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54 サルビア:良い家庭
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ワレリーとガリーナは、ニコライを目隠しして教会の裏の館にやってきていた。
誕生日会場にやってくると、ニコライの目隠しを取って二人は言う。
『お誕生日おめでとう!ニコライ!』
ニコライは目の前の光景に驚く。
壁は色紙で作られたガーランドや花で装飾されカラフル。
可愛らしくソファーにも色紙で作られた花や食べ物が装飾されていた。
部屋の壁にはカーテンの様に明るい色の布が貼られている。
「おーー!」
ワレリーはニコライの前に行くと言った。
「ニコライ、レモンパイ一緒に作りませんか?」
ニコライはそれを聞くと喜ぶ。
「レモンパイ!」
ガリーナは一緒に笑うと、レモンを取り出す。
「さ!キッチンにおいで~!」
ガリーナはそう言って隣の部屋まで小走りするので、ニコライはガリーナを追いかけた。
ワレリーは二人の後ろをついていく。
そしてキッチンに着いた三人。
三人は手を洗うと、ワレリーはニコライの為に台として椅子を引っ張ってきてくれる。
ニコライを椅子の上に立たせると、調理スペースにはパイを作る道具が並んでいた。
「おーー!」
ニコライは目を輝かせる。
それは勿論、ガリーナがたまにおやつで作ってくれるアップルパイを思い出すからだ。
ガリーナは冷蔵庫からパイ生地を出すと言う。
「はぁ~い!生地は前日に作っておきました!
さて、伸ばしましょう。」
そう言ってめん棒を取り出して生地を伸ばし始めた。
ニコライは伸ばしたそうに手を伸ばしていると、ガリーナは微笑んでニコライの前にボードごと生地を持っていく。
「ニコライもやってみる?」
すると、ニコライは食いつくようにめん棒を手に持った。
ニコライはめん棒をころころ転がしながら楽しそうに笑う。
「ぱーん!」
ガリーナはそんなニコライに微笑みながらも、湯を用意。
湯の入ったボウルに、更に黄色い液体の入ったボウルを乗せて液体を混ぜている。
ニコライはすぐにそちらに目が向かってしまうと、ガリーナは答えた。
「レモンカードを作ってます。下準備は全部やっちゃったんだけどね。」
ニコライはめん棒にたまに意識を向けて転がしながらも、やはりレモンカードが気になって仕方ないようだった。
「まぜる!」
ニコライはそう言うが、ガリーナは困る。
「えっと、一度に二つはできないかな…」
「ヤダ!」
ニコライはめん棒を持ちながらも、レモンカードを混ぜようとしているのであった。
少しして、レモンカードが出来上がったのでニコライは味見。
ニコライはレモンカードを指につけて舐めると、嬉しそうに唸ってから飛び跳ねた。
「あーーレモンーー!!」
飛び跳ねるので椅子から落ち損ねるニコライ、間一髪の所でワレリーはニコライを支える。
ガリーナとワレリーは顔を合わせて苦笑すると、ニコライを一度椅子に座らせるのであった。
「さて!生地をパイの形にしよう!」
ここはガリーナの一人作業。
ニコライは立ち上がり、ワレリーと二人で覗いている。
すると、ニコライはワレリーを見てからヒソヒソと言った。
「レモンパイ」
なぜヒッソリ言ったのかはわからないが、ワレリーは微笑む。
ニコライはまじまじと作業を見ていた。
パイ生地ができると、ガリーナはパイ生地をオーブンに入れる。
「さて!焼いちゃいます!」
オーブンのスイッチを入れると、オーブンが光るのでニコライは興味を示していた。
ガリーナはワレリーを見ると、冷蔵庫から卵を取り出す。
「さ!ワレリーさんのお仕事だよ!」
「はい。」
ワレリーは微笑んで返事をすると、ガリーナは卵白だけを入れたボウルをワレリーに渡した。
「さ!泡立て器でシャカシャカ!パイが焼けるまで!」
「焼けるまで…」
ワレリーは時計を見ると、泡立て器で卵白を混ぜ始める。
ニコライは卵白を混ぜる音が聞こえるとワレリーの方を見た。
「パーパ!クリーム!」
「クリーム…?クリームって卵なんですか?」
ワレリーは首を傾げると、ガリーナは笑う。
「今作ってるのはメレンゲ!」
「め…メレンゲ…?」
ワレリーはメレンゲを知らないのかそう呟くので、ガリーナは苦笑。
数分すると、ワレリーは疲れるのかたまに混ぜるのを一度やめて手首を動かす。
泡立った卵白にガリーナは砂糖を加えた。
「頑張れパパ!」
ガリーナはそう言うと、ニコライも一緒になって言った。
「パーパ!」
「はーい、頑張りますよっ」
ワレリーはそう言うと、再び混ぜ始めるので二人は微笑む。
二人の笑みに、ワレリーも疲れてはいたが自然と笑みがこぼれていた。
そして生地が焼き上がり、今は生地を冷まし終えたところ。
ワレリーは自分で作ったメレンゲに感心していた。
「凄いですねこれ。」
「メレンゲー!」
ニコライはそう言ってワレリーと並んでメレンゲを眺めている。
そんな二人に、ガリーナは可笑しくて笑った。
「もう、まるで親子なんだから。」
ワレリーはその言葉に反応し、ふとニコライを見つめる。
ニコライはメレンゲに夢中だったが、ワレリーの視線に気づいた。
「パーパ」
ニコライはそう言うと、ズボンに隠してあった楽器を取り出して振る。
「あーー!」
「ふふふ。」
ワレリーは笑ってしまうと、ガリーナは言った。
「さ!生地にレモンカードを流し込みます!」
それを聞くと、ニコライははしゃいでガリーナの元にやってくる。
「レモン!」
ニコライは椅子に立って、焼けた生地にレモンカードが注がれるのを見ていた。
「おーー!」
注ぎ終えると、ガリーナはワレリーを呼んだ。
「メレンゲさん!」
「はい。」
ワレリーはメレンゲを持ってやってくると、ガリーナに手渡し。
ガリーナはメレンゲの入ったボウルを貰うと、ワレリーに微笑んだ。
「ありがとう。」
そうしてレモンカードの上に更にメレンゲを乗せると、ニコライは歓喜。
「レモンパイー!」
ガリーナは仕上げにフォークでメレンゲの形を整えると、再びオーブンにパイを入れた。
「もう一度焼きます。」
ニコライは再び焼かれるパイを間近で見つめている。
ガリーナは残った卵黄で卵のスープを作っていた。
ニコライは呟く。
「レモンパイ」
ワレリーはそんなニコライの真後ろで、一緒にパイが焼きあがるのを最後まで見ていた。
再び誕生日会場にやってきて、焼かれたパイと共にパーティーは始まる。
「レモンパイー!」
ニコライは歓喜すると、レモンパイがひと切れニコライの元にやってくる。
「はい、フォーク。」
ガリーナはそう言ってニコライにフォークを渡すと、ニコライはフォークを貰った。
「いーたーだーきーまーすぅ!」
そう言ってレモンパイを一口食べると、嬉しいのか余った手で楽器持って振る。
「あーーー!」
二人は笑ってしまうと、ガリーナもレモンパイを一口。
「んー!ニコライが伸ばしてくれたパイ生地いい感じ!ワレリーさんが作ったメレンゲも美味しい!」
そう言うと、ワレリーは微笑んでレモンパイを一口食べた。
しかしワレリーの口には合わないのか、ワレリーは黙り込む。
(砂糖…だらけ…)
ワレリーはふと二人を見ると、二人は美味しそうにパイを食べていた。
そんな二人を見ると、ワレリーは苦手な味をしたパイでも美味しく食べられるような気がしてくる。
暫く経って、ニコライとガリーナはレモンパイを完食。
残ったレモンパイは、パーヴェルとレギーナにおすそ分け。
しかしワレリーだけは完食しておらず、ちょびちょびとレモンパイを食べていた。
二人はそんなワレリーを見ていると、ニコライはふとワレリーのレモンパイにフォークを入れる。
ワレリーはレモンパイを一口食べていると、ニコライがレモンパイを口まで運んでくれる。
「パーパ!あーん!」
「えっ…」
ワレリーは顔を引き攣ると、ガリーナも便乗したのかレモンパイにフォークを入れた。
「はい、あーん!」
ガリーナもニコライと同じくレモンパイを差し出すので、ワレリーは地獄を見る。
「あ…ありがとうございます。」
ワレリーはそう言ってニコライのフォークから一口貰うと、表情を多少歪めながらもガリーナからも一口貰った。
「パーパ!あーん!」
ニコライは続けてもう一口出すので、ワレリーは静止してしまう。
ガリーナはワレリーが薄味が好みなのを忘れて笑っていると、ふと思い出したのか目を剥いた。
ワレリーは辛うじてニコライに言う。
「美味しいです、レモンパイ。」
「レモンパイー!」
二人の会話を見て、ガリーナは顔を青くする。
「ワレリーさんごめんなさい!あ、味が濃いわよね!?」
ワレリーは苦笑しつつも、ガリーナに言った。
「大丈夫です。今日はニコライのお誕生日ですよ?」
ガリーナは申し訳なさそうな顔をすると、軽く溜息をついてしまうのであった。
誕生日会場にやってくると、ニコライの目隠しを取って二人は言う。
『お誕生日おめでとう!ニコライ!』
ニコライは目の前の光景に驚く。
壁は色紙で作られたガーランドや花で装飾されカラフル。
可愛らしくソファーにも色紙で作られた花や食べ物が装飾されていた。
部屋の壁にはカーテンの様に明るい色の布が貼られている。
「おーー!」
ワレリーはニコライの前に行くと言った。
「ニコライ、レモンパイ一緒に作りませんか?」
ニコライはそれを聞くと喜ぶ。
「レモンパイ!」
ガリーナは一緒に笑うと、レモンを取り出す。
「さ!キッチンにおいで~!」
ガリーナはそう言って隣の部屋まで小走りするので、ニコライはガリーナを追いかけた。
ワレリーは二人の後ろをついていく。
そしてキッチンに着いた三人。
三人は手を洗うと、ワレリーはニコライの為に台として椅子を引っ張ってきてくれる。
ニコライを椅子の上に立たせると、調理スペースにはパイを作る道具が並んでいた。
「おーー!」
ニコライは目を輝かせる。
それは勿論、ガリーナがたまにおやつで作ってくれるアップルパイを思い出すからだ。
ガリーナは冷蔵庫からパイ生地を出すと言う。
「はぁ~い!生地は前日に作っておきました!
さて、伸ばしましょう。」
そう言ってめん棒を取り出して生地を伸ばし始めた。
ニコライは伸ばしたそうに手を伸ばしていると、ガリーナは微笑んでニコライの前にボードごと生地を持っていく。
「ニコライもやってみる?」
すると、ニコライは食いつくようにめん棒を手に持った。
ニコライはめん棒をころころ転がしながら楽しそうに笑う。
「ぱーん!」
ガリーナはそんなニコライに微笑みながらも、湯を用意。
湯の入ったボウルに、更に黄色い液体の入ったボウルを乗せて液体を混ぜている。
ニコライはすぐにそちらに目が向かってしまうと、ガリーナは答えた。
「レモンカードを作ってます。下準備は全部やっちゃったんだけどね。」
ニコライはめん棒にたまに意識を向けて転がしながらも、やはりレモンカードが気になって仕方ないようだった。
「まぜる!」
ニコライはそう言うが、ガリーナは困る。
「えっと、一度に二つはできないかな…」
「ヤダ!」
ニコライはめん棒を持ちながらも、レモンカードを混ぜようとしているのであった。
少しして、レモンカードが出来上がったのでニコライは味見。
ニコライはレモンカードを指につけて舐めると、嬉しそうに唸ってから飛び跳ねた。
「あーーレモンーー!!」
飛び跳ねるので椅子から落ち損ねるニコライ、間一髪の所でワレリーはニコライを支える。
ガリーナとワレリーは顔を合わせて苦笑すると、ニコライを一度椅子に座らせるのであった。
「さて!生地をパイの形にしよう!」
ここはガリーナの一人作業。
ニコライは立ち上がり、ワレリーと二人で覗いている。
すると、ニコライはワレリーを見てからヒソヒソと言った。
「レモンパイ」
なぜヒッソリ言ったのかはわからないが、ワレリーは微笑む。
ニコライはまじまじと作業を見ていた。
パイ生地ができると、ガリーナはパイ生地をオーブンに入れる。
「さて!焼いちゃいます!」
オーブンのスイッチを入れると、オーブンが光るのでニコライは興味を示していた。
ガリーナはワレリーを見ると、冷蔵庫から卵を取り出す。
「さ!ワレリーさんのお仕事だよ!」
「はい。」
ワレリーは微笑んで返事をすると、ガリーナは卵白だけを入れたボウルをワレリーに渡した。
「さ!泡立て器でシャカシャカ!パイが焼けるまで!」
「焼けるまで…」
ワレリーは時計を見ると、泡立て器で卵白を混ぜ始める。
ニコライは卵白を混ぜる音が聞こえるとワレリーの方を見た。
「パーパ!クリーム!」
「クリーム…?クリームって卵なんですか?」
ワレリーは首を傾げると、ガリーナは笑う。
「今作ってるのはメレンゲ!」
「め…メレンゲ…?」
ワレリーはメレンゲを知らないのかそう呟くので、ガリーナは苦笑。
数分すると、ワレリーは疲れるのかたまに混ぜるのを一度やめて手首を動かす。
泡立った卵白にガリーナは砂糖を加えた。
「頑張れパパ!」
ガリーナはそう言うと、ニコライも一緒になって言った。
「パーパ!」
「はーい、頑張りますよっ」
ワレリーはそう言うと、再び混ぜ始めるので二人は微笑む。
二人の笑みに、ワレリーも疲れてはいたが自然と笑みがこぼれていた。
そして生地が焼き上がり、今は生地を冷まし終えたところ。
ワレリーは自分で作ったメレンゲに感心していた。
「凄いですねこれ。」
「メレンゲー!」
ニコライはそう言ってワレリーと並んでメレンゲを眺めている。
そんな二人に、ガリーナは可笑しくて笑った。
「もう、まるで親子なんだから。」
ワレリーはその言葉に反応し、ふとニコライを見つめる。
ニコライはメレンゲに夢中だったが、ワレリーの視線に気づいた。
「パーパ」
ニコライはそう言うと、ズボンに隠してあった楽器を取り出して振る。
「あーー!」
「ふふふ。」
ワレリーは笑ってしまうと、ガリーナは言った。
「さ!生地にレモンカードを流し込みます!」
それを聞くと、ニコライははしゃいでガリーナの元にやってくる。
「レモン!」
ニコライは椅子に立って、焼けた生地にレモンカードが注がれるのを見ていた。
「おーー!」
注ぎ終えると、ガリーナはワレリーを呼んだ。
「メレンゲさん!」
「はい。」
ワレリーはメレンゲを持ってやってくると、ガリーナに手渡し。
ガリーナはメレンゲの入ったボウルを貰うと、ワレリーに微笑んだ。
「ありがとう。」
そうしてレモンカードの上に更にメレンゲを乗せると、ニコライは歓喜。
「レモンパイー!」
ガリーナは仕上げにフォークでメレンゲの形を整えると、再びオーブンにパイを入れた。
「もう一度焼きます。」
ニコライは再び焼かれるパイを間近で見つめている。
ガリーナは残った卵黄で卵のスープを作っていた。
ニコライは呟く。
「レモンパイ」
ワレリーはそんなニコライの真後ろで、一緒にパイが焼きあがるのを最後まで見ていた。
再び誕生日会場にやってきて、焼かれたパイと共にパーティーは始まる。
「レモンパイー!」
ニコライは歓喜すると、レモンパイがひと切れニコライの元にやってくる。
「はい、フォーク。」
ガリーナはそう言ってニコライにフォークを渡すと、ニコライはフォークを貰った。
「いーたーだーきーまーすぅ!」
そう言ってレモンパイを一口食べると、嬉しいのか余った手で楽器持って振る。
「あーーー!」
二人は笑ってしまうと、ガリーナもレモンパイを一口。
「んー!ニコライが伸ばしてくれたパイ生地いい感じ!ワレリーさんが作ったメレンゲも美味しい!」
そう言うと、ワレリーは微笑んでレモンパイを一口食べた。
しかしワレリーの口には合わないのか、ワレリーは黙り込む。
(砂糖…だらけ…)
ワレリーはふと二人を見ると、二人は美味しそうにパイを食べていた。
そんな二人を見ると、ワレリーは苦手な味をしたパイでも美味しく食べられるような気がしてくる。
暫く経って、ニコライとガリーナはレモンパイを完食。
残ったレモンパイは、パーヴェルとレギーナにおすそ分け。
しかしワレリーだけは完食しておらず、ちょびちょびとレモンパイを食べていた。
二人はそんなワレリーを見ていると、ニコライはふとワレリーのレモンパイにフォークを入れる。
ワレリーはレモンパイを一口食べていると、ニコライがレモンパイを口まで運んでくれる。
「パーパ!あーん!」
「えっ…」
ワレリーは顔を引き攣ると、ガリーナも便乗したのかレモンパイにフォークを入れた。
「はい、あーん!」
ガリーナもニコライと同じくレモンパイを差し出すので、ワレリーは地獄を見る。
「あ…ありがとうございます。」
ワレリーはそう言ってニコライのフォークから一口貰うと、表情を多少歪めながらもガリーナからも一口貰った。
「パーパ!あーん!」
ニコライは続けてもう一口出すので、ワレリーは静止してしまう。
ガリーナはワレリーが薄味が好みなのを忘れて笑っていると、ふと思い出したのか目を剥いた。
ワレリーは辛うじてニコライに言う。
「美味しいです、レモンパイ。」
「レモンパイー!」
二人の会話を見て、ガリーナは顔を青くする。
「ワレリーさんごめんなさい!あ、味が濃いわよね!?」
ワレリーは苦笑しつつも、ガリーナに言った。
「大丈夫です。今日はニコライのお誕生日ですよ?」
ガリーナは申し訳なさそうな顔をすると、軽く溜息をついてしまうのであった。
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