フューレンは魔術科学園に向かおうと教会を出た。
学園に続く森へ歩き出すと、教会の中からキリエルが眠そうにして出てきた。
「おはよ~…」
フューレンはその声に気づいてキリエルの方を見る。
「キリエルおはよう。もう大丈夫なのか?」
「うん!と言うか、何もかも面倒だったから部屋でごろ~っとしてただけなんだけどね。」
「意外と怠慢なんだな…」
フューレンは少し呆れた様子で言うと、キリエルはそれでも満足気に笑っていた。
休暇がそんなに嬉しかったのだろうか。
キリエルはフューレンの隣まで来ると言った。
「今日は魔術科学園に何の用?今の召喚術の授業はフューレンには必要のないものだってお父さんも言ってたじゃんか。」
「いいや、今日は大魔導師に用があってな。」
「理事長?なんで?またカオスリート?別に今日もいないって、以前も約束しておいてすっぽかしたじゃん。
あ、でもドタキャンしちゃう気持ちはとってもわかっちゃうな。本当にやる気が失せちゃうんだよ~」
キリエルの笑みでそこまで言われると、本当にいない感じがしてフューレンは眉を潜める。
それからフューレンは頭を抱えた。
「お前らの気持ちがわからない…」
「フューレンは真面目なだけ!真面目すぎぃ~!」
キリエルはニコニコとしていた。
ニコニコしてしまう気持ちさえ、フューレンにはわからない。
キリエルは続いて言う。
「そう言えばフェオドラが入学手続きしてるらしいよ!楽しみだね!」
「これ以上うるさい奴を増やさないでくれ…」
フューレンの言葉に、キリエルは少し不機嫌なのか膨れる。
「僕がうるさいの?」
「いや、魔術科学園に行った日はどうも疲れるなって…」
そこまで言うと、フューレンはふとアイナを思い出した。
それと同時に、一気に疲れが押し寄せた顔を見せる。
「そうだ、アイツのせいだ。」
そんなフューレンを、首を傾げて見つめるキリエル。
キリエルは次に言った。
「で、魔術科学園に行くの?」
「行くと決めたんだ、行く。」
「おっけ~」
と、フューレンはやる気の出ないまま、キリエルはのんびりと魔術科学園に向かった。
魔術科学園に到着した二人は、早速図書館にいた。
フューレンは本を手に取りながら、カオスリートについて探っていた。
キリエルは笑う。
「『理事長は今日はいません』…だって!ふふふ、やっぱりね~」
フューレンは機嫌が悪そうな顔をした。
「だからこうやってカオスリートの事調べながら時間潰してんだろ。」
「いくら待っても来ないって~。あの人は暇人だから暇潰す為に色んな場所に出かけちゃうんだから~」
そう言われると、フューレンは一度読むのをやめてキリエルの方を見て言った。
「だからって、行動を先読みされた様に『さっき出かけました』ってなるか!」
「じゃあフューレン避けられてるの?何か悪い事でもした?」
「してねぇよ。」
キリエルはそれを聞いて笑う。
フューレンは溜息をつくと、そこに聴き慣れた声が聞こえてきた。
「フューレンおはよ!」
と言ってフューレンの背中を強く叩いたのはアイナ。
怪力のアイナに強く叩かれた為、フューレンは酷く咳き込んだ。
キリエルは驚いてからアイナに言う。
「フューレンの背骨が粉々になっちゃうよ~」
アイナは笑顔だった表情を一瞬にして変え、目を細めてからフューレンに言った。
「ならないわよ!ね、フューレン!」
「いや…なるかも。」
「えぇ!?」
アイナはそう言いつつも、ムスっとしてしまう。
それからフューレンを横目で見て思う。
(もう、こっちは死んだかと思ってハラハラしてたのに。結構ピンピンしてんのね。)
「まーたカオスなんとかってのを調べてるの?」
キリエルはそれに対して頷いた。
「カオスリートだよ。アイナも探してくれるの?」
それに対し、アイナは少し考える。
フューレンは何も答えず本を開くので、アイナは笑顔で答えた。
「勿論!そう言えば今日は授業受けないの?」
「今日は理事長に会いに来ただけだからね。というより、フューレンに授業は要らないよ。」
キリエルは笑いながら言うと、アイナも納得。
アイナはフューレンに言った。
「私も探すから。カオスリートの特徴教えて。」
「共鳴と関係があるらしい。」
フューレンが言うと、アイナは困った顔。
「それだけ?共鳴の本なんてこの図書館に山ほどあるんだからね?」
フューレンは本を閉じると言った。
「探すのが無謀なのはわかっている。それでも探さなきゃなんないんだ。」
フューレンの真摯な様子に、アイナはすっかり落ち着いた顔。
それから呟いた。
「あっそう…」
「逆に共鳴について何か知ってる?アイナは。」
キリエルが聞くと、アイナは上の空で考え始めた。
「そう言えば召喚術って、ちょっぴり共鳴を齧った分野だって聞いた事あるわね。」
それにキリエルは目を光らせる。
「それってマジ!?じゃあ僕も共鳴マスターしたら召喚術できるようになるかな!?」
「ちょっぴりって言ったじゃない。共鳴部分をマスターしたとして、他がダメなら召喚術なんて使えないわ。」
「ちぇ~っ」
キリエルの事はさておき、アイナは言った。
「そう言えば知ってる?襲撃の悪魔から救われた人々が最近ね、デモを起こしてるんだって。」
「デモ?」
キリエルは目を丸くすると、アイナは頷く。
「賞金首で金を渡す制度を廃止したいんですって。規律を作って、殺人の多いこの世界を変えたいみたい。
この世界の治安がいつまでも悪いのは、この制度があるからって言ってるの。」
「へぇ~凄いね。」
「凄いってもんじゃないわ、革命よ革命。革命派が勝って欲しいわね~そしたら襲われるとか心配しないで出かけられるじゃない。」
「わかるわかる!不安なくぱーっと遊びたい!」
キリエルとアイナが盛り上がっていると、フューレンは言った。
「そもそも賞金首の制度は一体誰が作ったんだ?」
「理事長よ。」
アイナが即答するので、フューレンだけでなくキリエルも驚く。
アイナは続けた。
「この世界は大昔から悪魔が蔓延ってるからね、減らす為に最初は悪魔狩りの制度を設けてたのよ。
でも悪魔はその対策に、人間と契約する事を覚えたの。
すぐに悪魔使いも標的になるんだけど、それと同時に大人しい悪魔を力で制圧する悪い人間も現れてね。
役場では虚偽の申請をする人とか増えて…そんな事が何度も重なっていくうちに、この世界は今のようになってしまったのよ。」
キリエルは目を丸くして聞いていた。
フューレンも聞いていたが、アイナに言う。
「まるでその時代を生きてきたかのような口ぶりだな。」
アイナはギクッとすると、愛想笑い。
「私の祖父から聞いたのよ!代々伝わってる話っていうか~」
「そうか。」
フューレンは納得すると、アイナは安堵の溜息。
キリエルは目を輝かせた。
「すっげぇ~!」
続いてフューレンはアイナに言った。
「そう言えばさっき、召喚術は共鳴をちょっぴり齧ってるって言ってたな。」
「え、うん。」
アイナは焦った様子で返事をすると、フューレンは真摯な表情で言う。
「それについて、もう少し詳しい話を聞きたい。」
学園に続く森へ歩き出すと、教会の中からキリエルが眠そうにして出てきた。
「おはよ~…」
フューレンはその声に気づいてキリエルの方を見る。
「キリエルおはよう。もう大丈夫なのか?」
「うん!と言うか、何もかも面倒だったから部屋でごろ~っとしてただけなんだけどね。」
「意外と怠慢なんだな…」
フューレンは少し呆れた様子で言うと、キリエルはそれでも満足気に笑っていた。
休暇がそんなに嬉しかったのだろうか。
キリエルはフューレンの隣まで来ると言った。
「今日は魔術科学園に何の用?今の召喚術の授業はフューレンには必要のないものだってお父さんも言ってたじゃんか。」
「いいや、今日は大魔導師に用があってな。」
「理事長?なんで?またカオスリート?別に今日もいないって、以前も約束しておいてすっぽかしたじゃん。
あ、でもドタキャンしちゃう気持ちはとってもわかっちゃうな。本当にやる気が失せちゃうんだよ~」
キリエルの笑みでそこまで言われると、本当にいない感じがしてフューレンは眉を潜める。
それからフューレンは頭を抱えた。
「お前らの気持ちがわからない…」
「フューレンは真面目なだけ!真面目すぎぃ~!」
キリエルはニコニコとしていた。
ニコニコしてしまう気持ちさえ、フューレンにはわからない。
キリエルは続いて言う。
「そう言えばフェオドラが入学手続きしてるらしいよ!楽しみだね!」
「これ以上うるさい奴を増やさないでくれ…」
フューレンの言葉に、キリエルは少し不機嫌なのか膨れる。
「僕がうるさいの?」
「いや、魔術科学園に行った日はどうも疲れるなって…」
そこまで言うと、フューレンはふとアイナを思い出した。
それと同時に、一気に疲れが押し寄せた顔を見せる。
「そうだ、アイツのせいだ。」
そんなフューレンを、首を傾げて見つめるキリエル。
キリエルは次に言った。
「で、魔術科学園に行くの?」
「行くと決めたんだ、行く。」
「おっけ~」
と、フューレンはやる気の出ないまま、キリエルはのんびりと魔術科学園に向かった。
魔術科学園に到着した二人は、早速図書館にいた。
フューレンは本を手に取りながら、カオスリートについて探っていた。
キリエルは笑う。
「『理事長は今日はいません』…だって!ふふふ、やっぱりね~」
フューレンは機嫌が悪そうな顔をした。
「だからこうやってカオスリートの事調べながら時間潰してんだろ。」
「いくら待っても来ないって~。あの人は暇人だから暇潰す為に色んな場所に出かけちゃうんだから~」
そう言われると、フューレンは一度読むのをやめてキリエルの方を見て言った。
「だからって、行動を先読みされた様に『さっき出かけました』ってなるか!」
「じゃあフューレン避けられてるの?何か悪い事でもした?」
「してねぇよ。」
キリエルはそれを聞いて笑う。
フューレンは溜息をつくと、そこに聴き慣れた声が聞こえてきた。
「フューレンおはよ!」
と言ってフューレンの背中を強く叩いたのはアイナ。
怪力のアイナに強く叩かれた為、フューレンは酷く咳き込んだ。
キリエルは驚いてからアイナに言う。
「フューレンの背骨が粉々になっちゃうよ~」
アイナは笑顔だった表情を一瞬にして変え、目を細めてからフューレンに言った。
「ならないわよ!ね、フューレン!」
「いや…なるかも。」
「えぇ!?」
アイナはそう言いつつも、ムスっとしてしまう。
それからフューレンを横目で見て思う。
(もう、こっちは死んだかと思ってハラハラしてたのに。結構ピンピンしてんのね。)
「まーたカオスなんとかってのを調べてるの?」
キリエルはそれに対して頷いた。
「カオスリートだよ。アイナも探してくれるの?」
それに対し、アイナは少し考える。
フューレンは何も答えず本を開くので、アイナは笑顔で答えた。
「勿論!そう言えば今日は授業受けないの?」
「今日は理事長に会いに来ただけだからね。というより、フューレンに授業は要らないよ。」
キリエルは笑いながら言うと、アイナも納得。
アイナはフューレンに言った。
「私も探すから。カオスリートの特徴教えて。」
「共鳴と関係があるらしい。」
フューレンが言うと、アイナは困った顔。
「それだけ?共鳴の本なんてこの図書館に山ほどあるんだからね?」
フューレンは本を閉じると言った。
「探すのが無謀なのはわかっている。それでも探さなきゃなんないんだ。」
フューレンの真摯な様子に、アイナはすっかり落ち着いた顔。
それから呟いた。
「あっそう…」
「逆に共鳴について何か知ってる?アイナは。」
キリエルが聞くと、アイナは上の空で考え始めた。
「そう言えば召喚術って、ちょっぴり共鳴を齧った分野だって聞いた事あるわね。」
それにキリエルは目を光らせる。
「それってマジ!?じゃあ僕も共鳴マスターしたら召喚術できるようになるかな!?」
「ちょっぴりって言ったじゃない。共鳴部分をマスターしたとして、他がダメなら召喚術なんて使えないわ。」
「ちぇ~っ」
キリエルの事はさておき、アイナは言った。
「そう言えば知ってる?襲撃の悪魔から救われた人々が最近ね、デモを起こしてるんだって。」
「デモ?」
キリエルは目を丸くすると、アイナは頷く。
「賞金首で金を渡す制度を廃止したいんですって。規律を作って、殺人の多いこの世界を変えたいみたい。
この世界の治安がいつまでも悪いのは、この制度があるからって言ってるの。」
「へぇ~凄いね。」
「凄いってもんじゃないわ、革命よ革命。革命派が勝って欲しいわね~そしたら襲われるとか心配しないで出かけられるじゃない。」
「わかるわかる!不安なくぱーっと遊びたい!」
キリエルとアイナが盛り上がっていると、フューレンは言った。
「そもそも賞金首の制度は一体誰が作ったんだ?」
「理事長よ。」
アイナが即答するので、フューレンだけでなくキリエルも驚く。
アイナは続けた。
「この世界は大昔から悪魔が蔓延ってるからね、減らす為に最初は悪魔狩りの制度を設けてたのよ。
でも悪魔はその対策に、人間と契約する事を覚えたの。
すぐに悪魔使いも標的になるんだけど、それと同時に大人しい悪魔を力で制圧する悪い人間も現れてね。
役場では虚偽の申請をする人とか増えて…そんな事が何度も重なっていくうちに、この世界は今のようになってしまったのよ。」
キリエルは目を丸くして聞いていた。
フューレンも聞いていたが、アイナに言う。
「まるでその時代を生きてきたかのような口ぶりだな。」
アイナはギクッとすると、愛想笑い。
「私の祖父から聞いたのよ!代々伝わってる話っていうか~」
「そうか。」
フューレンは納得すると、アイナは安堵の溜息。
キリエルは目を輝かせた。
「すっげぇ~!」
続いてフューレンはアイナに言った。
「そう言えばさっき、召喚術は共鳴をちょっぴり齧ってるって言ってたな。」
「え、うん。」
アイナは焦った様子で返事をすると、フューレンは真摯な表情で言う。
「それについて、もう少し詳しい話を聞きたい。」
0
あなたにおすすめの小説
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
