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足【告白】
足④
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「ねえ」
頭上から聞こえてきた声におっかなびっくり顔を上げる。
視線の先にはまた人差し指で下を指差す足の主。
その指差す箇所は、組んでいた足を斎藤が持ち上げた事により、スカートの中で隙間が生まれた太もも。
僅かに重力を見て取れる餅肌の太ももの奥に見えるのは、スカートの陰に負けず目立って見える水色。
「ご、ごめっ――!」
斎藤は慌てて目を逸らす。
西条が足を組んでた事で斎藤は座っている相手の膝元真正面まで顔を下げており。
足が低いと舐めにくいので少し高く持ち上げてしまった。
その結果、自分の位置から絶好の光景、すなわち好きな相手の下着を躊躇なく覗きこんでいる姿となってしまった。
もちろん指摘されるまで気付かなかったし、わざとじゃない。
とはいえ相手に指摘された事に恥ずかしくなり、
客観的に見た自分の姿を想像して恥ずかしくなり、
一瞬見えた水色のパンツ…で恥ずかしくなる。
斎藤の顔がじわじわ赤くなる。
「変態なんだね、斎藤くん」
誤解を解かないと、と思う間もなく追い討ちがかかる。
怒っているのか分からないが、その言葉は優しい声で、それがより顔を赤くした。
「い、いや…ちが」
「ねえ、早く舐めて?」
西条は組んでいた足を崩し、斎藤の脛程の高さの位置に素足を差し出す。
これ以上誤解されるわけにもいかない斎藤は、恥ずかしさを誤魔化す為にもその綺麗で小さな素足の付近まで頭を下げる。
今度は片手で白く柔らかい足を支えるだけにして、もう片手は床につき自身の身体を支えた。
再び足の甲にくちづけをする。
「…」
その光景を西条は見て思う。
土下座みたいだと。
面白い。
かっこよく魅せようと告白してきた相手。
その相手が自分の前で跪く。
土下座の様な姿で足にキスをする。
面白い。
「西条さん大好きです――!」
勇気を奮い立たせる様に愛の言葉を口に出し、その口から舌を出す。
白い足の甲にうっすら黒く見える血管をなぞる様に軽く舌を這わせる。
この汚れなき身体を自分が穢してしまう。
その行為に後ろめたく思ってしまい、少しでも穢さぬ様にとゆっくり丁寧に舐めていく。
出来るだけ汚さぬ様に狭い範囲を舐めていく。
「ねえ」
もちろんそんな事を許すわけがない。
ピクりと身体を震わせ足から舌を離し、顔を上げないまま静止する。
「私の事どれぐらい好き?」
「え…えっと…」
テレビや本で何度も見る様な定番のセリフを人生で初めて自分に投げかけられ言葉に詰まる。
西条の声や口調は優しいものなのに、なぜか気圧されてしまう。
「そんなちょっとしか舐めてくれない程度なんだ?」
足の側で頭を下げたままの斎藤の手から自分の足を引っ込める。
「あ…」
と情けない声とともに頭を下げた体制のまま顔を上げた斎藤の表情は少し切なげだった。
そんな姿を見てゾクりとする。
それがプラスの感情なのかマイナスの感情なのか分からない。
でもそんな事はどうでも良い。
もっと見たい。
先程まで少しだけ舐められた素足で、膝を床につけたままの斎藤の頬にぷにぷにと触ってみる。
「私の事本当に好きならさ、もっと舐めてよ」
更に足を引き、相手の顔の前で止める。
もう少しでその情けない顔を踏んでしまう状態で止める。
「ほら」
足の裏を見せつけるように突き出す。
頭上から聞こえてきた声におっかなびっくり顔を上げる。
視線の先にはまた人差し指で下を指差す足の主。
その指差す箇所は、組んでいた足を斎藤が持ち上げた事により、スカートの中で隙間が生まれた太もも。
僅かに重力を見て取れる餅肌の太ももの奥に見えるのは、スカートの陰に負けず目立って見える水色。
「ご、ごめっ――!」
斎藤は慌てて目を逸らす。
西条が足を組んでた事で斎藤は座っている相手の膝元真正面まで顔を下げており。
足が低いと舐めにくいので少し高く持ち上げてしまった。
その結果、自分の位置から絶好の光景、すなわち好きな相手の下着を躊躇なく覗きこんでいる姿となってしまった。
もちろん指摘されるまで気付かなかったし、わざとじゃない。
とはいえ相手に指摘された事に恥ずかしくなり、
客観的に見た自分の姿を想像して恥ずかしくなり、
一瞬見えた水色のパンツ…で恥ずかしくなる。
斎藤の顔がじわじわ赤くなる。
「変態なんだね、斎藤くん」
誤解を解かないと、と思う間もなく追い討ちがかかる。
怒っているのか分からないが、その言葉は優しい声で、それがより顔を赤くした。
「い、いや…ちが」
「ねえ、早く舐めて?」
西条は組んでいた足を崩し、斎藤の脛程の高さの位置に素足を差し出す。
これ以上誤解されるわけにもいかない斎藤は、恥ずかしさを誤魔化す為にもその綺麗で小さな素足の付近まで頭を下げる。
今度は片手で白く柔らかい足を支えるだけにして、もう片手は床につき自身の身体を支えた。
再び足の甲にくちづけをする。
「…」
その光景を西条は見て思う。
土下座みたいだと。
面白い。
かっこよく魅せようと告白してきた相手。
その相手が自分の前で跪く。
土下座の様な姿で足にキスをする。
面白い。
「西条さん大好きです――!」
勇気を奮い立たせる様に愛の言葉を口に出し、その口から舌を出す。
白い足の甲にうっすら黒く見える血管をなぞる様に軽く舌を這わせる。
この汚れなき身体を自分が穢してしまう。
その行為に後ろめたく思ってしまい、少しでも穢さぬ様にとゆっくり丁寧に舐めていく。
出来るだけ汚さぬ様に狭い範囲を舐めていく。
「ねえ」
もちろんそんな事を許すわけがない。
ピクりと身体を震わせ足から舌を離し、顔を上げないまま静止する。
「私の事どれぐらい好き?」
「え…えっと…」
テレビや本で何度も見る様な定番のセリフを人生で初めて自分に投げかけられ言葉に詰まる。
西条の声や口調は優しいものなのに、なぜか気圧されてしまう。
「そんなちょっとしか舐めてくれない程度なんだ?」
足の側で頭を下げたままの斎藤の手から自分の足を引っ込める。
「あ…」
と情けない声とともに頭を下げた体制のまま顔を上げた斎藤の表情は少し切なげだった。
そんな姿を見てゾクりとする。
それがプラスの感情なのかマイナスの感情なのか分からない。
でもそんな事はどうでも良い。
もっと見たい。
先程まで少しだけ舐められた素足で、膝を床につけたままの斎藤の頬にぷにぷにと触ってみる。
「私の事本当に好きならさ、もっと舐めてよ」
更に足を引き、相手の顔の前で止める。
もう少しでその情けない顔を踏んでしまう状態で止める。
「ほら」
足の裏を見せつけるように突き出す。
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