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07 悪魔に産まれた事
070 カオスリートを求める理由。
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次の日。
フューレンは魔術科学園にやってきていた。
ちなみにフェオドラとキリエルもついている。
「病み上がりなのにいいのか?」
フューレンはキリエルに聞くと、キリエルは頷いた。
「今日の授業は実技ないし。大丈夫大丈夫!」
「何の授業?私も受けるー」
とフェオドラ。
キリエルは胸を張ると言う。
「召喚術!」
それを聞いたフェオドラは目を輝かせた。
「召喚術!?じゃあフェオドラも、パーパ召喚できるー?」
それに対し、キリエルは苦笑。
「牧師様は無理かな…」
「えー、つまんない。」
フェオドラは膨れる。
キリエルは苦笑しつつも、先頭を歩くフューレンに聞いた。
「ねえねえ、フューレンも授業来る?それともまた大魔導師さんがいるか見てくるだけ?」
「今日はそうする。後でバイトに行かなきゃならないし。」
それを聞いたキリエルは目を丸くした。
「そう言えばフューレンってバイトしてたね。」
そして魔術科学園の校長室にて。
校長室にはアレモ校長がいた。
アレモは相変わらず裸である。
「めちゃくちゃ久しぶりに見た。」
「いつ服着るのかなー…」
キリエルがそう言うと、アレモは目を瞑っていたのを大きく見開いた。
それを見たキリエルが驚くと、アレモはフェオドラを見る。
そしてアレモは静かに大きく頷いた。
何事かとフューレンが思っていると、部屋にムニーバ教頭が入ってきた。
ムニーバはアレモを見ると言う。
「アレモ校長は可愛い子を見るといつもこうなんですよ。男子には興味ないから、目も合わせてくれないんですよ。」
「マジで下心しかねぇな。」
とフューレン。
キリエルは苦笑するしかなかった。
ムニーバは言う。
「今日も理事長に会いに来たのですか?」
「えっと、大魔導師がどこ行ってるのかわかるかなって。探しに行こうかと思ってるんだ。」
するとムニーバは笑った。
「ハハハ、そう簡単にわかっていたら、私も探しに出かけているところです。」
それに対し、フューレンは眉を潜めた。
ムニーバはキリエルを見ると言う。
「そう言えばキリエルくん、最近あの世界一賞金首をかけられている天使ヴァレリカを氷漬けにしたって本当かい?」
キリエルはそれを聞くと顔を真っ赤にした。
「え!?なんで知ってるの!」
「そんな、世界中の賞金狩りが倒せない天使を凍らせるだなんて、噂にならない訳無いだろう。」
「そっ、そうですかね!?」
「そうだよ。いやぁ、ノルス先生も鼻高々でしょう!」
そう言われると、キリエルは苦笑。
「お父さんはそういう人じゃないし…」
「あの日からノルス先生はね、世界中の賞金首から命を狙われる事が増えたらしいよ。
なんたって天使を凍らせた少年の親だからね~」
それを聞いたキリエルは真っ青に。
「え…後でお父さんに謝っておこう…」
「当のキリエルは襲われた試しがないが。」
と言ったのはフューレン。
キリエルも頷いた。
そう言われるとムニーバは苦笑。
「一応キリエルくんは劣等生だってみんなが言ってしまっていますからね。本当はそんな事ないと思うのですが。
ノルス先生は学園でもそれなりの地位にいるから、そっちが狙われてしまったみたいです。
ノルス先生は顔も多方面に知られてますので。」
キリエルは落ち込んだ様子になっていた。
「僕のせいでまた周りに迷惑を…」
しかしムニーバは首を横に振る。
「大丈夫ですよ。ノルス先生は迷惑に思ってませんよ。」
「そうですかね…」
「ええ!度々キリエルくんの話をしてしまうくらい子煩悩ですから!」
その瞬間、扉から大きなノック音。
ムニーバは驚く。
すると扉から、ノルスが入ってきた。
ノルスが入ってきたと知ると、冷や汗を浮かべるムニーバ。
ノルスは黙ってアレモにとある資料を渡す。
ムニーバは沈黙に耐えかねて言った。
「ま、まあキリエルくんも気をつけてね!」
「あ、は、はい。」
キリエルはノルスを見ると、なんとノルスもキリエルを見ていた。
ノルスはキリエルと目が合うと、すぐに目を逸らして部屋を出て行ってしまった。
キリエルは驚いた様子でいた。
するとムニーバは小声でキリエルに言う。
「ごめんなさい、少し照れているようですね。」
「照れ…てるのかな?」
キリエルは苦笑すると、ムニーバは頷いた。
「意外と不器用なんですよ、ノルス先生は。」
「そ、そうですか…」
キリエルは小声で言い、ノルスが出て行った扉を見つめていた。
そしてフューレンは魔術科学園を出て、バイトに入った。
いつも通り接客をこなすフューレン。
するとそこに、見慣れた客が現れた。
それはなんと大魔導師。
フューレンは思わず大魔導師の元まで歩いていた。
「大魔導師…!」
大魔導師はいつものニコニコ笑顔で言う。
「あれ~フューレン~久しぶりぃ~」
「コイツ…!俺がどれだけ探したか…!」
「そうだよ。私もフューレンが私に会いたいと言っているのを知って帰ってきたんだよ。」
それを聞いたフューレンは目を丸くした。
「そうなのか?」
「うん。ちょちょいの~ちょ~い」
と大魔導師は歌った。
相変わらず大魔導師のテンションにはついていけないフューレン。
フューレンは微妙な反応をしながら言った。
「じゃあいくつか聞いていいか?」
「ど~ぞ~」
「カオスリートの事…はもういいや。お前がそれを探す理由を聞きたい。
カオスリートの事を少し知ったが、お前が何の為にそれを求めるのかわからない。
それとお前、ヴァレリカに酷く恐れられているみたいだが…」
と言うと、大魔導師は笑う。
「私も、ヴァレリカが怖いよ。」
「え?」
「彼女の天使も悪魔も殺してしまう力は、私にも及ぶからね。危険視しているんだ。」
「そうなのか。」
大魔導師は頷いた。
そして続けた。
「ヴァレリカはね、天使に恨みを持っている。ヴァレリカの目的はこの世界を出て、天使の住む楽園を全て滅ぼす事だ。
勿論、君もその一人に入るよ。それどころかヴァレリカは、まずはこの世界を壊してしまおうと考えている。
この世界を支配する僕の首を、いっつも狙っているんだよ~。」
「ほう。」
「魔術科学園にヴァレリカは入れないよう施されている。
魔術科学園には、この世界のバランスを保つ代物が隠されているんだよ。わかるかい?」
フューレンは目を剥く。
「そうなのか?」
「ああ。本当はあまり知られてはいけない内容だからね、周囲には黙っておいてくれ。」
「…そんな大事な事、なぜ俺に言う気になったんだ。」
「それはね、君がカオスリートを扱える天使だからさ。」
「は…?」
そう言って大魔導師は指を立てた。
フューレンは思わず大魔導師の顔を見ると、大魔導師は言う。
「カオスリートこそが、そんなヴァレリカを打ち倒す力、なんだよ。」
それを聞いたフューレンは目を剥いたまま、そして驚愕した。
「ハァ!?」
フューレンは魔術科学園にやってきていた。
ちなみにフェオドラとキリエルもついている。
「病み上がりなのにいいのか?」
フューレンはキリエルに聞くと、キリエルは頷いた。
「今日の授業は実技ないし。大丈夫大丈夫!」
「何の授業?私も受けるー」
とフェオドラ。
キリエルは胸を張ると言う。
「召喚術!」
それを聞いたフェオドラは目を輝かせた。
「召喚術!?じゃあフェオドラも、パーパ召喚できるー?」
それに対し、キリエルは苦笑。
「牧師様は無理かな…」
「えー、つまんない。」
フェオドラは膨れる。
キリエルは苦笑しつつも、先頭を歩くフューレンに聞いた。
「ねえねえ、フューレンも授業来る?それともまた大魔導師さんがいるか見てくるだけ?」
「今日はそうする。後でバイトに行かなきゃならないし。」
それを聞いたキリエルは目を丸くした。
「そう言えばフューレンってバイトしてたね。」
そして魔術科学園の校長室にて。
校長室にはアレモ校長がいた。
アレモは相変わらず裸である。
「めちゃくちゃ久しぶりに見た。」
「いつ服着るのかなー…」
キリエルがそう言うと、アレモは目を瞑っていたのを大きく見開いた。
それを見たキリエルが驚くと、アレモはフェオドラを見る。
そしてアレモは静かに大きく頷いた。
何事かとフューレンが思っていると、部屋にムニーバ教頭が入ってきた。
ムニーバはアレモを見ると言う。
「アレモ校長は可愛い子を見るといつもこうなんですよ。男子には興味ないから、目も合わせてくれないんですよ。」
「マジで下心しかねぇな。」
とフューレン。
キリエルは苦笑するしかなかった。
ムニーバは言う。
「今日も理事長に会いに来たのですか?」
「えっと、大魔導師がどこ行ってるのかわかるかなって。探しに行こうかと思ってるんだ。」
するとムニーバは笑った。
「ハハハ、そう簡単にわかっていたら、私も探しに出かけているところです。」
それに対し、フューレンは眉を潜めた。
ムニーバはキリエルを見ると言う。
「そう言えばキリエルくん、最近あの世界一賞金首をかけられている天使ヴァレリカを氷漬けにしたって本当かい?」
キリエルはそれを聞くと顔を真っ赤にした。
「え!?なんで知ってるの!」
「そんな、世界中の賞金狩りが倒せない天使を凍らせるだなんて、噂にならない訳無いだろう。」
「そっ、そうですかね!?」
「そうだよ。いやぁ、ノルス先生も鼻高々でしょう!」
そう言われると、キリエルは苦笑。
「お父さんはそういう人じゃないし…」
「あの日からノルス先生はね、世界中の賞金首から命を狙われる事が増えたらしいよ。
なんたって天使を凍らせた少年の親だからね~」
それを聞いたキリエルは真っ青に。
「え…後でお父さんに謝っておこう…」
「当のキリエルは襲われた試しがないが。」
と言ったのはフューレン。
キリエルも頷いた。
そう言われるとムニーバは苦笑。
「一応キリエルくんは劣等生だってみんなが言ってしまっていますからね。本当はそんな事ないと思うのですが。
ノルス先生は学園でもそれなりの地位にいるから、そっちが狙われてしまったみたいです。
ノルス先生は顔も多方面に知られてますので。」
キリエルは落ち込んだ様子になっていた。
「僕のせいでまた周りに迷惑を…」
しかしムニーバは首を横に振る。
「大丈夫ですよ。ノルス先生は迷惑に思ってませんよ。」
「そうですかね…」
「ええ!度々キリエルくんの話をしてしまうくらい子煩悩ですから!」
その瞬間、扉から大きなノック音。
ムニーバは驚く。
すると扉から、ノルスが入ってきた。
ノルスが入ってきたと知ると、冷や汗を浮かべるムニーバ。
ノルスは黙ってアレモにとある資料を渡す。
ムニーバは沈黙に耐えかねて言った。
「ま、まあキリエルくんも気をつけてね!」
「あ、は、はい。」
キリエルはノルスを見ると、なんとノルスもキリエルを見ていた。
ノルスはキリエルと目が合うと、すぐに目を逸らして部屋を出て行ってしまった。
キリエルは驚いた様子でいた。
するとムニーバは小声でキリエルに言う。
「ごめんなさい、少し照れているようですね。」
「照れ…てるのかな?」
キリエルは苦笑すると、ムニーバは頷いた。
「意外と不器用なんですよ、ノルス先生は。」
「そ、そうですか…」
キリエルは小声で言い、ノルスが出て行った扉を見つめていた。
そしてフューレンは魔術科学園を出て、バイトに入った。
いつも通り接客をこなすフューレン。
するとそこに、見慣れた客が現れた。
それはなんと大魔導師。
フューレンは思わず大魔導師の元まで歩いていた。
「大魔導師…!」
大魔導師はいつものニコニコ笑顔で言う。
「あれ~フューレン~久しぶりぃ~」
「コイツ…!俺がどれだけ探したか…!」
「そうだよ。私もフューレンが私に会いたいと言っているのを知って帰ってきたんだよ。」
それを聞いたフューレンは目を丸くした。
「そうなのか?」
「うん。ちょちょいの~ちょ~い」
と大魔導師は歌った。
相変わらず大魔導師のテンションにはついていけないフューレン。
フューレンは微妙な反応をしながら言った。
「じゃあいくつか聞いていいか?」
「ど~ぞ~」
「カオスリートの事…はもういいや。お前がそれを探す理由を聞きたい。
カオスリートの事を少し知ったが、お前が何の為にそれを求めるのかわからない。
それとお前、ヴァレリカに酷く恐れられているみたいだが…」
と言うと、大魔導師は笑う。
「私も、ヴァレリカが怖いよ。」
「え?」
「彼女の天使も悪魔も殺してしまう力は、私にも及ぶからね。危険視しているんだ。」
「そうなのか。」
大魔導師は頷いた。
そして続けた。
「ヴァレリカはね、天使に恨みを持っている。ヴァレリカの目的はこの世界を出て、天使の住む楽園を全て滅ぼす事だ。
勿論、君もその一人に入るよ。それどころかヴァレリカは、まずはこの世界を壊してしまおうと考えている。
この世界を支配する僕の首を、いっつも狙っているんだよ~。」
「ほう。」
「魔術科学園にヴァレリカは入れないよう施されている。
魔術科学園には、この世界のバランスを保つ代物が隠されているんだよ。わかるかい?」
フューレンは目を剥く。
「そうなのか?」
「ああ。本当はあまり知られてはいけない内容だからね、周囲には黙っておいてくれ。」
「…そんな大事な事、なぜ俺に言う気になったんだ。」
「それはね、君がカオスリートを扱える天使だからさ。」
「は…?」
そう言って大魔導師は指を立てた。
フューレンは思わず大魔導師の顔を見ると、大魔導師は言う。
「カオスリートこそが、そんなヴァレリカを打ち倒す力、なんだよ。」
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