【完結】素直になれない皇子は四人の夫たちに溺愛される~巨人族貴族の結婚事情

浅葱

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2.夫との初夜を迎えた後に

 部屋の照明を落としてほしいと言えば、智軒ジージエンはその通りにしてくれた。

勇志ヨンジー、息を吸って、ゆっくり吐いてください」

 智軒のイチモツを受け入れる際は、緊張して身体ががちがちになってどうしようもなかった。
 童貞はかつて高級娼夫の手ほどきを受けてどうにか失ってはいたが、処女は失ってはいなかった。普通は「抱かれる身体」だとわかった際、何人もに抱かれることで身体の相性を確かめたりするとは教えられていた。だが私は自分が「抱かれる身体」だということを忌避していたから、それまで誰にも抱かれたことはなかった。
 それを智軒にためらいながらも告げたら、彼は目を見開いて驚きを表した。
 もしかして面倒だと思われたのではないかと心配になった。
 けれど智軒は嬉しそうに笑んだ。

「処女を求めたことはありませんが……勇志の初めてを私がもらえるなんて、夢のようです」
「んんっ……」

 首筋を舐められるのはぞくぞくして嫌だった。乳首を舐められ、びっくりして押しのけようとした。

「いずれ、触れさせてくださいね」

 ちんちんを舐められるなんてとんでもなかった。やだやだと言って首を振って止めさせた。智軒は困ったような笑みを浮かべた。

「は、早く……しろ……」

 尻穴に智軒のイチモツを受け入れればそれで終わるということはわかっていた。だから足を広げて、智軒を促した。
 智軒は嘆息した。

「色気がないのはしかたありませんが……慣らすのに時間はかかりますよ? それは我慢してくださいね」

 潤滑剤をたっぷり使って尻穴をぐちょぐちょになるまでいじられ、智軒のでっかいイチモツを受け入れさせられた。

「あっ……あっ……」

 苦しいはずなのにとても気持ちがよくて、私は戸惑った。
 でかくて、硬くて、長いイチモツは半分ぐらいしか入らなかったみたいだけど、それでも智軒は射精した。

「あっ……そん、なっ……」

 一度すれば終わりになるものと思っていたけどそんなことはなく、初めてなのに三回も射精され、翌朝は全く腰が立たなかった。抱き上げられて食堂に運ばれるのはとても恥ずかしかった。
 やっと身体が動くようになったその夜には智倫ジーリンに抱かれ、次の日は智良ジーリャン、そのまた次の日は智明ジーミンにと一人ずつに抱かれた。
 みなイチモツがそれなりにでかく、長かったのだと思う。あまり人のイチモツなどまじまじと見たりしないし、根元まで納められているかどうかなんて私にはわからなかった。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

「抱かれる身体」のせいか、毎晩ように丁寧に抱かれれば感じてしまう。彼らは私が感じるところを控えめにではあったが優しく責めて、毎回私をイカせた。
 それから二か月後妊娠が発覚した。産卵に向けて魔力を貯める為になのだろうか、抱かれたくて抱かれたくてたまらなくなってしまい、産卵するまで夫たちに延々抱かれ続けた。
 産卵して正気に返ったが、身体は明らかに結婚した当初とは変わっていた。

「どうしよう……」

 もっと抱かれたくてたまらないなんてとても言えない。
 一人にされた寝室で、私はただ自分の身体を抱きしめて震えていることしかできなかった。
 私はそれでも夫たちにねだることができず、自分が出した結婚時の取り決めにがんじがらめになりながら何年もそうやって暮らした。もう一晩一人に抱かれるだけでは身体の疼きが抑えられなくなっているというのに、夫たちは変わらず最初の取り決めを守ってくれている。
 時々どうしようもなくなって、離れようとする夫を引き止める他は余分に抱いてもらえることもない。こうなったら妊娠するしかないと、毎晩身体だけは素直に開き夫のイチモツを受け入れた。
 そうして何年過ぎただろう。
 私は昨日とうとう五つ目の卵を産み落とした。
 また一週間一人寝をするようなのかと思った時、涙がこぼれた。
 そういえば、と記憶を呼び戻そうとする。
 長いこと結婚しないでいた兄たちが結婚したと、五人目を妊娠した当初に聞いたことを思い出した。

「どんな人なんだろう……」

 兄たちの結婚相手に興味が湧いた。
 そして侍従たちに話を聞き、私は兄たちの館へお邪魔することにしたのだった。
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