睦月のタイムトラベラー

しゃけ

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1番隊室

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「おはようございます~」

 グラスたちが朝食を終え身支度を整えた頃、他の隊員が出勤してくる。

「うわっ、また徹夜したんですか。」

 出勤してきたトニック・カンパリがグラス達をみて猫のような黄色い目を細めた。

「そうなんだよねぇ。トニくん、飲み物持ってない?」
「ありますよ~、栄養ポーション。」

 小首を傾げてオネダリするグラスに、トニックは3本の瓶を出す。太陽の光を浴びて橙色に燦然と輝いていた。

「ありがとう~!毎日悪いねぇ。」

 グラスは1本飲み、残り2本をキッスとアイズに渡す。その様子を見ながらトニックは、

「グラスさんも調合できますよね。なんでしないんですか?」

 ときいた。

 途端にグラスは気まずそうな顔になる。
 それに気づいたアイズはめんどくさそうな顔をして、

「それはホッパーくんのスキルのせいなのだよ。」

 と言った。


 グラスのスキルはGIFT。
   手のひらに包装された箱を出現させ、更に中にも物を出現させることができる。しかしそれは毒薬限定。
   何かを調合しても必ず毒薬になってしまう。

 故に、グラスは何かを調合することが出来ないのだった。

「へぇ……そうなんですね。」

 トニックが話をききながら頷いていると、

「おっはよ~!」
「おはよう。」

 2名の声が聞こえてくる。

 ピンク色の髪をツインテールにしたストロベリー・ロワイヤルと、白い髪を後ろでくくるアラウンド・ザ・ワールドがいた。

「おはようございます。2人で来たんですか?」

 いつの間にか傍にいたキッスが2人に尋ねる。
ストロベリーは首を振って、

「ううん、違うの。」

 と言った。

「アラウンドはね、私がきた時は筋トレをしててね。もう時間になるから声をかけてきたわ。」

 ストロベリーは部屋の後方を指した。

 1番隊室は部屋の前半分はソファなどが置いてあるが、後ろ半分は筋トレ用具がある。アラウンドがそこで筋トレをするのはよくあることだった。

 
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