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スピンオフ『西川&沙織の恋愛作戦』
第12話 ボーリング作戦⑥
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一人だけ、難しい顔でスコアボードを見つめている西川がいた。
「……」
(あの二人…バケモノか…)
レーンの奥で、ボールが転がり、ピンが弾ける音がする。
(6ゲーム終わって、桜木がストライク4にスペア2…宮司ちゃんがストライク3にスペア2…)
ゴオォォ……
カッシャァン!
「やった!またスペア!」
「宮司さんいいね。連続だね。」
「へへへ…」
彩音が照れたように笑う。
(しかもずいぶん楽しそうで…)
西川は視線をずらし、隣の席を見る。
(こっちは…)
西川が沙織をチラ見する。
ポリポリ…
(ずっとじゃがりこ食ってるし…)
視線に気づいた沙織が、こちらを見る。
「ん?なに?」
「え?いや…じゃがりこ1本ちょうだい。」
スッ。
沙織は無言で、じゃがりこを一本差し出す。
「ありがとう…」
ポリポリ…
沙織が小声で言う。
「あの二人…今日はいいよね…」
「ん?まぁな。」
「外から見たら彼氏彼女だよね。」
ポリポリ…
「うん…」
(うらやましい…)
「西川…うらやましいとか思ってんの?」
「は?何言ってんの?」
沙織が腕を伸ばし、西川の首に回す。そのまま引き寄せ、耳元で囁く。
「私らの目的は二人をくっつけること。わすれんなよ?」
ニヤニヤしながら言う。
「……はい。」
「ふふふっ。わかればよろしい。」
西川がスッと立ち上がる。
「沙織…見ててくれ…」
ポリポリ…
「何を?」
「……」
「いや…何でもない…」
レーンの前に立ち、構える。
(ターキー…俺ならいける…)
助走から振りかぶり、投げる。
ゴオォォ……
「いける!」
ガッシャァァン!
「シャァァ!」
西川の渾身の雄叫びが響く。
掲示板に「ターキー」の表示が出る。
「西川さんターキーだ!すごい!」
彩音が拍手する。
(俺はやればできる男だ…)
席に戻ろうとして、ふと視線を上げる。
沙織が、じゃがりこをくわえたまま、親指を立てている。
(沙織…)
西川も、親指を立てて返す。
(俺…頑張るよ!)
「……」
(あの二人…バケモノか…)
レーンの奥で、ボールが転がり、ピンが弾ける音がする。
(6ゲーム終わって、桜木がストライク4にスペア2…宮司ちゃんがストライク3にスペア2…)
ゴオォォ……
カッシャァン!
「やった!またスペア!」
「宮司さんいいね。連続だね。」
「へへへ…」
彩音が照れたように笑う。
(しかもずいぶん楽しそうで…)
西川は視線をずらし、隣の席を見る。
(こっちは…)
西川が沙織をチラ見する。
ポリポリ…
(ずっとじゃがりこ食ってるし…)
視線に気づいた沙織が、こちらを見る。
「ん?なに?」
「え?いや…じゃがりこ1本ちょうだい。」
スッ。
沙織は無言で、じゃがりこを一本差し出す。
「ありがとう…」
ポリポリ…
沙織が小声で言う。
「あの二人…今日はいいよね…」
「ん?まぁな。」
「外から見たら彼氏彼女だよね。」
ポリポリ…
「うん…」
(うらやましい…)
「西川…うらやましいとか思ってんの?」
「は?何言ってんの?」
沙織が腕を伸ばし、西川の首に回す。そのまま引き寄せ、耳元で囁く。
「私らの目的は二人をくっつけること。わすれんなよ?」
ニヤニヤしながら言う。
「……はい。」
「ふふふっ。わかればよろしい。」
西川がスッと立ち上がる。
「沙織…見ててくれ…」
ポリポリ…
「何を?」
「……」
「いや…何でもない…」
レーンの前に立ち、構える。
(ターキー…俺ならいける…)
助走から振りかぶり、投げる。
ゴオォォ……
「いける!」
ガッシャァァン!
「シャァァ!」
西川の渾身の雄叫びが響く。
掲示板に「ターキー」の表示が出る。
「西川さんターキーだ!すごい!」
彩音が拍手する。
(俺はやればできる男だ…)
席に戻ろうとして、ふと視線を上げる。
沙織が、じゃがりこをくわえたまま、親指を立てている。
(沙織…)
西川も、親指を立てて返す。
(俺…頑張るよ!)
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