62 / 99
【家族以上】 *
3 *
しおりを挟む翠緑の浴衣から、細くしなやかな脚が覗く。
不可抗力とはいえ胸元に添えてしまった左手は、そのままに。
俺は右手を、シチの脚へ伸ばす。
「ん……っ」
眼前に晒されたシチの脚に指を這わせると、シチが満足そうに吐息を漏らした。
宝石のように透き通った、み空色の瞳が細められる。
胸元に添えてしまった左手で、シチの薄い胸板を包み込む。
指先でなぞるように内腿を撫でると、俺の髪を撫でているシチの指が、ピクンと跳ねた。
「もっと、ちゃんと……」
ただ撫でるだけの触れ合いは、シチにとってもどかしいものでしかないようだ。
俺の腕に上体を預け、シチが俺を見上げる。
「ちゃんと……何だ?」
――シチの言いたいことを、分かっているつもりだ。
かと言って、素直にシチの要求を聞いてやるかと問われれば……答えは『ノー』だが。
内腿に指を這わせながら訊ねると、シチは細めた瞳で俺を見つめ続ける。
「もっと、うえ……」
「ここか?」
わざと、脚の付け根に指を這わす。
小さな意地悪にも、シチは律儀に反応する。
「や、っ。……もっと、うえ……っ」
目元だけでなく、頬までもが上気していた。
小さく身じろぎながら、シチが熱っぽい視線を、俺に向ける。
「おねがい……っ」
いつも言葉足らずではあるが、アルコールを含んでいるせいか……どこか、舌足らずだ。
「きもちいいとこ、さわって……っ」
甘く、囁くような。
消えてしまいそうなほど、儚い声色。
なのに、言っていることは品が無い。
どこか浮世離れした美貌を持ったシチが、淫らな行為を望んでいる。
……そのギャップに、堪らなくそそられた。
「こっちか?」
「ぁんっ!」
脚の付け根を撫でていた指で、シチの逸物に触れる。
驚いたことに、シチは下着を身に着けていなかったようだ。
「この恰好でうろついてたのか?」
指の腹で、逸物を下から先端に向けてなぞる。
すると、シチが腕の中でピクピクと震えた。
それでも、俺の問いには律儀に答える。
「ん、っ。……ゆた、か? んっと、ゆかた? は、したぎ……つけないって、きいた……っ」
――誰がそんな、間違った知識を与えたのか。
……おそらく、姉だろう。
確かに昔は、浴衣の下にはなにも身に付けなかった。
それは元々……浴衣は夏の時期、快適に寝る為の寝巻だったからだ。
つまり、浴衣を着ているときに下着を着用しないのは、外出をしない前提の話ということ。
ましてや、人前でウロつくのを前提にしているわけでもないのだ。
姉の間違いはそのうち、シチ諸共正すとして……。
それよりも今は、目の前にいる甥を悦ばせることに集中しよう。
先端を、撫でる。
するとそこは、うっすらと濡れていた。
「ひゃ、ぁ……っ」
ほんの少し触れただけなのに、シチが過敏に反応する。
それを見るだけで、シチがどれだけ触れられるのを待ちわびていたのかが、分かってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
壁乳
リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。
最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。
じれじれラブコメディー。
4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。
(挿絵byリリーブルー)
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる