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第5章 大絶滅―グレートダイイング―
186 悪戯電話
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一同は電話と聞いて静かにするので、アンジェルは電話をかけた。
「ボクだよ、アンジェル。ママンに出るように言って。うん、新しいの買ったの。」
「ママンだって!」
シュンは笑顔を見せるので、みんなはシュンを見てしまう。
シュンはすっかり元気になっていて、逆に怖いくらいだった。
「ママン?アンジェルだよ、久しぶり。
…ああ、ミィシェルね。どうでもいいけど、ちょっと頼みあるんだけどさ聞いてくんない?」
みんなは黙ってアンジェルの電話を聞いている。
しかしそこで
「うふん!」
と守がふざけて言い出すので、アンジェルは守を睨んでしまう。
それから電話に向かって言った。
「いや何でもないよ。」
守は面白がって声を立てずに爆笑。
アンジェルは呆れた顔になって電話を続けた。
「ボクの携帯がミィシェルに持ってかれたから場所知りたいの。
え?いいよボクが取りに行くから。…なんだって?」
アンジェルが言うので、みんなは何事かと思ってしまう。
アンジェルはみんなの方を見てから言う。
「アジアの砂漠地帯にボクの携帯が?嘘だろ…」
一同は妙な胸騒ぎを感じると、サウザは言った。
「大丈夫!大事な石とかはネオが持ってるから!」
すると周りは静かにしろと合図する。
サウザは首を傾げて黙ると、アンジェルはサウザの声の対応をする。
「え?外の音でも拾ってんじゃない。」
守は面白くないのか、アンジェルの近くまで来た。
「あん!アンジェルさん!いやん!」
抑揚に欠けるが声を上げてみる。
忘れているかもしれないが、守の声は女の子の様に可愛らしい声なのだ。
その為電話越しから聞いたら、女の子の声に聞こえてしまうだろう。
それを聴いたアンジェルは流石に表情を変えた。
「バカ黙れよ!」
「ブッっぷっぷ~!」
すると携帯から少し大きな声が聞こえてくる。
それに対しアンジェルは言った。
「いやいや違うよ!近くにいる変な奴が声上げてるだけ!女になんか興味ないし!」
その焦りっぷりにみんな微笑ましく感じている。
シュンはアンジェルを指差した。
「あれで俺と同い年なんだぜ?」
シュンはサチに言ったので、サチは苦笑。
「なんか…色々違いがあって同い年に見えないわね。」
アンジェルは半分自棄糞になって言う。
「あーいいよそれで!勝手にママンが妄想してればいいよ!」
そう言ってから一度深呼吸して落ち着くと、今度は目を見開いて驚いた様な顔をして言った。
「え?ママン?…は?ママンが倒れた?」
それを聴いて一同が反応しにくい顔をするが、守だけ無音で爆笑している。
「わかった、止めても行くつもりだから。なんでって?全部終わったら話すよ。」
アンジェルはそう言って、電話を切った。
「守、お前のせいで変なハジかいただろ!」
アンジェルは怒る。
守はアンジェルを指差して笑った。
「だぁって反応がおもろいんだも~ん!」
誠治は満面の笑み。
「まあまあ、目的は果たせましたし…」
しかしそれでもアンジェルは解せない様子。
すると数男は真面目な顔で本題に入った。
「アジアの砂漠。言うまでもなくあの国に行ったな。」
続いて数男は綺瑠を見て言う。
「お前の様な普通の人間が首を突っ込む話じゃないぞ。」
綺瑠は数男の視線に気づくと微笑んだ。
「いいの?面白いデータ、入手したのに。」
数男が首を傾げると、綺瑠はニコニコしたまま。
数男はイライラし始めてタバコを片手にしたが、火はつけていなかった。
「早く言え!」
「はいはい。」
そう笑いながら綺瑠は話し始めた。
「サウザ王のデータと普通の植物人間のデータ。
重ねた結果、五島さんが人間に戻れる方法がわかりましたとさ。」
数男は思わず目を見開き、数男から力を受けた植物人間は全員反応を示した。
「ボクだよ、アンジェル。ママンに出るように言って。うん、新しいの買ったの。」
「ママンだって!」
シュンは笑顔を見せるので、みんなはシュンを見てしまう。
シュンはすっかり元気になっていて、逆に怖いくらいだった。
「ママン?アンジェルだよ、久しぶり。
…ああ、ミィシェルね。どうでもいいけど、ちょっと頼みあるんだけどさ聞いてくんない?」
みんなは黙ってアンジェルの電話を聞いている。
しかしそこで
「うふん!」
と守がふざけて言い出すので、アンジェルは守を睨んでしまう。
それから電話に向かって言った。
「いや何でもないよ。」
守は面白がって声を立てずに爆笑。
アンジェルは呆れた顔になって電話を続けた。
「ボクの携帯がミィシェルに持ってかれたから場所知りたいの。
え?いいよボクが取りに行くから。…なんだって?」
アンジェルが言うので、みんなは何事かと思ってしまう。
アンジェルはみんなの方を見てから言う。
「アジアの砂漠地帯にボクの携帯が?嘘だろ…」
一同は妙な胸騒ぎを感じると、サウザは言った。
「大丈夫!大事な石とかはネオが持ってるから!」
すると周りは静かにしろと合図する。
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「え?外の音でも拾ってんじゃない。」
守は面白くないのか、アンジェルの近くまで来た。
「あん!アンジェルさん!いやん!」
抑揚に欠けるが声を上げてみる。
忘れているかもしれないが、守の声は女の子の様に可愛らしい声なのだ。
その為電話越しから聞いたら、女の子の声に聞こえてしまうだろう。
それを聴いたアンジェルは流石に表情を変えた。
「バカ黙れよ!」
「ブッっぷっぷ~!」
すると携帯から少し大きな声が聞こえてくる。
それに対しアンジェルは言った。
「いやいや違うよ!近くにいる変な奴が声上げてるだけ!女になんか興味ないし!」
その焦りっぷりにみんな微笑ましく感じている。
シュンはアンジェルを指差した。
「あれで俺と同い年なんだぜ?」
シュンはサチに言ったので、サチは苦笑。
「なんか…色々違いがあって同い年に見えないわね。」
アンジェルは半分自棄糞になって言う。
「あーいいよそれで!勝手にママンが妄想してればいいよ!」
そう言ってから一度深呼吸して落ち着くと、今度は目を見開いて驚いた様な顔をして言った。
「え?ママン?…は?ママンが倒れた?」
それを聴いて一同が反応しにくい顔をするが、守だけ無音で爆笑している。
「わかった、止めても行くつもりだから。なんでって?全部終わったら話すよ。」
アンジェルはそう言って、電話を切った。
「守、お前のせいで変なハジかいただろ!」
アンジェルは怒る。
守はアンジェルを指差して笑った。
「だぁって反応がおもろいんだも~ん!」
誠治は満面の笑み。
「まあまあ、目的は果たせましたし…」
しかしそれでもアンジェルは解せない様子。
すると数男は真面目な顔で本題に入った。
「アジアの砂漠。言うまでもなくあの国に行ったな。」
続いて数男は綺瑠を見て言う。
「お前の様な普通の人間が首を突っ込む話じゃないぞ。」
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「早く言え!」
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そう笑いながら綺瑠は話し始めた。
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