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恋人とセフレがいる日常(その後の番外編)

新年度直前の週末もエロが止まらない(2)ラブホに来た

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 ホテル代は岡と湯川で負担するらしい。

「えー? マジでするのかよ……」

 そこまでして安田が俺を抱くところを見たいとか、湯川の性癖は確かに拗れていると思う。

「いーじゃねーか。見せるだけだろ?」
「そのままヤりたいとか言い出したらどーすんだよ?」
「触れさせてもいいじゃないですか。湯川のちんちんもそれなりにでかいですよ? 長さがあるっていうのかな」

 岡ににこにこしながら言われて脱力した。俺が巨根だけを求めているとでも思っているのだろうか。確かにでっかいイチモツは大好物だが、それは岡のだからであって……。
 つーか、どこで湯川のちんちんを確認したんだ? トイレか?

「俺は岡が好きなんだけどなぁ」
「僕も智文(ともふみ)さんのこと愛してますよ」

 普段先輩としか呼ばないくせに、こういう時に名前で呼ぶとかずるいって思う。尻穴がきゅんきゅんしてしまうではないか。俺ってチョロすぎ。
 まぁうだうだ言っててもしょうがない。カチンコチンに固まっている湯川の相手は岡と安田に任せて、俺はバスルームで身体の準備をした。
 元々週末ってことでヤル気満々だったから身体が開くのも早い。ラブホなんてとか湯川が言ってたけど、ラブホの方が準備もしやすい。そういう道具が用意されてるし、そうじゃなかったとしても気軽に買えるしな。
 俺たちが使うのはゲイでも誰でも使えるというちょっとお高めのラブホだ。おかげで中の洗浄とかもしやすくて重宝している。
 金もあんまり使うところがないから、エロで散財しているといっても過言ではない。俺、どんだけスキモノなワケ?
 一人ツッコミを入れてしまった。

「できたぞ?」

 バスローブを羽織って出れば、ハンサムな湯川クンが「はわわ……」とか言ってた。どこのヒロインだてめー。

「で、俺はどーすりゃいいの?」
「俺に抱かれりゃいーんだよ」

 安田が嬉しそうに俺を抱き上げた。ホント、逞しいよなー。ちょっとこういうところが、きゅんとなる。慌てて安田の首に腕を回した。

「僕、シャワー浴びてきますね。安田さんは僕の後でいいですか?」
「ああ、ゆっくりでいいぞ。智(とも)をたっぷりかわいがらなきゃいけないからな」

 安田がニヤリとして言う。
 あーもーっ! ってなる。そのセクシーな声に弱いんだって。
 俺、岡と安田に見られるのは慣れたけど、他の奴に見られるのはやっぱ、なんだよなー。

「智、真っ赤だな」
「だ、誰のせいだとっ……あっ……」

 首筋に吸い付かれてこらって思った。跡とか残されたりはしないけど、びくっとなる。
 安田が突っ立ってる湯川の方に顔を向けて、

「よく見てろよ」

 とか言った。そして俺のバスローブを脱がせた。

「ったく、邪魔なんだよ」
「んんっ……」

 半開きになっていた唇に舌をねじ込まれて、舌を舐められる。そのまま口腔内を舐められて、唾液が漏れた。
 安田のキスはいつも強引で、俺はすぐに頭がぼうっとなってしまう。安田の舌の動きに応えながら舐め合うのが気持ちいい。

「んっ……ぁっ……」
「エッロ」

 安田が髪をかき上げて喉の奥で笑った。色っぽくてたまらん。

「お、まえの、せいだろ……」
「ああ、俺のせいだ」
「あっ……」

 口端から垂れた唾液を舐められて、そのまま首筋を舐められる。舌はそのまま鎖骨を舐め、すでにピンと立ち上がっている乳首を捕らえた。ぱくりと咥えられて、びくっと震える。乳首も最近はいじられるのが好きでたまらない。
 視線を感じてそちらを見やれば、湯川がじーっと俺たちを凝視していた。

「あっ、あっ……」

 乳首をちゅうっ、ちゅううっと吸われると甘い感覚が腰の奥に伝わる。安田は片方の乳首をちゅくちゅくとしゃぶると、もう片方の乳首をしゃぶり始めた。そして先ほどまでしゃぶっていた乳首を指でくにくにといじる。

「あっ、あっ、あっ……」

 最近安田も俺の乳首をいじったりする。吸ったり、引っ張ったりして俺の乳首を伸ばすのだ。ジムに行った時乳首が気になってしまうから本当にやめてほしい。でもいじられると気持ちいいから逆らえない。
 しかも乳首をいじられると身体の奥がなんか濡れるような気がするのだ。女の子じゃないんだけどな。

「智、気持ちいいんだろ?」
「あっ……はや、くぅ……」

 誰に見られてるとかもうどうでもいい。尻穴の奥がきゅんきゅん疼いて止まらないから、早くイチモツをねじ込んでほしかった。
 安田の股間を探ると、

「こーら、おいたすんなよ」

 と手を外されてしまう。

「あっ……」

 ぐいっと足を広げられて、尻を持ち上げるような形にされた。まんぐり返しっぽくて奥がまたきゅんとなる。どんだけ俺の身体は期待してるんだよ。

「今日もいっぱい舐めてやるよ」
「あぁっ!?」

 安田はためらいなく俺の尻穴に吸い付いた。

「あっ、あっ、あっ……」

 安田の肉厚の舌が中に入ってくる。尻穴はすごく敏感だから舐められたりしたらおかしくなってしまう。

「だ、だめっ、安田ぁ……」

 にゅぐにゅぐと内側を舐められるのがたまらない。中が感じることをよく知っているから、安田も岡も俺の尻穴を舐めすぎである。おかげでもっと感じてしまうし、とても困る。
 びくびく震えながら湯川はどうなのかとそちらを窺えば、ソファに腰掛けてはあはあと荒い息を付きながら俺たちを凝視している。男を抱いてる男を見ながら興奮するって、そういう素質はあるらしい。

「あぁあっ……!?」

 安田がこっちに集中しろとばかりにずちゅずちゅと舌を抜き差しし始めた。俺はそれだけで尻穴が蕩けそうだと思ったのだった。
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