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White1番隊
しおりを挟むグラス・ホッパーの朝は早い。
というか、夜がすこぶる遅い。
何の影響かは分からないが、ここ1年魔物の発生が増えていて、グラスたち討伐部隊の仕事が激増していた。
「今日も帰れない……」
グラスはぐったりと机に伏す。
「美しくない体勢だな。」
同じ討伐部隊のアイズ・グリーンはそんなグラスを冷めた目で見つめた。
「ほっといてくれるぅ?」
ぐったりとした体勢で、グラスはアイズを睨む。
「おい、私はキミの先輩だぞ。」
「ああ、敬う気がないので忘れてました。」
「おい!!!!!」
「うるさい先輩ですね。
……もぉ~なんでこんなに最近魔物多いの?!」
やや八つ当たり気味に隣に居たキッス・インザダークにきくと
冷静にキッスは「確証はないんですけど、」と前置きした。
「ワイナリッシュが手引きしてるのではないかって噂です。」
「「ワイナリッシュぅ?」」
グラスとアイズの声が揃う。
「はい。カクテリアの土地を狙っているのではないか、という情報でした。」
聞いてきたかのような正確な情報をスラスラという。
グラスは何度か理由をきいてはみたが、「企業秘密です。」と言われた。
なんとか仕事が終わったのが午前2時。5時の朝食をスキップすれば6時の朝礼までは眠れる。グラスたちは明日の軽食を用意し、眠りについた。
ピピピピ ピピピピ
「うぅぅぅん……」
朝5時半。
グラスの時計が鳴る。
グラスは時計を止めて、アイズとキッスを起こすために周りをみる。
キッスは寝袋にきっちりとおさまっていて、アイズはハンモックを吊り下げて寝ている。
何となくイラついたのでグラスはハンモックを大きく傾けてアイズを落とした。
「何をするのかね!?!?!?」
寝起きからしっかりとシルクハットとモノクルをつけている。
「え、なんかムカついたので。」
「そんな理由でかい!?まったくキミは先輩を敬う気持ちはないのかね!?」
「ないです。」
「ホッパーくん!!!!!!」
朝の静かさもなく、グラスとアイズは言い合う。
そんな2人を横目にキッスは几帳面に寝袋を畳んでしまい、サラダを食べ始めた。
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