私の守護霊さん

Masa&G

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スピンオフ『西川&沙織の恋愛作戦』

第13話 ボーリング作戦⑦

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それから10ゲームまで終わり――

「桜木…221」
 
「宮司ちゃん…176」 

「沙織…19…」 

「俺…174」

(宮司ちゃんに負けたけど…)

沙織が腕を組みながら言う。 

「じゃあアイスおごらないとね。」 

「彩音。好きなの食べな。」

「え?ほんとにいいんですか?」

「うん。じゃあ一緒に行こか。」

「はい!」

二人は並んでアイスの自販機へ向かった。

二人きり残される西川と桜木。

「ほれ。」

西川が桜木に二百円を差し出す。

「いいの?」

「いいの!早く買ってきなさい!」

桜木は苦笑いを浮かべて受け取り、

 「ありがとう。」

(次は…ガチンコペア決めだ…)

西川の表情が引き締まる。

守護霊さんがそっと覗き込み、首をかしげた。

やがて皆が戻り、

「じゃあアイス食い終わったら二回戦だかんね!」 

「次はグーパーで決める!」

(宮司ちゃんと組みたい…そしてハイタッチやりたい…)

西川の横顔を、沙織がちらりと見て、鼻で笑う。

「じゃあ…いくぞ…」

西川が妙に真剣な顔をする。

すかさず沙織が、笑いをこらえながら言った。

「なんでそんなに真剣なの?」

勢いよく振り返り、 

「いいでしょ!べつに!」

「いくぞ…グーパー…」

「ぐぅぅー!」

勢い余って、西川の声が響いた。

西川グー
桜木パー
彩音パー
沙織パー

「……。」

「もういっちょ!」

「グーパー…」

「ぱぁぁー!」

西川、渾身のパー。

西川パー
桜木グー 
沙織グー 
彩音パー

「……。」

「シャアァァ!」

西川の雄叫びが上がる。

「これで宮司ちゃんとハイタッチができる…」

うれしさを隠しきれず、西川の口元がゆるんだ。
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