BL短編集[作:ヘタノヨ コヅキ]

ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照

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【家族以上】 *

8 *

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 体を支えている腕がガクガクと震えているのは、見れば分かる。

 内腿も震わせているし、溢れている先走りの液も凄い量だ。

 ――それでも俺は、決して前を触らない。


「い、いやっ! やら、あ、あっ! おじさ、やぁ……っ! あんっ、んぅ!」


 余裕の無い喘ぎも。

 全身で限界を訴えている姿すらも、全てが愛おしく見える。


「ココ、好きだったよな?」


 三本の指で、シチの感じるポイントを一気に擦り上げた。

 その瞬間。

 ――シチの体が、大きく震えた。

 それと同時に、指がキツく締め上げられる。


「あっ、そこ、らめっ、や……やぁあ、んっ!」


 想定していた方法とは、違った形で。

 ――シチは呆気なく、二度目の絶頂を迎えた。

 ついさっき出したばかりだというのに、その勢いは衰えていない。

 勢いよく精液を畳に吐き出すと、ほんのり赤く染まった体を、シチは忙しなく上下させる。


「はぁ、はぁっ、は……っ」


 腕に力が入らないのか。
 シチは畳に、倒れ込んだ。

 絶頂による疲労からか、シチは肩で息をし続ける。

 尻だけを突き出した状態で、荒々しい息を吐いた。

 力の抜けた尻穴から、指を三本とも引き抜く。

 そうすると、シチの尻が小さく震えた。


「あ……っ」


 ひくひくと、物足りなさそうに疼いている尻穴。

 そこに俺は、完勃ちした逸物を押し当てる。

 それに気付いたシチが、体勢はそのままに呟く。


「はじめて、だから……いたく、しないで」
「お前は初めてじゃないだろ」
「……ほんに、かいてあった」


 ……どうやら、父親が所持していた官能小説を、かなり読み込んだようだ。

 先端をあてがい、ゆっくりと息を吐く。


「シチ、挿れるぞ」
「ん……っ」


 小さく返事をするのと同時に、尻穴がひくついた。

 ――先程の乱れ様から見ても、遠慮は要らないだろう。


「あっ、ん……んぅ!」


 先端から、徐々に逸物を挿入していく。

 久し振りの交わりに、シチは畳に爪を立てた。


「はぁ、あ……ぁあっ!」


 ゆっくりと、逸物を咥えこませていくと。

 徐々に、シチの漏らす嬌声のような声が、高いものになっていった。


「ふと、いぃ……おじさんの、おっきくて、いっぱいに……んん、んっ!」


 反射的にか、シチの体が逃げるかのように俺から離れる。

 だが俺は、逃がすつもりなんてない。

 シチの腰を、しっかりと掴む。

 そのまま、遠慮なく奥まで逸物を突き刺す。

 すると、シチの体がビクンと、大きく跳ねた。


「――ひぁんっ!」


 奥を貫かれるのが好きなシチにとって、深々と突き刺されるのはご褒美でしかないだろう。

 俺の想定通り、シチは悦んでいた。

 ――その証拠に。

 ――射精したばかりの逸物が硬く、反り立っているのだから。


「キッツ……それに、シチのナカ……熱いな……ッ」


 久し振りだからか、単純に俺のを離したくないからなのか……。

 俺の逸物を強く締め上げているシチのナカは、かなり熱い。

 想像以上の熱と締めつけに、頭の奥がクラクラしてきそうだ。

 だが、シチはシチで、それどころではない。


「きもちぃ……おじさん、もっとぉ……っ」


 口の端からだらしなく涎を垂らし、シチは更なる快楽を要求していた。




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