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第八話・河原町・薦められる人生の脚本(六)
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回廊を出て階段を下り、自動ドアを抜けると、河原町の喧騒がふたたび厚みを持って押し寄せてきた。
雨はさらに細くなり、いまや路灯の光輪の中にだけ、銀色の粉のように見える程度だ。
見た目には、さっきと何ひとつ変わらない夜だった。
ただ、いくつかの場所に、ごくわずかな「ずれ」が生まれている。
ビルの入口に立っていた大学生の女の子は、スマホで開いていた「人生説明会」のページをぱたんと閉じ、広告スクリーンを見上げてから、くるりと背を向けた。口の中で、別の都市の名前をそっとつぶやきながら、地下鉄の入口へと歩いていく。
コンビニの彼女は、今夜も変わらず夜勤のシフトに入る。ただ、カバンに挟んで、相談室へ持っていくつもりだった履歴書を取り出し、そのまま家の引き出しに突っ込んだ。「もう少しだけ様子を見よう」と、心の中でぼんやり思いながら。
友人に誘われて説明会へ行った誰かは、講義の途中でふと、「この話、誰にでも言えるな」と感じ、ほんの少しだけ、言いようのない苛立ちを覚える。
こうした小さな思いは、明日になれば、家賃や査定、家族の言葉にかき消されるかもしれない。
それでも、今夜だけは、たしかに彼ら自身の重みを与えられていた。
劉立澄は、路地の口を探して戻っていく。
綾女の小料理屋の前では、提灯がまだ灯り、雨の霧の中に、柔らかな光の塊をつくっていた。
彼は戸を押して中に入る。
店内はさきほどよりも温度が高く、炭火の熱が空気を軽く乾かしていた。
カウンターの上の小さなトレーには、料理がひと品増えている。
炙り鱧だ。鱧の身には細かく骨切りが入り、表面はわずかに反り返り、炙られた部分は金色に焦げている。身の中には、まだ柔らかな水分が残っている。隣には、よく冷やした青紫蘇の葉と大根おろしが少し、淡い色のポン酢が添えられていた。
土鍋の中身は、別のものに変わっている。
厚めに切った茄子が、皮に気泡が浮くまで炭火でじっくり焼かれ、甘辛い味噌だれに浸してある。その上には、細かい葱と少しの生姜が散っている。
隅のほうには、小さな和牛の串が数本。表面にはほどよい焦げ目がつき、切り口には肉汁がきらりと光る。
「あまりお腹を空かせずに帰ってきたみたいね。」
綾女は彼が入ってくるのを見ると、軽く目を細めた。
彼の服には、大きな破れはない。ただ、袖口と裾に、細かなガラスの粉がいくつか付着している。
「匂いが少し変わった。」
彼女は冷やした吟醸酒をグラスに注ぎ、その表面にうっすらと汗が浮かぶのを眺めながら言う。
「ハイヒール、ガラス、コンクリート、香水……そこに、真龍の匂いがひと息ぶん混ざってる。」
彼は席につき、グラスを唇に運んでひと口含む。
冷たい酒が舌の上を滑り、まず澄んだ冷気、それからわずかな辛味、最後に、米の甘みが喉の奥でほどける。
「さっきの彼女、高い靴の使い方が上手かった。」
彼は短く評価し、箸を伸ばして炙り鱧をひと切れ口に入れた。
炙りの香ばしさが先に立ち、すぐに鱧本来の繊細な弾力が続く。柚子ポン酢の酸味が、わずかな生臭さをきれいにさらい、最後に青紫蘇の青い香りが、口の中全体をきゅっと締める。
それは、とても「京都らしい」夏の味だった。
「人生説明会のほうは、今夜は静かになった?」
綾女は和牛の串を返しながら尋ねる。
「少なくとも、あの回廊の分は書かないと言っていた。」
彼は淡々と答える。
「線が見える者同士が喧嘩すると、本当に面倒なのよ。」
綾女は肩をすくめる。
「一方は『自分で選べ』と言い、もう一方は『こっちのほうが安全』と言う。
外から見ている人には、どっちも『お節介』にしか見えないかもね。」
「大抵の人は、僕らがやり合ったことを知らない。」
彼は味噌茄子を一口齧る。とろりとした茄子の身に、味噌の甘辛さがしっかり染みていて、生姜の辛味がそれを少し持ち上げる。胃の底から、じわりと温かさが広がる。
「彼らが覚えているのは、『今夜はちょっと迷ったな』ってことだけ。
明日には、その感覚も忘れているかもしれない。」
「それでも、書くの?」
綾女は、彼がポケットからあの小さなノートを取り出す様子を見ている。
彼は白いページを開き、ペンを取った。
「八件目:河原町・薦められる人生の脚本。」
そう一行記し、その下に、これまでよりずっと短いメモを添える。
「真龍一息にて、一つの回廊を裂く。」
インクが灯りの下でゆっくりと乾いていく。
彼はペンを置いてノートを閉じ、それを内ポケットに戻した。
綾女は和牛の串を火から上げ、きれいに皿に並べ、柚子の皮を少し下ろして散らし、ひとつまみの塩を振った。
「その帳簿、将来は分厚い本になるわね。」
彼女が言う。
「分厚いほうがいい。」
彼は和牛を一串かじる。脂の乗った肉が歯の下で弾け、肉汁が口いっぱいに広がる。
「めくり返したときに、『あの夜を無駄に歩いてなかったな』って思えるだろうから。」
食後には、小さな抹茶葛餅が出された。
葛餅は角に切られ、半透明の身に黒蜜がとろりとかけられ、その上からきな粉が薄くまぶしてある。抹茶のほろ苦さと黒蜜の甘さが舌の上で重なり、最後にきな粉の香ばしさが全体を包む。
店内の温度はちょうどよく、外の雨は、どうやら止んだようだ。
河原町の灯りはまだ消えず、人は歩き続け、「人生説明会」の広告も、また別の夜にあのビジョンに映し出されるだろう。
今夜の出来事だけが、一冊の小さな帳簿の中に収められ、茶と酒と炙り鱧の香りに紛れながら、そっと次のページへとめくられていく。
雨はさらに細くなり、いまや路灯の光輪の中にだけ、銀色の粉のように見える程度だ。
見た目には、さっきと何ひとつ変わらない夜だった。
ただ、いくつかの場所に、ごくわずかな「ずれ」が生まれている。
ビルの入口に立っていた大学生の女の子は、スマホで開いていた「人生説明会」のページをぱたんと閉じ、広告スクリーンを見上げてから、くるりと背を向けた。口の中で、別の都市の名前をそっとつぶやきながら、地下鉄の入口へと歩いていく。
コンビニの彼女は、今夜も変わらず夜勤のシフトに入る。ただ、カバンに挟んで、相談室へ持っていくつもりだった履歴書を取り出し、そのまま家の引き出しに突っ込んだ。「もう少しだけ様子を見よう」と、心の中でぼんやり思いながら。
友人に誘われて説明会へ行った誰かは、講義の途中でふと、「この話、誰にでも言えるな」と感じ、ほんの少しだけ、言いようのない苛立ちを覚える。
こうした小さな思いは、明日になれば、家賃や査定、家族の言葉にかき消されるかもしれない。
それでも、今夜だけは、たしかに彼ら自身の重みを与えられていた。
劉立澄は、路地の口を探して戻っていく。
綾女の小料理屋の前では、提灯がまだ灯り、雨の霧の中に、柔らかな光の塊をつくっていた。
彼は戸を押して中に入る。
店内はさきほどよりも温度が高く、炭火の熱が空気を軽く乾かしていた。
カウンターの上の小さなトレーには、料理がひと品増えている。
炙り鱧だ。鱧の身には細かく骨切りが入り、表面はわずかに反り返り、炙られた部分は金色に焦げている。身の中には、まだ柔らかな水分が残っている。隣には、よく冷やした青紫蘇の葉と大根おろしが少し、淡い色のポン酢が添えられていた。
土鍋の中身は、別のものに変わっている。
厚めに切った茄子が、皮に気泡が浮くまで炭火でじっくり焼かれ、甘辛い味噌だれに浸してある。その上には、細かい葱と少しの生姜が散っている。
隅のほうには、小さな和牛の串が数本。表面にはほどよい焦げ目がつき、切り口には肉汁がきらりと光る。
「あまりお腹を空かせずに帰ってきたみたいね。」
綾女は彼が入ってくるのを見ると、軽く目を細めた。
彼の服には、大きな破れはない。ただ、袖口と裾に、細かなガラスの粉がいくつか付着している。
「匂いが少し変わった。」
彼女は冷やした吟醸酒をグラスに注ぎ、その表面にうっすらと汗が浮かぶのを眺めながら言う。
「ハイヒール、ガラス、コンクリート、香水……そこに、真龍の匂いがひと息ぶん混ざってる。」
彼は席につき、グラスを唇に運んでひと口含む。
冷たい酒が舌の上を滑り、まず澄んだ冷気、それからわずかな辛味、最後に、米の甘みが喉の奥でほどける。
「さっきの彼女、高い靴の使い方が上手かった。」
彼は短く評価し、箸を伸ばして炙り鱧をひと切れ口に入れた。
炙りの香ばしさが先に立ち、すぐに鱧本来の繊細な弾力が続く。柚子ポン酢の酸味が、わずかな生臭さをきれいにさらい、最後に青紫蘇の青い香りが、口の中全体をきゅっと締める。
それは、とても「京都らしい」夏の味だった。
「人生説明会のほうは、今夜は静かになった?」
綾女は和牛の串を返しながら尋ねる。
「少なくとも、あの回廊の分は書かないと言っていた。」
彼は淡々と答える。
「線が見える者同士が喧嘩すると、本当に面倒なのよ。」
綾女は肩をすくめる。
「一方は『自分で選べ』と言い、もう一方は『こっちのほうが安全』と言う。
外から見ている人には、どっちも『お節介』にしか見えないかもね。」
「大抵の人は、僕らがやり合ったことを知らない。」
彼は味噌茄子を一口齧る。とろりとした茄子の身に、味噌の甘辛さがしっかり染みていて、生姜の辛味がそれを少し持ち上げる。胃の底から、じわりと温かさが広がる。
「彼らが覚えているのは、『今夜はちょっと迷ったな』ってことだけ。
明日には、その感覚も忘れているかもしれない。」
「それでも、書くの?」
綾女は、彼がポケットからあの小さなノートを取り出す様子を見ている。
彼は白いページを開き、ペンを取った。
「八件目:河原町・薦められる人生の脚本。」
そう一行記し、その下に、これまでよりずっと短いメモを添える。
「真龍一息にて、一つの回廊を裂く。」
インクが灯りの下でゆっくりと乾いていく。
彼はペンを置いてノートを閉じ、それを内ポケットに戻した。
綾女は和牛の串を火から上げ、きれいに皿に並べ、柚子の皮を少し下ろして散らし、ひとつまみの塩を振った。
「その帳簿、将来は分厚い本になるわね。」
彼女が言う。
「分厚いほうがいい。」
彼は和牛を一串かじる。脂の乗った肉が歯の下で弾け、肉汁が口いっぱいに広がる。
「めくり返したときに、『あの夜を無駄に歩いてなかったな』って思えるだろうから。」
食後には、小さな抹茶葛餅が出された。
葛餅は角に切られ、半透明の身に黒蜜がとろりとかけられ、その上からきな粉が薄くまぶしてある。抹茶のほろ苦さと黒蜜の甘さが舌の上で重なり、最後にきな粉の香ばしさが全体を包む。
店内の温度はちょうどよく、外の雨は、どうやら止んだようだ。
河原町の灯りはまだ消えず、人は歩き続け、「人生説明会」の広告も、また別の夜にあのビジョンに映し出されるだろう。
今夜の出来事だけが、一冊の小さな帳簿の中に収められ、茶と酒と炙り鱧の香りに紛れながら、そっと次のページへとめくられていく。
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