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28.先に話がついていたなんて聞いてない
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火曜日はジムに行き、水曜日は岡の家に泊まった。木曜日もジムに行き、金曜日は安田と三人で会うことになった。安田と連絡を取ってくれたのは岡だった。俺のことで話し合うので夕飯を食べてから岡の家に移動するという。俺の家でもいいのではないかと思ったがよく考えなくてもうちに男三人は狭い。岡は細いからいいが安田は俺よりでかいのだ。
そんなわけで金曜日、一時間程残業をしてから待ち合わせ場所に移動した。来週からは12月。きっといきなり忙しくなるのだろうなと思ったらげんなりした。
「よう」
待ち合わせの居酒屋に、安田は先に来ていた。
「仕事は? そんなにヒマなのか?」
「まだ忙しくないだけだ。これからまた忙しくなるさ。ところで紹介はしてくれないのか?」
人の悪い笑みを浮かべ、安田が俺の背後を見やる。
「ああ、こっちは岡だ。岡、コイツが俺の親友の安田」
「よろしく」
「よろしくお願いします」
お互い笑んで握手をした。目が笑っていなくてとても怖い。
それからはお互いの仕事のことや俺と安田の高校時代の話などで盛り上がった。これから話し合いをすることになるからと、俺はビールも中ジョッキで一杯しか飲めなかった。
「先輩食べてますか? いっぱい食べないと後が困りますよ」
「そうだぞ、智。ちゃんと食べろ」
コイツらは俺を太らせてどうするつもりなのだろう。満腹になって会計を済ませてから(安田のおごりだった)、俺は冷汗をかいた。もしかしてコイツら……。
「安田さんごちそうさまでした。じゃあ行きましょう」
「おう」
なんだかまた売られていく子牛の気分である。売られたことはないけれど。
岡のマンションは相変わらず広かった。俺と安田からジャケットを受け取ってハンガーにかけていく動きはとても自然だ。
「そちらで待っていてくださいね」
居間と台所は別になっているのでそれほど広くは見えないが3DKである。俺と安田は大きなソファに腰掛けた。このソファは三人掛けで、TVとソファセットだけで部屋がいっぱいになっている。安田と隣り合って座っているものの何を話したらいいのかわからなかった。
「お待たせしました」
岡がコーヒーを持ってきてくれた。
「ありがとう、悪いな」
「ありがとう……」
「いえいえ」
スッと俺の位置を調整して、ソファの真ん中に座らされてしまった。両手に男。なんだこの構図は。
「ミルクはないので牛乳ですけど、先輩大丈夫ですか?」
「え? あ、うん。朝でなければ大丈夫。ありがとな」
乳糖不耐性とは伝えてあったからそれを気にかけてくれたのだろう。なんでこんなにいろいろ気が付く男が俺を好きなんだ?
三人マグカップを持って一口啜る。そして示し合わせたようにマグカップを置いた。
岡が安田の方を向く。
「安田さん。僕は長井先輩の恋人になりました」
「ほー、そうか。そいつはおめでとう」
「…………」
俺は何も言えない。
「でも先輩は絶倫なんですよ」
「ぶっ」
「もしかしたら僕一人ではまた先輩がアナニーをするかもしれません」
「それは情けない話だな」
俺は目を白黒させた。岡は何を言っているんだ。
「ですから、先輩にアナニーをさせない為に安田さんが先輩のセフレになるのは許容します」
「……はい!? 岡、何言ってんだ?」
「智、黙ってろ。智にアナニーはさせたくないのか。それは何故だ?」
「だってなんかエスカレートしそうじゃないですか。ディルドじゃ我慢できないからって更に大きいのとか買いそうですよ、この人」
「そそそんなことするわけないだろ!?」
「智、黙れ。まぁ確かにコイツはへんなところで凝り性だからな。足りないとか言って買い足しとかやりかねない」
「だったら週一ぐらい安田さんに貸してもいいかなと」
「え? なんでそんな話になるんだ?」
わけがわからない。
「週一は少ない。週三日貸せ」
「そしたら先輩の身体を休める日がなくなるじゃないですか。週二にしてください。でも週末二日間の独占は拒否します」
「週末のどっちか一日は独占させろ」
「妥協しましょう」
「なぁ、なんで俺のことなのにお前らが勝手に決めてんの!?」
焦る俺に二人は呆れたような顔をした。
「だって先輩、淫乱じゃないですか」
「智の尻はケツマンコだろ? あれだけよがりまくって一本で満足できるわけないだろうよ」
俺は真っ赤になった。どれだけ俺はスキモノだと思われているのか。
「そ、そんなわけないだろう!!」
たまらず叫ぶと、二人は示し合わせたように俺を抱きしめた。
「先輩、乳首舐めてほしくないですか? 二人いれば両方の乳首、同時にいっぱい舐めてあげられますよ」
そう言いながら岡の手が服の上から俺の胸に触れる。
「なぁ智、後輩のぶっといのだけで満足できるのか? 俺の長いので思いっきり奥まで抉られたくないのかよ?」
安田は俺の尻を摘み、揉み出した。
「う……」
二人に乳首を舐めたり噛んだりされることを想像しただけで俺自身がむくむくと勃ち上がり始め、岡のだけでなく安田のイチモツでも尻穴を犯されたことを思い出したら何も言うことができなくなった。
「淫乱な先輩、僕はすごく好きですよ。僕たちを受け入れていっぱい感じてください」
「智、ずっとお前を犯したいと思ってた。まさか尻穴で感じまくるメスになってるとは知らなかったぜ。これからたっぷり犯してやるから楽しみにしろよ」
「ううう……おかしい、おかしいってこんなの……」
「おかしくてもいいじゃないですか」
「おかしくてもいいだろ?」
二人にそう畳み掛けられたらやりようがない。岡のことは好きだし、安田のことも憎からず思っているし。
「ううう……俺は、最初からこんな、淫乱なわけじゃなかったんだから……」
うんうんと二人が頷く。
「だから、責任とれよな……」
「「もちろん!!」」
即答され、二人によって瞬く間に服が剥ぎ取られた。さすがに中を洗わせてくれと、俺は二人に懇願した。
そんなわけで金曜日、一時間程残業をしてから待ち合わせ場所に移動した。来週からは12月。きっといきなり忙しくなるのだろうなと思ったらげんなりした。
「よう」
待ち合わせの居酒屋に、安田は先に来ていた。
「仕事は? そんなにヒマなのか?」
「まだ忙しくないだけだ。これからまた忙しくなるさ。ところで紹介はしてくれないのか?」
人の悪い笑みを浮かべ、安田が俺の背後を見やる。
「ああ、こっちは岡だ。岡、コイツが俺の親友の安田」
「よろしく」
「よろしくお願いします」
お互い笑んで握手をした。目が笑っていなくてとても怖い。
それからはお互いの仕事のことや俺と安田の高校時代の話などで盛り上がった。これから話し合いをすることになるからと、俺はビールも中ジョッキで一杯しか飲めなかった。
「先輩食べてますか? いっぱい食べないと後が困りますよ」
「そうだぞ、智。ちゃんと食べろ」
コイツらは俺を太らせてどうするつもりなのだろう。満腹になって会計を済ませてから(安田のおごりだった)、俺は冷汗をかいた。もしかしてコイツら……。
「安田さんごちそうさまでした。じゃあ行きましょう」
「おう」
なんだかまた売られていく子牛の気分である。売られたことはないけれど。
岡のマンションは相変わらず広かった。俺と安田からジャケットを受け取ってハンガーにかけていく動きはとても自然だ。
「そちらで待っていてくださいね」
居間と台所は別になっているのでそれほど広くは見えないが3DKである。俺と安田は大きなソファに腰掛けた。このソファは三人掛けで、TVとソファセットだけで部屋がいっぱいになっている。安田と隣り合って座っているものの何を話したらいいのかわからなかった。
「お待たせしました」
岡がコーヒーを持ってきてくれた。
「ありがとう、悪いな」
「ありがとう……」
「いえいえ」
スッと俺の位置を調整して、ソファの真ん中に座らされてしまった。両手に男。なんだこの構図は。
「ミルクはないので牛乳ですけど、先輩大丈夫ですか?」
「え? あ、うん。朝でなければ大丈夫。ありがとな」
乳糖不耐性とは伝えてあったからそれを気にかけてくれたのだろう。なんでこんなにいろいろ気が付く男が俺を好きなんだ?
三人マグカップを持って一口啜る。そして示し合わせたようにマグカップを置いた。
岡が安田の方を向く。
「安田さん。僕は長井先輩の恋人になりました」
「ほー、そうか。そいつはおめでとう」
「…………」
俺は何も言えない。
「でも先輩は絶倫なんですよ」
「ぶっ」
「もしかしたら僕一人ではまた先輩がアナニーをするかもしれません」
「それは情けない話だな」
俺は目を白黒させた。岡は何を言っているんだ。
「ですから、先輩にアナニーをさせない為に安田さんが先輩のセフレになるのは許容します」
「……はい!? 岡、何言ってんだ?」
「智、黙ってろ。智にアナニーはさせたくないのか。それは何故だ?」
「だってなんかエスカレートしそうじゃないですか。ディルドじゃ我慢できないからって更に大きいのとか買いそうですよ、この人」
「そそそんなことするわけないだろ!?」
「智、黙れ。まぁ確かにコイツはへんなところで凝り性だからな。足りないとか言って買い足しとかやりかねない」
「だったら週一ぐらい安田さんに貸してもいいかなと」
「え? なんでそんな話になるんだ?」
わけがわからない。
「週一は少ない。週三日貸せ」
「そしたら先輩の身体を休める日がなくなるじゃないですか。週二にしてください。でも週末二日間の独占は拒否します」
「週末のどっちか一日は独占させろ」
「妥協しましょう」
「なぁ、なんで俺のことなのにお前らが勝手に決めてんの!?」
焦る俺に二人は呆れたような顔をした。
「だって先輩、淫乱じゃないですか」
「智の尻はケツマンコだろ? あれだけよがりまくって一本で満足できるわけないだろうよ」
俺は真っ赤になった。どれだけ俺はスキモノだと思われているのか。
「そ、そんなわけないだろう!!」
たまらず叫ぶと、二人は示し合わせたように俺を抱きしめた。
「先輩、乳首舐めてほしくないですか? 二人いれば両方の乳首、同時にいっぱい舐めてあげられますよ」
そう言いながら岡の手が服の上から俺の胸に触れる。
「なぁ智、後輩のぶっといのだけで満足できるのか? 俺の長いので思いっきり奥まで抉られたくないのかよ?」
安田は俺の尻を摘み、揉み出した。
「う……」
二人に乳首を舐めたり噛んだりされることを想像しただけで俺自身がむくむくと勃ち上がり始め、岡のだけでなく安田のイチモツでも尻穴を犯されたことを思い出したら何も言うことができなくなった。
「淫乱な先輩、僕はすごく好きですよ。僕たちを受け入れていっぱい感じてください」
「智、ずっとお前を犯したいと思ってた。まさか尻穴で感じまくるメスになってるとは知らなかったぜ。これからたっぷり犯してやるから楽しみにしろよ」
「ううう……おかしい、おかしいってこんなの……」
「おかしくてもいいじゃないですか」
「おかしくてもいいだろ?」
二人にそう畳み掛けられたらやりようがない。岡のことは好きだし、安田のことも憎からず思っているし。
「ううう……俺は、最初からこんな、淫乱なわけじゃなかったんだから……」
うんうんと二人が頷く。
「だから、責任とれよな……」
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